kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

強化練習をする

2018-11-25 | 陸上競技
土曜日。この日は前日に引き続き強化練習。かなりダメージが蓄積していると思います。この1週間はひたすら練習をしてきました。今やりたいことがどれだけの選手にできるか。一生懸命に取り組んでくれるのであればこちらも最大限のサポートはしたいなと考えています。

練習に関しては様子を見ながら。前日走る練習がメインだったのでこの日は足りなかった部分をしっかりとやりたいなと。走る練習だけではなく前で足を動かす感覚を作りたい。意図的にその部分の練習を増やすことに。一日の練習の流れの中でバランス良くやることも必要だと常々考えています。が、こうやってそれぞれの日にテーマを持って臨むことも必要なのかもしれない。繰り返しになるのですが正解はどこにあるのか分かりません。

軸系をやって体幹を意識してからBCT。いつもと順番を変えました。普段はバランス系から始めるのですがその前の段階で「軸」を意識した方が効果が高いのではないのか。お試しという感じもあります。色々なパターンでやっていく中で本人たちの感覚が良くなる練習をしていきたいなと思います。軸意識からのバランス系。そこから車系を。やることを明確にしてやっていく方が分かりやすいかなという感覚もあります。

休まずにランジ系。ここはもう少し減らしても良かったかなという気はしていますが。PWランジから始めてスイング歩行、DMランジへ。スイング歩行、難しいと思います。体幹をしっかりと使いたい。気がつくと手で回してしまいます。体幹から回す感覚を作りたい。その場で回す感覚を作ってから進む方が良いかもしれないなと思いますね。時間をかけてやっていきたい。

ここからやっと動き始める。2人1組で腸腰筋を意識する動きをする。そこからスイッチングを意識したチューブもも上げ。やっとハードルドリル。見ていると走りが少し流れ気味になる選手はこの辺りが遅れる。当然の話です。走りの中で修正するというのは難しいかなと。その前段階できちんと意識させておきたいなと。しつこくしつこく。ハードルドリルをやってからミニハードルを使ってスイッチング。さらにスイッチングラン。この辺りでハードルを教えてほしいと来てくれた他校の選手に個別指導を始める。うちの選手はある程度できるようになっていますからお客さんには丁寧に対応しなければいけません。繋がりがあるので他の高校の選手であっても指導します。葛藤がありましたがやはりここはやらないといけない事なのかなと。

ハードルに関しては合宿などで配布する資料も渡しました。女子だったというのもあり共通する課題を明確にしておく必要があります。何故その練習をやるのかというのも教えなければいけません。アプローチの部分から丁寧に。

うちの選手はスイッチングランをやってからチューブ走、前半マーク。走る量が少ない気はしますがそれまでにかなりやっているので良いかなと。少し走ってシャフト補強。ここは全くといって良いほど練習を見ていません。お任せ。ハードルの基礎を徹底してやっていました。少しずつ身についていうというのは選手にとっても面白いかもしれません。こちらも興味関心を持ってやってくれるのはありがたいですし。前日と同じ流れでやっていきました。強い選手の動きを見ながらやれるともっと良かったと思いますが。ここはまた別の機会に。

シャフト補強が終わってから今度は新しい感じの練習。以前も少しやったことがあるのですがミニハードルを使ったスイッチングを交互に。距離設定がなかなか難しいのでやりながら決めていく。2歩のスイッチング、3歩のスイッチング。もも上げに近い感覚でスイッチングをしました。自由にやらせると勝手に速く動きます。まーその方がやりやすいのだと思います。リズムを変えずにスイッチングをしていく。ここも工夫です。膝を上げずに切り替えだけ意識すれば簡単にできます。しかし、それは走りには繋がらない。そうならないようにどうするのかというのはしつこく言い続けて行こうと思います。切り替えを意識した動きですね。

更にはスイッチングランver2を。前段階のミニハードルのスイッチングを走りの中に取り入れる。実は少し前からスイッチングランの中にスプリント的な動きを入れていました。長い時間をかけて準備してきました。今度はそれを練習の中手間発展させたい。2歩と3歩で。自然にスプリントのスピードは上がります。意識しなくてもやろうとする動きをきちんとやれば勝手に上がっていく。そこも大切かなと。あれこれやっていく中で走りが作れれば良いなと考えています。ここはまだ工夫の余地あり。単純にやるだけではなく少しずつ流れを作って準備をしていくことが必要だと思っています。まー発想のみでやっているのでどうなのかという話もありますが。

