先日、色々と話をするなかで目標を下げれないという話になりました。これは指導者として大切なこだわりなのではないかと思っています。
うちの学校、最初は県総体に個人種目で出場者0の所からスタートしました。私が顧問になった時、本当に何もない所からのスタートでした。私も他校で指導した経験がありませんでしたし、選手は素人ばかり。幽霊部員のように活動実績が全くない者もいましたし、ジョギング部というような感じでした。
翌年はリレーで予選を通過して準決勝まで。さらに翌年はマイルで中国大会に進むことができるようになりました。選手が集まる学校というのは自然と選手が集まった時に強くなります。だから継続しない。たまたま強い選手が入学してきた時に数年間強いという状態になります。うちは選手は少ないですがここ数年間は常に県の上位で戦っています。大きな進歩だと思っています。
さらにここ2年はインターハイを狙うようなチーム状態になりました。入ってきた選手は最高で県レベルで決勝に残るか残らないかの力でした。それが周りの雰囲気に引っ張られていつの間にか強くなっているという感じになっています。この春の県総体では長距離種目と跳躍種目0、トラック出場者7人でトラック優勝をしました。投擲2人を合わせていくのか県総体総合優勝を果たしました。かなり高いレベルまで来たと思っています。
そのため私が選手に求めるものも年々高くなってきています。上を目指してやっていますから、下のレベルに合わせてやっていくといつまでたっても強くはならないからです。1年生はその状態に間違いなく戸惑いを感じると思います。中学時代と比べると求められる事が多くなりますし、そこに甘えや妥協は許されなくなります。全員が必死にならなければ追い付いてこれない。それでも求めていきます。
「楽しい」という意味をどれだけの人が分かっているでしょうか。それなりにやって「楽しい」というのでは得るものは少ない。がむしゃらに高い目標に向けて進んでいくなかで見えてくるものがあるのです。選手の目線に降りて一緒に考えていく事も大切な時がありますが、常にその目線から物事を見ていたら絶対に前には進みません。「自分は頑張っている」「一生懸命やっている」と思い込む自己満足のレベルから引き上げていく作業をしなければ何も変わらないのです。
厳しいようですが、目標を「県のベスト8」や「決勝進出」にするつもりはありません。年によって選手は変わっていきますが、目指すものは変わらないと思います。それが当たり前だと感じているようなチームだからこそ目標に近づける可能性があるのです。一人でも多く中国に進出して、全国の切符を賭けて戦う。中国で戦えない者が集まっても結局は戦えない。個々の力を最大限に高めていってその状態でリレーで戦う。これしかないと思っています。そのためには意識レベルを下げるわけにはいきません。もっと上を目指していく必要があるのです。
指導者としてのスタンスを崩したくはありません。何か一つを許してしまうと全てが崩れていく危険性があります。私が常にそういう意識をもっておかないと簡単に崩れます。積み上げていくのには時間がかかりますが、レベルが下がるのは一瞬です。あっという間に普通以下のチームに成り下がります。だから下げれないのです。今下げたらまた数年間は下積みを要します。選手の力を最大限に伸ばすためには積み上げを更に高くするしかないのです。
戦えるチームを育て続けたいと考えています。万人に受け入れられないかもしれません。それでも手を緩めたくはないと思っています。必ず戦います。妥協は何も生み出さないのだから。下は見ません。常に前を見て進みます。
うちの学校、最初は県総体に個人種目で出場者0の所からスタートしました。私が顧問になった時、本当に何もない所からのスタートでした。私も他校で指導した経験がありませんでしたし、選手は素人ばかり。幽霊部員のように活動実績が全くない者もいましたし、ジョギング部というような感じでした。
翌年はリレーで予選を通過して準決勝まで。さらに翌年はマイルで中国大会に進むことができるようになりました。選手が集まる学校というのは自然と選手が集まった時に強くなります。だから継続しない。たまたま強い選手が入学してきた時に数年間強いという状態になります。うちは選手は少ないですがここ数年間は常に県の上位で戦っています。大きな進歩だと思っています。
さらにここ2年はインターハイを狙うようなチーム状態になりました。入ってきた選手は最高で県レベルで決勝に残るか残らないかの力でした。それが周りの雰囲気に引っ張られていつの間にか強くなっているという感じになっています。この春の県総体では長距離種目と跳躍種目0、トラック出場者7人でトラック優勝をしました。投擲2人を合わせていくのか県総体総合優勝を果たしました。かなり高いレベルまで来たと思っています。
そのため私が選手に求めるものも年々高くなってきています。上を目指してやっていますから、下のレベルに合わせてやっていくといつまでたっても強くはならないからです。1年生はその状態に間違いなく戸惑いを感じると思います。中学時代と比べると求められる事が多くなりますし、そこに甘えや妥協は許されなくなります。全員が必死にならなければ追い付いてこれない。それでも求めていきます。
「楽しい」という意味をどれだけの人が分かっているでしょうか。それなりにやって「楽しい」というのでは得るものは少ない。がむしゃらに高い目標に向けて進んでいくなかで見えてくるものがあるのです。選手の目線に降りて一緒に考えていく事も大切な時がありますが、常にその目線から物事を見ていたら絶対に前には進みません。「自分は頑張っている」「一生懸命やっている」と思い込む自己満足のレベルから引き上げていく作業をしなければ何も変わらないのです。
厳しいようですが、目標を「県のベスト8」や「決勝進出」にするつもりはありません。年によって選手は変わっていきますが、目指すものは変わらないと思います。それが当たり前だと感じているようなチームだからこそ目標に近づける可能性があるのです。一人でも多く中国に進出して、全国の切符を賭けて戦う。中国で戦えない者が集まっても結局は戦えない。個々の力を最大限に高めていってその状態でリレーで戦う。これしかないと思っています。そのためには意識レベルを下げるわけにはいきません。もっと上を目指していく必要があるのです。
指導者としてのスタンスを崩したくはありません。何か一つを許してしまうと全てが崩れていく危険性があります。私が常にそういう意識をもっておかないと簡単に崩れます。積み上げていくのには時間がかかりますが、レベルが下がるのは一瞬です。あっという間に普通以下のチームに成り下がります。だから下げれないのです。今下げたらまた数年間は下積みを要します。選手の力を最大限に伸ばすためには積み上げを更に高くするしかないのです。
戦えるチームを育て続けたいと考えています。万人に受け入れられないかもしれません。それでも手を緩めたくはないと思っています。必ず戦います。妥協は何も生み出さないのだから。下は見ません。常に前を見て進みます。