kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

金曜日の練習(午後)

2015-01-18 | 陸上競技
うーん、書き始めるとあれこれ書いてしまします。もう少しシンプルに物事を表現できるようにならないといけないと思いますが難しいですね。センスの問題でしょうか。長くなると読む人が飽きてしまうというのがあります。高校生だと長い文章を見た瞬間に内容を確認する気を失ってしまう(笑)。これではダメですね。もっと私自身が伝えたいことと簡潔に伝えられるようにならなければいけない。それが難しいのですが。

金曜日、午後はほとんどの選手が「検定」と「課外」でした。そのため最初から練習に参加できる者2名のみ。これは仕方ないので練習開始を17時として最初の1時間はフリーとしました。自分たちで動きの確認をしたりしていたはずです。この日は少し(昼休みを含めて本当に少しだけですが)時間を作って日誌にきちんとコメントを書きました。目を通してはいたのですがなかなか細かく書くことができていませんでした。これもコミュニケーションツールの一つだと考えています。選手が書いた日誌にこちらの考え方を書く。数年前までは選手が書いた内容と同じくらいの文量を書いていたこともあります。なかなか時間が作れなくなってしまって今は毎日書くことができません。言い訳ですね・・・。もっと真剣に時間を作らないといけないと思っています。日誌にはここ最近の取り組みや意識、目に見える部分だけではなく内面的な部分についても触れました。前日の練習の雰囲気のこともあったので。話をするだけではなくきちんと「文字」として見ることも必要。元々はこのblogはそういうスタンスも含めて書いていました。選手に「どのようなことを求めているのか」を直接話すだけではなくこうやって「文字」として確認させることで言われていることの意味をもう一度確認することができるだろうと。今の選手はほとんど読んでいないかもしれないですね。なんとなくそんな気がします。こちらが伝えたいことがなかなか伝わらない部分、日誌も含めて見直さないといけない時期に来ているのかもしれません。

練習開始時に少しだけ話をしました。日誌に書いた内容の確認です。「物事に取り組む意識」をどうするか。これは最終的には私ではなく選手自身の問題となります。今、目指しているのはどこのレベルなのか?県総体に出場するだけを目指しているのか?または県で決勝に残ることか?それとも中国大会で戦うことなのか。それぞれ違うのかもしれません。目指すところに応じてやるべきことは変わってきます。3年生が一人練習に参加しています。今更「県で一番になる」ことを目指しているわけではないはずです。全国で戦っている大学に進むのです。そこでリレーメンバーを勝ち取るというのは容易なことではありません。その選手が下級生と同じ目線で物事を考えると良くない。目標意識が低くなりますから。何が何でもメンバーに入って「日本一」になる。それくらいの覚悟は持ってもらいたい。信頼できる大学で練習をさせてもらうのです。「結果」を残してチームに貢献してもらいたいと強く思っています。そのためには念願の11秒台を出さないといけないでしょう。やるべきことはまだまだたくさんあります。他の者は目の前に強い選手がいるのだからそこに負けないように取り組むべきです。まだ足りません。

そんな話をしてから本練習へ。この日はスタート練習。2月上旬に大阪室内があります。3年生が出場するのでその準備も含めて。ここ数年は冬期練習でもスタートをやっています。「技術的な改善」は時間がかかります。冬期練習の中でどれだけ改善できるかだと。シーズンに入ってからいきなりスタートをするよりも継続的に修正していくほうが効果が高いと思っています。引退した3年生、1年生の時はスタートが微妙でした。1年生の冬期でかなり改善されて翌年には記録を出していました。中学時代に13秒1、高校1年生も13秒1。これが2年生の時には県総体で200mで25秒台、100mは秋に12秒35です。スタートからの流れをしっかりと作っていければ記録的に大きく伸びる可能性があると思っています。継続した練習の必要性ですね。

スタートドリルに時間をかけました。スタート局面には様々な要素が含まれています。その要素をいきなりスタブロからやるというのは難しいのでそこに行くまでに少しずつ準備をしていく。これがどのように結果に結びつくのか。脚運びであったり走りのリズムであったりを徹底的にやってからスタートの構えにつなげていく。この局面は私自身まだまだ勉強しないといけないと思っています。時間がかかる部分ですが徹底してやっていくことで必ず変わります。これを延々とやり続けました。トータルで2時間くらいでしょうか。

