飛鳥・藤原京まるごと博物館検定の学習を続けている。今日は皇位周辺の争いについて。飛鳥時代は、天皇の候補で、いろんな「皇子」(みこ、天皇の子)が頻繁に登場する、沢山登場するので、よくは覚えられない。そしてよく殺される。あんまり多いのでその数が気になる。
飛鳥時代、天皇は、欣明、敏達、用明、崇峻、推古、舒明、皇極・斉明、孝徳、天智、天武、持統、文武、元明と続く。13人だ。また天皇の候補、皇子はたくさんいるが、何らからの理由で変死した皇子も沢山いる。
①穴穂部皇子は、用明天皇の崩御のあと、馬子によって誅殺された。②山背大兄王は、舒明天皇との皇位争いで敗れた後、入鹿に襲撃され自害、聖徳太子の子孫が滅んだ。③有馬皇子は、斉明天皇の甥、謀反をそそのかれ、裏切りで処刑。④大友皇子は、天智天皇崩御の後、壬申の乱で敗れ自害。⑤大津皇子は、天武天皇崩御の後、謀反の疑いで処刑、後無実が判明。⑥これに加えて、崇峻天皇はなんと天皇本人が暗殺されている。
天皇の周辺で半分近くが、殺されているか、変死している。13人の天皇の中には女性天皇も3人いるから、13-3=10人の男子天皇の半数が、血みどろの戦いの中で天皇になるか、それに巻き込まれている。
11月に飛鳥へツアーで出かけた。上の写真は偶然出会った飛鳥発掘の現場、飛鳥の地って、のどかで、いいなあ、と思っていたが、歴史を勉強すると、なんか、凄くない?