kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

少し走る

2015-05-10 | 陸上競技
土曜日、練習を夕方から行いました。特殊な種目がありますから準備等に時間がかかります。こればっかりは仕方ないですね。全員で協力しないとできないことがある。それぞれ負担はあると思いますが、みんなで力を合わせないといけません。そのためやはりここに来るまでに各自が勉強をしておいてもらわないといけない。練習だけではない部分に時間を割く必要が出てくるからです。理解してもらいたい。

練習はアップをしてからそのまま走るための準備。早めに集まっていたのですが、結局上手くいきませんでした。なかなか難しいですね。様々な団体との重なりが出てくるのでそこに合わせてどうするのか?という部分が大きくなってきます。やりたいことはたくさんあります。動きをやってからシザース系等。チューブを使った練習をやりたかったのですが、どう考えてもこのままやったら時間が足りなくなると判断して終わりにしました。並走はやりましたが、バトン合わせはなし。優先したいのは合わせですが、それ以上に走っておきたいと思っていたので。

並走、男女共にイマイチ。バトンがきちんと渡りません。特に女子は渡りません。総体、バトンが渡らない可能性が高い気がします。せっかくなのでなんとかしたいのですが、今の所危機的な状況です。並走のスピードが遅い事と手を出す位置が全く安定しないのが大きな要因です。そこを工夫して何とかという所まではいきません。なんとかしたい。

その後時間がない中でマーク走。このマーク走になった時に女子のスピードが上がりました。明らかに並走の時とスピードレベルが違う。確認すると「距離感がつかめないからスピードを落としている」とのこと。そういうことなんですよね。きっと。練習をやる時に思い切って狙いとする部分をやらないといけない。前の記事にも書きましたが最初はミスをしてもいいから思い切らないといけない。無難な練習をすると結果的に何もならない練習をしてしまうことになります。何度も何度も「練習の意図」を話していって理解させなければいけません。まだまだでした。マーク走は比較的良くなってきたかなという感じ。もちろん身体がついてこない者もたくさんいますからスピードレベルとしてはまだ低い。これも継続しかないと思います。

最後に水曜日と同じように短い距離を何本か走りました。60m×3本、90-60-60で終わり。量的にはかなり少ない。それでも今は十分な量です。これを高いスピードで走っていけるならなんとか見せ場は作れるかもしれません。スタートのタイミングが合いません。今度はここの部分の指導をしていかないといけません。多分、これまでは適度なタイミングで走っていたのだと思います。競争をしながら走るということは少なかったのかも。出の形もみんなバラバラです。ここは少し止めて話をしました。やることは本当にたくさんあるのです。その中で優先順位をつけないといけません。全部はできないのですから。

少しずつ走れるようになってきているなと実感できる選手もいます。絶対になんとかしたいと思います。短時間で変化するというのは本人の気持ち&意欲の部分があると思います。それに応えられる指導者でありたいと思います。

最後に勉強の話を。この日は予定よりも遅くなってしまいました。この部分はこちらの配慮不足。謝りました。が、これを理由に勉強ができないというようではダメだと思います。私は競技も勉強も同じだと思っています。基本的に物事に取り組む姿勢は何に対しても同じですから。少しくらい良いだろうという気持ちがある選手は競技には向きません。競技をやることはできるでしょうが、競技者にはなれないと思います。一つのことに対して一生懸命になれる者は他の事も手を抜かずにやっていけるようになるのです。全てはつながっていると思います。

実際、これまで指導をしてきて競技力が飛躍的に伸びた選手は勉強も学校生活も決して手を抜かない。最初からできていたのではなく、この手の話を事あるごとにしつこくしつこく言い続けていたので心が動いたのだと思います。その事も伝えました。部活ばっかりやっている、という見方を周りからされると競技に集中できなくなります。中途半端な気持ちでやっていくのではなく、全力で練習も勉強も日常生活もやれるようになると選手は劇的に変わります。進学校の選手はここの部分に優れていると思います。ここの差は歴然です。うちがこれから戦っていくためにはやはりこの部分が大切だと考えています。心の指導です。

個別に少し指示を出した者もいます。中心となる選手を育てなければいけなくなるので。色々とやるのは大変です。受け入れられない部分もあるでしょう。それでもやるしかない。進みます。心を育てる。絶対に外せないですね。
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見直す

2015-05-10 | 陸上競技
土曜日、テスト週間に入っているため何人かは勉強会としました。練習は夕方に。これまで勉強会というシステムはあまりなかったのかなと思います。前任校では基本的にやっていましたが。全員を強制的に参加させるというのはやはり気が引けます。何度か書いていますが、すべての部分で新しいことをやるというのは受け入れがたい部分が出てくるでしょうから。商業系の一、二年生は来てから勉強するように指示をしました。もちろん、私も職場へ。分からないところがあれば教えようと思っていましたが、二年生は範囲が広いためまずはそこを終わらせるという最大テーマが残っていました(笑)。任せることに。

私はその時間を有効に使うことにしました。あれこれやりながら、最終的にはこれまでのトレーニング内容の見直しを少しだけすることができました。映像も幾つかあるのでそれを見ながら今の取り組みに足りないところを見極める。金曜日の段階で必要な練習道具を少し頼みました。すぐに必要なものはネットで注文して金曜日に到着。まだ使用していませんがこれから導入していくつもりです。偏りがあるかもしれないのでもう一度見直さないといけません。

鍛えるという感覚が強くあります。それも「やるだけ」の練習を避けて「意味のある練習」にしたい。このためにはやはり練習の組み立てが大事になってきます。これも金曜日に他の部活の顧問と話をしたのですが「練習内容ならいくらでも教えますよ!」と思っています。こんな内容をやると良いですよ~という話はいくらでもできます。そこから本質となる部分をどれだけ理解してもらえるかだと思います。形だけを真似するのでは意味がなくなります。やるならきちんと理解してやらせたいと常々思っています。

ここ最近感じているのは「形を真似する」ところから入ることが一番大切だなと(笑)。めちゃくちゃ矛盾した内容を書いていますね。しかし、ここが大事なのだと思っています。最初は真似をしないと何もできないからです。本質的な動きの話をしても結局は筋力が上がらなかったり慣れて来ないとできないのです。そこまではある程度の我慢はしないといけないと思っています。それが出来なければ練習にさえならないのですから。今はとりあえずやる段階。これからもっと質を上げていく段階。実際にトレーニングの意味を細かく理解してやっている人がどれだけ多くいるのか分かりません。私自身も慣れてきてからは時々(この頻度はかなり多いですが)しか話していなかったかもしれません。手本がなくなったときに初めて今やらないといけないトレーニングの意味をきちんと考えるようになる。

そんなこんなで考えていて、シャフト補強にもう少し工夫の余地があるのではないかという気になりました。まだまだ導入したばかりなので細かいことはできません。しかし、こちらが工夫をすることで鍛えるという部分をもっと進化させることができるのではないかと思います。強化するだけで動きが小さくなりつつあるのであれば効果はなくなります。まーシャフト補強はキツイので浅くなったりする選手は多々います。こうなると「自分は良くやった」という自己満足にしかならないんですけどね(笑)。狙いを明確にすることで大きく変わる。更には鍛えるという部分をもっと生かす方法を導入していこうと思います。これは上手くいく自信があります。

それ以外にもこれまで無くしてきた練習を見直してみたいと思っています。以前はガンガンにウエイトをやっていました。ベンチ、スクワット、クリーンという3つだけですが。これにより大きく競技力アップした経験もあります。今はそこにトレーニングは求めていません。太くなるというのを避けたいという理由もあります。が、これはこれで「大きくする」以外の意味での導入が検討できます。以前短長に良くやらせていたトレーニングですが、色々と考えていくと取り入れても良いかなという気はしています。シャフト補強が中心になるのは間違いないと思います。それでも今の選手にあったトレーニングを考えていくことで大きく結果は変わっていくのではないかと思います。

