kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

シャフト補強にレベルアップ

2015-05-09 | 陸上競技
木曜日、練習はトレーニング。中心となる学年の選手が複数名追試?により遅れました。うーん、困ったものですね。私が練習に到着する前にほかの先生が指導をされていました。土日の選手権、何人かが無断で欠席していたようです。連絡なし。こういう基本的な部分ができないというのは良いことではありません。やればできる内容だと思っています。それができないというのは・・・。前の記事にも書きましたが「部活をやる意味」を考えないといけません。企業から「運動部に入っていた生徒が欲しい」と言われるようです。これもイメージでしかないと思います。運動部に所属していたら「一生懸命頑張る」「周りに気を配れる」「自分から進んで行動する」ということができると思われるのかもしれません。実際はどうでしょうか?結局、「どこに所属するか」ではなく「何をやってきたか」だと思っています。間違っているかもしれません。間違っていないかもしれません。

この日は前日に合同練習をしたので刺激をもらっているはずです。この状況でこれまでと同じような練習しかできないようでは今後の道は開けないと思っています。冷たいかもしれませんが。まー基本的に「部活動に顔を出す」だけでも十分評価されるべきだと思っています。顧問として参加するのは当然のことではない。これは自由意思で選択できる部分だと思っています。同じように選手も「自由意思での選択」ができるはずです。参加したくないのであれば参加する必要はない。時々参加するというのはありえませんが、やはり「部活動の方針に合わない」と思えば部活動を移る権利はあると思っています。当然です。

話がそれましたが、もう一度短距離の前で話をしました。基本的に「声を出しなさい」という部分です。これまでに比べると随分成長したと思います。いきなり劇的な変化をするとは思っていません。しかし、このきっかけを逃すと絶対に練習の質は上がりません。これからどうするかを考えたときにこの日を逃したら絶対に変わりません。それができないようであれば私が練習に参加する必要はないと思っています。環境を少しずつ変えていく部分も必要ですが、きっかけがあればやはり「一気に変える」というのも必要だと思っています。とにかく声を出す。元気を出すというのがメインですね。

それに合わせてトレーニング負荷も増やすことにしました。これまで軽い負荷でやっていたシャフト補強、ついにシャフトにしました。女子はまだまだできません。未経験者の1年生男子はもっとできません。それでもやらせることにしました。すごく重いわけではないのでそれなりにできます。もちろんもっともっとできる部分はあると思うのですが今は「慣れる」ための準備。それだけをしっかりとやっていってもらいたいと思っていますね。ここができるようになるだけで間違いなくレベルアップします。

少し話がそれますが(いつも)、この練習中に「ウエイトコントロール」の話が出ました。これは1週間前に1・2年生中心に話をした内容です。特に女子が強くなるためには絶対的に必要な条件があります。「筋力アップ」と「ウエイトコントロール」です。ここに関してはまたいつの日にか触れます。私が作った資料を選手に配布しています。男子は筋力をつけるためにどうするかを中心に話して、女子だけを残して「身体づくり」について話をしていました。1週間経過したときに1年生のある選手が「1.5キロ落ちました」と申し出てきました。これは個人情報ですかね?!(笑)。無理なウエイトコントロールをしているのではないかと不安になりますが、聞いてみると休みが続いたときに自分で朝晩40分程度の散歩を行い、食事も食べる順番を考え量も調整し始めたとのこと。意識すれば確実に体重はコントロールできるのです。

本気になる。こういうことだと思います。同じことを話しても選手によってはすごく伝わるのです。表面的な変化ではなく「取り組む意識」が変化すればやはり変わるのです。指導者の力??違います。選手各自の意識の問題です。1年生の高校での陸上競技というのは「私の指導」しか基準がありません。それが伝わりやすい理由なのかもしれませんね。同じ場所にいた1年生に「意識の部分だね」と話すと「GW中、家族が焼肉に行ったのに自分だけ置いて行かれました。体重減らすんでしょう?と言われて(笑)」と言っている子がいました。こういう話を聞くとやはり「家庭の協力」というのも不可欠だなと感じます。高校生は自分だけではできません。やはり、支えられる保護者のおかげでできるのです
基礎筋力のアップとウエイトコントロール。この両輪で女子が戦えるようにして行きたいと思っています。

