支部新人、細かいことを書くと批判を受ける&関係者の気分を害するかもしれないなと自覚しています。それでも書いておかなければいけないなと思っています。うちのチームとしての取り組み、考え方です。
朝の準備の段階、やはり手間取りました。これは仕方ないかなという感じがあります。キャプテンは交代していますが、やはり前キャプテンが人一倍気づきます。新キャプテンもこの数週間で成長して来ていると感じていますが比較するとやはり遅い。前キャプテンが遠慮しながらもしっかりと指示をだす。下級生は指示待ち。自分で判断して動くことができません。かなりイライラ。手際が悪い。効率が悪いというのは私的には好きではありません。これも経験だとはおもいますが。
リレーメンバーは準備の途中でアップに入らせました。アップ場がありませんから朝の段階でバトンをやっておかないと練習ができません。私は準備をしながら遠くから見ていました。3年生もこの時間帯にしかアップは出来ないので身体を動かさせました。途中、下級生がバトンを始めたので3年生は練習を取りやめてバトンの確認をすることに。完全に下級生のサポートです。この2人が全体のサポートをしてくれる。この意味が本当に分かるか?チームとしての取り組みの表れです。
実際のところ、この2人は1年生から主力として活躍をしていました。他の選手のサポートに回るということは全くといって良いほどありませんでした。サポート経験はなし。本来であれば補助員として全体を手伝わせなければいけなかったのかもしれませんが今回はチームのサポートに回しました。これまで多くの人に支えられて来たので今度は自分達がチームのために貢献するべきだと考えたからです。インターハイ選手が全力でサポートするという姿を後輩がどのように感じるか?
バトン練習はかなり微妙。通常であれば1本で終わりにしていますが感覚的にかなり悪い。3-4走は全く渡りません。結局月曜日に休んでいる部分がこの辺りに影響して来ます。細かい調整が出来ない中でバトンをやらないといけないのです。特にアンカーは1年生。高校に入って初めてのリレーになります。不安要素の方が圧倒的に多い。だからこそ練習を積み重ねておかなければいけないのです。ここに顕著に現れます。あまりにも渡らないのでレース直前に必ず合わせを行うように指示を出しておきました。
リレーのアップの途中で高跳びの競技に移動しなければいけませんでした。高跳び、実際のところ1年間練習をしていません。本人は高跳びに対するこだわりが強い。インターハイが終わったら少しずつ練習をするという話にしていましたが、チーム状況としてそこまで手が回りませんでした。約束を守っていないと言われると確かにそうですが、うちとしては「リレー中心にチームを作る」と話をしてきました。ここに対する批判もあるかもしれません。しかし、人数的にギリギリの数でやっているうちのようなチームでは仕方ないことだと思っています。その判断がなければこの夏のインターハイに行くことは無かったと思います。間違っていたとは思いません。
アップを始める際に本人が「先生、スパイクを忘れました」と申し出てきました。卒業生の想いが込められたスプリント用のスパイクで跳ぼうとしていたのです。それを見て「どうしたのか?」と聞いたら「忘れました」との事。このようなスパイクで跳躍をするというのはありえません。スプリント用に作られているの手間踏切の衝撃や力に勝てるはずはありません。簡単に壊れてしまうと思います。そこをきちんと理解しているのか?オーダーで作っているので金額的にも安いものではありません。スパイクに込められている想いと意味を感じ取れないこと、月曜日と同じことを繰り返していることに落胆しました。
