
「リバー、流れないでよ」 山口淳太監督 ◯ ☆☆
人気劇団「ヨーロッパ企画」の上田誠の原案、脚本で映像担当の山口が監督を務めました。第2作目です。
京都貴船神社の近くにある老舗旅館では今日も書けない作家と編集者、学生時代の友人同士などの相手を仲居のミコト(藤谷理子)たちがしています。ところが、ある時から2分間のタイムループに取り込まれてしまいます。ミコトは川を見つめていた瞬間に、他の人々もそれぞれがしていた時間に戻ってしまいます。記憶は残っているので2分間でなんとか解決の方法を探るのですが・・・。実はその原因となるある事件が起きていたのでした。
「貴船」という地名と「縁結びの神社」ということをヒントにこれだけの面白い映画にする才能にびっくりです。(☆)また、名前も顔もほとんど初めての俳優たちが楽しいコントを繰り広げてくれさわやかに笑えます。(☆)他の映画の宣伝文句に「全員実力派」というのを聞きましたが、こちらも地味だけど実力は負けてない・・・って感じです。日本映画も結構実力あるじゃん。
1作目の「ドロステのはてで僕ら」も見てみたいです。
タバコは、なし。無煙です。これも爽やかでよい。