かなり声は出るようになってきました。もちろん、まだまだ×100くらいですが。ほかの先生に「先生はまだ足りんと思うだろうけど、1か月前から比べるとすごく変わったよね」と言われました。確かに。最初の段階から比べると成長しているのは間違いありません。そこは認めていきたいですね。しかし、満足はしない。そこで終わりにするわけにはいきませんからね。ここ最近選手に話をするのですが現在は「10段階のうちのレベル1」です(笑)。「すごく良くなったよ。10段階の1レベルだったのが1.1レベルになった」と。声のレベルは2くらいにはなったと思っています。中学時代にそのような経験はないはずです。だからこそ今から何とかしていかなければいけない。

火曜日と同じようなメニューをしていきました。肩周りの筋力を上げていきたいなと思うのでその部分も導入。やりたいこと、やるべきことは本当に多くあります。今の練習の流れに導入したいと考えているメニューもたくさん。そのためには「効率よく動く」という部分が必要になってきます。今はまだできません。種目と種目の間に休憩時間が長く入ってしまう。これは悪くないのですがそれにより雰囲気が締まりません。ピリッとした雰囲気の中で練習ができるともっと効率よく練習できるようになっていくのですが。まー一気にすべては変わりません。少しずつ少しずつですね。

そして疲れ切って帰宅してすぐに寝てしまう。5月になっても全く新しい生活リズムに慣れません。なんなんでしょうね。仕方ないですが。
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刺激

2015-05-09 | 陸上競技
水曜日、この日も休日。関係ないですが(笑)。

この日はお願いして前任校との合同練習にさせてもらいました。本当にありがたいことです。チームができていない状況ですから他のチームから刺激を受けるというのは本当に大きなことです。それがきっかけで何かが変わればよいと思っています。変わらなければいけない。もちろん、変わることに抵抗がある生徒もいるでしょう。そこを何とかして変えないといけないとは思っていません。本当はそこまでやらないとダメなのかもしれません。批判されるかもしれません。それでもどこにエネルギーを使うのかは自分自身で判断していきたいと思います。

練習場所がなかったため、他校のグランドをお借りして練習をさせてもらいました。事前に連絡をしてお願いしておいたのでスムーズに練習に入れました。が、他校の選手や顧問の先生がジョグをしていたにも関わらず挨拶ができませんでした。気づかなかったのかもしれません。しかし、自分の学校で練習をしているわけではないのです。「使わせてもらっている」という感覚が本当にあるでしょうか?同級生であったもこういう時にはきちんと「おはようございます」という挨拶は必要。さらにはそこに顧問の先生もいらっしゃったのです。情けない。練習も大事ですがこういう基本的なことができなければ応援してもらえるチームにはなりません。戦う前の段階です。うちの選手には厳しく言いました。そういうことができない選手は辞めてもらっていいと思います。競技力云々ではない。それが学べないのであれば部活に所属する必要性はないのです。真剣に考えないといけません。

色々と練習を進めていきました。最後に短い距離を走る。それもかなりの本数。これまでうちの学校ではほとんど走っていません。ドリルとバトンの並走、パスくらいです。そこまでの段階に達することはできませんでした。もっと練習できたのかもしれませんが現時点でこの量で終わらせておかなければいけないと思っていました。必要以上の負荷は故障の元。そして、そこまでの負荷をかける「心の準備」ができていない。この状態でこれまで私がやってきたような練習をするのは不可能だと思っていました。が、今回前任校と一緒に練習をする機会があったので「走る」という練習をさせました。息が切れて呼吸が苦しいというような練習ではなく「短い距離を走る」だけの練習です。本数的には多めに設定しました。ここにポイントがあります。

