kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

1日練習2

2022-03-30 | 陸上競技

かなり遅れていますが。前の記事の続き。

 

土曜日の午後。これはなかなかでした。元々1日練習にしていました。予定ではスプリント系とハードルを別にして実施するはずでした。が、諸事情により私がどちらも一人で見ることになる。これはなかなかです。予定していない部分なので対応に追われます。スプリント系は13時30分から開始にしてハードル練習会は14時からの開始。30分ずらすことで何とか対応しようということに。単独であれば問題はないのですが前の記事にも書いたようにsmsと合同練習でしたから。もうなるようになれという感じです(笑)

 

スプリント系は午前中にかなり細かくやっていたので午後からはいつもの練習の流れにバトン中心で組もうと。前日、あまりにもバトンの感覚が悪いので「どのようにして対応するか」を考えながらやることに。もちろん、付きっ切りでできないので選手にやってもらうことが多かったですが。男子に関しては先日からある程度のことができるようになっています。バトンのことに関しては話をして伝えることができます。女子は話をしても「??」という感じになってしまう部分もあるので「やれることを」という印象です。

 

「なぜこの練習をやるのか」については説明をしました。kws先生についてもらってみてもらいながらです。ショートスプリント、25バトン、合流走、バトン合わせの流れで。前任校でよくやっていた流れです。「バトン練習」は最高のスピード練習だと思っています。もっともっとできることがある。この冬はできなかったことが多いのでここで詰め込んででもやっておく必要があると思います。kbt先生に任せてもらっている部分もあるのでこの日にしっかりと。「渡す位置」をある程度明確にして「加速に乗ってもらう」という部分を重視しました。「渡ればいい」とは思っていません。これは顧問の共通認識です。いかにして「バトンで稼ぐか」です。

 

技術的な要素が大きいと思っています。だからこそ「理解してやる」というのは必要不可欠。タイミングの問題であったり、加速の部分であったり。多くの要素が含まれています。もっともっと細かく見れるとよいのでしょうがなんぜ「一人で見る」ことの限界があります。一つに集中すると他が疎かになる。これは難しい部分です。

 

同時展開で「ハードル練習会」を。前回の反省を生かしてこの日は最初からnsy先生に来てもらうことに。ショートハードルもヨンパも同時展開なので前回ヘロヘロでした。細かく見たいと思う部分があるのでこれでは「練習会」をする意味がなくなってしまいます。信頼できる先生ということで無理を言ってnsy先生に来てもらうことに。高校生の女子にとっては来てもらうことで大きな刺激になります。

 

最初はピロティの中で基礎的なことをしてからドリル。ある程度やってからそれぞれに分かれて実施。ショートハードルに関しては前回鹿児島でやった内容を再確認。動画を作成していたのでそれを見てもらって。興味を持つ選手とそうではない選手がいます。ここに関しては「人それぞれ」だと思います。1台目までのアプローチから「頭の位置を変えない」という中でのハードリング。この日は複数の先生方が協力してくださったので「動画撮影」や「タッチダウン」も測りながら。これも指導者育成につながっていくと思っています。基本的な練習について知ってもらうことは大きい。目安のタイムなどを示しながらやっていきました。

 

同時展開でヨンパ。これは真反対で実施していましたから、移動が大変(笑)。最初はそれぞれの「歩数」に合わせたマーク走を実施。自分が何歩でハードルインターバルを走るのかを事前に決めてそのストライドパターンを覚えていきます。6本程度やってから今度は実際に3台目くらいまで跳びながら「インターバルの安定」をする。直前で足を合わせるのではなく「トータルでのストライド調整」をしていきます。これはなかなか難しいのですが「ハードルの直前」で無理やりピッチを上げて足を合わせるのではなく全体でバランスよく上げていくという感じでしょうか。行き当たりばったりで足が合うという選手もいます。調整能力が高ければそれで対応できるはずです。が、そういう選手は多くない。それでもヨンパをやろうと思うのであればこちらも「そのための方法」を示していく必要があります。幸いnsy先生もいてくれたので一緒にやっていくことができました。ありがたいですね。

 

