月曜日。この日は学校での練習。当初は翌日の支部大会に合わせて少し練習量を落とすということになっていました。が、前日に支部大会が実施されないことが決定。練習はしっかりと負荷をかけようということになりました。今は調整するという話ではないので基礎的なことをやってきた部分を走りに繋げていく時間。間に合うかどうかという話になります。
バトンジョグをしてから体幹補強。5月から実施している補強を。これは10分程度で終わるように設定しています。体幹中心に実施しています。いくつかパターンがありますが基礎的な部分を大切にしているという感じでしょうか。限られた時間の中でどれだけ強化できるかというのが大きい。そこから基礎ドリルを。割愛しながら実施。
短い距離をある程度走ってからタイヤ押しとタイヤ引き。このタイミングで私は3年生の練習の方へ。3年生は支部大会は関係ないので元々少し刺激を入れる予定になっていました。週末に中国選手権が行われるのでそちらに向けてです。男子はリレーに出ますが万全の状態ではないのでバトン練習はなし。個人種目の練習へ。ショートハードルとヨンパの練習があったのでその辺りを見守りながら。
ショートハードルは簡単に。同じ日に幅跳びがあるということでそちらの練習もしたいと。ショートハードルは秋に記録が狙えたらという感じで考えています。幅跳びは今回が最後になるかもしれません。そうなるとある程度の時間が必要になるのかなと。無理をして怪我をしてもらっても意味がなくなりますがこの辺りは様子を見ながらなのかなと。ショートハードルの練習をしましたが、アップ不足もありました。ほとんど走らずにハードルを跳び始めたのでキレがない。「身体が重い」と言っていましたがそれも含めて判断が必要です。最後はかなり動くようになっていましたが。
ヨンパは3台目まで。ほとんどやっていませんがスムーズに走れるようになっていました。よくわかりません(笑)ショートスプリントに特化して2ヶ月近くやっていた部分で余裕が出ているのかもしれません。気になるのは心肺機能の部分。本人と話をすると最後の専門練習で短長と一緒に走り込みたいということでした。不安要素をどうやって取り除くか。
この辺りで下級生も練習を終えてグランドに出てきました。グランド自体が少し悪かったのでピロティーでやっていました。そのため練習の流れはほぼ見ていません。専門的に指導できる顧問が複数いるので分かれて実施できるというのも大きなアドバンテージだと思います。
専門練習はバトン。kbt先生と意見が一致していますがやはり最大のスピード練習になるのはバトン練習だと思います。前日にもやっていましたが私はメンバー以外の走りを見ていました。この日は一緒に見ながら意見交換を。お互いに気づいたことを確認しながら選手にフィードバックしていきます。気づくところが同じだったりするのでなかなか楽しい時間になります。スピード練習に加えてバトンの技術的な事も全体に伝えながら。バトンに関してはこだわってやっています。これをどう生かすか。リレーに出場する選手だけではなく全員が参加してやっていました。
渡ればいい。そういう考え方はありません。2人で見ながら「もっと加速できるのでは」という話になりました。見ていると「待て」が早いペアが複数います。もっと加速してバトンを渡したい。そのための練習を別に設けようということに。また、見ていると「動いている」選手も複数。待つことができません。きちんと待ってから出る。動きながら待つとタイミングが合わなくなります。ここ最近はかなり練習を増やしていますがまだ出が安定しない。まだまだ細かい部分の調整が必要。
何度か書いていますが3年生が抜けるとかなりチーム力が落ちます。冷静に見ていかなければいけません。持ち上げて過大評価する必要はない。やっと全員が練習に参加できる形になってきました。そこから目を背けずに来年度に向けてどう整えていくか。かなりのことをやらなければ戦える状況にはならないと思います。そのためにとにかくやるべきことを徹底していきたい。
最後に走練習。短短は120×3本。短長は150×5本。私は短長の方に付きました。とにかく力を出し切る。5本を走り切る練習ではなく1本目からしっかりと力を出し切っていくことが必要です。3年生が1人参加していました。ここに来てめちゃくちゃ積極的に走ります。1本目は差が小さくて前に追いついてしまったので2本目からは少し差を広げながら実施。よく走っていました。下級生は走ることで精一杯。途中余力を持って走っている選手も。ここは今後大きな差になると思います。3年生は5本走った後に完全にオールアウト。これくらい力を使い切ってくれると良いのですが。もう少し時間があれば本当に戦えるレベルまで届いたかもしれません。
最後に補強を。翌日の大会がなくなったので股関節の負荷をかけても大丈夫ということでランジ系なども実際。普段は何も持ちませんが軸を意識するためにプレートを使いながら。15分という限られた時間の中で最大限の負荷をかける。前日に引き続きこの補強は任せられたのでそれに応えるべく負荷をかけました。男女で終わる時間に差がつきます。早く終わった男子はプラスアルファでやるように話をしました。もったいないので。
色々と感じながら見ることができました。リレーの練習はやはり楽しい。意見交換ができるというのも大きいですね。自分自身も勉強をしながら時間を過ごせたらと思います。ありがたいことです。