kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

なんとか・・・

2014-06-17 | 陸上競技
日曜日、急遽練習計画変更のためこの日の午後から練習。午前中は工業系の危険物取扱の資格試験があるためどうにもなりません。そのため3走の子の治療を学校で少し行うことに。温熱で温めながら治療をしようと。本人がその前にどうしても「整体に行きたい」というのでその気持ちを優先しました。「ここに行ったら大丈夫」という想いがあるようなので。これまで多くの方の力を借りて治療を行ってきました。この段階でかなり大丈夫だと思っていました。が、本人が「不安」を抱えている。この状態ではいつまでたっても前に進むことができません。10時半くらいに戻ってきたのでそこから1年生に温熱をさせました。可能な限りやる。

練習は13時から。目標は1時間半程度で終わらせること。本数は最小限。アップはフリー、その後は並走とバトン。3走の足の状態を見ながらしかできません。テーピングはしていましたがどれくらい回復するのか分からない状況。「全く休む」というのも一つの手段だとは思いますが、「走練習ができない」という不安感が大きくなりさらに悪循環を生む可能性があると思いました。可能な限り走る。そういう判断です。走り自体はなんとか走れました。総体前よりは明らかにいい。足長は通常のモノに戻しても問題なし。総体前は2-3は2.5足長伸ばしていました。それでも詰まるのではないかという感じでしたから。本人も走れてきているという安心感が多少あると思います。

最後に80mを1本。これもまずまず。が、この1本でまた3走の足が痛いという状況。走ったら張りが出るのは分かっています。それをどうするかというのがポイントでした。本人は走れていないわけではない。それでも走ると足にハリが出る。間違いなくこの状態でも県総体よりは上です。県総体は本当に走るだけで精一杯でした。どん底の状態からは絶対に抜け出しています。あとは精神的なところが大きいのではないかと感じていました。後日談になるのですが本人は今まで一番信頼していた整体に行ったので絶対に痛みが出ないと思っていたようです。それなのに痛みが出たことで「絶望的だ」と感じたようです。女子はこの辺りのことが大きく影響します。この子がもっと自分が感じていること言葉にしてくれると良いのですがそこが一番難しい。もう走れないのではないかという気持ちになっていたようです。これを私がもっと早く感じ取ることができると良かったのでしょうが。

とにかくできることを全てやる。それ以外にはないと指示をしました。このことを本人がどう感じるか。正直、この時点でリレーを走るメンバーの調子は確実に県総体よりは上。過去最高のレベルだと思います。この3人だけで0.5秒は確実に短縮できると考えています。この状態で中国を迎えることができるというのは面白い。あとは一人が不安を乗り越えて自信を持つことだと思います。金曜日に他の先生から「自分を信じる」という部分ができてないじゃないか!と笑いながらTシャツの背中の文字のことに関して言われました。不安に思って何か変わるならそれでも良いですが本当うち変わらないのですから。もっとやるべきことに集中して自信を持つべきです。

こんな感じでこの日は終了。私にできることはこの日全てやったと思います。あとは選手がどうするかだけ。やっていることを考えてもっと自信を持ってもらいたいですね。それだけで結果が大きく変わるのですから。まーこんな感じで日曜日も終了。バタバタというかなんというか(笑)。
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別にいいのですが・・・

2014-06-17 | 陸上競技
思い出したので書いておきます。本当に今回のこととは全く関係ないことなのですが(笑)

今回、土曜日の練習を日曜日に切り替えました。もちろんそれなりに用事がった可能性はあります。突然の日程変更というのはやはりいいことではありません。分かっています。しかし、「背に腹は代えられない」という状況。バトン練習のこともありますし、この状況で「私用」を優先するというのはちょっと考えられません。家族でどこか行くということはあるのかもしれませんが、それでもこの状況を考えると「日程変更」は致し方ない。全員で戦うという部分ですから。

この指示を出した後に数年前のことを思い出しました。県新人の前、ちょうど同じような日程だったと思います。選手数人が「故障気味」であったため保護者にお願いして三次の鍼灸院に治療に連れて行ってもらいました。これが土曜日の午前。午後から練習としていたのですが鍼治療の刺激が強すぎてこの日の練習は不可能。切り替えて翌日の午前中に行うように指示をしました。が、一人「用事があるから無理」と言って来ない。リレーのことを考えると絶対に必要な要素でした。が、本人は「私用」を優先。これに関しては賛否両論あると思います。「突然の日程変更をする方が悪い」と言われればそれまで。が、県新人の1週間前です。この日に練習しなければ勝負にならない。「無理」と行った選手も同じように他の保護者に治療に連れて行ってもらっていたのです。何のために治療に行ったのか?