何人かは動きに変化が見られます。まだまだ時間がかかるとは思いますが。この日に気づいたことはやはり「音を聞いて出る」ことの大切さです。当たり前の話ですが。見ていると自分のリズムで構えて出るとかなり上手くスタートが切れる選手がいます。しかし、スターターに合わせて出ようとするとセットから音が鳴るまでのタイミングを自分の思い通りにできません。そのため自分で出ていた時と同じようにはいかなくなります。反応云々の練習のために音を鳴らすのは多いと思いますが、実はリズムを他者に合わせるというためにも絶対に音を聞いて出ることは必要だと改めて感じました。何を今更と言われるでしょうが。基本的なことを見直すという姿勢は必要だと思っています。やるのが当たり前だからやるのではない。考えながらですね。

技術的な練習をするのはすごく楽しい。選手はどうか分かりませんがこちらとしてはこういう練習が好きです。もちろんこの手の練習ばかりやっていたらダメですが。細かいところを見極めながらやっていける指導者を目指したいと思います。

ダラダラ書いてしまいました。お許しを。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金曜日の朝練(余談多し)

2015-01-18 | 陸上競技
少しずつ現実の日付に近づいています(笑)。なかなか追いつけません。更新する気はあるのですが。理想は毎日毎日その日のことを書いていくこと。が、到底そこまでは無理ですね。毎日blogを更新する人がどれだけいるのか分かりませんが結構大変だと思います。今はfacebookやTwitterで即時に情報を発信することができます。時間をかけて考えながらblogを更新するというのは時代に即していないのかもしれないですね。芸能人のように「食べたもの」をわざわざblogに更新するほどではないかと思っています。私はラーメンを食べたり、特別珍しいモノを食べた場合はfacebookで公開しています。これは私自身が備忘記録的にやっているだけです。これくらい簡単にやって終わらせておくというのも大事なのかもしれませんが、blogは私の中で少し位置づけが異なります。これもなかなか言葉では表現できないのですが。

またも前置きが長くなりました。年を重ねるにつれてどうも関係ない話が多くなります。良いことなのか悪いことなのか(笑)。

金曜日、この日の朝練はアジリティ系を。最近はちょっとこの部分が少なくなっている気がしていました。あれこれ練習はやっていますが気が付くとどうしても「偏り」が出てきます。バランスよく練習をしたいと思っているのですがなかなかできないですね。不足する分を補うために朝練で「速い動き」を実施することに。水曜日の練習内容を書いたblog(書いたのはずいぶん遅れていると思いますが)に「マーク走」のことについて触れました。これも狙いは「速く脚を動かす」という部分につながります。マークを置くことで次の足を速く出すという目標になります。次から次へと脚を前に出していくことで速く進もうというものです。接地ポイントや身体の起こし方など様々な動きの練習になると思っています。しかし、「マーク走」で気を付けなければいけない部分があります。これは「速く動くこと」に固執し過ぎてしまう経験性があるというところです。実際に私もここの部分で失敗したことがあります。選手には申し訳ないですがいつの間にか「盲目的」に「速く動く」ことだけを求めていました。

難しい表現になるのかもしれませんが「速く動くこと」と「速く走ること」は直結しないと思っています。その場でもも上げを速くできたからと言って走ったら速いのかというとそうではありません。大切なのは「速く前に進む」ことです。マーク走やフレキハードルを使った練習では「速く動く」ことを求めがちです。マークの距離やハードル間を狭く設定するれば「速く動く」ことは可能。しかし、それが本当に走りにつながらなければ意味がないのです。「前に進む」ことだけを考えてマークの距離を適当に伸ばせばよいのかというとこれも違ってきます。広すぎて動きが大きくなりすぎてしまうと加速もできません。適度な距離が必要になると思います。私自身も選手が設定しているの細かい距離を常に把握しているわけではありませんが走りを見ながら距離の調整をするようにしています。

で、話が大きく(少し?)逸れてしまっていますが朝練は「速く動かす」ことにこだわって実施。BOXを使っての練習を行いそこからグループを2つに分けてラダーとフレキの追っかけ。どちらも速く動くことが狙いです。更にはタイヤを使って足の入れ替えなども行いました。基本的にこの「アジリティトレーニング」はそれほど重心の移動を伴いません。本来であればもっともっと大きく動きながらやっていくほうが良いのかもしれませんが「速く動く」ことと「重心を大きく動かす」こと平行してできない部分があります。ある意味「相反する」部分だと思っています。このバランスが重要なのかなと。最近の練習の中では「大きく動かす」ことを意識させています。この表現も難しいのですが「動きが大きくなる」のではなく「重心を大きく動かす」という意味です。逆に「素早く動く」という感覚は少し不足しているかもしれません。どちらもやっておきたい。そう思っています。

長くなっています(笑)。ちょっと記事を変えて午後の練習について触れておきます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする