kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

走練習中心にする

2018-11-18 | 陸上競技
土曜日。この日はグランドが比較的広く使える状態だったので走る予定にしていました。元々短い距離しか走らないというのもあるのでこういう機会にしっかりと走っておきたいなと考えていました。まー距離的なものは限定されるのでその中で最大限のことをするというのがテーマなのですが。

練習の始めの段階で少しだけ話をしました。ここ最近の練習を踏まえて。来年の春のことを考えておかなければいけません。今のままの力では戦うことは難しい。それは間違いない。これまでの経験上、ひと冬越えると大幅に記録が伸びます。練習にもよると思いますが指導歴の中ではここは間違いなく言えると思います。単純に冬を越えるというのではなく強くなって越えるというのが最大テーマですから。本当に強くなりたいのであればどう練習に取り組むか。ここだと思います。

様々な練習をしていきます。その中で「どれだけ意識しているか」というのは大きい。どこをどのように意識しているか。使い方も含めて外側からは分かりません。本人が意識しているかどうか、本当に考えているかどうかによって効果は違う。この冬はBCTを練習の中心におきたいと思います。こればかりやるという意味ではなくこの手の練習を大切にしたい。目に見える部分ではなく内側をどうするか。すぐに結果につながることはないと思うので我慢強くやっていかなければいけないだろうなと。

練習はダブルダッチから。ほとんど遊んでいますね。飽きずに練習をしたいというのもあるのでこうやって少しずつ遊び感覚を取り入れていきたい。10分程度行ってバランス系とBCTを。上述のように体幹に意識を置きながら進めていく。ゆっくりやるだけではなく使っているところにどれだけ意識を置けるか。丁寧に。そこで軸意識を行なってから車系とワニウォーク。前日にやりたかったのですが時間がなくなったので省略したメニューをここで導入。体幹を固めながらも手脚を動かす。ここはテーマの一つです。しっかりとやりたいですね。更にランジ系を。どれだけ走らないんだという話ですが(笑)。走るまでに様々なことをやっておきたい。

やっとハードルドリル。サイドをやってワンステップハードル。ワンステップハードルに入る前に壁抜き。重心移動を作り出します。感覚の部分があるのでここも身につけさせておきたいなと。もう一度やりたい事を確認しながらやっているので少し手間取りました。流れを止めてしまう部分があるので。ここは今の時期は仕方ないのかなと。適当にやるわけにはいかないので。スパイクを履いてワンステップハードル。Nの動きがかなり良くなっているのでお手本を示してもらいました。この動きができるかどうか。狙っている動きが分かるかどうか。大きな事だと思いますね。

チューブ走をやってから前半マーク。走りの流れを作っておきました。そのまま中間疾走を意識するための練習を。BT走→B走→DM走を1セット。身体の前で足を動かすイメージで。単純に走るだけでなくどうすればそういう部分がイメージできるかも大切にしています。本当にあれこれやります。もっと同じ動きを繰り返して定着させるというのも必要なのかもしれません。が、方法論が違うだけで全ての練習はやりたい事が同じ。そこを理解させて手を替え品を替えやっている。選手がきちんと理解してくれているのかというのもありますが。

前半のメインへ。140-120-40↑30→を。グランドを広く使って140を走る。これくらいの距離を数セットできると随分違うのかもしれません。走り込みという形でガンガン走るとその中で身に付けるものもある。今はその形は取らずに走る本数は減らしています。減らしているというかこれくらいで十分だと考えているところもあります。最後まで走りきれるようになればある程度の結果につながると思います。休まずに120を走っていきました。これで終わらせずにT走の往復と40↑30→を。60のT走で折り返す。かなりキツいと思います。単純にパワー練習ではない。進まない中でどう動くのか。ここは本人達しか理解できない部分です。どうやるのか。考えながら取り組ませたいなと。

走り終わってからシャフト補強。ここは全て選手に任せました。声かけ。「ファイト」としか言わないのでそこに関してはもう少し考えて言葉掛けをするように伝えました。練習がキツいからというだけではなく、そこに対してどのように取り組むか。最後まで動き続ける。周りが盛り上げながらやっていけると随分変わってきます。キツい所で励まされて「やってやる」という気持ちになってもらうと大きいなと。遠くから見守る。

もう一度走りを作りたいなと思っていたのですがかなり時間を要していたので諦める。本当は複合走をやる予定でしたが取り止め。ここはその時の判断で良いかなと思っています。選手に聞きながら10バトンを4本に切り替えました。短い距離で最大スピードを出したい。もちろん、すでにかなり負荷をかけているので走るというのは簡単ではありません。重いというのがあると思います。だからこそ短い距離で刺激を入れておく。可能な範囲で走る。

最後の最後に再び140を。せっかくなので140T-140-40↑30→を。疲労感満載の中でどう身体を動かすか。走りきれるかどうか。140Tは最後身体が動かなくなると思います。今後は何度かやらないといけないなと感じています。1人最後に足が動かなくなってフィニッシュと同時にパタンと転ける。いや、そこまで大きな負荷ではないと思いますが。それでも最後の一歩まで走りきろうという姿勢が見られました。こういう選手には強くなってもらいたいなと改めて思います。更にT走往復と40↑30→を走って終わり。

ここまでやるとやはり達成感はあると思います。悲壮感なく練習できていたというのは大きいかなと。飽きさせない。退屈させない。こちらがそこまで気を配る必要があるのかは分かりませんが、どうせやるなら楽しくやりたい。今の私の考えの中にはこの手のことがあります。もちろん追い込む時は必要だと思います。普段の練習をどうやっていくか。知らないうちに負荷の高い練習をやり切ってもらおうかなと考えています。バレているかもしれませんが。

しっかりと練習ができました。こういうのが続けば大きな伸びに繋がると思います。まだまだやることは沢山あります。少しずつ積み重ねていければと思いますね。
コメント
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