goo blog サービス終了のお知らせ 

kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

陸上について語る

2015-05-24 | 陸上競技
この1週間で2回、土曜日に親しい指導者と食事に行っています。ほぼ強引に行っているので、体力的にはヘロヘロになってしまっています(笑)。が、気分的に全く違います。よくよく考えてみるとこれまで夜食事をしながらこんなに陸上競技について話をすることはなかった気がします。周りから見たらなんなんだあの人たちはと思われるかもしれませんが。

実はこういう時間というのはすごく大切なんだと思っています。同年代というのもありますが、競技に何を見出すかという部分の話をひたすらしています。それぞれが考える事を話す。感覚的に近いのかもしれません。だから話しが止まらない。それってどうなんでしょうか。私がこれまで経験してきた事を話すのと相手の経験してきた事を話す。そしてこれからどうしていくのかを考える。もちろん陸上の話しだけではありませんが、9割は陸上談議ですね(笑)。偏っている。

それこそ昨日の私の流れは朝から競技場で他校のハードル選手を指導、午後から自分の学校の指導。そこから間髪入れずに食事。いや、陸上生活MAXです。これまでやってきた事、間違っているとは思いません。しかし、本当はもっとできる事があるんじゃないかという気持ちになっています。こうやって陸上競技と関わる時間を作る事で今の自分のやりたい事が見えてくる。

練習場所にいるだけではダメだと思っています。その中で何をするか。男子の指導、女子の指導の違いを考えるようになってきています。一緒に話をしている指導者は完全に男子向きです。そういう視点をもらいながら自分のスタンスを作っていく事も必要になります。私自身、男子の指導もずっとしてきています。毎年のように中国には進んでいました。が、男子指導にはもっと工夫ができたのではないか、関わりを考える事ができたのではないか。そんな事に気づかされています。

実際、こうやって真剣に陸上の話ができる人というのは案外少ない気がします。表面的な話ではなくディープな話です。自分達がこれからどういう方向に進むのか?何をやっていかないといけないのか?ここを話す。雑談のように競技場面で話をする事も必要だと思いますが、また別の場所で本音で話をする事も必要。このスタンスを新しく作っていけているのがここ最近の一番の変化かもしれません。だから時には選手から距離を置くという考え方も出てくる。距離感をつかみながら選手と前に進んでいく。

この刺激は大きなものです。指導者としての幅を広げています。技術論や取り組みの話なんかもかなりします。まーお互い興味関心が狭いのでここまで話ができるのかもしれません。同じ短距離の指導者だったら秘密にしないといけない事も出てくるかもしれませんから(笑)。専門が違いすぎてお互いに興味がないのです。重なる部分も出てきます。これから少し試してみたいなと思っている試合前の調整についても話を聞けました。これはナイスなタイミングでしたね。試してみようと考えていた部分の話になりました。もう少し様子を見ながらやっていけたら面白いなと思います。

これまで上手く行ってきたからそれをずっと続ける。その視点も必要だと思いますが、本当はもっともっとできる事があるんじゃないかと思っています。成功体験が他の選手にも通用するとは限りません。多くの話をしながらやっていきたいと思います。

いや、本当に面白い。まーこの感覚というのは分かってもらうのは難しいと思いますが(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

教えること

2015-05-24 | 陸上競技
土曜日、以前か誘われていたクラブチームの指導に参加することにしていました。前日の段階で相談して「可能なら来てもらいたい」という流れでしたから、参加することにしました。その関係でうちの学校の練習は午後からとしていました。私の指導力では全体を見ることはできません。どこかが疎かになるくらいなら、見れるところをしっかりと見ようと考えました。ざっくりやる練習会よりはある程度細い部分が指導できる方が良いと思ったので。

が、行ってみるとなんと中学生はテスト週間という事で不在(笑)。何て事だ!!せっかくやる気を出して来たのに。仕方ありません。また別の機会ですね。

色々と思う事があります。以前から我が師匠は「指導者の育成」を訴えられていました。選手を育てる、強化をするという視点から考えるとやはり優先事項は指導者の力を上げることだと思います。私のような三流指導者があれこれ偉そうに言うのもどうかと思うのですが、もっと動きを見ながら修正ができるようにならないといけません。そのためには基本的な動きについての知識が必要になります。私もまだまだ足りません。ある程度(基準がどこかは分かりませんが)の水準まではできるようになっていると思います。まだまだですが。こういう機会で私ができる事をしっかりとやる事で全体の強化につながるのではないかと感じています。出し惜しみする必要はないのかなと。