私にも責任はあると思っています。高跳びの練習を全くさせていないのでスプリント用のスパイクしか頭に無かったのかもしれません。それでもそこでスパイクを忘れる、壊れるかもしれないとい考えを持たずにスプリントスパイクで跳ぶ。こういう部分は考えないといけません。本人のためにというよりは卒業生の想いが込められたスパイクのためにそのまま跳躍をさせるわけにはいきません。他の者に学校までスパイクを取りに行くように指示をすると3年生が「自分が行って来る」と言って自転車で取りに行ってくれました。往復で20分弱。近くまで来た時にもう一人の3年生が全力で走って坂の途中まで行って本人のところまで持って来てくれました。どれだけ多くの人に迷惑をかけるのか?ここは絶対に許されることではありません。悪意がないから許されるというのではない。これまでも同じようなことを繰り返しているのです。競技前なので厳しくは言いませんでした。多くの人に迷惑をかけまくって競技をしているというのは終わってから厳しく話そうと思っていました。
私は他の選手の対応をしていました。普通であればこの段階で跳躍にはならないと思っていたのもありますし、100のレースのための準備をしておかなけれないけないからです。で、高跳びの方を見てみるとかなりバーが上がっています。思った以上に高くなっているので高さの確認をしてみると「155」に挑戦していました。え??自己ベストよりも高い。で、何故かクリアしました。うーん、どうなんでしょうか。ちょうど保護者が来られたのでこの日の経緯を伝え「155を越えたんですよ」と伝える。自己ベストということはわかっていたのですが保護者の話によると中学時代は「153」がベストだったようです。専門的な練習をしないで跳んでいたはずなので力的にはあるのだと思います。今回も一切練習していませんから驚きは倍増。
そのままの勢いで「158」を3回目にクリア、「160」を2回目にクリアです。この時点で大会記録の更新。「162」はあと一歩のところてクリアできず。かなり惜しい跳躍でした。本人が一番驚いていると思います。何故この高さを跳たのか?スプリント力が飛躍的に上がっていますから余裕があったのと筋力的に劇的に上がっているのでそこが上手くかみ合っているのだと思います。奇跡的な話です。
「160」は今季の県内トップの記録。中国大会でこの高さを越えればインターハイが見える記録です。素晴らしい記録かもしれませんが、私はそこに至るまでに大きな問題があると考えています。チームの取り組みとして「結果オーライ」を許すのか?スパイクを忘れ、周りの人に大きな迷惑をかける。それで記録が出れば全ては水に流す。それは違うと思っています。インターハイに行く。これは素晴らしい事だと思いますが、こんな状態でインターハイに行って価値があるのか?私的には違うと思って指導して来ました。ここはこの子に限らずそれは許せない。批判されるかもしれませんが。
チームの関係者には理解して頂きたいと思います。選手批判ではありません。チームとして真剣に考えないといけないのです。本人は真面目に一生懸命やっていると思います。しかし、だから全てが許されるわけではない。選手も保護者も考えていかなければいけません。素晴らしい記録が出たというのは喜ばしいことです。が、そこに至るまでに何をするかが重要です。3年生がどれだけの想いでスパイクを取りに行ったのか?数日前に同じミスをしているのです。スプリント用のスパイクで跳んでいたら故障していたでしょうし、スパイクが壊れていたでしょう。そこがきちんと出来なくで「結果さえ残せば良い」という指導はしたくありません。そこを求められるのであれば私は指導しません。
この子が成長することはうちのチームにとって大きな武器となります。私が求めている基本的な取り組みが出来るようになるだけでもスプリントも跳躍もかなりのレベルに到達すると思います。リレーに関してもこの子が鍵を握っています。大きな期待をしています。その反面、このような行動をしていたらチームメイトから信頼をされません。悪気がないのは他のみんなもわかっています。だったら許させるのかというと集団としては許されない。この子が本気で変わってくれればチームとしては劇的に強くなると思っています。
うちは結果も求めます。しかし、それだけではないのです。これまでこのblogを読んでいただいている方々にはご理解いただけるのではないかと思っています。そこは譲れない部分です。個人批判ととらえられる人もいるでしょう。だから批判覚悟でという書き方をしています。それでも考えてもらいたいと思ってここに書いています。きちんと自分と向き合ってもらいたいからです。