前日にかなりの量のトレーニングをしているため疲労もあったと思います。しかし、それ以上に「経験の差」というものが大きい。これまでは自分たちのペースで何本か走ればよかった。この日はそれはできません。ダラダラする部分もなく(これは私が厳しく言ったから行動が早くなったのですが)、どんどん練習を進めていく。疲れてきても声を出す。本数を重ねてもスピードの低下が最小限に抑えられる。こういうのはどれだけ言っても本人たちが肌で感じないとダメな部分だと思います。これまでになく疲弊していました。

途中で話をしました。単純に「走るだけ」になっていないか。走るだけなら誰でもできるのです。本数を重ねることに意味があるのではない。自分でどうすれば走りがよくなるか、もっと前に進めるかを考えながらやるから練習なのです。高校生レベルでこうやって考えながら練習をするのは難しい。前任校の選手も間違いなく「与えられたメニューを消化するだけ」になりつつあります。これで本当に強くなれるのか?3本なら1本ずつきちんとポイントを意識しながら走らないといけません。自分がやろうとしている動きを定着させるために何をするかです。こんな話をしているときにうちの1年生がキョロキョロ。あー、これでは練習になりません。「仕方ない」で済むのか?疑問です。

こういう経験が次に生きていきます。最後は補強をして終了。

全体が終わってからうちの選手を集めて話をしました。「自分たちは弱い」というのを痛感してもらいました。それすら感じられないような選手であれば競技者として終わっています。ここの感覚も価値観の押しつけでしょうか?高校の部活動というのは「教育活動の一環」です。なんとなく集まってなんとなく終わることに意味は全くありません。成長するために何をするかだと思っています。こうやって「弱い」と感じることができるかどうか。今はまだ弱い。が、これから1か月後、3か月後、1年後は分かりません。それは何をするかという部分にかかってきます。

県総体を勝ち上がろうと思ったら「1本だけ速い」選手ではだめです。最低でも3本はMAXで走れる力が必要です。ショートスプリントであっても県総体2日目にはリレー決勝と100mが3本あります。4本目がきちんと走れないと上の大会には勝ち上がれません。また、いい練習をしようと思えば質の高さが求められます。1本しか走れないような体力、筋力、スピード持続であればほとんど練習にはならないのです。良い動きを何本も繰り返す中で走りは作られていきます。強くなるためにはやはりこの部分が必要不可欠。戦える力を身に着けさせる必要があります。

更には「意識」の部分です。リレーの前でも前任校の選手は大きな声を出します。それが「当たり前」だとわかっているからです。恥ずかしいとかいう感情を捨て去らないと勝負にはなりません。大会は発表会の場だと思っています。練習をしない者が参加したところで何も意味はないと思っています。結局、走るだけで終わってしまうから。発表会の場面で力を出すためには「いつも通りのことをいつも通りやる」のが重要。声を出せといっているのはこの部分です。普段やっていることをやらないと何もできなくなります。強くなるためにはこういう部分が必要です。声が出なければ練習の雰囲気も重くなります。「走るのが嫌だな」という雰囲気が出てくるからです。ここを改善しない限りはいい練習になるはずがありません。当然の話です。雰囲気作りも練習の中の大きな要素。馬鹿みたいに茶化して盛り上げるのは競技ではない。互いに励ましあい、意識するポイントを確認し前向きに練習に取り組む。ここが大事なのです。

「弱い」という感覚を持たないといけない。正直、これほどまでに「差」があるとは思っていなかったはずです。よく「ボコボコ」にされると言いますがこの日は「ボコボコボコ」にされました(笑)。完膚なきまでに叩きのめされたという感じでしょうか。前任校は特別強い学校ではないと思っています。その学校に太刀打ちができない。そこで「悔しい」と思うか「あの学校は元々強いから勝てなくても仕方ない」と思うかでこれから先の話は変わってきます。感じる部分があるかどうかです。今は勝てない。でもこれからは分からない。そう思っていますし、県内ナンバーワンを目指したいと思っています。それくらいの目標を掲げなければ戦う意味はないと思っています。きれいごとではなくですね。

