kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

トレーニングの話

2015-05-20 | 陸上競技
だんだんと「意見の主張」だけをしているblogになりつつありますかね。まー仕方ないかなと思います。見てくれる人のニーズに合わせて考えていかないといけないのかもしれませんが、基本好き勝手にやっているだけですから(笑)。それでも「blog見てるんですよ」と言っていただけるというのはありがたい事です。毎回思うのですが、なんでこのblogの存在を知るのか?一応、アルファベットで名前は書くようにしていますし、職場云々も検索等に引っかからないようにしています。誰ともリンクを貼っていないはずなので簡単に検索にかかるとも思えません(笑)。

で、書きたい事はトレーニングについてです。これはどこの学校でもやっているんだろうと思います。私のスタンスの一つに「身体作り」があります。ある程度の時間をかけて身体を作っていく事で安定した競技パフォーマンスを発揮するというのものです。体幹補強が大切だと言われます。学校によっては「他校がやっているからやる」というトレーニングもあると思います。選手自身も「学校のメニューだからやっている」という感覚。ここに差が生まれると思っています。やるだけではなく何のためにやるのか??という部分です。

火曜日、色々とあって長距離と一緒に練習をしました。短距離は少しずつこちらが求めている事を理解しつつあります。全員とは言いませんが、大半の者の取り組みレベルが上がってきているなと感じています。少し体幹補強を教える事になっていたので教えました。この姿を見て「教えても意味がない選手がいる」と感じました。指導者であればそのような事を感じずもっと選手を認めてあげないといけない、と言われるかもしれません。が、これは「意欲」や「学ぼう」という姿勢があればだと思います。ダイナマックスを使ったトレーニングの基礎をやりました。今までやった事のない練習ですからポイントを理解する事がなかなかできません。が、できなくてもやろうとする者がいる。その半面、投げて遊んでいる者がいる。少し厳しい口調で指導しましたが、感じ取っている様子はありません。いや、分からないのだと思います。こういう人物をなんとか競技に向けようとするのも部活動なのかもしれません。が、ここにかける労力があれば一生懸命にやろうとしている選手に対してこちらが向き合う方がいいのではないか?無意味なトレーニングになるのであれば意味はないと思います。

これは「意識しない練習」をする事の無意味さを表していると思います。練習目的や課題を理解せずに「真似してやる」「それらしき事をやる」というだけでは効率が悪いと思います。それでも強くなるかもしれませんが、効果的ではない。技術的な事を考えるときに「無理矢理動きを作る必要性もあるのでは」と感じていますが、トレーニングはどうなんでしょうか?とりあえずやるだけのトレーニングでも最大限の効果を引き出せるのか?分かりません(笑)。

私はトレーニングは可能な限り競技に結びつけたいと思っています。この考え方が正しいかどうかは分かりません。重心移動を増やす、動的柔軟性を高める、身体をコントロールする。筋力を上げるだけではなくこういった部分も意識できる練習を組みたい。この意味では「無理矢理重心移動を作る」のと重なる所があるのかなと思っています。例えば「少ない回数で決められた距離を移動しなさい」という指示を出す。これは無理矢理かもしれませんが、結果的に「大きな移動距離を作る」ことと「一回で大きな力を発揮する」につながる。高く投げなさいというのとは違うと思います。こういう意味で指導する者がきちんと理解してその練習をさせないとダメなのかなと。

そしてバリエーションを増やしています。全身をバランスよく鍛える。これは昨年よりも今の方が効果的な練習ができている気がします。これは私のやり方が少しずつ変わってきているのかもしれません。これまで捨ててきたモノを再び導入したりしながら一番良い練習を組み立てる。普通の学校がどれくらいトレーニングに時間を割くのかは分かりません。私は3時間はやります。面白くないですが、それだけの効果はあると思っています。この文面だけ見ると「筋肉がつきすぎる」と思われるかもしれません。そんなことはありません。肥大させずに出力を高める練習が中心だからです。これも工夫あるのみ。

動きにつながるモノというのがどれだけ存在るするのかは分かりません。アイデア次第でどこまででもできる気がします。まだまだこちらが求めることはできません。基礎筋力重視で身体を作っていく事からスタートしています。絶対に戦える状態を作ります。やり方次第で大きく変わるのだと思います。楽しみです。
コメント
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