リレーの余韻に浸っている暇もなく100m。私がお世話になった方々に電話で結果報告をしている間にエース2人はいつの間にか100mの召集に行っていました(笑)。まー個人は各自が戦うしかないのでそれほど細かく言わないようにしようと思っていました。もちろん必要なことは言いますが必要以上に言う必要はなし。今回はリレーと100mでインターハイというのが目標でした。同一校から2人がインターハイに進むというのはここ最近ではないと思います。それだけ厳しい戦いになってきているのです。
予選、まずは大きなエースが出場。リレーでかなり走れていたので11秒台が見えると思っていました。レースはスタートで無難に出て中間で持ち味を出してくれました。記録は12秒14。予選から自己ベストです。昨年の中国大会で12秒20を出してから公認では記録を更新できていませんでした。まだ動きに余裕がある。目標である11秒台も十分可能だと感じるレース。4組目に小さなエース。「リレーだけでいい」と言っていましたが勝負になると「負けたくない」という感じがあります。「無欲」なのですが「負けず嫌い」はすごい。逆にこの「記録にこだわりがない」というのもこの子の強さなのかもしれないと最近では思っています。レースはスタートで出遅れました。隣の選手のスタートが良かったのかもしれませんがこの子本来のスタートではない。上手く加速に乗れずそのままフィニッシュ。12秒33の公認ベストタイ。悪くはないレースと言ったところでしょうか。
準決勝、今度は小さなエースが1組目。一回のフライングがあったあとのスタート、抜群でした。同じ組に11秒台を持つ選手がいるのですが途中までは完全に勝っていました。相手がスルスルと抜け出していく中で何とか粘る。追い風3.1mの中で12秒13。良いタイムですね。そのタイムでも3着。どれだけの話なのか??驚きですね。とにかくレベルが高い。2組目は大きなエース。スタートはまずまず。30m地点でこれまた11秒台を持つ選手に追いつかれました。ここから伸びを欠く。予選のような走りができれば間違いなく11秒台の選手と互角以上に戦えるのですが。普段中間で追いつかれるということはないですから焦るのかもしれません。追い風2.1mで12秒18で3着。2人が決勝に進みましたが共に3着通過なので間違いなくレーンは外側。8・9レーンに同じ学校の選手が並ぶことになります。うーん、かなり微妙。
決勝までの間、気になっていたので大きなエースに少し話しかけました。完全にピリピリモードです。話しかけてもそっけない感じ。この子の一番気になるところです。「負けたくない」という部分が出過ぎる。試合モードというよりも「冷静さを欠く」という感じになる。春先、小さなエースがよく走れていたときには大きなエースは焦ってしまい走れませんでした。今回の準決勝、先に小さなエースが12秒13で走っています。この記録を上回ろうという気持ちが強くあったのではないかと思います。ここで「話を聞けなくなる」というのがいつもありました。力は間違いなく11秒台です。が、この冷静さを失った時の走りは微妙。こうなったら何を言っても入りません。うーん、困った。そう感じていました。逆に小さなエースはそこまでピリピリしません。いつものことですがレース直前になって「戦闘モード」に入る。
レースは8・9レーンに2人が並びました。同一校で決勝に残っているのはうちだけ。やはり誇らしいですね。以前から話をしていましたがリレーでインターハイ、100mで2人でインターハイ。これが最大目標でした。大きなエースは11秒台を出して表彰台に乗りたい。小さなエースは「走るのならインターハイに行きたい」という気持ち。この部分はそれぞれの性格的なものだと思います。記録にこだわる選手と全くこだわらない選手。この両極端な選手が同じチームに混在する。どちらかが良くてどちらかが悪いというものではありません。スタートは2人ともよく出れました。小さなエースがかなりいいスタート。となりに大きなエースがいてほぼ並んでいます。ほとんど並んだ状態でレースが進みます。小さなエースが前にいるので大きなエースは少し動きが硬い。全体的にもつれるようにフィニッシュ。結果は小さなエースが12秒17で4位、大きなエースが12秒19で5位でした。同一校で2人がインターハイ決定。それも一番メインであり、インターハイに行くことが困難である100mでのダブル入賞。本当に素晴らしいことです。この記録、本当に素晴らしいと思いますね。
が、両エースの違いがあります。小さなエースはラウンドごとに記録を上げていく。大きなエースはリラックスした状況で記録を出して競ったレースとなると力みが出てくる。他者を意識しすぎるのかもしれないなと感じています。自分の最大パフォーマンスを意識するというよりも「勝ちたい」という部分、「記録を出したい」という部分が出過ぎてしまう。ここが改善されると本当に11秒台が出せると思うのですが。逆に小さなエースは抜群の集中力。普段とは全く違います。この短時間での集中力の高さが結果につながっているのかなと思います。どちらも強い。それでも課題となる部分はあります。大きなエース、これをきっかけに冷静なレース展開ができるようになると面白いなと思います。
