思うことを。
熱。先日「熱量」というタイトルで記事を書いた。自分の物事に対する熱意について触れた。まーこれも自分の感覚なので何が正しいのかはわからない。「熱」という部分は全ての原動力でないか。その部分に関して感じたことを記しておきたいと思う。
「鉄は熱いうちに打て」という諺がある。実際に鉄の形を変える際にはかなり高い熱を加える必要がある。鉄が赤くなるくらい熱していき、その後に金槌などで叩いて衝撃を与えて少しずつ形を変えていく。普通の状態で鉄を叩いたとしても全く形は変わらない。熱を加えることで変化する可能性が出てくるといえる。
これは選手の成長にも繋がることだとかんがえている。「熱心」にやる。「熱くなる」という部分。本気になるということもできるだろう。その状態であればこちらが伝えていることが「衝撃」となり少しずつ形を変えていくことになる。熱くなっていても指導を受けられずに自分の力で変化しようとする。それで強くなる選手はかなり多くいる。遠回りをする部分はあると思うがやはり熱くなっている、本気になっている選手は自ら望む形になろうとしていく。何かを好きになってそこに対して情熱を注ぐようになれば人は自ら変われる。
熱くなれるかどうか。ここは大きいと思う。競技の指導をして初めてインターハイに出場したrina。中学時代は65秒9くらいの選手。一度も決勝に残ったことがない。それが一緒に競技をやり始めて2ヶ月でいきなり61秒台に入る2年生で県総体優勝、3年生では57秒53まで記録を伸ばしてインターハイ出場。普通では考えられない伸び率。高校3年生の県体が終わって話をした時に何でそんなに強くなったのか?と聞きました。本人の返答は「やる気になったから」というシンプルなものでした。高校で陸上をやろうと決めたのでやるなら本気でやった方が良いから、という答えでした。
この子の話を聞くと「想いの熱さ」が違うなという感じでした。高校時代、一度も遊びに行ったことがないとのこと。平日は練習をしている。休みの日は普段お弁当を作ってもらったりしているので家の手伝いをする。そのため遊びに誘われても断ることが多くなる。そのうち誰も誘ってくれなくなる。女子高生ですから食事の時にお菓子を食べたりというのもあったようですが、この子達には誰もくれない(笑)。食べないと断るのが分かっていたから。引退した次の日に他の子が「もう食べれるやろ?」と持ってきてくれたのが嬉しかったと言っていました。強くなるために妥協せずに取り組む姿勢はこの学年が群を抜いていました。
だからこちらが伝えようとした事はしっかりと入っていく。私が熱くなりすぎていた部分もあります。本当に毎日が楽しかったので。どこまでも一緒にできる感覚がありました。覚悟が違う。競技に対して本当に熱心に考えていました。熱があった。だから強くなる。
最近思うこと。熱について。実際の熱と人間の熱は同じなのではないか。熱伝導です。熱伝導とは高温の物質から低温の物質に熱が移動していくという部分。これは物質だけではなく人も同じなのではないか。私の指導の中で情熱を持ってやっていきます。その熱が上手く選手に伝われば選手自身も熱くなって物事に取り組むようになる。それによりわたしも更に熱をもらうことができる。逆のパターンもある。熱が奪われていく。それにより私自身の情熱が失われていく。
選手も。1人情熱を持って持って競技と向き合っている。しかし、周りにいる2人がそこまでやらない。そうなると1人の情熱は2人に奪われていって熱さを失う。結果、全体的に熱量が下がってしまう。それにより何も生み出さなくなり変化も生まれなくなる。熱伝導は心の熱も奪っていくのだと思います。そうであればどうするのか。
熱を持った選手が増えなければいけない。1人がその気になってやるだけでは熱は奪われる。rinaがいた時、同学年に3人いました。それぞれが熱かった。だから相乗効果で全員が競技に対して真剣に取り組む。同級生とはいえライバル。誰が走ってもマイルで県で負ける事はないという感じでした。当時キャプテンだったyukaが県新人の時、1人だけ個人で中国新人に進めなかったと涙を流していました。それくらい必死に取り組んでいた。だから強かったのだと思います。女子7人で県総体のトラックの部、総合優勝しました。それくらい熱があれば本当に強くなる。
熱伝導。熱の奪い合いをしていたらダメだと思います。互いに熱くならなければいけない。1人だけではダメ。刺激しあえる関係を作らなければいけない。それができれば競争が生まれる。負けたくないという思いも大きくなる。勝手に強くなるのでこちらは方向性を定めていけばいい。選手を「熱くする」ためにエネルギーを注ぎ続けている間は本当の競技にはならないと思います。
チーム作り。ここに対してどうするか。熱くなった鉄はいくらでも変わっていく。熱くならない鉄はいつまでたっても同じ形のままになる。発熱するくらいの熱さが欲しい。そこは大きいですね。
またもまとまりがないかもしれません。とりあえず記録しておきます。なかなか文才は磨かれません。それでも書きますが。
