kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

検定

2015-01-22 | 陸上競技
火曜日、あれこれやることがありました。それはきっとみんな同じなんだと思います。私だけが特別なわけではありませんから仕方ないのですが。それでも結構あれこれあります。

この週は簿記検定の課外が実施されます。このためひたすら準備と授業を。他の学校がどのようにされているのか分かりません。話を聞くと朝からずっと特別編成授業にして検定対策の授業をするところもあるとか。ある意味「合格」だけを考えると効果的な話かもしれません。完全に授業時間を使って詰め込んでいくパターンですね。今のうちのスタイルは違います。というか私のスタイルが違うだけなのかもしれませんが。先週からかなりの量の宿題を出しています。これもある意味「強制的に勉強させる」のかもしれません。しかい、やらない子はやらない。答えを書き写して提出するだけの形になる。これでは何の力も付きません。狙いとしては「力を上げる」ことです。ここを度外視してやるのは将来的にプラスにならないと考えています。

検定があるというのは目標になります。同時に「単純な授業展開」でも対応できる部分が出て聞きます。工夫は必要なくなる。決められたことだけをやっておけばよくなる。授業展開としてはそれも必要だと思います。教科書どおりにやっておけばある程度分かります。また、力がある子はそれなりに理解してできるようになります。が、本当の力かどうかはわかりません。「生徒の力に頼る」という感じになります。良いことなのか悪いことなのか。

私は授業は「ツール」だと思っています。目標に到達するための方法論を学ぶ。私は「目標に向かって一生懸命にやる」ことを覚えてもらいたいと思ってこの検定週間を使っています。全員が合格するかどうかは分かりません。合格できそうにないから「もういいや」と諦めて勉強しないというのではこの意味はなくなります。一つでもいいのでできる部分を増やす。合格することもすごく大切なのかもしれません。しかし、それ以上に学ぶことがある。私は検定の勉強を「班」でやらせるようにしています。分からない所をお互いに教えあうのです。普段はそれほど話をしないかもしれませんが、こういう機会にコミュニケーションを取ることができます。更には「分からない」ということを認めて他の人に質問をする。自分は分かっていても周囲の人が分かっていなければその姿を見て教えてあげる。こういう関係を作るのは「授業」として必要なことだと思います。

「学校の勉強って何の役に立つんですか」と質問されます。確かにそう感じる部分がたくさんあるでしょう。実際に今の生活の中で数学の知識や国語の知識が生かされているかどうか?分かりません。そういう部分があるからこそ「物事に取り組む姿勢」を身に付けさせることが一番大切なのではないかと感じています。それが「見えない力」だと思っています。進学校であれば行きたい大学があってそのために嫌でもやらなければいけない。そういう「頑張り」は他の部分でも生きてくる場面があります。一生懸命にやったことでしか感じられないものがある。大きな負担になるのは分かりますがそれでもやっていかなければいけないのです。今はしんどいかもしれませんがこれが将来の力になります。

強制的にかなりの量の宿題を出しています。もちろんサポート体制は作ります。やらせるだけではない。それをするのが今の仕事なのかなと。外部に宣伝できるような華やかなことはありません。本当に地味なことです。それでも生徒の力にはなっていると思ってやっています。かなり嫌がられてはいると思いますが(笑)。生徒に迎合して「やりやすようにやる」だけではダメだと思っています。生徒に好かれる教員になる必要はない。嫌われてもきちんとしたポリシーを持ってやっていくことが大切だと思っています。これは部活も同じ。周りからあれこれ批判されてもきちんと選手に伝わればそれが大事。なかなか表面的には分かりませんけどね。

微妙な記事になっています。まー思いつくまま書いているのでお許しを。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする