kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

暑さに負けず考える

2008-07-29 | 陸上競技
今日は予定通りの専門練習。2週間半強めの練習をして4日程度回復に充て昨日からまた練習再開。ある程度のリズムを取りながら練習を実施していけたらと考えています。

幸い故障気味だった選手達も回復の兆しがかなり見えてきました。まだ安心はできませんが早く回復して身体が動かせるようになるといいですね。故障気味の選手には別メニューで練習をさせています。技術的な練習が不足しますができるだけ体力的に落ちる事がないように負荷をかけています。それなりの負荷にはなっているはずです。回復最優先ですが、待つだけでは何も変わりません。積極的に対応していきます。

走れる者はいつものハードルドリルに更に重心の移動を加えました。やっている事は一緒。移動する距離が違います。感覚を作るのに「形」だけにこだわる必要はないんじゃないかと最近強く思っています。少し崩れても意識させる部分がはっきりしていれば後でどうにでもなる気がしています。ポイントを理解するためには崩れてもやる必要がある。何の根拠もないですが、見ているときにそう感じました(笑)。感覚を作るというのは「今までと違うことを身につける」という部分なので同じレベルの動きではダメなんじゃないかと。

そこまで練習を見てからまたも面談のために一旦学校に戻る。その間は指示を出しておいた内容を実施(したはず)。サボろうという意識の者はいないはずなのできちんとできたはずです。

1週間ぶりにハードルを跳んでいるのを見ましたが、ずいぶんマシになりました。人並みです。もう素人ヨンパ選手とは違いますね。継続するとやはりきちんとできるようになります。最初の頃は両足ジャンプでしたが、今は抜きやリード等の専門的な話もできるようになりました。なかなかやりますね。ハードル指導が出来るんじゃないかって気になってきます(笑)。

最後はウエイトをしましたが、トレーニング系の練習は見違える程できるようになりました。1年生女子、クリーンをやるのに「それは重過ぎるだろう!?」と指摘したら、問題なくやってました…。基礎筋力はついてきていますね。サーキットとウエイト、加えて補強ですからきちんとやれば絶対に筋力は上がります。逆にいうとこれで上がらないというのは大きな問題です。競技には向かない性格(意識)だと思いますね。取り組みは間違っていなかったことを確認できました。ここをベースにして更にレベルを上げていきたいと思います。

暑いですが、いろいろと考える事ができて楽しいですね。明日は走ります!!
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今できることを・・・

2008-07-29 | 陸上競技
今日からインターハイが開催されました。本気で陸上をやっている選手なら目指す場所だと思います。もちろん力が及ばない選手の方が多いのは確かですが、高校生として競技をやる限り出場できる「可能性」はあります。0.1%かもしれませんが、「本気で競技をする」から見れる夢だと思いますね。

まだまだうちの選手には届かない遠い「夢」の舞台です。それでも同じ高校生が出場しているインターハイが、遠くで開催されているのです。日本一を決める舞台で戦う選手にはそれぞれ大きな目標があると思います。活躍を期待したいですね。力を出し切って欲しいという想いが強くあります。

今自分達にできることは何か?目の前にあることをしっかりとやっていくことです。インターハイ選手には届かないかもしれません。それでも地道に自分達のやるべき事をしっかりやっていくことで少しずつ近づける「可能性」があります。やらなければその「可能性」すら生まれません。どんなに小さな「可能性」だって0でない限り全力で取り組んで近づいて欲しいと思います。

「今できることを全力でやりなさい」。これは最近よく口にする言葉です。故障して走れない選手はどうしても「自分だけは走れない」とマイナスな気持ちになります。故障してしまったものは仕方ありません。嘆いていても回復するわけではありませんから。だとすれば何ができるか?回復させるために治療をしたりケアをしたりを積極的にやっていく必要があります。加えてできる練習を一生懸命にやることで、他の選手にはできない部分を強化することができます。それもやらずに涙を流して悲観していても何も生み出しません。走る練習だけが練習ではありません。

実際に走れる選手は何をすべきか?自分のやるべきことを意識して取り組んでいくしかないのです。「○○という選手がやっていたから」という感じで高レベルの技術練習をする必要は無いと思います。自分の身の丈にあった練習があるはずです。トップレベルの選手の練習は参考にはなりません。ある一定のレベルを過ぎてから変わってくると思います。目の前にある練習をひたすら真剣にやっていく。自分のやるべき事を理解して、それを口に出しながらひたすら練習に取り組むしかないのです。

今、インターハイに出ている選手は必死で戦っています。出場できなかった選手はどうすべきでしょうか?自分に与えられたわずかな可能性に賭けて取り組んでいくべきです。県大会レベル、中国レベルで終わってしまうかもしれない。それでも「今できること」をやらない限りはそのレベルにすら届かないのです。強くなるには「一生懸命に取り組むこと」です。手を抜かず、周りに流されず、前だけを向いて練習をするしかありません。それ以外に道はないのです。

という話を練習前にしました。来年に向けてしっかりと自分達のスタイルで取り組んでいきたいと思います。できることはたくさんある。それをどれだけ真剣にできるか?選手全員が理解してくれることを願います。
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