昨日からの続き・・朝4時に小屋を出発。星空が見えるためたぶん晴れてるんだろう。燕岳の山容が暗い中でわかる。暗い道をヘッドランプ頼りに進む。高山病やひざの具合が悪く2名が登頂を断念。総勢12名で山頂へ。40分ほど登って、燕岳の山頂に到着。まだ暗くて、あんまり感動はない。山頂は狭く、山頂の目印も小さめ。
燕岳山頂にて
徐々に明るくなってきて、周囲が見えるようになる。やや、槍だ、穂高だ、大天井だ、雲海の上に富士山のシルエットも見えてきた。
御来光
左上に槍が顔を出す
槍の左は穂高
昨日の大雨もあったためか、今朝は感動の風景だ。そっして、ゆっくり小屋へ戻る。コマクサが沢山生えている。イルカ岩付近では、ライチョウの親子がお出迎えしてくれた。
コマクサ
イルカ岩
雷鳥の親子
燕岳から燕山荘
燕山荘に戻って朝食を取る。外に出れば槍ヶ岳がすぐ傍に見える。6時半に小屋を出発、下山だ。昨日は気が付かなかった高山植物や稜線上の山々を見とれながら下山する。燕岳から槍ヶ岳へのルートは表銀座という。それだけ華やかで人通りが多いということか。
燕山荘から槍ヶ岳
燕山荘から燕岳
下りは登りのピストン、1300mの下りだから、これもかなりきつい。今まで登ったほかの山に比べて傾斜が急だ。一人ひざを痛めたようで遅れ始める。10時半に登山口に到着。所要4時間。午後からまた雨と聞いていたから降られずにホッとひと安心。
下山中、燕岳・燕山荘を見る
合戦小屋
この山旅は、私の1年の登山の総決算だった。帰りのバスで登山ガイドさんが言っていたが、「一生の記憶に残る山旅だったでしょう」と。前日は大雨で何も見えず、必死に登っただけ。山登りならぬ滝登りだった。翌朝は、感動の北アルプスの山々、ライチョウのお出迎え。そして、今年の登山目標を達成。
これからどうしよう。もっと体重を落とさないと楽には登れぬ。当面はダイエットかな。ダイエット検定でもやるか。燕(つばくろ)の先は、あんまり考えていなかったから。