kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

一日練習

2014-08-29 | 陸上競技
木曜日、この日は一日練習をすることにしていました。私だけではなく選手もかなり疲労しています。それはわかっていますが夏の終わりにしっかりとやっておきたいと考えています。特に今年はインターハイに参加したため女子の練習が明らかに不足しています。この状態であれば秋には厳しい戦いが予測されます。なんとかして戦える状態に持っていきたい。それは私だけではなく選手も同様だと思います。きついけどやるべきことをやる。このスタンスは変えたくないですね。

前日は休息を意識してトレーニングにしていました。まーどう考えても身体を休める事にはなっていませんが。一日練習をするに当たり、午前中は動きの確認を中心に置きました。走り込みは合宿でやっていますか 。動きの質を上げて行くことが大きな課題となると感じていたので。アップでダイナマックスをやっていますがこの動きの確認からやりました。これは周りから見るとトレーニングのように見えますが、私個人としては「走りにつながる動き」として位置付けています。しかし、いつの間にか練習の中身が変わってきている。これは良いことではありません。30分以上かけてやるべき動きの意識を確認していきました。やりたい動きを身につけるために他の動きも取り入れながら。この時点で1人動きが全く作れない者がいたので別メニュー。3年生がマンツーマンで教えていきました。腰が進みません。集中して改善してもらいたいですね。

その後、雨が少し降って来たので軒下で壁。繰り返し繰り返しやっていきました。通常の3倍はやったでしょうか。なかなか意識と動きがかみ合いません。一生懸命にやっていると思います。それでも簡単に変わらない。それでもやっていくしかないのです。我ながらかしつこいと思いながら繰り返しました(笑)。

更に屋外で足運び。スティックを使って進めていきました。接地ポイントが前側にズレる。膝締めがきちんと出来ていない者は確実にですね。前まで持って来る前に落ちてしまう。スティックに届かないので膝から下が開いて迎えにいってしまう。あーこういう部分なんだなと今更ながら感じました。腰がついてこないという部分が確実に脚の動きにもつながっていきます。やはり見ることは大切。トップ選手の動きだけを見てマネをさせようとする指導者もいます。実際はそんな動きができれば苦労しません。その選手が出来ていない動きをどう改善していくかです。基本を度外視した練習ではたまたま強くなる選手はいても総合的には上がらないと思います。じっくりと時間をかけることで見えてくることがある。目新しいことをやるのではなくやはり基本に立ち返って練習を進めて行くことが大切だと思います。

最後にハードルをやりました。いつもは前向きで一歩の動きをやるのですが、この日は最初に横向きで始めました。接地ポイントと腰の位置の確認のためです。横向きでやる方がここの部分の確認がしやすいと思ったので。やはり3年生は上手い。ほとんどやっていないのですがこちらが求める事が出来ます。目の前に最高のお手本がいるのです。ここを下級生が何故利用しないのか?直接質問できる環境にあるのです。もっと貪欲になってくれないと強くはなりませんね。

トータルで4時間近く行いました。みっちりやる。かなり精神的にキツかったと思います。一年生は特に。近道があればそれが一番なのですがなかなか簡単にはいきません。時間をかけて少しずつ進んでいきたいと思います。

長くなったので記事を一旦区切ります。午後はまた書きます。
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合宿翌日&水曜日の練習再開

2014-08-29 | 陸上競技
とにかく忘れないように書いておきたい。とはいえ、かなり疲労しているため体力的に結構厳しい(笑)。それでも先延ばしにすると確実に忘れてしまいます。可能な限り書いておきたいと思います。

合宿翌日、保護者会は終わっていますがとにかくやることがいくつも重なっています。10時から会議があり、終了後はすぐに3年生の面接練習がありました。あまりにもヘロヘロなので日程変更をしてもらいました。休みにしてと良いくらいのダメージだったのですがそうも言えず。やり始めるとエンジンがかかってしまうのでかなりの時間をやりました。で、結局ダウン。この日も21時前には就寝。小学生の息子よりも早く寝ているというのはどうなんでしょうか?(笑)

