
「映画 太陽の子」 黒崎博監督 日本アメリカ合作 ☓
第二次世界大戦中、国内で後の「原爆」を開発していた物理学者集団とその家族を描きました。
1945年、京都大学の研究室では原子核爆弾の開発に取り組んでいます。修(柳楽優弥)は材料を調達するため陶器作家(イッセー尾形)から硫酸ウランを分けてもらうため奔走していますが、思うようにならず研究は停滞していました。一方弟の裕之(三浦春馬)は戦地から一時帰宅し、幼馴染の世津(有村架純)は住宅を撤去され疎開して来ていて久しぶりに三人が揃うのでした。
結局アメリカに開発され日本は最初の被害国となりますが、もし先に開発できアメリカに落としていたら報復として日本は多分跡形もなく爆撃されていたのではないでしょうか。
世津のように「戦後」を見据えて生きていた人がどのくらいいたのかわかりませんが戦後の子どもの教育を考えていた世津は作者の希望の存在でしょう。
ところで、その後の彼らがどうなったのか知りたかった。
タバコは、イッセー尾形が喫煙、研究者の一人宇野祥平も喫煙していました。(☓)