kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

感覚と判断

2018-11-20 | 陸上競技
月曜日。この日から2年生が修学旅行で不在。例年であれば1年生だけの練習となる。今年は大学で競技を続ける選手が複数名いるのでかなり助かるなと思う部分がある。まだまだ1年生だけでは狙い通りの練習はできない。3年生もまだまだ。そ!でも居てくれることは本当にありがたい。

7時間授業だったので練習開始は17時前。少しだけ前の記事に書いた内容を話す。そこから練習を始めることに。限られた時間だからこそ精一杯やりたいなと考える。バランス系をやってからBCTを。正確性を求めながら進めていく。そこから体幹強化サーキットを。やはり20分くらい時間がかかる。歩いている時間をジョグに変えればもっと早く進むのではないかと考えながら見ていく。総合体力を上げるという意味でもこの辺りは大切な考え方なのかなと。こちらも正確にやること求める。

すぐにスパイクを履いてスキップ走を。ここも休まずにやるのでかなり疲労感はあると思う。それでもやり続ける。が、スキップ走を見ながら色々と感じることがあった。この次に「複合走」を実施する予定にしていたのだがこのまま「複合走」をやることに違和感があった。自分でメニューを作っておいて今更感はあるが。スキップ走→チューブ走→前半マークの流れの後にもう一度「複合走」をやるとなるとここで行ったスキップ走と感覚が重なるのではないか。それは意味があるのだろうか。それよりは他の練習をした方が効果的なのではないか。ここも自分の中での感覚なので分からない。

見ていて感じた部分なのでメニューを変更した。まー元々メニュー作成自体が私の独断と偏見で行われているので別に問題ないといえばないのだが。練習の後半に行う予定だった「追っかけマーク走」をここで入れることにした。中間のイメージを作っておいてそこから走練習に入っていこうと。グランドが広く使えるので少し長めの距離を走っておきたいなと考えていたのもあってそこに時間を割きたいなと。走る中でしか分からないことも出てくる。競争してから走練習に入ることに。

この日は120T-140-40↑30→を計画。120Tで負荷をかけておいてからの140。まーこの辺りの距離は適当に計られているので本当に120あるのか、140あるのかは分からない。大体の場所から走っている。関係ないかなと。長距離種目であれば「ペース感覚」が必要になる。これは最近tnk先生と話す中で感じている。何周も走る中で1秒のズレは大きな差になる。ペースを守るという事でトータルで結果を出すことになるから。しかし、今のうちの選手にとってはこれが120だろうが125だろうがあまり関係ない。最初から全力で走って最後まで持たせるというのがテーマなので。ショートスプリントだからこれくらいの距離が走れなくても良いという話にはならない。絶対にここは走りきれるようにしなければいけない。

ここでグループが別れてしまったのでもうそれぞれで補強サーキットをやることに。2人組にして進めていく。プレート、パワーロープ、台トレーニングをやってからハードルを使った股関節の動き。休まない。長い距離を走ることはないのでこういう部分で総合体力を上げていかなければいけないかなと。NMが大学に進んで苦労しないようにこちらとしては最大限のことはしておかなければいけない。お世話になっているfjk先生にご迷惑をおかけしないようにする。そこも高校指導者の最低限の礼儀。

そのままスパイクを履いて120-120。これは当初から予定していた。が、男女混合でやるつもりだった。見ていて男子が遅いので早く終わった女子に待たせておくのはもったいないなと感じたので2人ずつ走らせる。競争という意味ではもう少し多い人数で走らせる方がいいのかもしれませんが。

本当はこの後に「追っかけマーク走」をやる予定でしたが前半で既にやっているので変更。バトン並走へ。ここも感覚的なもの。10バトンと25並走を1本ずつ。最大スピードを出して終わりたいなと。ここ最近はメニューを決めるようにしている。過不足が出ないようにした方が良いかなと。が、こういう時にはある程度柔軟に対応できなければいけない気がする。判断という部分。どうしようかなと悩むのではなく「やる」と決めたら一気にやってしまう。無駄に悩む時間がもったいない。

自分の中で色々と思うことがある。それを行動に移していく。何が必要なのかをしっかりと判断していきたい。

まとまらず。
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能力×熱意×考え方

2018-11-20 | 陸上競技
少しずつ本を読む読み直そうと考えている。小さな世界、小さな自分から何とか抜け出したい。もがいてみたいなと。40歳で「不惑」を迎えて数年が経過していますが「不惑」どころか生き方に迷いしかない。小さすぎる自分がいて、その部分とどのように向き合うか。

論語に関する本を読み直し、ブッタの言葉を知り、更に現代に戻ってみようと稲盛和夫氏の著書に目を通す。経営者の考え方というのが好きです。成功する人にはそれなりの信念があってそれは「不易」なもの。そこから感じ取る部分というのは多いと思う。いつのまにか見失っている「何か」がある。

以前読んだ本をもう一度読み直してみようと。その本の冒頭の部分に「結果というのは能力×熱意×考え方」の掛け算で成り立つと書いてあった。以前この本を読んだときにもblogに書いた気がする内容。能力とは「生まれ持って備わっている力」のこと。健康や体格、知能など。しかし、それを持っていたとしても「磨く」という感覚がなければ育たない。そこには「熱意」が必要になる。寝ても覚めても「絶対に結果を出す」という熱い想いを持ち続けることができるか。

更に一番大切なのは「考え方」になる。これは0から始まるのではなくマイナスにもなる。持っている力を入れてどの方向に使うのか。「振り込め詐欺」は最たるものではないかと思う。首謀者は自分が捕まらないために組織を作っている。役割分担を決め、それぞれが持ち場での仕事を徹底する。相手を信じさせる設定なども詳細に決められている。が、それは「人を騙す」ために使われているエネルギー。明らかにマイナスでしかない。これをプラスの方向に使ったらどんなことが起きるだろうか。方向性が違うだけで全く違ってくる。

そういえばmihoは高校時代、トレーニングルームにこの言葉を貼っていた気がします。中学時代から全国で活躍している選手達と比べると「能力」は劣っているかもしれない。それでも掛け算なので「熱意」が大きければ逆転できる。私が指導してきた選手の大半はこの「熱意」の部分で戦っていたと思います。必死に強くなろうとする部分。一冬超えて大きく力を伸ばす要因はここにあると思います。単純に練習をすればそれでいいというものではない。何を目指してやっていくのか。「考え方」が出てくる。

今の私はどうだろうか。「熱意」が本当にあるのか。「考え方」は正しい方向に向かっているか。もう一度自問自答していかなければいけない。何をもって今の自分を評価するのかは分からない。自己評価なのか他者からの評価なのか。ここさえ分からない。いつのまにか「利己的」になっていなかったか?自分さえ良ければという小さな考え方になっていなかったか。

「今」は分からない。もっと自分自身を磨く必要があるのだと思う。本を読まなくなって明らかに「頭が悪くなった」と思う。ここは自省しなければいけない部分。生きている間に何をするか。そこをしっかりと見極めたい。

思うがままに書いているのでまとまりは相変わらずない。まーそんなものかなと思う。
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