日々好日

さて今日のニュースは

ソニー営業赤字下方修正

2009-01-23 10:45:47 | Weblog
昨年世界を襲った米国発のリーマンショツクは諸に実体経済に急激に大きな力で襲いかかりました。
忽ち米国では國の主要産業である自動車製造部門に現れビッグ3と言われる、BM
フオード、クライスラーが破綻間際まで追い詰められてしまい遂に国費投入でどうにか生き延びて居ます。
一方日本の金融界は比較的被害は軽いとの楽観的な見方が多かった様ですが、
物づくりと輸出に依存する日本にとっは、大変な事態となって来ました。
早速日本では、10月頃トヨタ、ソニーが大幅減収見込みを発表する、所謂トヨタショックで大騒動がありました。世界のトヨタも遂にとの感がありました。
処が昨年末トヨタは09年3月連結決算は1500億円の赤字と発表したから大変です、創業以来の赤字転落とか世界のトヨタも遂にダメかなぞと大騒ぎでした。
是は、金融危機の煽りで、米国等の消費者のクレジットが利用制約され、又円高、原材料の高騰と相まって、消費の急激な冷え込みで車が売れなくなったのが原因と言われます。
続いてニッサン、ホンダ、三菱と相次いで減産、非正規労働者契約解除発表。
やがて家電業界にも及び、日本経済をけん引して来た、大手製造業の業績の 総崩れの様相をおびてきました。
今回はあのソニーがまたもや09年3月の連結決算で営業赤字が2600億円と
言うとてつもない下方修正を発表しました。
是を発表したハワードストリンガー会長は生産体制の見直しや人員削減で09年度にグループ内で2500億円のコスト削減を示唆しました。
早速液晶テレビやゲーム機器製造等見直し、工場の統廃合、非正規社員1000名削減を打ち出しました。
ソニーは昨年末世界全体で正社員8000名を含む16000名以上の人員削減
計画を公表しています。
いよいよ正規社員を含むリストラが本格的に動き出す気配です。
会長役員は経営責任を明らかにするため、08年度の役員賞与全額返上管理職の
賞与も大幅減額と決定したらしいが、この強大な不況の波は、最早ソニーやトヨタ等一社や
日本一国の力ではどうにも防げない事態と言えます。
中国では日本の吉野屋の子会社上海エクスプレスがたったの1円で売却される
時代です。
もう何が起きてもおかしくない時代です。