水曜日、この日は2年生の登校日でした。9月に入ってすぐに就業体験実習があるのですそのための頭髪服装検査。何年か前は結構大変でしたが今はそれなりに大丈夫になってきました。短時間で終了。2年生が登校日なので1・2年生はその時間に合わせて登校。朝練の時間に来るように指示をしていました。生活のリズムの安定という意味もありますし、体調の把握という部分もあります。朝の段階で身体のコンディションの確認&マッサージをさせました。1年生はその後しばらくはグランドの草抜き。最近グランドでの練習ができていません。同時にグランドに草が生えてきます。自分たちの使うグランドを自分たちで管理する。それくらいのことはできないといけません。

2年生が10時過ぎには終わったので少し草抜きに参加させてその後、合宿を踏まえてからのミーティングを行わせました。これも私抜きで選手のみ。自分たちの練習を自分たちで作り上げていくという感覚を持つ。自分たちに足りないものを感じ取ることができれば合宿が練習につながっていきます。ここができないのであれば練習の意味はない。私から言われてどうこうではなく自分たちがどう感じるか、どのように行動に移すかが重要だと思いますね。で、食事等をとらせて練習開始は13時から。

13時前には集合は完了していました。まー当然ですが。この日は外部から練習を見に来られました。この夏にいくつかの学校に訪問されているようです。1回目の夏の合宿に参加されていました。長距離が専門なのですが今後短距離も指導することがあるかもしれないということで自ら勉強されているようです。うちのような学校に来て私の練習を見て本当に意味があるのかは不明ですが(笑)。少し選手にも話をしてもらいました。「kaneko先生は短距離とフィールドが専門で・・・」という話があったので突込みを入れておきました。基本的に私は「短距離&ハードル」が全問だと思っています。フィールド種目はほとんど指導できません。高跳びに関しては完全に素人。指導するのは不可能だと思っています(笑)。一応確認のために伝えておきました(笑)。

見学者がいるからと特別な練習をするということはありません。この日は予定通りトレーニング中心。本当は走りたいのですがさすがにしんどいだろうという優しさ。前日に大きなエースに会うことがあったのですが「座っているだけで筋肉痛」という話をしていました。この状況で動きの確認をするのは不可能だろうなと。できるかもしれませんが集中力が低くなるのでそれだけは避けたい。ダイナマックスをやってからシャフト補強。この日は師匠が投擲を連れて合宿に来られていました。お見せできるほどの練習ではないのですが少し見に来られました。「筋力的なこと」についてかなりできているという評価を頂きました。これは本当に嬉しい。特に小さなエースの動きを称賛されていました。シャフト補強でも「前に進むこと」を常に意識してきました。負荷をかけるだけではなく走るにつががる練習をしたい。それが全ての練習の中での共通項目にしています。接地時間を短く、重心の移動を大きく。小さなエースはかなり動きが速い。移動距離が小さいとそれだけ行う回数が多いのでできるだけ少なくと常々言っています。このあたりは「得意」ですから圧倒的に速い。手を抜いているわけではなくきちんとやって速いのですからすごいことです。

比べてみるとやはり他の選手は接地が長かったり移動距離が少ない。さらには腰が残る。この部分の差がどれだけ走りに影響しているのか。考えてもらいたいものです。声も出て元気にやっていました。これはこれで立派。いや、正確に言うと当たり前なのですがこらが「当たり前」になるまでにやはり時間がかかります。競技力はまだまだだと思いますが、「取り組む姿勢」はずいぶんチームとして成長してきていると思っています。

あとはバランスディスクをやってからメディ投げ、懸垂で終了。補強だけで3時間はできたと思います。「本当に補強しかしない(笑)」という感じで来校者と話していました。怪我をしないための身体作りという意味も含めて補強をひたすらやります。走るだけが練習ではない。上述のようにトレーニングの中で走りにつながることができる。筋力を上げることだけを考えているわけではなく「走るためにどうするか」を考えるようにしています。それでも師匠や先輩にはまだまだ遠く及ばないと思っています。まだ力不足。それでも合宿を経て自分がやるべきことをもう一度確認できました。身体は結構疲れていますが「心」の部分は前向きです。

しっかりと取り組んでいきたいと思います。
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