インターハイを狙える力がある。でもそれだけではない。そう考えて指導してきます。万人に御理解頂けるとは思いません。それでも書いています。
また書きます。
朝の準備の段階、やはり手間取りました。これは仕方ないかなという感じがあります。キャプテンは交代していますが、やはり前キャプテンが人一倍気づきます。新キャプテンもこの数週間で成長して来ていると感じていますが比較するとやはり遅い。前キャプテンが遠慮しながらもしっかりと指示をだす。下級生は指示待ち。自分で判断して動くことができません。かなりイライラ。手際が悪い。効率が悪いというのは私的には好きではありません。これも経験だとはおもいますが。
リレーメンバーは準備の途中でアップに入らせました。アップ場がありませんから朝の段階でバトンをやっておかないと練習ができません。私は準備をしながら遠くから見ていました。3年生もこの時間帯にしかアップは出来ないので身体を動かさせました。途中、下級生がバトンを始めたので3年生は練習を取りやめてバトンの確認をすることに。完全に下級生のサポートです。この2人が全体のサポートをしてくれる。この意味が本当に分かるか?チームとしての取り組みの表れです。
実際のところ、この2人は1年生から主力として活躍をしていました。他の選手のサポートに回るということは全くといって良いほどありませんでした。サポート経験はなし。本来であれば補助員として全体を手伝わせなければいけなかったのかもしれませんが今回はチームのサポートに回しました。これまで多くの人に支えられて来たので今度は自分達がチームのために貢献するべきだと考えたからです。インターハイ選手が全力でサポートするという姿を後輩がどのように感じるか?
バトン練習はかなり微妙。通常であれば1本で終わりにしていますが感覚的にかなり悪い。3-4走は全く渡りません。結局月曜日に休んでいる部分がこの辺りに影響して来ます。細かい調整が出来ない中でバトンをやらないといけないのです。特にアンカーは1年生。高校に入って初めてのリレーになります。不安要素の方が圧倒的に多い。だからこそ練習を積み重ねておかなければいけないのです。ここに顕著に現れます。あまりにも渡らないのでレース直前に必ず合わせを行うように指示を出しておきました。
リレーのアップの途中で高跳びの競技に移動しなければいけませんでした。高跳び、実際のところ1年間練習をしていません。本人は高跳びに対するこだわりが強い。インターハイが終わったら少しずつ練習をするという話にしていましたが、チーム状況としてそこまで手が回りませんでした。約束を守っていないと言われると確かにそうですが、うちとしては「リレー中心にチームを作る」と話をしてきました。ここに対する批判もあるかもしれません。しかし、人数的にギリギリの数でやっているうちのようなチームでは仕方ないことだと思っています。その判断がなければこの夏のインターハイに行くことは無かったと思います。間違っていたとは思いません。
アップを始める際に本人が「先生、スパイクを忘れました」と申し出てきました。卒業生の想いが込められたスプリント用のスパイクで跳ぼうとしていたのです。それを見て「どうしたのか?」と聞いたら「忘れました」との事。このようなスパイクで跳躍をするというのはありえません。スプリント用に作られているの手間踏切の衝撃や力に勝てるはずはありません。簡単に壊れてしまうと思います。そこをきちんと理解しているのか?オーダーで作っているので金額的にも安いものではありません。スパイクに込められている想いと意味を感じ取れないこと、月曜日と同じことを繰り返していることに落胆しました。
私にも責任はあると思っています。高跳びの練習を全くさせていないのでスプリント用のスパイクしか頭に無かったのかもしれません。それでもそこでスパイクを忘れる、壊れるかもしれないとい考えを持たずにスプリントスパイクで跳ぶ。こういう部分は考えないといけません。本人のためにというよりは卒業生の想いが込められたスパイクのためにそのまま跳躍をさせるわけにはいきません。他の者に学校までスパイクを取りに行くように指示をすると3年生が「自分が行って来る」と言って自転車で取りに行ってくれました。往復で20分弱。近くまで来た時にもう一人の3年生が全力で走って坂の途中まで行って本人のところまで持って来てくれました。どれだけ多くの人に迷惑をかけるのか?ここは絶対に許されることではありません。悪意がないから許されるというのではない。これまでも同じようなことを繰り返しているのです。競技前なので厳しくは言いませんでした。多くの人に迷惑をかけまくって競技をしているというのは終わってから厳しく話そうと思っていました。