更には「長い目で見た指導」ができるのではないかと思って参加する事にしました。基礎段階で正確な動きを覚えていく。もちろん、中学生には筋力や集中力など足りないものがたくさんありますから全てはできないと思います。動きの理解という部分も難しいでしょうし。最近考えているのは「強制的にその動きをさせる」という部分です。意識してできないなら「結果的に狙いとする動きにする」ための工夫です。こちらがやりたい動きを色々な角度から身につけさせるのです。それを高校に入ってから細い部分の理解と身体づくりでもっていければこれまで以上に選手は力を発揮できるのではないかという感覚があります。

もっというと「指導スタイル」について見てもらうという最大のメリットがあります。これまで陸上競技をやりたい!と強く思ってうちの学校に来てくれる選手は少なかったのではないかと思います。こんな言い方をすると傲慢に思われるかもしれませんが、これからは「kanekoの指導を受けたいから進学したい」と思ってくれる選手が一人でも出てきてくれたらと思います。そこまでのカリスマ性があるかどうかは分かりません(笑)。それでもそういう選手が出てきてくれると学校自体ももっともっと活性化します。そのためには「kanekoの指導スタイル」について知ってもらう必要があります。そこの部分をアピールするためにも外部と関わりながらやっていく必要があると思っています。

これまで選手を育ててきたノウハウはあります。特に女子の指導に関してはかなりの自信があります。毎年インターハイに進む選手が出ていたのは「たまたま」ではないという自負があります。中学時代、全国大会に進んだ経験がある選手が一人もいない中でのこの成績はそれなりの結果だと思っています。これまではあんまりこういう事を言うのは避けてきました。これからはそれなりにアピールしても良いかなとは思っています(笑)。選んでくれた選手には最大限のサポートをしています。これは今もこれからも変わらない部分です。選手に選んでもらえるチーム作り、指導体制を作っていきたいと思います。

学校を選んでもらうというのはすごくありがたい事です。そういう選手を大切にしていくスタイルを持ち続けたいと思っています。まずは知ってもらう事です。集まってくれた選手一人一人を大切にする。しっかりとやっていきたいと思います。まだ、何もできていませんが(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つながる部分

2015-05-24 | 陸上競技
少し練習や技術的なことについて感じたことを書いておきます。最近はこの手の内容ばかりですね。具体に欠けている部分があるのかなという気はします。書いてから校正をかけるわけでもないのでどうなのか微妙なところではありますが、やはり抽象的な内容になっていますね。細かい練習等について書いておく方が高校生や中学生の役に立つのかもしれません。が、自分の中できちんと処理できない部分もありますから詳細なメニューなどを書くまでに至っていない感じがあります。この辺りはお許しください(笑)。またそのうち書くようになると思います。

色々と考えることがあって多種目の勉強をしてみようと思いました。すごく興味関心があってめちゃくちゃやってやろうという感じではありません(笑)。私のような性格の人間が「勉強しよう!」となったら視野が狭くなってひたすらやってしまいます。あくまでメインはスプリント&リレーだと考えていますし、そちらの勉強がまだまだ足りないと思っています。軸足は完全にそちらに置きながらも少しずつ幅を広げていこうかなと考えています。繰り返しになりますがどこにメインを置くかです(笑)。

視覚的に見るのが一番だと思い、色々と映像を見てみることにしました。他の指導者からDVDを借りてそれを見てみる。プライベートの時間をここに費やしました(笑)。見てみると案外楽しい。何が楽しいかというと「スプリントに活かせる」と感じながら観ることができるからです。これは本当に大きな意味がありました。軸作りのためにあれこれ練習をしますが、これって他種目にも十分活かせる。跳躍の踏切技術は意図しているのかしていないのかは別にして私が考えている事とかなり近い。これってすごく大切な感覚なんだと思います。あるフィルタを通して他の動きを見るということでわかってくることもあります。

ここで気をつけないといけないのは「見たからそのまま取り入れる」という部分。今の私にはそんな気持ちはほとんどありません。なぜなら「そんな動きはすぐにはできない」という部分と「形だけ真似る」というだけになってしまうからです。人によっては「良さそうな動きがあったらそれをすぐに取り入れる」かもしれません。私は今の所それはやりたくないなと。目的意識がない練習になってしまうのは避けたいので。また、その映像や動きに全てのポイントが説明されていない可能性もあるので。実際に見た映像、細い部分は省略されているとのこと。形だけの真似になってしまいます。それでは何のためにやっているのか分からないですよね。

色々なことを考えながらやっていくことは大切だと思います。つながっていく部分がありますから。それがきちんとできるようになって初めて効果があると思っています。まだまだ勉強することはたくさんあるなと感じています。日々勉強ですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする