kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

段階を追って

2017-02-08 | 陸上競技
続き。

往復走を行ってから本当はシャフトトレーニングの下半身をやるつもりでした。が、前半部分の練習をやり過ぎてしまって時間が(笑)。開始時間が通常よりも1時間くらい早いのですがだからといって長時間やるのも難しい。次の日のこともあります。そのためシャフトトレーニングカット。すぐにスパイクを履いて次の練習へ。

スキップ走をやりました。これも段階を追っての練習にしました。DMを持ってのスキップ走→バースキップ走→スキップ走。壁抜きをやっている部分もありますがこういう動きで膝の引き出しと腰の移動を作っていきたいなと思っています。タイヤからではなくDMから始めてみました。感覚を作るという部分を重視ですね。

そこから「加速ドリル」へ。加速段階の動きを改善するために色々な動きを組み合わせています。最終的にスタブロから出るところまで。土のグランドですからパワーを使ってしまう部分もあります。タータンの上で実施できるといいのですが。立ち上がり→壁引き出し→タイヤ押し→低重心→スタブロチューブ→スタブロで。足運びと重心移動、さらにリズムの部分も含めて。2サイクル実施しました。1サイクル目でうまくいかなかったことをしっかりと考えて改善する。そのための時間にしました。

加速段階の動きを作ってから今度は「中間の動き」へ。「前回しドリル」です。これは中間の動きをするために一歩ハードルやボール走、ポール走、縄跳び走を組み合わせました。それぞれの種目をやってからスティックもも上げ。とにかく中間疾走で身体の前で動かす感覚を作りたい。分集法です。一部分を抜き出して意図的にやっていく。それを走るにつなげるためにどうするか。

「加速段階」と「中間」をある程度分けて練習をする。なんとなく「走る」のではなく「意図して走る」という練習にしました。走るだけの練習よりもこうやって何かしながらやるほうが今のチーム状況にはあっているのかなと思います。走る量自体は減っているかもしれません。それは「普通に走る」という部分が少なくなっているだけでそれ以外の走りが多くなっています。良いのか悪いのか良くわからないのですが。

本当はここまでやってシャフト補強をやろうと思っていました(笑)。どれだけ補強するのかという話ですが。上述のように時間の関係で少し厳しくなっていたのでこの練習も諦めました。木曜日にしっかりとやるようにすればいいなという感じでしょうか。まーシャフト補強がなくてもそれ以外の補強にかなりの時間を割いていますから十分対応はできているかなと思っています。多分(笑)。

最後にタイヤ走。20m-40m-60mを1本ずつ。本数調整です。本当は2本走りたかったのですがこの時点で3時間くらい経過していたので諦めました。これを流れの中でやって最後に60m。これは「段差スタート」にしました。一番スピードがない選手が0m地点からスタート。フィニッシュで同時になるように速い者ほど後ろから出ます。最大で8m差はあるでしょうか。こういう練習は好きです。ここ最近は少し減ってきている感じがするのでもう一度しっかりとやりたいなという気はします。

前日のこともありある程度緊張感のある練習だった気がします。まー当然ですが。ピリピリした雰囲気の中でやれというのではなく「明るく前向きな練習」ができるようにしていきたい。ここはポイントになると思います。こちらがやるのではなく選手自身がきちんとやる。こういう感覚が重要になると思っています。

まずまずの練習ができました。毎回これくらいが最低レベルにならないといけません。少しずつですが前進はしていると思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

全員で練習

2017-02-08 | 陸上競技
火曜日、翌日の推薦入試の関係で40分授業。さらに5時間でした。そこから40分の大掃除、さらに別に掃除。選手は大掃除終了後放課になっていましたから少し暖かい時間に練習できることになりました。

とはいえ、私は最初の1時間程度は練習に参加できません。任せなければいけない。今週はこの手のことが多くなります。週末には岡山に行きます。男子はほとんど自分達でやらなければいけなくなる。こういう時に本当の姿が出ると思っています。社会人選手とばかり比較してしまいますが「自分のためにやる」という感覚を持つ必要があります。これで手を抜くようならそこまで。言うに及びません。

この日はあえて全員で練習することにしました。ポールとやり投げは専門練習が多くあります。同じチームの中でも別々に行動する事が多い。ここ最近の事があったので全員で同じメニューをさせることにしました。まー専門練習ばかりやっていたら必要なトレーニングが不足してしまうのでそこは避けたい。また、インフルエンザなどで休んでいた者も復帰していました。久々に全員がそろった。故障気味の選手も全員一緒に。こういう機会が当たり前でなければいけないんですが。

私が練習に出た時には「補強&動き」をやっていました。この日はアップメニューをやってからハードルドリルを入れていました。そこからの「補強&動き」です。ここにシャフトトレーニングの上半身種目を入れました。下半身系は多いので意図的に上半身種目を多めに。さらにこの日は補強をした後に大きく身体を使う種目を入れて最後に「腕振り」と「もも上げ」をやりました。色々な事を考えていきたいと思います。工夫する時間は楽しい。

往復走。最近は単純に走るだけではなくダイナマックスを使った往復走を実施するようにしています。うちの学校のグランドでは長い距離を走ることができません。そうであれば代替メニューを考える必要がある。ショートスプリントだけをやるつもりはありません。そこへの対応も考えてやっていきたいと思います。これも導入を初めて約1ヶ月。少しずつ効果は出始めているかなと感じています。

