kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

走る

2014-06-12 | 陸上競技
水曜日、PTA総会がありました。そのため学校は午前中授業。3時間授業を行ってから昼食、4時間目という変則授業でした。13時半には学校終了となるのでその後練習開始としました。この日は強めの刺激を入れておこうと考えていたので時間が確保できるのはラッキーですね。私はPTA総会後の学級懇談に参加しなければいけないのでそちらを優先。練習は基本的に生徒に任せることにしました。

練習内容的にはいつも通り。復調してきている3走のための練習。この子が「一番感覚が良くなる」ためにどのような練習をすればよいかを考えました。本人的には「30&60が良い」とのこと。本人が練習日誌を読み直してテスト週間中に調子が「無駄に良かった」とのこと(笑)。その時は30&60をひたすらやっていたようなのでそれが良いということでした。どんどんやっていく形ではなく少し休息をはさみながら行いました。まー私はここは全く見ていないのですが。

練習を見ることができたのはバトンの後半から。ほとんど見れていない状況ですが・・・。この練習中に選手にボールが直撃。普段とは違う形で練習が行われている様子でした。万が一怪我をしたらどうするのか?うちはいつも通りの場所でいつも通り練習しているだけです。それなのにこちらが「別の形」でやることを求められるのは少し違う気がします。その後、かなり怒りを感じることがありました。激怒。後日談になるのですが私が激怒してその場を去ったため、キャプテンが「気持ち切り替えて。いつもの雰囲気で。」と他の選手に声をかけていたようです。まー選手の方が大人なんでしょうね。まー私も自分なりにはかなり我慢したほうだと思います。

バトン練習中にバトンの受け渡しの場所を確認することをしています。が、この時私は別のことをしていたので見れるのは1年生のみ。ここで1年生が2人で「渡った場所」だけしか見ていませんでした。出の確認ができていない。何をしているのか?中国大会に向けてやっているのですが1年生はいつの間にか「自分たちはできている」という感覚になる。これが一番いけないと言ってきているのですがダメですね。呼んで話をしました。この日は男子は別メニューでやっていましたから女子のバトンを確認できるのは1年生の女子だけ。普段から他の人に任せる部分があるのが大きな原因です。中国大会できちんと見ることができるのか?考えないといけません。

女子はスタート練習を数本して最後に120m。大きなエースの前には1年生を配置しました。最初の1本は15m差。普段は10m差くらいで行うのですがこの日は大きなエースの許可もあり15m。大きな差です。この子たちは県選手権で13秒9くらいで走っています。1秒で8m差くらいになりますから考えてみると2秒差。それもあの頃よりは間違いなく走れるようになっています。13秒5~6くらいではないかと考えています。それを後ろから追う。通常であれば不可能ですね。が、「リレーの練習になるので構わない」という頼もしい言葉で走ることに。結果は1人以外は負けてしまいました。いや、本当に速い。県総体の時と比べるともうワンランク上の感じですね。強いと思います。

もう一組は4継3人。この3人の競り合いです。1走がずいぶん走れるようになってきています。この走りができれば確実に12秒8ではいけると思います。小さなエースは「微妙」と言っていました。この子には最大限の信頼を置いています。この子がレースで走らなかったことは一度もありません。どんな状況でも力を出してくれていました。今は「微妙」という感じかもしれませんが必ずやってくれると思います。また、3走は1本目は微妙でした。2本目は無駄に速く動こうとしていたので「気持ち大きく動くように」という指示。うちの練習スタイルとは少し違う指示です。が、もともとピッチで走るタイプではない。その選手が速く走ろうとして無駄に力み始めてピッチを上げても走れません。スーッと走るタイプなのですからそちらの走りを意識させました。これによりかなり復調の兆しを見せました。10のうち8くらいまでは来たのではないかと思います。行けると思います。手ごたえあり。

選手には最後に話をしました。感覚的に良くないと思ったら良い時の動きを見たり、日誌を見たりすることが大事だと思います。特別悪いとは思いません。それでも選手は心配になる。私も一緒に心配していても始まりません。「なるようになる」のです。焦って自分を見失うのが一番ダメ。自分のことをしっかりとやっていくことだけが唯一結果を出せる手段だと思います。また、「応援されるチームになること」ももう一度話しました。周りから見て「なんだあいつらは」と思われる選手にはなってほしくない。そう思います。

手応えををそれなりに感じています。あと一歩です。信頼してみておきたいと思います。
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