日々好日

さて今日のニュースは

諫早干拓開門差止命令判決出る・長崎県対佐賀県・漁業者対営農者ひずみ益々増大

2017-04-18 06:33:26 | Weblog

諫早干拓開門訴訟で長崎地裁は開門すれば営農者に重大な被害が出るの開門
差し止め命令の判決を出しました。

これは福岡高裁が被害調査のため試験的に潮受堤防排水門を5年間開門せよ
と言う佐賀地裁判決を支持し、出した判決に相反する判決となる。

この判決は、当時公共事業反対・環境問題を重視する民主党が政権をとって
居たので、この判決で国が敗訴を認め上告せず確定判決となった。

そもそも佐賀地裁がだした諫早干拓開門命令は問題のすり替えで誤魔化す
判決とも言えます。

干拓が漁業にどれだけの損害を与えるか一定期間開門調査せよと言う判決です。

問題は開門方法で、極く一部を開門し極く一部の調査となる。
これでは常識的に考えてあの広い有明海を部分開門で原因究明できるはずがない。
逆に開門で調整池の塩分濃度が上がり営農者に多大な損害を与える事となる。

そもそも開門命令が一人歩きして開門すれば全てが解決すると信じ込まれて居る
事が問題です。
開門は賠償金のかさ上げにはなるが、根本的解決にはならない。
それは漁業者が一番感じて居る事ではなか?

有明海汚染・漁業不振をすべて諫早干拓のせいにした方が国から賠償金が取れる。
確かに諫早干拓もその一端を背負うが諫早干拓より広い干拓工事を熊本県・福岡県
佐賀県・長崎県が独自に行って来ています。
三池港・熊本新港・熊本災害時のゴミによる広大な農地開拓・佐賀県も負けずに
これまで干拓で農地を広げて居ます。

中でも福岡県筑後川の井堰は有明海にとっては大きな痛手とされています。

これらをすべて諫早干拓のせいにされたら堪ったものではない。

開門がすべてだとの誤った考えを捨てもっと有明海蘇生方法を考えるべきでは?

解決が遅れるば毎日開門不実行の膨大な弁償金の国費が漁民に支払われ続けられます。


最新の画像もっと見る