総合体力。ここの感覚がいつの間にか薄れていました。長い距離を走る必要があるかどうかは正直わかりません。が、質の高い練習を続けたり、実際のレースで一日何本も走る事を考えると総合体力の向上も必要だと感じています。トレーニングと動きを組み合わせながら、総合体力も上げていく。そこに技術的な練習も入れる。総合的な練習をする事が必要なのかなと。

100mを専門にするから持久力がなくてもいい。ある意味正しいと思いますし、間違っているかもしれない。何が正しいかは分からない部分があります。だからこそ色々な事をやっていく必要があるのかなという気はします。うちの100m選手は長い距離は走れません。本当に強い選手は4継だけではなくマイルも走り切れます。タフな選手を育てなければいけない。そう思います。

何となく記事の切りがいいので一旦ここまでにしておきます。それほど長くないのでちょうどいいかなと(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やるべきこと

2017-02-08 | 陸上競技
月曜日。午後は2時間程度しか練習時間が確保できません。そのなかで何をするか。

練習開始時に全員揃っていました。当たり前ですが。しかし、朝の段階で「進退を考えるように」と話した者も普通に参加しています。意味が分かっていません。それなりに反省はしているでしょう。当然ですが。だからといって他の者と同じ扱いをするのは違うと思っています。

確実に力がついている。かなり良くなっています。が、それで許されるものではない。これは指導する側のスタンスです。何でもかんでも許すというのでは集団としての規律が守れなくなります。「個人種目だから関係ない」といえばそれまで。それならクラブチームか何かでやれば良い。

正直、動きにしてもスピードにしても随分上がって来ています。本当に目標に近づいているのではないかと感じています。合同練習で改めて分かりましたがきちんと練習は積めているのです。が、そこだけではない。

他の者は練習をさせました。該当者は個別に話をしに来るまでは練習する必要はないと思っていました。あえてそういう話をするというのもまだ甘いのですが。自分達が置かれている立場を理解してどう行動するかを決めなければいけない。その道筋を示すというのはやはり甘いかなという気はしていますが。

一番怖いことは何か。怒られる事が怖いのであれば問題点がズレています。怒られるからやる。自分のためではない。結局自分が何をしたいのかだと思います。その部分を理解できるかどうか。自分の「弱い部分」から目を背けていたら進めない。実際問題、金曜日のトレーニングの際、グダグダやっている者もいました。時間がかかり過ぎる。キツいのは分かっていますが他の者はキチンと出来ています。自分のための練習になっていない。

本当はその段階で呼んで話をしなければいけなかったのかもしれません。しかし、そのレベルの話をいつまでするのか??ずっと低レベルな話をし続けるのは違う。気づくのを待とうかなと思っていた矢先に土曜日の件。結局指摘することになる。

普段の生活の話も少ししました。これからどう改めて行くのか。過去の事を言い続けても仕方ない部分があります。が、そこの問題点をきちんと把握しておかなければ次には進めないのです。時間はかかりますが一人一人と向き合うと決めています。課題を明確にしてそれを克服する。そのためには時間が必要です。

全員と話してそこから練習に参加させました。表面的な理解だけでは困る。道具の片付けをする事だけではない。全てが繋がっているという感覚を持ってもらいたい。持たなければいけない。周りを見ながら気を配る必要があります。今回の事がきちんと次に繋がれば良いなと思っています。

やるべき事をやる。それしかないと思っています。怒って指示に従わせる。ある意味簡単だと思います。が、そこに意味があるのか。本人達に理解させてやる。また、ミスをした時に考えさせる。大切なのは「次にどうするか」です。甘いかもしれません。が、それをやり続けないと先には進まないのです。

時間も限られていましたし途中雨が降って来ました。それでもある程度の練習をする。アップメニュー終了後は補強と動きの組み合わせ。往復走は距離を短くしてスピードを上げる。実際問題こちらの方がキツい気はします。単純に追い込むというのではなく狙いとする部分ができるかどうかです。

注意を受けていた者がロングタイツを忘れていました。一つのことで頭が一杯になっていたのでそこまで気が回らなかったのでしょう。そんな時に他の者が「アップジェルを使ったら良いよ」と声をかけてくれました。こういう部分だと思います。ミスをすることはある。そこを批判するだけでは進まない。お互いにサポートし合う関係が作れるかどうか。

シャフトトレーニングを実施してからスパイクを履いてスキップ走。ダイナマックスを使ってのスプリント。この手のことを繰り返しました。雨が酷くなってきたので下がぬかるんできました。危ないので止めることに。まーこの時点で18時50分くらいでしたが。最後に全員でバランス系の練習を数分間やって終わり。

最後の集合ではほとんど話はしませんでした。次にどうするか、それを考えて動きなさい。それだけです。感じ取れないようであればそこまで。大切なことをしてもらいたい。

私のやり方、考え方が絶対的なものだとは思いません。チーム作りをした事がない方には絶対に分からない感覚。感覚や価値観が異なれば理解してもらえないのは確か。そこに合わせる必要があるのか。自分の道を進みたいと思います。最後は選手のためになると信じて。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする