kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

県新人最終日~女子マイルから学ぶこと~

2010-09-20 | 陸上競技
最後にマイル。正直、勝ちに行っていました。ここ最近県内のマイルを牽引してきたという自負があります。上級生が抜けたからといって弱くなるようでは本当の強さではないと。4人しかいなくても戦っていける事を示していきたい。単に勝ちにいくだけなら200mを棄権させれば可能だと思います。しかし、本当に強いチームになるためには200mを走りきってでもマイルを走れるようにならないといけない。エースとしてmihoが一皮向けるためにはここできちんと走れるようになってもらわないといけません。春だったらやらないかもしれませんが、冬を越えていくためにきちんと課題を明確にしておく必要があります。

実際のレースは1走がトップで持ってきました。61秒を切るかどうかだと思います。かなり良い走りでした。400mでは最後に動きが鈍りましたがマイルでは強さを示してくれました。こちらが考えていた通りの展開となり「勝った」と思いました。
が、200mを走ったあとの2走は思っていた展開とは全く違う走りでした。付いていくだけで良いと指示をしていましたが、最初から動きが鈍い。バックストレートで先頭に引き離されてしまいました。そのまま遅れてしまい64秒近くラップでかかってしまいました。スピード的には57秒も可能になると思っています。今回は60秒で来れれば十分だと思っていましたが4秒遅れです。かなり苦しくなりました。

3走はフラットレースで66秒かかっていましたが最初から積極的に走りました。前のチームとの差を少しずつ詰めていく事ができました。ラストはスピードが鈍りましたが63秒ラップくらいでは持ってこれたようです。64秒で来たらなんとか戦えると思っていましたがやっとこちらが求めている事が出来るようななってきた感じでしょうか。
アンカーは最初からひたすら追いました。前のチームを追うしかない状態でした。かなり差が付いていましたがホームに来たときには何とか3番が狙える場所まで来ていました。最後は届かず5位となりましたが、初めて必死になって前を追う姿を見ることができました。今まで大切な所で力を発揮できない事が多かったですがやっと力を出せるようになってきました。

勝ちに行っていましたが5位。この中から各自が学ぶことがあったはずです。トップまで3秒、2走が62秒で走るだけでも十分中国新人に届いていました。勝てないレースでは無かったと思います。だからといって2走を責めるつもりはありません。みんなの力を合わせてマイルを走っているのです。誰かが走れなかったら他の者が補えば良い。そこが出来なかったから負けたのです。しかし、どんなに疲れていても必死に前についていこうとする姿勢が2走には足りませんでした。厳しいようですが本当のエースになるためにはここを乗り越えていかなければいけないのです。きれい事ではなくどんな状態でも力を出し切れる選手に育っていってもらわないと今後は戦えなくなります。その事を理解してもらわないといけないと思います。

強い選手、強いチームには責任がある。そう思っています。それを教えていくのが指導者の役割だと考えています。今回の県新人での女子、比較的順調にいきました。マイルでは勝てませんでしたが、その事により大切な事が学べたのではないかと考えています。全てが上手くいくわけではありません。上手くいくように何をしていくのか、普段からの取り組みをどうやっていくのかという話です。ここがきちんと分からなければ先には進みません。

女子は4人しかいませんがトラック総合2位となりました。各自が最大限の役割を果たしてきたからだと考えています。最後にesaki先生からも話がありましたが、「目指すのはもっと上」です。ここに満足するようなチームではない。戦えるようにしていきたい。私自身、まだまだやることがあると強く感じました。常に前をみていきたいですね
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県新人最終日

2010-09-20 | 陸上競技
この日は200mと110mH、マイル決勝がうちのメイン種目でした。いつも勘違いされますが、うちの学校はそれほど人数が多くありません。短距離は男女4人ずつしかいません。それでも地味に活躍しています(笑)。たくさん出ていると思われがちです。

110mH、fujinoが出場。前日の400mHでは全く走れませんでした。2日目の朝に気づいたのですが身長が更に伸びています。私よりも大きくなっていました。こういう時には貧血になりやすい。目が届いていませんでした。そのため後半が動かないのだと思います。短いハードルなら何とか持つはずです。今回は勝ちに行きたいと考えていましたが、この状態では中国新人を決める事を最優先です。予選、準決勝とかなり精彩を欠いた走りでしたが、決勝はスタートからかなり上手くいきました。先頭とほぼ同じタイミングでハードルを越えている感じです。後半少し離されましたが向かい風の中で16秒0。できれば15秒台に入りたかったですがこれはまた今後の課題にしたいと思います。今年のうちに15秒中盤までいけば来年のインターハイが見えます。もっとハードリングを磨いていきたいですね。

200mはkitamuraを何と3位以内に入れて中国新人に行きたいと思ってやってきました。実力的にはかなり確率があると思っていましたが何とも弱気でした。少し前までは決勝に残りたいと言っている程度…。手動とはいえ22秒7で走っている者が入賞が目標では低すぎます。こちらの持って行き方もあるとは思いますが、繰り返し話をしていき何とか3位以内という目標に上方修正をしました。簡単ではないですがそれだけの実力はありますからね。
実際のレース、予選・準決勝と無難に勝ち上がりました。他の選手の走りを見ると1人別格という感じでしたが後は接戦という感じを受けました。決勝、スタートしてすぐに内側に追い付かれてしまいました。やはりこの部分の改善が必要となります。かなりやってはきたのですがイマイチ改善されません。直線に入った時には4番目。向かい風の中で前を追いましたが23秒19であと0.1秒届かず4位。非常に残念ですが目標を上げたからここまで来れたのだと思いますね。
が、レース終了後3位に入った選手が中国新人を辞退するということになりなんとkitamuraに出場権が回ってきました。中国を経験できるというのは非常に大きい。運があります。

