goo blog サービス終了のお知らせ 

kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

トレーニングに関すること2

2017-02-26 | 陸上競技
続き。になるかどうか分からないのですが。このblog、どこを目指しているのかよく分かりません(笑)。ここ最近は教育的な話をほとんど書いていない気がします。まーそれはそれで良いのかなという気はしていますが。書きたいことを書きたいように書く。それで良いかな、と。

で、話はトレーニング。

様々な場所で様々な話を聞いてきました。もちろん、なんとなくやっているという指導者の話を鵜呑みにするつもりはありません。そこに意味は存在しませんから。こちらとしては「何がその時にベストか」を考えていきたいなと思っています。関西の方で話を聞くと「中学時代の延長」という言い方になります。最初はその感覚が分かりませんでした。が、よくよく聞いてみると見えてきます。

関西の方では中学時代にもある程度のトレーニングをします。器具を使うというのではなく自重中心のトレーニング。それを軽くではなくしっかりとやる。「時間がないから」という部分はどこも同じだと思いますが「スペックを上げる」という感覚がすごいなと思いました。

アップをしたらそれで時間が終わってしまう、という話を聞きます。多分、関西などではアップなどほとんどせずに補強に時間を割いているのだと思います。ジョグをして体操をしてーみたいな流れはない。特に中学時代に「決まり切った流れ」の中でやっていたら本当に時間がなくて終わってしまう。30分しかないのであればその30分を全て補強になる使うというのもありかなと。

これまで指導してきた選手、高校に入学して練習をさせると冗談抜きで腹筋ができない者が複数いました。補強は雨が降った時にしかやったことがない。元々筋肉質の選手もいるかもしれません。いわゆる早熟型の選手。この子たちは特別にトレーニングしなくてもある程度の身体が出来ます。女子は中学時代、なんとなく走っていて上手く走れているが高校に入って全く走れなくなるというパターンがある。ここにも大きな理由があると思います。

それぞれがそれぞれの考え方や中でやっていると思います。正しいとか正しくないとかの判断は非常に難しい。それでも安定して結果を残すために必要なことがあるのかなと。

うちの練習、どちらかというと「いきなり本格的な練習になる」という感じがあるのかもしれません。最低限必要な事をやっているつもりですが。これまでの選手が「腹筋ができない」という段階からスタートしているのですから考えないといけないかなと。多分「やるだけ」の補強はどこでもやっていると思います。腹筋みたいな事、背筋みたいな事。が、そこにどのような意図があって何のためにやるのか。ここだと思っています。

取り組みの意識がそれほど高くない選手であればウエイトトレーニングの方が効果が早く出ると思います。特別意識しないでやっていても筋肉自体は肥大していきます。ある一定のところまで筋力を上げてから補強中心に切り替えても面白いのかなと思います。

ウエイトをやる。油断するとスクワット系で腰を痛めたりしてしまいます。これも怖い。また、男子が身体がきちんと出来始めるのは高校2年生の中頃からかなと思います。それまでにウエイトをやっても狙い通りの効果が期待できないのではないか?!という感じですね。まーこれも後付けかもしれませんが。それほど強くない負荷で土台作りをしていきたいなと思っています。

どちらかというと補強をやりながら「軸」感覚が身につけば良いなと思っています。勢いで誤魔化すと何とか出来るのですがそうではなくて正確な動きをさせたい。更には動的柔軟性を高めたい。土曜日の練習でハイキックをやりましたがこちらが想定するほどの柔軟性がない。こうなるとどれだけ基礎筋力が上がっても走りに繋がらない気がします。

野球のイチロー選手が「初動負荷理論」に基づいたトレーニング器具を使って練習をしているのは有名な話です。力の使い方を覚える事と筋肉の柔軟性を保つ。筋力を強くするというよりも「上手く使う」という感覚なのだ思います。室伏選手が途中からウエイトを減らしていき「身体の使い方」にこだわった独自の練習を取り入れてたのもマスコミで取り上げられていました。

そういう部分を踏まえて「鍛える」という部分だけに捉われず「使える」という感覚を大切にしたいと思っています。

そうなるとウエイトに時間を割くことは今のスタイルに合っていないのではないかと。まだまだ狙いとする部分が出来ているとは思えませんがもっと効率よく身体を動かせるための練習に時間を使いたいなと思っています。そのために補強と動的柔軟性と動きを組み合わせる。

今やっていることには私なりに意味を持たせています。何故やるのか。そこが自分の中で明確になっていれば良いのかなと。まー自己弁護みたいになっていると思うのですが(笑)実際問題何が正しいのかは分かりません。ウエイトも正しいと思います。私は自分が信じる形でトレーニングを組み立てたいなと。

うーん。長くなって何を書いているのか分からなくなりましたか(笑)。まー自分の中で思いつくままに書いています。誰かの気分を害するような内容ではないとは思っています。自分が正しいかという話をしているわけではないですから。

ひとまずこのくらいで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トレーニングに関すること

2017-02-26 | 陸上競技
前の記事に少し書いた内容について。少し補足しておきたいなと思っています。まー別に私の自己満足なんですが(笑)

前任校の選手と話をした時のこと。我がBOSSはウエイトに関してかなり徹底しています。継続してやる中で明らかに身体つきが変わってきます。投擲に特化しているというのもあるのですがこの取り組みはすごいなと思っています。だからといってウエイトだけではない。様々な補強を取り入れています。私自身もBOSSから学ばせてもらっている事が多くあります。

やり投げのmk、考査が終わり大学で少しずつ練習をするようです。高校での練習とは大きく異なる部分が出てくるでしょう。周りと比べるとハイクリーンやスナッチが強いということでした。多分大学生と比べても強い方なのではないかと思います。最近は「ウエイトが楽しい」とのこと。ウエイトは目に見えて結果が出やすいですから楽しくなるでしょうね。やりがいはある。

投擲選手はかなりの筋力が必要になると思います。これが一番手っ取り早い。そこまでの筋力を上げるというのはかなりのことだと思います。新潟インターハイの時に砲丸投げの選手の付き添いをしたのですが明らかに身体つきが違う。身長も高いと思いましたがものすごいパワーだなと。男子は特にですね。

ここに関してはかなり考え方があると思います。投擲系に関してはやはりウエイトが強い方が競技力も高いという傾向はあると思います。パワーは筋力×スピードで表されます。筋力は筋断面積に比例すると言われていますからある程度の筋肥大は必要だと思っています。特に投擲は「一発で力を出し切る」という部分があります。最大筋力は必要不可欠なのだろうなと。

が、高校時代はBOSSの指導の中である程度バランス良く強化されていたと思います。だから競技成績も上がっていた。しかし、これからは自分で考えてるやっていかなければいけなくなります。そうなった時に「筋力が上がればいい」という考え方に偏るのは危険だなと思いました。目に見えて効果があるからウエイトを中心にする。それだけではないと思うのですが、記録が停滞し始めた時には「もっと筋力を上げなければいけない」という考え方になってしまうのではないか、という心配がありました。

あえてこの日の練習の中で「軸」の部分を意識した練習をさせました。手押し車をやらせるとバランスが上手く取れないところもあります。気がつくと自分の好きな練習に偏っていく。そうなると高校時代に培ってきた必要な要素が割合的に小さくなる気がします。また「重心の移動」が小さくなり「末端の動き」だけで処理しようとしている感じがありました。

筋力をあげると細かい部分が出来なくてもある程度ののことはできるようになります。パワーで押し切れるからです。ショートダッシュなどは比較的速いなと思いました。が、それはパワーで持っていっている。それはそれでありなのかもしれないですが。これまで強くなってきた主な理由は筋力だけではなく「技術的な改善」があったはずです。そう考えると「筋力をあげる」だけではない様々な練習をバランス良くやっていく事が必要になると。その辺りの話を少しだけしました。

スプリント系とは違うと思っていますしかし、。高校でもウエイトをしっかりとやるチームもあります。来月お世話になるmyzshはかなりウエイトを重視させれています。あれから数年経っているので流れが変わっているかもしれませんが。その部分は指導者のこだわりだったり考え方だったりするので何が正解なのかは分かりません。

大学生や社会人選手はウエイトの頻度が高いのではないかと思います。更に記録を上げようと思えば筋出力を上げていく必要があるのかなと。高校時代ウエイトをしないでも走れていた。だから大学ではやらなくていい、というのも違うのだろうなと。高校時代にウエイトをしっかりとやっておいたらもっとスピードが上がっていた可能性もある。これは結局「結果論」でしかないので判断が難しくなります。私は私なりの考え方でやっていきたいなと思ってはいます。

高校生のトレーニングにウエイトを導入する。ここを否定的にだけ捉えるつもりはありません。実際に前任校ではウエイトを取り入れていました。ある一定水準までは筋肥大も必要なのではないかと思う部分があります。が、男子はウエイトをするとそちらが楽しくなる傾向がある。目に見えて身体つきが変わってくるので。少し方向性が変わってしまうのかな?と。女子も強くなる。が、それが本当にスプリントに直結しているのかどうかは分かりません。

ここからは私の考え方。ウエイト、効果はあると思っています。が、道具の関係などでこちらが想定するよりも時間がかかります。私のようにあれこれやりたいタイプからすれば、ウエイトではない部分に時間を使いたくなります。大筋群の強化に関しては間違いなくウエイトの方が効果があると思っています。が、それ以外の部分のパワーアップも必要不可欠なのではないか?そう考えています。

この事について書くと毎回毎回長くなってしまいます(笑)。記事を変えてもう少し書いておきます。感覚的な話なので(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暖かい中で走る

2017-02-26 | 陸上競技
土曜日、休みにしようかなと考えていました。色々とあって「練習をしたい」という流れになりました。積極的に「練習をするんだ!」という部分とは若干違う部分があるのですが(笑)。ポールに関しては午後から競技場でやることになっていたのでわたしは午前も午後も練習。まー仕方ないですね。基本的に「休み」というのは存在しないのではないかと思っています。