結局、「私用」は本当に「私用」。「他校の文化祭に行く」という感じだったと思います。これを機に話をした結果、「部活を辞める」という結論で終わり。県新人はリレーに出ることなく終わりました。これまでずっと続いていた「リレーで中国」はこの段階で途切れたのです。出場することさえもできないで終わり。完全に「競技」ではない部分に目が向いている証拠でした。この状況で誤魔化して競技をする意味はない。そう感じていました。これからしばらくうちにとっては「冬」の季節が続きました。積み上げてきたものが一気に崩れ去った感じでしたね。

そう考えると今は「競技」をしています。戦うために準備ができる。これは私にとって本当に面白い。選手が本気ですから。こちらだけ本気になっても面白くない。お互いに本気になって初めて可能性が見えてくる。今回の「日程変更」であらためて今のチームの良さを感じました。読んでいて「そんなの当り前だろう」と感じる方もいると思います、「勝手に日程変更して何を偉そうな」と感じる方もいると思います。真のチームは「陸上競技」をしている。それだけは確かです。

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大幅予定変更・・・

2014-06-17 | 陸上競技
土曜日、中国大会前の大きな刺激となる日でした。練習場所の確保の関係で開始時間を8時としていました。前日治療をした選手には少し早めに来てテーピングをしておこうと話していました。6時過ぎからやり取りをする中で「痛みが戻ってきて走れる状態ではない」とのこと。うーん、危機的状況です(笑)。前日にあれだけ痛みが引いたと言っていたのですがなかなか・・・。テーピングを張る云々の話ではなくなっていました。

8時練習開始ということで選手は7時20分くらいには来ています。これから移動という所で練習の変更を伝えました。このような状態で練習する必要はない。直接練習場所に行っている者は呼び戻しました。この日師匠が学校にいらっしゃるということだったの図々しくお願いして治療をしてもらうことにしました。本当に申し訳ないのですが「頼れるものは全て頼りたい」という状況です。この状態で女子は練習をしても仕方ないので完全に取りやめ。急遽、練習を翌日に変更しました。工業系が危険物の試験があるということで練習は午後から。もっとも時間を効率的に使えないパターンですね。

せっかく集まったのに何もしないというのは問題。万が一この選手が走れなかったときのことも考えて1年生を3走に置いてバトン練習をさせました。歩きながらと静止した状態でのバトンですが。中学時代に1走しかやったことのない選手ですからバトンをもらうというのは難しい。それも一番難し3走を任せるというのは通常では考えられません。それでも走順を大幅に変更するというのは頭にはありません。2走に大きなエース、3走に小さなエースを配置するとめちゃくちゃ速いと思います。しかし、そのためには練習時間が足りません。保険をかけての3走1年生。とにかく2年生が走れる状況を作るしかないのです。

3走の2年生は8時半から2時半くらいまで少しの休憩をはさんで師匠ずっと治療してもらいました。整体的手法、気功と様々な治療をしていただき身体の状態はかなり良くなりました。それでもまだ「張り」がある。痛みが移動する感じがありました。うーん、この期に及んでどうなのか。師匠と話す中でやはり「不安」が大きな原因になっているのではないかと感じました。確かに。県総体前も同じような状況でした。突然足の痛みを訴える。大きな不安があるのだと思います。「自分が走らなければいけない」という責任感。12秒1と12秒1の間をつなぐ3走というのは非常に大変です。どこかミスが出ると上手くつなげないのですから。一番プレッシャーを感じるところだと思います。その部分はある程度キャプテンがフォローしてくれているのですが。

かなりの時間治療してもらって張りが取れました。走ると張る。この状況だったので師匠のアドバイスを受けもう一度気功治療に行かせることに。帰りに乗せていってくださるということでお言葉に甘えました。何から何までお世話になりっぱなしです。本当に申し訳ない。それでもこの子が走れるようになるためであれば「できることは何でもしておきたい」と考えていました。私自身も精神面や生徒との関わりの面で師匠から学ぶことは多い。前回の鳥取中国大会の時は途中のサービスエリアで選手を引き渡し、鳥取に行くまでの道中ずっと治療していただいたことがあります。師匠にメリットは何もないにもかかわらずそこまでやっていただけるというのは本当に感謝です。多くの人の支えがあって今があるというのを本当に痛感しています。

夕方からの気功治療、これも2時間以上やってもらったようです。ここまでやって多く人が「大丈夫」と言ってくれている。このことに本人が安心してくれるだけでもかなり違ってくると思います。体調的なこともありますが「精神的な部分」が大きく影響している。そう感じています。勝負の舞台に立った時にこれほど不安定な状況では戦えません。そのあたりのことはまた次の記事に。まー大変です(笑)。
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