kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

あれこれ

2015-01-28 | 陸上競技
火曜日、前の記事に書いたように1年生は学年閉鎖。そのため登校はできません。連絡をして可能な限り練習をするようにと指示をしました。「外出禁止」のほうが良いのかもしれませんが、別に誰かと関わるわけでもないので「各自で練習」という形にしました。これが問題だと指摘されるのかもしれませんね。こういうご時世ですから・・・。それでも練習はさせたいと思います。もちろん体調不良者には様子を見るように指示をしました。当然のことです。

1年生はかなり不安が残るので「その日に行う練習を連絡してくること」という指示を出しました。思いつきでやれるほど理解はできていないはずです。さらに時間が確保できるので「走練習」と「補強」を両方行うようにさせました。2部練習です。このことに関しても「そんなにやっていいのか」と言われるかもしれませんね。が、この時期練習の確保が必要になります。それができる絶好のチャンスだと感じました。もちろん選手の意識の問題も大きく影響してきます。どれだけの意識で練習に取り組めるかだと思っています。

その日に行う練習の報告。これは全てにおいて「抽象的」でした。全員、「もっと具体的に」をいう注文を付けました。「坂を走る」や「体幹補強」というレベルの内容では何をやるのか全く見えてきません。そこの部分をしっかりと考えていく必要があります。本来であれば1年生のこの時期には「ある程度の意識レベル」に到達しておかなければいけません。ここ数年はかなり厳しい状況になっています。それでも力はついてきますが、本当に必要な競技レベルまで引き上げているのかというと疑問符が付きます。

月曜日の朝、1年生が「足が痛い」と言ってきました。現状報告をさせる。これは必要なことです。選手の体調の管理はしておかなければいけません。この日の朝に報告に来たのは「月曜日に走りたい」と考えていたからです。マネージャーに各自の状況を把握するように指示を出していましたからその流れで「走れそうにない」という報告に来たのだと思います。もうすでに1か月近くこの状況が続いています。それなりに対処しているのでしょうが私からすれば「それなり」でしかありません。一事が万事。こういう姿勢が競技にも出てきます。最大限のことをやっているのか?それを感じられない。朝練をやらなくていいからストレッチやマッサージをしておくように指示。見てみると股関節の柔軟性が著しく低い。あれだけ言い続けていてもこの1か月間、積極的にストレッチ等を行っていないのです。治療は私が「鍼に行け」といったときだけかもしれません。この状況で改善されるはずがありません。

高校生が競技ができるのは実質2年ちょっとです。大学に進んで競技をするという選手を除いては県総体や中国大会でほぼ終わり。トータルで30か月歩かないかだと思います。そのうちの1か月を無駄に過ごしているという事実を把握しなければいけません。時間の無駄です。うちの学校で始めてインターハイに行った選手、2年生県総体で初優勝したものの中国大会で腰を痛め全く走れない状況に。北九州の病院に連れて行き「ケアの仕方」を教えてもらいました。最初は全くできなかったストレッチも1か月後には普通の人以上にできるようになっていました。「言われたことをやる」という姿勢があったからだと思います。最低限「言われたことをやる」というのが必要です。もっというと「それから先」が大事。それができるから中学時代の実績が全くなくても県チャンピオンになりインターハイへの道を切り開いたのだと思います。その取り組みと比べると明らかに見劣りします。「午後は部活に来る必要なし」と厳しく指導しました。結局は学年閉鎖となり練習どころではなかったのですが・・・。

で、この様子を見ていた2年生の日誌。「家でもストレッチしたり緩めたりして頑張っていたのに・・・」というような内容が書かれていました。ここの「感覚の差」なのだと思います。「自分は怪我をしたことがない」というのがある。だから「大丈夫」と思っていると思います。全くケア等をしないので「少しやっている者」を見ると「すごく頑張っているのに」と思うのでしょう。補強を毎日やる。これも宣言していましたがここ最近は全くやっていないと思います。これまで強くなってきた選手との差は明らかです。どれだけ話をしても伝わらない。何故なら自分たちは「一生懸命にやっている」と思っているからです。これだけやっているのに何故先生はこんなに厳しく言うのか?理解できない。こんな感じでしょうか。実際にできないから指導するのです。この「甘さ」がある限り競技に向かう力にはなりません。

伝わらない。これもこれまで経験したことのない水準かもしれません。私の競技に対する情熱が冷めてきたのか?そうは思いませんが「同じことを何度も言う」という状況の繰り返しはしんどいいうのはあります。「言われたからとりあえずやっている」という水準で指導をするというのは面白味に欠けます。表面的に「強くなりたい」というだけで行動が伴わない。ここは指導のレベル云々ではありません。「甘い」という言葉で表現できない所もあります。非常に難しい。

うーん、書きたいこととは内容が離れてしまいました。練習やそれ以外に感じたことに関してはまた書きます。すみません。
コメント (4)
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