日本城郭検定準1級では、百名城、続・百名城の他にも多くの出題がある。これじゃだめだと、指定以外の城をできるだけ廻ることにした。
まずは、近場で、埼玉県岩槻の岩槻城。百名城でも、クラツー百名城でも何でもないが、前回の準1級試験に出題されている。元荒川の大きな沼に築かれた平城、浮城だ。今は、もう沼は存在しないようだが、行ってみないとわからん。
JR岩槻駅から歩き始める。まずは、時の鐘。
岩槻城址公園方向に歩いて行くと、大手門跡だって。まだ住宅街なんだが、このお城、広いなあ。
公園内に入ると、微妙に高低のある道を歩く。このへん、沼とお城が混在していたんだろうと推定する。黒門に到着、移設されたものらしい。
この城は、沼の中のある城だ。別名が城鶴城、竹束の城、浮城など。古写真でも残っていたらねえ。
今は、グラウンドや公園になっていて、当時の面影はない。
そして、土塁が残っている。
このお城、障子堀があったらしい。でもちょっとの高さ、箱根の山中城ほどではない。今はもうわからない。
沼の痕が残っている。赤い橋がワンポイント。
帰り道は、沼の址を探す。低地は公園になっていた。
この城は室町時代に築かれ、戦国時代は北条方、秀吉に攻められ落城、江戸時代は譜代大名が入った。残念だが、これ以上の城址らしきものはない。まあ、百名城にも、続・百名城にも、クラツー百名城にも入らない理由はこの辺かな。