熱。先日「熱量」というタイトルで記事を書いた。自分の物事に対する熱意について触れた。まーこれも自分の感覚なので何が正しいのかはわからない。「熱」という部分は全ての原動力でないか。その部分に関して感じたことを記しておきたいと思う。
「鉄は熱いうちに打て」という諺がある。実際に鉄の形を変える際にはかなり高い熱を加える必要がある。鉄が赤くなるくらい熱していき、その後に金槌などで叩いて衝撃を与えて少しずつ形を変えていく。普通の状態で鉄を叩いたとしても全く形は変わらない。熱を加えることで変化する可能性が出てくるといえる。
これは選手の成長にも繋がることだとかんがえている。「熱心」にやる。「熱くなる」という部分。本気になるということもできるだろう。その状態であればこちらが伝えていることが「衝撃」となり少しずつ形を変えていくことになる。熱くなっていても指導を受けられずに自分の力で変化しようとする。それで強くなる選手はかなり多くいる。遠回りをする部分はあると思うがやはり熱くなっている、本気になっている選手は自ら望む形になろうとしていく。何かを好きになってそこに対して情熱を注ぐようになれば人は自ら変われる。
熱くなれるかどうか。ここは大きいと思う。競技の指導をして初めてインターハイに出場したrina。中学時代は65秒9くらいの選手。一度も決勝に残ったことがない。それが一緒に競技をやり始めて2ヶ月でいきなり61秒台に入る2年生で県総体優勝、3年生では57秒53まで記録を伸ばしてインターハイ出場。普通では考えられない伸び率。高校3年生の県体が終わって話をした時に何でそんなに強くなったのか?と聞きました。本人の返答は「やる気になったから」というシンプルなものでした。高校で陸上をやろうと決めたのでやるなら本気でやった方が良いから、という答えでした。
この子の話を聞くと「想いの熱さ」が違うなという感じでした。高校時代、一度も遊びに行ったことがないとのこと。平日は練習をしている。休みの日は普段お弁当を作ってもらったりしているので家の手伝いをする。そのため遊びに誘われても断ることが多くなる。そのうち誰も誘ってくれなくなる。女子高生ですから食事の時にお菓子を食べたりというのもあったようですが、この子達には誰もくれない(笑)。食べないと断るのが分かっていたから。引退した次の日に他の子が「もう食べれるやろ?」と持ってきてくれたのが嬉しかったと言っていました。強くなるために妥協せずに取り組む姿勢はこの学年が群を抜いていました。
だからこちらが伝えようとした事はしっかりと入っていく。私が熱くなりすぎていた部分もあります。本当に毎日が楽しかったので。どこまでも一緒にできる感覚がありました。覚悟が違う。競技に対して本当に熱心に考えていました。熱があった。だから強くなる。
最近思うこと。熱について。実際の熱と人間の熱は同じなのではないか。熱伝導です。熱伝導とは高温の物質から低温の物質に熱が移動していくという部分。これは物質だけではなく人も同じなのではないか。私の指導の中で情熱を持ってやっていきます。その熱が上手く選手に伝われば選手自身も熱くなって物事に取り組むようになる。それによりわたしも更に熱をもらうことができる。逆のパターンもある。熱が奪われていく。それにより私自身の情熱が失われていく。
選手も。1人情熱を持って持って競技と向き合っている。しかし、周りにいる2人がそこまでやらない。そうなると1人の情熱は2人に奪われていって熱さを失う。結果、全体的に熱量が下がってしまう。それにより何も生み出さなくなり変化も生まれなくなる。熱伝導は心の熱も奪っていくのだと思います。そうであればどうするのか。
熱を持った選手が増えなければいけない。1人がその気になってやるだけでは熱は奪われる。rinaがいた時、同学年に3人いました。それぞれが熱かった。だから相乗効果で全員が競技に対して真剣に取り組む。同級生とはいえライバル。誰が走ってもマイルで県で負ける事はないという感じでした。当時キャプテンだったyukaが県新人の時、1人だけ個人で中国新人に進めなかったと涙を流していました。それくらい必死に取り組んでいた。だから強かったのだと思います。女子7人で県総体のトラックの部、総合優勝しました。それくらい熱があれば本当に強くなる。
熱伝導。熱の奪い合いをしていたらダメだと思います。互いに熱くならなければいけない。1人だけではダメ。刺激しあえる関係を作らなければいけない。それができれば競争が生まれる。負けたくないという思いも大きくなる。勝手に強くなるのでこちらは方向性を定めていけばいい。選手を「熱くする」ためにエネルギーを注ぎ続けている間は本当の競技にはならないと思います。
チーム作り。ここに対してどうするか。熱くなった鉄はいくらでも変わっていく。熱くならない鉄はいつまでたっても同じ形のままになる。発熱するくらいの熱さが欲しい。そこは大きいですね。
またもまとまりがないかもしれません。とりあえず記録しておきます。なかなか文才は磨かれません。それでも書きますが。