かなり動いたので最後に60バトンを2本やって終わることに。約束としては「きちんと渡せたら終わり」という事にしました。狙いとするスピード維持の部分を重視したかったので。ある程度プレッシャーをかけなければ走れない部分もあると思います。結構な負荷をかけ続けているのでやはり大切な部分かなと。あるペア、1本目に途中で手とバトンが渡りました。それにより減速して後ろを走っていた選手との差が一気に詰まる。ほぼ無理やり60m地点で渡す。「今のは仕方ない」と言い張る。もう1本は60mを過ぎて2mくらいで渡す。いや、これはやり直しだろう?!と聞くと「誤差の範囲だから大丈夫」と。

いや、切り返しが上手くなりました。走りの切り返しの練習をこの日の課題としていたのですが最終的に「話の切り返し」が上手くなるとは。この意味が分かってもらえるかどうか(笑)。普段こんな感じのことはなかなかないのである意味貴重。こうやって自分の考えや思っていることを気軽に話せるようになると良いのですが。「やらされる練習」ではなくこういう練習ができると良いなと改めて思います。

かなりの疲労感だと思います。それでもやり切ったというのはある。強くなるエッセンスはかなり詰め込まれていると思います。きちんと練習ができる選手は結果に繋がっていく。出来ない選手はどうしていくのか。ここは本当に大きな課題です。こちらとできることはやりたい。最後は選手がどうしたいか。ここに尽きる。

ある程度考えていることはできたと思います。ケアに時間をかけてもらいたいですね。やりたいことがたくさんある。その中で何を選択するか。私自身が楽しみながらできるようにしたいですね。

まとまらず。毎回。
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合同練習2~ハードル練習~

2018-11-25 | 陸上競技
続き。というか、前の記事の流れの中で「スプリント練習」と「ハードル練習」に分けてからのことを。

ハードル。これも専門性が高い部分があると思います。とはいっても「上手い選手は勝手に跳べる」というのがあります。技術的に習得することで対応できる部分もありますが、「上手い者は上手い」という事実もある。ここはいかんともしがたいところですね。本来は早い段階でこういう部分をしっかりとやっておけるといいと思います。「強化」という意味でもしっかりと取り組んでいければと思いますね。

基礎的なことを。国体関係で練習を何度もしている選手も来てくれていたので。すでに全国レベルです。ある程度のことは身についています。それを今後どうするか。基礎的な部分の確認とワンランク上の動きを身につける。といってもやはり「正確な動き」をどれだけやるのか。それが最終的に記録につながっていくと思っています。丁寧に時間をかけて。

ハードルドリルの基礎を徹底。リードドリルと抜き足を。課題になるのは抜き足かなと。ここは多くの選手に共通する部分。女子も男子もここができない選手が多い。導入段階で横抜きをするのでここが後々弊害になっている感じがしますが。基本的な動きを覚えてもらうには早い段階がいい。簡単にドリルをやってから「ワンステップハードル」を。ここは必須だと思っています。この動きはスプリントにも効果的だと。リード足の動きと抜き足の動き、更には接地のポジション。抜き足を前まで持ってきて落とすという感覚の中で多くの技術が身に付きます。

これから少しずつ距離を伸ばしていく。ここが難しい。最初の段階で丁寧にやっておく必要がある。前に進む動きをすると速くなるので崩れやすくなる。ワンステップハードルで重心移動を生み出しながらやっていきました。細かい部分はまだまだありますがこれはもう少し時間を要すると思います。また次の機会にやれたらと思います。

そのまま「タンブリング」を。これはリズムが難しい。それでもやっていく必要があるかなと。空中での「溜め」ができるかどうか。しっかりと踏み切って浮かすことができるか。リズムの部分と動きの部分を身につける。踏切のイメージと抜き足のタイミングができてから一歩ハードル。これも重要かなと。抜き足がそのまま踏切足になります。しっかりと抜き足を持ってくれないと崩れる。持ってきてもそのタイミングが遅れると踏み切れない。一番手っ取り早い練習になるのかなと。


そこから「ハードル走」「タイヤ引き」「スプリント」を組み合わせた練習に。走りとハードリングを結びつける感覚で。これは重要な感覚だと思います。こうやってやる中で感覚の変化も生まれていくと思っています。3セット実施。疲労感はあると思いますがハードルは手を抜けない部分があるので。

最後にスプリント系と一緒に走って終わり。ロングスプリントだといってもやはりこういう部分で競り合えるようにならないといけません。大事。ヘロヘロになっていました。

ある選手は課題になる部分を最後に質問してきました。こういう選手に対してはこちらもアプローチしていきたいなと思います。必要な部分を伝えました。こうやって少しずつハードル選手の力が伸びていけばいいなと思いますね。

とりあえず記録として。
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