kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

部員を送り出す

2022-03-02 | 陸上競技

なんとか卒業式の動画配信を終えることができました。ここだけで私自身のキャパはほぼオーバーフローという感じでしたが。各クラスでのお別れの会が実施されている間に「動画配信」の必要な部分だけ残して「YouTube」で配信できるように編集をしました。これも初めてのことなので上手くできるか分かりませんでしたが。必死にやればなんとかなるものです。

 

ある程度の時間が経過してから部活動の「卒部式」が実施されました。これまでは自分自身が準備などをしていましたが、今回は立場で気に「見守る」という感じです。メインは私ではありませんし。これまでの流れの中で選手がどのようにするか。私自身思うことはたくさんあります。とはいえ、関わる時間も短かったので何もできなかったかなという部分もあり案す。

式の内容に関しては割愛かなと。3年生がそれぞれ思うことを話していって下級生がコメントを述べて記念品を渡す。その後に顧問からの話。kbt先生が一番思い入れがあると思います。当然の話です。その次にkd先生が話をされる。こうなるとすでに私は「話をする必要性はない」という感じにはなっています(笑)。私の話が必要かどうかさえ怪しい部分ですから。とはいえ、時間を与えられたので少しだけ話を。

 

私自身、異動となってバタバタしている間に時間が過ぎてしまった部分があります。本当に選手に向き合えたか。もっともっとできたのではないか。それはずっと残っています。男子の400mHのHoくん。「インタハイ出場」の可能性はあったと思っています。が、県総体で色々なアクシデントがありヨンパに集中するどころか個人のレースさえ満足走り切れるかどうかという感じでした。本当は走る予定がなかった4継に急遽出場することになる。400mHの予選を走った後にリレーを走って全身が痙攣する。それでも走り切ってくれたおかげでIHへの道が切り開けました。普通に走っていたr間違いなく大幅自己ベストで県総体は優勝していたと思います。一緒にハードルでIHへ。その思いがあるので申し訳ないなといいう部分が大きくあります。

 

また、Miさん。100mHでのIH入賞を目指せる感じがありました。それなのにいろいろなことがあって最大限の力を発揮させてあげられませんでした。13秒台を出せるほどになったのは「本人の資質」の部分です。もっともっと磨くことはできた。救われたのはMiさんが個人で話をするときに「補強の大切さ」について話してくれたこと。あとで個別に話したときに「ハードル楽しかった」といってくれたこと。以前から話をしてくれていましたが私が異動になっていなかったら「ハードルは辞めていた」といってくれていました。私が赴任したから「ハードルもやろう」と思ってくれたと。救われます。14秒8から13秒9まで伸びたのは間違いなく本人の資質だと思います。扱いにくさは天下一品だったと思いますが(笑)。これも「縁」だと思います。13秒台で走れるハードル選手の指導に関われたこと。本当に感謝しています。

 

最後に「動画」を流しました。これも「作品の質」としてどうなのか分かりません。もっと変種する能力やデザインセンスがあれば違った形になっていたかもしれません。それでも「3年生に向けて」の内容を作成しました。一番大変だったのはそれぞれのレースを見ながら「ベストレース」を選んでくださったkbt先生だと思います。私はそれを繋げながら簡単にアレンジしていっただけですから。「kbt先生の想い」をどのように表現するかを考えながら。批評はどうなのかは聞いていません。何かしら本人たちの心に残ってくれたらと思います。

 

もっともっとできることがあったのかなとは思います。申し訳ない気持ちです。花をいただきました。ありがたいことです。

 

 

後悔のないようにしたいなとは思います。その時その時にできることをしたい。Miさんからは手紙をもらいました。「先生のことはずっと忘れません。多分((笑))」と最後に書かれていました。忘れられるかもしれないですね(笑)。

 

上手く表現できませんが。記録だけはしておきます。卒業おめでとうございます。

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卒業式を迎える

2022-03-02 | 陸上競技

3月1日。県内の公立高校では卒業式が行われます。毎年3月1日と決まっています。いつもはFacebookに3月1日のことをアップしているので「思い出」みたいな感じで毎年の「3月1日」のことが示されます。色々なことがありますがやはり思い入れがある部分があります。一期一会。出会うべきして出会えたのかもしれないと思うとこの日は1年間の中で大きな意味を持ちます。

 

が、今回は大きなプレッシャーがありました。「ライブ配信をする」という大きな部分があったからです。これまでやったことがない部分に対して「チャレンジする」のです。検証が不足している中でどう対応するか。ほとんど眠れませんでした。他のことならどうにでもなりますが、「卒業証書授与式」というのは1年間で1番大切な行事だと思っています。私がオンライン配信ができなくても「卒業証書授与式」自体は進みますが、それを楽しみにされていいる卒業生の保護者や身内の方は残念な気持ちになる。ここに関してもやはり責任が生じます。「公開しない」という選択があればそれで問題はないのですが、そんなことはできませんから。

 