多くの方に「すごいね」と言っていただきました。すごいのは選手なんですが(笑)。2日目、トラックでの活躍は目覚ましいものがありました。本当に充実した1日でした。
予選、まずは大きなエースが出場。リレーでかなり走れていたので11秒台が見えると思っていました。レースはスタートで無難に出て中間で持ち味を出してくれました。記録は12秒14。予選から自己ベストです。昨年の中国大会で12秒20を出してから公認では記録を更新できていませんでした。まだ動きに余裕がある。目標である11秒台も十分可能だと感じるレース。4組目に小さなエース。「リレーだけでいい」と言っていましたが勝負になると「負けたくない」という感じがあります。「無欲」なのですが「負けず嫌い」はすごい。逆にこの「記録にこだわりがない」というのもこの子の強さなのかもしれないと最近では思っています。レースはスタートで出遅れました。隣の選手のスタートが良かったのかもしれませんがこの子本来のスタートではない。上手く加速に乗れずそのままフィニッシュ。12秒33の公認ベストタイ。悪くはないレースと言ったところでしょうか。
準決勝、今度は小さなエースが1組目。一回のフライングがあったあとのスタート、抜群でした。同じ組に11秒台を持つ選手がいるのですが途中までは完全に勝っていました。相手がスルスルと抜け出していく中で何とか粘る。追い風3.1mの中で12秒13。良いタイムですね。そのタイムでも3着。どれだけの話なのか??驚きですね。とにかくレベルが高い。2組目は大きなエース。スタートはまずまず。30m地点でこれまた11秒台を持つ選手に追いつかれました。ここから伸びを欠く。予選のような走りができれば間違いなく11秒台の選手と互角以上に戦えるのですが。普段中間で追いつかれるということはないですから焦るのかもしれません。追い風2.1mで12秒18で3着。2人が決勝に進みましたが共に3着通過なので間違いなくレーンは外側。8・9レーンに同じ学校の選手が並ぶことになります。うーん、かなり微妙。
決勝までの間、気になっていたので大きなエースに少し話しかけました。完全にピリピリモードです。話しかけてもそっけない感じ。この子の一番気になるところです。「負けたくない」という部分が出過ぎる。試合モードというよりも「冷静さを欠く」という感じになる。春先、小さなエースがよく走れていたときには大きなエースは焦ってしまい走れませんでした。今回の準決勝、先に小さなエースが12秒13で走っています。この記録を上回ろうという気持ちが強くあったのではないかと思います。ここで「話を聞けなくなる」というのがいつもありました。力は間違いなく11秒台です。が、この冷静さを失った時の走りは微妙。こうなったら何を言っても入りません。うーん、困った。そう感じていました。逆に小さなエースはそこまでピリピリしません。いつものことですがレース直前になって「戦闘モード」に入る。
レースは8・9レーンに2人が並びました。同一校で決勝に残っているのはうちだけ。やはり誇らしいですね。以前から話をしていましたがリレーでインターハイ、100mで2人でインターハイ。これが最大目標でした。大きなエースは11秒台を出して表彰台に乗りたい。小さなエースは「走るのならインターハイに行きたい」という気持ち。この部分はそれぞれの性格的なものだと思います。記録にこだわる選手と全くこだわらない選手。この両極端な選手が同じチームに混在する。どちらかが良くてどちらかが悪いというものではありません。スタートは2人ともよく出れました。小さなエースがかなりいいスタート。となりに大きなエースがいてほぼ並んでいます。ほとんど並んだ状態でレースが進みます。小さなエースが前にいるので大きなエースは少し動きが硬い。全体的にもつれるようにフィニッシュ。結果は小さなエースが12秒17で4位、大きなエースが12秒19で5位でした。同一校で2人がインターハイ決定。それも一番メインであり、インターハイに行くことが困難である100mでのダブル入賞。本当に素晴らしいことです。この記録、本当に素晴らしいと思いますね。
が、両エースの違いがあります。小さなエースはラウンドごとに記録を上げていく。大きなエースはリラックスした状況で記録を出して競ったレースとなると力みが出てくる。他者を意識しすぎるのかもしれないなと感じています。自分の最大パフォーマンスを意識するというよりも「勝ちたい」という部分、「記録を出したい」という部分が出過ぎてしまう。ここが改善されると本当に11秒台が出せると思うのですが。逆に小さなエースは抜群の集中力。普段とは全く違います。この短時間での集中力の高さが結果につながっているのかなと思います。どちらも強い。それでも課題となる部分はあります。大きなエース、これをきっかけに冷静なレース展開ができるようになると面白いなと思います。
多くの方に「すごいね」と言っていただきました。すごいのは選手なんですが(笑)。2日目、トラックでの活躍は目覚ましいものがありました。本当に充実した1日でした。