きっかけは与えました。これを本人たちがどう感じて行動に移せるかです。移せないようならあと数年は耐えるしかありません。誰にでも変わるチャンスはある。それを生かせるかどうかだけですから。

長くなりました。久々ですね。お許しを。
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トレーニング

2015-05-09 | 陸上競技
火曜日のことを少し。ほかにも書きたいことはあるのですが。月曜日は練習を休みにしました。100mを1本だけしか走っていない選手も複数いるので休まなくてもいいという話もありますが、世間一般的に言われるGWで1日も休みがないというのは選手も可哀そうです。通常では日曜日を休みにしていますから、その代わりに月曜日休みという感じでしょうか。この感覚は特別なものではないと思っていますが(笑)。

そして1日おいて火曜日、タイトルにあるようにトレーニングを実施しました。私の練習の中心は「動き」と「筋力」です。「動き」の中には「スピード重視」というのも含まれています。この両輪の中で強化していくようししています。ここはすごく大切な感覚だと。当たり前じゃやないかと言われる可能性はありますが、やはり大事なことです。この視点の中でどうやって取り組んでいくか。

火曜日に関しては1・2年生は参加、3年生は自由参加にしました。3年生の参加者は2名。県総体に個人種目で出場する選手だけです。ある意味当然といえば当然の結果ですね。こういう選手のためにできることは最大限にやっていきたいと思っています。時間が限られています。どうやって競技力を上げることができるか。勝負するためには色々とやることがあります。新しい環境にてすべてをやるのは難しいと思っています。互いに妥協できるとことを作らないといけません。基本的にはGWだろうが長期休業中だろうが練習。ここは普通の感覚ではないのかもしれませんが(笑)。何人かは最初から用事が入っていて休むという連絡がありました。これも「今」は仕方ないと思います。

いろいろと話をしたのですがやはり時間が空くと忘れてしまいます・・・。情けない話です。そして、あえて書く内容ではないという部分もあります。どこまで書いていいのか判断が難しい部分がありますし。もっともっと信頼関係ができないとこちらの本心も出せません。いや、かなり出しているかもしれませんが(笑)。まーここの部分は考えないといけないと思いますね。

練習はトレーニング。8時30分開始にしました。時間をしっかりと使いたいと思っています。これまでの練習ではトレーニングの日は1時間程度の練習だったようです。それから考えると3倍近い時間になりますね。その負荷がどれくらいだったのかはわかりません。今と比べることに意味はないと思っています。これからの練習のことだけをしっかりと考えていきたいと思います。

トレーニングの中心は「シャフト補強」です。この日は女子や筋力がない者は軽いもので行っています。シャフトではないのでものすごく負荷が軽い。形を覚えることと少しずつ負荷を増やしていくことが大事だと思っています。それでも出来ない者が複数いるのでここは考え物ですね(笑)。まだまだ声が出ません。何とかしないといけないと思っていますが・・・。

練習をやっていてメニューを以前とは変えています。これまで長い間指導してきました。その中で競技のレベルに応じて(?)練習が精選されてきました。こちらの練習のほうが良いだろうということでこれまでの流れを変えて少しずつ変えていきました。が、新しい環境になり自分自身でこれまでやってきたことを見直すことになりました。すると「この練習のほうが良いな」と思って捨ててきたメニューの中に「大切な要素」が多く含まれていることに気づきました。そして再導入。これは良い。確かにこの練習を継続的にやっていた時には安定した競技力がありました。この練習を真似してほかの部活がやっているというのもありましたが、「効果ないな~」と冷静な目で見ていました。そんなこんなで捨てていった練習ですが、やはり捨ててはいけなかった。反省ですし勉強になりました。

この日はその手の練習を増やしました。練習の流れができていないのでまだやりたいことの半分くらいしかできていません。もっともっと練習の効率を上げることができれば負荷も変わってくるのですが。多くを求めるのはもっと先の話ですね。今はぼちぼちやっていくくらいにしておかないと振り向いたら後ろには誰もいないということになりかねません。

少しずつ、少しずつです。
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