事前に「配信予約」をしておいて関係者に「URL」を送っていました。この日は業者の方に来ていただいて「万全の準備」の中でやっていました。YouTubeでのLIVE配信に関しては事前に「URL」がわからなければ見ることができません。「公開」の形でやっておけば関係なのでしょうが、「限定公開」にしていますからアクセスできる人が限られている。「見てもらいたい」人に見てもらうためには「予約配信」の形しかありません。

 

9時公開にしておいて10時前から授与式が配信できればいいなと思っていました。「公開する」という一歩手前で待っておいて9時になったと同時に配信ボタンを押す。9時20分から事前に作成していた「スライドショー」を流そうと思っていました。9時になって「公開」のボタンを押す。

 

が、前日の「予約配信」と同じような画面が出て配信ができません。一緒にいた業者の方も驚いていました。これは「予約配信」に関する設定が上手くできていなかったからのようでした。前日に「太鼓のようなものが表示されている」というのを伝えていたのですが、実際に見て初めて分かる。「ストリーミング」と「webカメラ」の設定が違ったようです。いや、それはなかなかわからない。が、こうなるともうどうにもできないようです。関係各位に送付している「URL」ではきちんとした公開ができないようですた。

 

もうパニックです。9時にうまくいかないとこれから先どうしたらいいのか分かりません。人生自体が「詰んだ」と思う部分さえありました。本来業務ではないとはいえ、「配信します」と宣言している中でそれができないというのが学校自体の信頼も失います。サービスを提供するというのは「納得できる提供がなければサンドバックになる」といリスクと背中合わせです。それでも「配信しよう」ということになっているので責任は私にあります。「謝ります」という話ではない。それだけの責任があります。

 

とにかく「YouTubeLIVE」で配信状況を作る。いったん切断して新しいLIVEにすると配信ができる状況になりました。が、このままでは誰にも見てもらえないのです。「限定公開」というのは「プライバシー保護」の観点から重要なのですが、検索しても引っ掛かりません。きちんと「URL」がわからないと対応できないのです。慌てて体育館から職員室まで全力ダッシュ。「一斉メール」を送信する担当の先生にお願いして「URLの変更」に関して保護者と教職員に伝えてもらうことに。簡単に伝わるとは思いません。「見れるであろう」と思っているURLにアクセスしているにに何も変化のない画面が表示されている。「メール」で変更がされているというのはすぐには気づきません。送ってもらったのはよいのですが「新しいURL」を他の人に知ってもらわなければいけません。アクセスできないからです。

 

体育館にはすでに保護者の方が来校されていました。めちゃくちゃ恥ずかしい行為ですが5分おきにマイクを利用させてもらって「現在、卒業式の様子をLIVE配信しています。急遽URLの変更をすることになりました。メールにて送付させていただいています。そちらのURLにてご覧ください。身内の方がLIVEで観覧される場合は新しいURLでしかアクセスできません。申し訳ありませんが新しいURLを送付していただいて閲覧をお願いします。」というのを伝えさせてもらいました。準備不足といわれたらそれまでです。9時20分からはスライドショーの配信も行っていました。その部分も含めて誠心誠意伝えていきたいなと思って。

 

時間だけは過ぎていきます。9時50分前にスライドショーが終わってそのまま卒業生の来場。ここからはとにかく「見てもらう人に雰囲気を伝えたい」というのがありました。他の先生方の協力でビデオカメラで撮影してもらってそれを「スイッチャー」で切り替えながら配信していきます。タイムラグがありますがそれでも「生徒の様子」が伝わるように。

 

あっという間の時間でした。どのような式だったのか正直、分かりません。「卒業生を送り出す」というのがメインですが「配信をする」というのがメイン業務のようになっていたのでそれだけは外せません。本来業務としては「卒業生を送り出す」というのが必要なのですが「見てもらう」ことを考えると感傷的な部分が少なくなりました。それを否定されたらそれまでだと思いますが。

 

無事かどうかわかりませんが1時間くらいの卒業証書授与式の様子を配信できました。見逃した方が見れるように、担任の先生方がきちんと見れるように「アーカイブ」といわれる「動画配信の記録」を編集して実際に動画配信した画像の必要な部分だけを残して後からでも閲覧できるようにしました。同時にスライドショーに関しても見れるように。

 

別に認められたいとは思いません。卒業式の主役は「卒業生」です。そこまでにどのような準備をしたとしてもそこを評価されようは全く思いません。しかし、「上手く配信できない」というのだけは許されることではない。メリットはなくリスクだけしかない状況でも「やる」と決めたからにはやるしかないのです。

 

かなりのストレスでした(笑)。多分分かってもらえないとは思いますが。リスクしかない状況の中で「卒業生を送り出す」という部分を背負うというのはなかなかです。かなりの後悔があります。最終的に配信ができたとはいえ「ストレス」を感じられる方も多かったのではないかなと思います。申し訳ない気持ちしかありません。きちんと卒業生を送り出せたのか。分かりません。

 

やれることはやったかなとは思いますが。心身ともに疲弊したのだけは確かです。なんとか配信できてよかったなとは思います。申し訳ない気持ちでいっぱいです。

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