kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

走りの課題

2008-10-20 | 陸上競技
テスト終了後の練習でした。県体まであと5日。調整云々のレベルではありません。走り込みなんてものは全く出来ていませんし、狙う大会でもないですからね。

ミーティングをして各自の気持ちの盛り上がりを感じました。そうなってくれるだろうという予測の下でミーティングをしたのですが(笑)。短時間できちんと負荷をかけるには折り返し走(往復走)が効果的だとkida先生に教わっていましたし、体験的にも理解できる部分があります。特に今のように「気持ち」を強くするために、全員が競争する段階では必要な練習です。今のうちには非常に効果的な練習の1つだと感じています。

「苦しい」のが分かっているのにどれだけ手を抜かず立ち向かえるか??ここが今のうちのチームには問われています。後半の苦しさを恐れず、1本目から高いスピードを出していけるか?単なる「持続」だけではこれから先戦えない。今のレベルで「県」を意識するなら十分だと思いますが、それから先の戦いには「絶対スピード」が不足しています。そこを高めていかなければレースに参加する事はできなくなります。冬の間の最大の課題は「いかにスピードを上げるか?」だと思います。

これまでも何度もアドバイスされてきた部分ですが、この2週間で肌で感じる事ができました。いかにスピードを上げていくか?が命題だと思います。特別な練習をしなくても13秒前半で走る女子選手はいると思います。うちは地道に努力を重ねて、動きを作ってそこへの到達を目指します。4継で戦えるようにならないとマイルでも戦えません。4継が速いからマイルが速いというのとは全く違います。狙うところが違うのです。「絶対スピード」を上げていく事で戦えるようになるはず。

そのためにも今日は折り返し走を実施しました。各自が思うことがあったはずです。苦しみと向き合う事で「心」が変わります。逃げずに向き合える選手だけが感じるものがある。隣を走る仲間の息遣いを聞きながら走るだけでも非常に大きな意味があると思います。

終わった後の選手の会話が少し聞こえてきましたが、「競技」と真剣に向き合おうとする発言が多かったですね。これが継続できるかどうかが大切です。その場だけの「変化」では意味がありません。「本物」になるためには継続が大切です。

多くの人の「想い」を背負っている。強くなるためにきちんと感じて欲しいですね。

その後ひたすらウエイト。こちらも互いに指摘しあいながら動きを意識していました。一つがきちんとできれば他にもつながります。身体作りもこの冬のテーマの一つです。ウエイト終了後は補強も入れました。ひたすらやるべきことをやっていかなければ変わりませんからね。

地道に前に進んでいきます。
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満足している暇はない

2008-10-20 | 陸上競技
今日でテスト終了。長かった…。中国新人と田島があり、選手も私もかなりハードな日程で動いていました。非常に良い経験ができた数週間だったと思います。選手も勉強と試合の連続だったので大変だったとは思いますが、自信をつけるには十分な結果だったと思います。

テスト明けなのでもう一度気持ちを競技に向けるためにミーティングをしました。飽きずに良く話します(笑)。今回は「今から何をするべきか?」についてがメインテーマでした。様々な経験をしてきて少しずつですが着実に力がついてきました。これからどういう考え方で取り組んで行くべきかを考えていかなければいけません。今からチームが成長していくためには「1年生がリーダシップを発揮できる」事が重要になります。誰かに頼っている状態では本当の意味での「強さ」は身につきません。1年生の中できちんとリーダになって引っ張っていく存在が育つ必要があります。それを育てるのは2年生です。形だけの注意ではなく、相手を思った細かい指導をしていかなければ本当の意味でのチームの成長にはつながりません。ここが冬期練習の大きな課題になってくると思います。

また、チーム全体が「どうすれば強くなるか」をしっかりと考えなければいけません。この数週間のレースの結果だけをいえば、チームから3人県の決勝レベルの力があります。現時点のタイムだけでいえばギリギリ3人が中国に行ける6位内の持ちタイムです。が、それに満足していては全く次につながりません。今の「力」ではそこそこ戦えるようになっただけであり、目指す場所には程遠いのです。タイムは過去のものであり、大切なのは今からどうするか?だけです。戦うためにはこの冬どう取り組むかにかかっています。そして勝負を賭けた中国に全員で臨みたい。「今」しかできないことを「チームのみんな」でチャレンジしたい。そのためには男子が4継で中国に行かなければいけないと考えています。全員でその舞台を迎えたい。その想いを私は持ち続けています。

本当に大切なのは「各自の自覚」です。これから冬の間にどれだけ必死に取り組めるか??女子は体重管理、男子は故障しないような配慮が必要となります。自分に足りないものをどれだけ補えるか。様々なモノを犠牲にして、最大限の努力ができるかで結果は大きく変わってくると思います。一番強くなる選手は「練習を継続できる者」です。misatoはこれまできちんと練習が継続できた事がありません。あと8ヶ月故障なく練習できれば、かなり強くなると思います。それを全員が追いかけていく事で初めて全体のレベルアップができるのです。誰か一人が欠けても意味がなくなります。

2年生の「想い」を1年生がどれだけ「本気」で受け止める事ができるでしょうか?表面上の取り組みでは「結果」はついてきません。口だけの「目標」では意味がありません。昨年、ube高の選手達から引き継いだ「想い」を形にしていきたい。可能性がある限り全力で向き合っていきたい。私の「想い」も選手に伝わるでしょうか。

強くなるために何をしていくか?選手に送ったメッセージ、どこまで届くでしょうか?見守っていきたいですね。結果に満足して止まっている時間はありません。積み重ねていくしかないのです。前だけをみて進みたい。「本気」になった人間ほど力を発揮できる。他校や他県がどうこうというレベルにはいません。まずは自分達が強くなる事が最優先です。やることはたくさんあります。それが出来る選手達だと思います。そう信じています。

長くなりましたが、ミーティングで話した内容です。満足せずに前に進みたいですね。
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