トレーニングやり過ぎだと批判されるかもしれません。それでもやります。私の指導の生命線はここにありますから。走りにつながるトレーニングをどれだけ考えられるか。そして、その意味を理解させながら指導していくことでこれまで以上の成果を出せるのではないかと考えています。ここにも自信がありますね。厳しく指導する。私の周囲からの評価はそんな感じかもしれません。それは私のいう人間の一部分、表面的な部分だけの話だと思っています。普段の指導を細かく見てもらうとかなり異なっているのは分かってもらえるかもしれません。そんなに一緒にやる人はいないのできっと分からないという結論なんですが(笑)。

いや、やる事は山のようにあります。多くの事を勉強していきたいなと真剣に考えています。少し抽象的な話だったかもしれません。やろうとしている事の大枠が決まってそれをやっていく中で成果を出せたらもっと書いていきたいと思います。陸上のみの内容になるので一般の人には伝わりにくいかもしれないですね。基本的には私が思った事、考えた事をオブラートに包んで書いているだけなので(笑)。関心がない時には読み飛ばして下さい(笑)
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軽く

2015-05-10 | 陸上競技
金曜日、練習は軽くとしました。テスト週間に入ったという事もありドリルとショートスプリントのみ。私は高跳び選手と一緒に競技場にて跳躍練習。できる事をやりたいと思っています。感覚的に鋭い選手であればなんとかなるのかもしれませんが、時間がかかるタイプです。選手権でそれなりに跳びましたが、実力的にはまだまだでしょうか。

前任校の選手も来ていたので一緒に練習をする事にしました。少しずつ刺激になると思います。選手権での課題を克服するための練習を中心に行いました。まー練習でどれだけを跳ぶのが普通なのかまったく分かりません(笑)。助走スピードのコントロールと踏切足とそれ以外の部分のタイミングを上手く合わせられるかどうか。

うちの選手は筋力的にまだまだありません。自分の身体を浮かす事ができるほどの筋力がない。それは本人も自覚しています。筋力がつくのを待っているわけにはいきません。中学時代の記録を跳べれば上の大会に進める可能性があります。ブランクが長いのでなんとかしないといけないというところでしょうか。ここは本人と話をしながら様々な方面から力を引き出す計画を立てていかないといけません。普通にやっているだけでは到底間に合いませんから。

ある意味潜在能力は高いと思います。技術的な事、筋力的なものがほとんど(全く?)ない中でここまでできているというのはひょっとしたらすごい事なのかなと。まだまだ自分に自信が持てないので二歩くらい下がったところでやっています。ここを変えていくことも必要になります。中学時代に全くといって良いほど走練習をしていません。走ることを嫌がります(笑)。それでもここはきちんとやらせていかないといけないだろうなと。走力アップをしていきたい。秋にはリレーメンバーに入れたいと考えています。手足が長いのでその分、時間がかかると思いますが上手くいけばかなりのスプリントになると思います。いつものパターンですかね(笑)。

これまで関心が少なかった高跳び。おかげさまで少しずつ勉強させてもらっています。まだまだ根本的な話しか分かりませんが(笑)。運動学の視点からある程度同じことなんだと思っています。どのような動作をしているのか。なぜそのような動きをするのか。ここを選手と共に理解していきながらやっていきたいと思います。この子は高跳びを中心にリレーに出すという感じだと思います。個人のスプリントはあまり考えていません(笑)。高跳び選手の扱いは難しい。色々な意味で。私の指導の幅を大きくしてくれますねー。本気で(笑)。

その後は急いで懇親会へ。このところこのパターンが多い(笑)。
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