女子の200m、マイルを考えると棄権してもいいなと考えていました。mihoはショートスプリンターですから疲れると全く動かなくなります。ここに関しては色々と思うことがありますが。しかし、出場選手を見るとかなりの確率で勝てるのではないかと思いました。1年生でショートスプリントを2つ勝つというのはなかなか出来ません。他校の選手に「強い」というのを印象づけるかなり良い機会です。決勝1本だけ全力という話をしていました。本当なら最初からある程度力を発揮していかないと思いますが、今回は特別です。こちらから設定タイムを提示してそれに合わせて走る。走りのコントロールの練習にもなると思っています。予選28秒5、準決勝27秒7と設定していましたが28秒6、27秒2とまずまずの走りを見せました。楽にいってこれですから間違いはないだろうなという感じでした。
決勝は最初から全力。強い向かい風が吹いていましたがものともせずにフィニッシュ。向かい風3.1で26秒4です。条件が良ければ25秒台も出ていたと思います。こちらが考えている以上に強くなってきていると感じます。

長くなったのでまた書きます。
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県新人2日目

2010-09-20 | 陸上競技
県新人2日目、この日は100m、400mH、4継決勝があります。女子400mH、かなり思い入れがあります。ここ数年間連続で中国新人、中国大会に出場しています。持ちタイムとしては厳しいですが、それでも絶対に中国新人に行かせたいという気持ちがありました。400mで戦って行くための適正はあります。後は最後の一押しをできるかどうかだと。これまでかなりの確率でミスをしてきました。ここには必ず理由がある。必死にならなければ持っている力は出せないのです。

前置きが長くなりましたが400mH、sakiが出場。春の総体で6位に入り中国大会に進んでいますが、上位に2年生が2人いました。またそれ以後に記録を出した選手がいるので4番手でした。ここ最近少しはハードル選手っぽくなってきていました。まだまだ改善する所が多いですが戦っていける可能性が十分あります。予選はそれなりに通過。すぐに4継の決勝があり、さらに準決勝。準決勝の走りを見ているとかなり余裕があるように感じました。上手くいけば65秒台に入れるのではないかと。これまで安定していませんでしたがきちんと走れれば…というのがありました。
決勝は前半から流れについていき5台目から19歩に切り替え。かなり押していけるタイプですからホームの直線に入る地点でトップと同じだったので「勝てる」と感じました。しかし、8台目をミス…。着地が崩れてしまいました、何とか立て直しましたがリズムが…。結局武器を発揮できず最後は失速する形になりました。67秒3のベスト更新で何とか3位に入りました。勝てるチャンスがあっただけにもったいない。次への課題としたいですね。

4継はバックストレートが向かい風でした。ここは考えないといけない部分です。3走が足長を変えないといけません。分かっているだろうという気持ちがありましたが、やはり甘かった。朝の時点でバトンが流れていたので足長を変更させていたのですが、それで大丈夫だと思っていたようです。その時の条件により変えていかないと…。私も気になったので言いに行かなければいけなかったと思います。役員の仕事の合間に行ける時間はあった気がします。甘かった。
結局バトンが流れ少しスピードが落ちる。アンカーは400mHの予選を走ったばかりのsakiでした。準決勝よりはタイムが落ちるのは覚悟していましたが、ライバル校のアンカーが変わっていた時点で勝負あり。51秒7で2位となりました。これが今のうちの実力でしょう。予選、準決勝よりもタイムを落としてしまいます。ここに課題がありますね。

100mもありました。男子の100mで戦うというのはなかなか難しい部分があります。昨年は決勝進出の可能性がありましたが行けませんでした。今年はkitamuraに決勝進出の可能性が若干ありましたが、通常考えると難しい状態です。スタート遅いですからね(笑)。予選は問題なく通過。準決勝はスタートで遅れましたがトップスピードに乗ってからはかなり良い動きでした。追い風参考ながら11秒20!!考えられません(笑)。決勝に残りました。100mで決勝に残るというのはやはり誇らしいですね。決勝もスタートで遅れて11秒43でしたが、立派だと思います。入部当初、「高校時代に11秒台を出すのが目標」 だと言っていましたが十分すぎる走りができたと思います。200mに適性があると思っていますから翌日に期待ができます。

女子100mは優勝候補の選手が故障のため棄権していました。これで何とかmihoの中国新人の可能性が出てきたかなと感じていました。準決勝で追い風参考ながら12秒62のトップ通過でした。こちらが思っていた以上にスピードが出ています。決勝はスタートからはまり、中間でトップに立ちました。そのままの勢いでフィニッシュ、なんと優勝してしまいました。記録も追い風参考ながら12秒5、出来すぎです。それでも勝つというのはなかなか出来ることではありません。強くなると注目を浴びます。だからこそ指導を徹底していく必要があります。そこには本人の自覚も大切になってきます。成長してもらいたいですね。

2日目、かなり充実していました。
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