勉強時間を極力確保したいので練習開始時間を早くしました。勉強以外にもやらないといけないことがあるということなのでそちらの時間も確保しなければいけません。暖かいのもあって早くても問題なし。練習中には半袖で練習をしている者もいました。少しずつ春が近づいているんだなと感じますね。

時間が限られていますからアップメニューは省略。最初から補強と動きを加えたものを実施。この日は前任校の教え子が「練習をする」ということで参加してくれました。大学に進学して競技を続けるということ。多少なりとこちらも貢献できれば良いなと思うので受け入れることにしました。まーうちのshoの姉ですから断る理由もありまへんし(笑)せっかくなのでしっかりと練習をさせておきたいなと。少し話をしたことはまた別に。

補強系をやってから動きを少しだけ。久々にハードルを使ったドリルを。足運びドリルをやっておくことも必要かなと。どうしても不足する部分が出てくるのでここを練習の中に取り入れておきたい。最近は時間がある時に徹底的にやるというよりは少しずつバランスよくやっていく方が身につく気がしています。この辺りは考えていかなければいけないですね。

有酸素系の練習が不足するのでこの日は往復走を。ボールを使っての往復走にしました。それほど時間が取れないので4往復で。暖かいのもあり結構汗をかいていました。短い距離だけをやるのではなくこういう部分も必要になると考えています。限られた時間の中ですがやはりやっておきたい。

休憩という意味合いも含めてシャフトトレーニング。10分もかからず終わらせることができるのではないかという感じですね。

スパイクを履いてスキップ走。シャフト、バー、ダイナマックス、なし。競争形式で実施しました。基本的に休みません。とにかく連続でやり続ける感じですね。終了後すぐに並走。短い距離でのバトンにしました。距離感を保つバトンと渡す感覚を確認するバトンで分けていくと面白くなるかなという気はしています。バリエーションが多い方が飽きずにできますし。まー対応する選手は大変かもしれないですが。本数は少なめに。

終わってからは先日行ったスティックのトライアル。うちは適当に距離を取っています。タイム自体も怪しい(笑)。テストが終わったら正確な距離を設定してみようかなと思っています。毎回距離を測るというのも時間が有効に使えないことになります。正確性も怪しくなる。せっかく記録を測るのであればやはりその辺りのことも考えていきたいなと思います。

この形式にすると最後まで手を抜けません(笑)。まーこの後に及んで手前でスピードを緩めるような状態では話にならないのですが。自分が少しでも速く走ろうと思えばタイムを意識する必要もあるかなと思っています。走る中で工夫することもできる。多少の誤差があったとしても目標が目の前にあるのでそこを目指してやれる。まー面白いかなと思います。

ある程度の時間が経過したのでタイヤ引きをやって終わらせることに。この日は10m事に距離を設定して60mまで。休む暇はほとんどないかもしれません。時間の関係もあり全て1本ずつ。

この数ヶ月間で練習の組み立てが随分変わってきたかなと思っています。一昨年は「練習をする」ことがメイン。とにかく継続して練習をする事が狙い。やっていなかったものをやるだけで「違和感」があったと思います。練習時間が1時間だったものが3時間近くになる。それは大きなギャップだったのではないかと。とにかく「練習をする」という部分に慣れる事が最優先でした。

前任校では「ひたすらやる」というのが多かった気がします。それぞれのメニューの本数が多い。出来ないものを出来るようにするために徹底的にやり続けるという選択をしていました。それでも「強くなりたい」と思っている選手であれば問題なくやってくれていました。今考えると私自身の「怠慢」かもしれないですね。もっと工夫をしなければいけなかったのですが、選手の「意欲」に頼っていた部分がある。

昨年はある程度の練習が出来るようになり、年末くらいからはバリエーションを増やすようにしました。同じ動きを徹底する。この中で感覚を作るというのも必要だと思うのですが刺激が少ない。そうであれば幕の内弁当のように様々な事を少しずつやりながらトータルで技術や体力の向上を図る方が良いのではないか。そう考えるようになっています。もちろん正解かどうかは全く分かりませんが。

見ているとある程度の力が付いてきている事が分かります。男子はもうひと頑張りしないといけないかなと思います。女子は戦うための土台はできているのかな、と。もちろんまだまだ上のレベルで戦えないのですが。目指す場所は県内云々ではない。その感覚を持っておかなければいけない。軽く見ているというわけではなくそういう感覚でないと先には進まないからです。

予定通りの時間で終わりました。雰囲気も明るくなってきた気がします。もっと出来るという部分はありますが全体が声を出しながらやっていかなければいけません。そうやって高め合う関係を作りたい。練習中にきちんとコミュニケーションをとりながらやっていく事で随分変わってくると思います。

まずまず。限られた時間の中でやれることはやったかなという感じです。また書きます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする