![]() | コレキヨの恋文 |
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小学館 |
二週間ほど前にこのブログに書き込んだ、コレキヨの恋文、4月2日に出版された。予約してあったのでアマゾンから4月3日に手元に届いた。それから二度読み、をした。
この本は、小説である。ひょんなことで日本初の女性首相になった霧島さくら子が桜吹雪の舞う首相官邸の庭で歴史上の人物、高橋是清で出会う。年に一度、桜のこの時期に出会い、国民経済を教えてもらい、日本の経済政策を変えていく、そして景気は好況になっていくというもの。
最後に是清は2・26事件で倒れるが、さくら子から教えてもらって、その前夜、将来の日本国民に手紙を書く、その手紙は高橋家に代々伝わり、今日になって初公開されたというもの。
この時代を超えた出会いは、映画のバックトウーザフューチャーに出て来たやつだ。それと時代背景はこの1920年代と、2000年代はそっくりだ。バブルの崩壊(世界恐慌とバブル崩壊)、大震災(関東大震災と東日本大震災)、ライオン宰相(浜口首相と小泉首相はともにライオン宰相と呼ばれた)、嘘ツキ首相(若槻礼次郎と菅はともにウソツキと呼ばれた)などである。是清とさくら子はともに異なる時代のことを勘違いしながら話していく。この辺は小説としても面白い。
さて、登場人物のモデルだが、さくら子はおそらく、小渕優子議員だろう。朝生一郎は、これは麻生太郎、民主党の前園代表は、前原代表、岡山は岡田。最後にニヒルな首席秘書官の東田剛は、著者の三橋貴明氏だろう。
この本、売れてるらしい。この本のジャンルは小説、東野圭吾や村上春樹と順位を争っているらしい。ある書店では午前10冊ほど平積みだったが、午後行ってみる1冊かしなたったなど。
読者のみなさん、ぜひ一度買ってお読みください。もしドラにように表紙が秀逸です。そして、財政破たんする日本どころが、好景気に沸く日本にしましょう!!