合宿終了後、学校の練習自体は休みとなりました。閉寮になるのでそのタイミングに合わせてです。2日間の休みとなります。この間、私は個人的な時間の使い方をすることに。別途練習をすることにしました。なんとか走れるようになってもらいたいなと思っている選手。少しでも力になれればと思っています。これは非常に微妙なところなのですが。
夏休みは比較的時間があるので定期的に練習をさせてもらっています。私は毎日陸上競技にかかわらせてもらっている。これは本当にありがたいことです。現場で何かできるということは幸せだと思います。体力的なこともありますが今自分にできることはやりたい。それが何かを生み出すと信じています。自己満足なのかもしれません。このことに関しては何人かには話をさせてもらっています。今自分が何をするべきか。そこを常に考える。
かなりの雨でした。できるところでできることを。ここも自分の中では重要視しています。時間をかけて丁寧にやる。動きの課題を聞きながら確かめながらやっていく。対話をすることで感覚を作っていくことができる。なんとなくやるのではなく「明確な目的をもってやる」という部分が重要だと思います。
話をする中で「重心の移動」や「軸足」や「体重を乗せる」ことについて確認をしました。「軸足」に乗せていく。が、乗せることがメインになってしまって「移動」する感じがなくなる。そんな細かいことをやっていてどうするのかという意見もあると思います。しかし、「客観」と「主観」のすり合わせができるかどうかは大きな話です。こちらが伝えていることと相手が受け取っていることが全く違うというのもあります。
話をしていく中で「足を前に」という部分で「見解の相違」があることがわかりました。接地時間を短くしたい。それなのに「軸足に乗り続ける」という感じがあったようです。これも言葉で表現するのが難しいのですが。本当は次の足に重心を移していかなければいけない。が、前に出した足に乗るのではなく地面に接地している足に乗り続けているという感じ。結果、地面を押し続ける形になってしまう。この段階で間違いなく意識は軸足というか地面についている足にあります。それにより「次の動作が遅れる」のです。ここも非常に表現が難しいのですが。
地面に足が着いた時にはすでにフォローレッグに重心が移っておかなければいけない。乗り続けることで「安定」が生まれてしまいます。前に進みたいのに「安定」すると当然ながら前には進まない。打ち消してしまうことになる。これをどうやって変えていくか。いつも「次の足」とか「前へ前へ」という表現をします。重心を前に進めるために「先取」というか前にある重心を取りに行くというか。語彙が少ないのでうまく表現できないのが難点。とにかく「軸足」に「乗り続ける」ことで次の動きが遅れてしまう。
壁抜きなどをします。これは膝が前に行くときに重心の移動を生み出すという感覚です。しかし、これも対話をしながら確認しないと「全く違う捉え方」をされてしまう。もちろん、難しい話ばかりしても意味がないと思います。それが自然にできるようにしていく工夫も必要です。が、「主観」と「客観」に違いがあればどれだけやり取りしても変わりません。悪循環を生み出してしまう危険性がある。こういう部分をもっともっと考えていく必要があるなと思います。
過剰な知識を入れる必要はないと思います。動きにつながらずに知識が大きくなってしまって実際にやるべきことがわからなくなる。それでは結果は出ません。ウンチクを話しているだけで動きが変わるわけではない。道具を使って練習をする理由は「無意識にできるようになる」というのが狙いです。そこに向けてどのように工夫をするか。
しかし、この前段階で「やりたいこと」を明らかにしておく必要があるのかなと。「言葉」でしか示せない部分があります。同じ言葉を使っていてもそれが「同じこと」を意味しているとは限りません。そこの「違い」を明確にしていくことが重要だなと思います。これも様々なことを試しながらやっていく中で見えてくることです。
上手く表現できませんが。自分の中で毎日が勉強になります。今まで考えていたこと、伝えようとしていたことが全く違う感覚で捉えられていた。そうなると何をやってもうまくいきません。時間がかかります。もっとシンプルにできればいいのかなという気もしています。回りくどくて時間がかかる方法なのかもしれません。全体の指導をする機会が減っているので自分の中で上手く他者に伝えることができなくなっているのかもしれません。自問自答しながらです。
まとまりません。かなりマニアックな話になるのでこの手のことを書いても面白くないのですが。それでも記録しておきたい。もう少しこのあたりのことは書きたいなと思うのですが。表現の仕方が難しいなと思います。
とりあえず記録しておきます。毎日が勉強だなと思います。まだまだ力が足りません。