kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

主体は?

2008-10-14 | 陸上競技
少しずつ「力」がついてきています。しかし、この主体は「選手」です。「選手」自身が「強くなりたい」と願うから、そのための努力をしている。だから少しずつ強くなるのだと思っています。

指導者の「力」もあるとは思いますが、私はまだまだ勉強中ですし、「目標」とする2人の指導者とはレベルが違うと思います。ここで勘違いして「自分の力で強くなった」とは思えません。うちの選手も目標とする指導者に様々なサポートや指摘を受けているから、「力」を発揮できるようになっているのだと思います。今回の中国新人を終えての日誌に「大会前にズレを調整してもらえたので力が出せた。感謝を忘れない。」と書いていました。きちんとわかっています。この気持ちを持ち続ける事が「強くなる」ための最低条件です。

あくまで競技する主体は「選手」自身です。指導者が前面に出る必要はないと思います。「自分が指導したから強くなった」と考えるのは指導者のエゴです。私が目指す指導者は「自分が」という人はいませんでした。私もそこを目指したいと思っています。

もちろん、私にしかできない「指導」や「関わり方」があると思います。それが「絶対的」だとは思いません。私の指導の中心は「話をする」事です。「心」を動かす事が出来れば主体である「選手」自身が動きます。そのために私が動くだけです。私が様々な事を考える事で「選手」が変わっていく手段が見えてきます。

まだまだやるべき事は山ほどあります。それを私は提示していきます。「選手」が必要性を感じてやるかどうかです。

私自身成長していかなければいけません。一歩一歩着実に進んでいきたいと思います。
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強い気持ちを持つために

2008-10-14 | 陸上競技
今日は時間的にも短時間で終わらせる必要がありました。加えて女子は中国新人に向けて練習量を調整していたので、一気に追い込みました。

最初の段階でミーティングを実施しました。中国新人から学んだことを自らの口で話をさせました。それに加えて私が感じた事を。1年生に「甘え」があること、自分達が何とかしないとチームが変わらないという「自覚」を持つ必要があることを伝えました。2年生を誉めるわけではありませんが、かなり成長してきています。「今」は届かないが「何とかしたい」という気持ちが見えます。しっかりと下級生が感じていく必要があります。

女子に関しては、1年生の「甘さ」を感じた部分があったので、自分自身の「弱さ」と向き合わせました。これまでは「付いていくだけ」で済んでいました。上級生についていくだけで十分力が上がります。1年生はそんなものだと思います。が、これからはそのレベルの取り組みでは足りません。

これまで1年生の中に「他の人が何とかしてくれる」という気持ちがあったと思います。リレーを走る時も「残りの3人がいるから何とかなる」という気持ちがあったはずです。「自分が勝負を決める」という「強い気持ち」が不足していました。私自身そこまで求めるのは酷だと思っていた部分もありました。これからはそんなレベルでは話になりません。「自分がいなければ勝負できない」という「自覚」を持たなければ、チーム自体の力が上がりません。

1年生が「甘い」ので女子は本数を増やすという理由で自分自身と向き合わせました。それは理由の1つであり、最も大きな理由は「強くなるためにどのような気持ちが必要か」を「心」で感じさせる事でした。2年生と一緒に走らせることで「心」が動くと思いました。昨年から様々な場所で練習をさせてもらい、冬期練習を「強くなりたい」という気持ちで乗り越えてきました。苦しいときに何をしないといけないかを分かっています。

今日は「折り返し走」を実施。女子は男子の倍の本数にしました。今回の練習、1本もmisatoは負けませんでした。一番苦手な練習ですが、負けませんでした。1年生には「勝ちなさい」と話をしましたが、それを寄せ付けない「強さ」がありました。今のままでは1年生は決して勝てません。スピードレベルが上がっていないshimaにも勝てません。それだけ「気持ち」に差があります。

本来強いはずの部分で「勝てない」というのはやはり「弱さ」があります。メンタル的な部分で「きつくて走れない」と考えてしまう。「強くなるんだ」という「気持ち」を「苦しい」という「気持ち」が勝ってしまう。だから「力」を伸ばし切れない。技術的な部分も大きく影響しますが、やはり大切なのは「強くなりたい」という「気持ち」です。ここがなければ絶対に強くなれません。

突き放して各自に理解させました。「今」分からなければ、この先も絶対に理解できません。肌で感じて、「心」を動かしていく事ができなければ先には進めない。「勝負」をするなら1年生が強くなる必要があります。「自分が強くならなければ勝てない」という「自覚」が必要です。チーム内の競争を生み出す事で飛躍的に強くなると思います。

全体的な成長に期待したいと思います。単純に「戦いたい」と言っているわけではありません。そのための「心」を作っていきます。下級生が上級生に勝てるか?上級生が決して負けない強さを持てるか?ここがこれから先の成長を決めます。全体が変わる必要があります。今のままでは戦えません。各自の「自覚」に期待したいと思います。
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