私は他の選手の対応をしていました。普通であればこの段階で跳躍にはならないと思っていたのもありますし、100のレースのための準備をしておかなけれないけないからです。で、高跳びの方を見てみるとかなりバーが上がっています。思った以上に高くなっているので高さの確認をしてみると「155」に挑戦していました。え??自己ベストよりも高い。で、何故かクリアしました。うーん、どうなんでしょうか。ちょうど保護者が来られたのでこの日の経緯を伝え「155を越えたんですよ」と伝える。自己ベストということはわかっていたのですが保護者の話によると中学時代は「153」がベストだったようです。専門的な練習をしないで跳んでいたはずなので力的にはあるのだと思います。今回も一切練習していませんから驚きは倍増。
そのままの勢いで「158」を3回目にクリア、「160」を2回目にクリアです。この時点で大会記録の更新。「162」はあと一歩のところてクリアできず。かなり惜しい跳躍でした。本人が一番驚いていると思います。何故この高さを跳たのか?スプリント力が飛躍的に上がっていますから余裕があったのと筋力的に劇的に上がっているのでそこが上手くかみ合っているのだと思います。奇跡的な話です。
「160」は今季の県内トップの記録。中国大会でこの高さを越えればインターハイが見える記録です。素晴らしい記録かもしれませんが、私はそこに至るまでに大きな問題があると考えています。チームの取り組みとして「結果オーライ」を許すのか?スパイクを忘れ、周りの人に大きな迷惑をかける。それで記録が出れば全ては水に流す。それは違うと思っています。インターハイに行く。これは素晴らしい事だと思いますが、こんな状態でインターハイに行って価値があるのか?私的には違うと思って指導して来ました。ここはこの子に限らずそれは許せない。批判されるかもしれませんが。
チームの関係者には理解して頂きたいと思います。選手批判ではありません。チームとして真剣に考えないといけないのです。本人は真面目に一生懸命やっていると思います。しかし、だから全てが許されるわけではない。選手も保護者も考えていかなければいけません。素晴らしい記録が出たというのは喜ばしいことです。が、そこに至るまでに何をするかが重要です。3年生がどれだけの想いでスパイクを取りに行ったのか?数日前に同じミスをしているのです。スプリント用のスパイクで跳んでいたら故障していたでしょうし、スパイクが壊れていたでしょう。そこがきちんと出来なくで「結果さえ残せば良い」という指導はしたくありません。そこを求められるのであれば私は指導しません。
この子が成長することはうちのチームにとって大きな武器となります。私が求めている基本的な取り組みが出来るようになるだけでもスプリントも跳躍もかなりのレベルに到達すると思います。リレーに関してもこの子が鍵を握っています。大きな期待をしています。その反面、このような行動をしていたらチームメイトから信頼をされません。悪気がないのは他のみんなもわかっています。だったら許させるのかというと集団としては許されない。この子が本気で変わってくれればチームとしては劇的に強くなると思っています。
うちは結果も求めます。しかし、それだけではないのです。これまでこのblogを読んでいただいている方々にはご理解いただけるのではないかと思っています。そこは譲れない部分です。個人批判ととらえられる人もいるでしょう。だから批判覚悟でという書き方をしています。それでも考えてもらいたいと思ってここに書いています。きちんと自分と向き合ってもらいたいからです。
インターハイを狙える力がある。でもそれだけではない。そう考えて指導してきます。万人に御理解頂けるとは思いません。それでも書いています。
また書きます。