こうなると多くの人の協力が必要だなとあらためて感じました。今の段階では完全なボランティア活動でしかありません。日当も出ませんし(笑)。それでも今自分ができることをやっていきたい。先日競技場でkgh先生と話をする中で「山口国体」の前は「投擲練習会」を頻繁に実施して競技力向上に結び付けていたというのがありました。やはり、頻度と継続が必要なのです。指導ができるかどうかというよりも「興味を持ってもらう」というのは大きなことだと思います。トップ選手だけを見るというのではなく幅広い指導の中で競技力を高めていければと思っています。

 

とにかくあちこちを走り回りました。ある意味幸せなのかもしれません。これで選手に少しでもプラスになるのであればと思います。感謝されるかどうかは分かりませんが、「競技」に興味関心をもって好きでいてくれたらいいなと思っています。

 

なかなかバタバタでした。協力してくださった先生方に感謝。nsy先生は岩国から来てくれました。この日はおそろいのウインドブレーカー。「以心伝心」という話をしていましたが、帰るときにnsy先生が私のウインドブレーカーを間違えて持って帰って危うく車に乗れなくなるところでした(笑)。うちの選手が「ひょっとしたら」といってくれたので気づくことができました。いや、車のカギが入ったウインドブレーカーを岩国まで持って帰っていたらは車中泊さえできません(笑)。なかなかのオチでした(笑)。

 

選手にとってプラスになる1日だったらよかったなと思います。

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1日練習

2022-03-30 | 陸上競技

土曜日。この日は1日練習となっていました。が、天気が大崩れする。電車が止まるというレベルになっていました。午後からは持ち直すという予報になっていましたが、それでもこれだけ崩れると大変な話になります。朝早い段階で「無理のないように登校」と伝えてからバタバタ。普段はkbt先生に任せっぱなしなのでこの日くらいはと。顧問がそれぞれバタバタしているので余裕がありません。とはいえ、練習に関してはきちんとやらないといけない。当然の話ですが。

 

更にこの日はsmsと合同練習になっていました。午後からはハードル練習会。こいういう日に限って色々なことが詰め込まれています。練習に関してはピロティがあるのでそこでやろうと。が、台風のような暴風雨。ピロティの中にまで雨が降りこんできます。いやーどうなんだ。練習に関しては走ることができないので「身体づくり」と「身体のコントロール」についてやることに。重心の取り方や体の使い方を。本当は普段から少しずつできればいいなと思うのですが。時間の合間にやれるといいなと思います。

 

片足立ち。それを目を閉じて行う。30秒という短時間ですが大半の選手ができません。以前に比べると「身体感覚」も鈍くなっているのかなと。以前は外遊びなども多く自然に身に付いていたものが今はそれができない。時間を作ってそれをやる必要が出てきます。「差」をつけるためにもここは重要なのかなと。元々の身体能力だけではなく「身体の使い方」に目を向けてやっていくことも必要だと思いますね。「隙間産業」ではないですが「戦える場所」を見つけてそこに力を注ぐ。面白いかなと思いますね。

 

股関節周辺の補強を兼ねてハードルを使って。これも普段からやっているものを丁寧にという感じでしょうか。ハードル股関節補強に加えて入れ替えなどの感じも。よくハードル練習会でやることをここでも。ハードルを使った練習というのは「強制的に股関節から動かす」という部分があります。嫌でもそこから動かすので自然に強化されます。何も使わずにやるのではなく「道具」を使うことでやりたい動きも明確になります。

 

さらに足運びも。これもハードルドリルの中に入っているのですが、「片足での引き出し」です。先日から見ていて「できていない」と感じる部分です。が、本人たちは「できている」と思ってやっているので動きの変化は生まれません。本当にやりたい動きをするためには「段階を追う」というのが必要だと思っています。人は忘れていくのでやっているうちに違う動きをするようになります。定期的に「やりたい動き」をすることが必要かなと。この機会に徹底的にやりたいなと思って「片足の足運び」をやりました。3足長から伸ばしていって6足長まで。膝の引き出しと接地。伸びていくとそれができない。丁寧に段階を追うことで少しずつ動きの変化が生まれます。

 

まずまずかなという感じで午前中終了。やれることをという感じです。ここまでは比較的スムーズでしたが午後が(笑)。このことはまた書きます。ひとまず。

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