遅れていますが。木曜日は舎監でした。朝6時過ぎから散歩。さらに食事をとった後に選手と一緒に4キロ近くジョグ。健康生活です。寮に泊まるとこういう部分で時間に余裕が生まれます。
午前中はテスト返却授業。午後からは学力検査のための準備。時間的にはかなりかかりました。失敗が許されない状況ですから。結局、この日はほとんど練習は見れませんでした。グランドに到着した時にはハードルを跳んでいました。タータンで3台目までの流れの確認を。慣れていくために何が必要かという感じです。逆脚を利用する場合の動きができていない。両足ジャンプのようになります。これなら1歩増やしていくほうが良いかもしれない。また、15歩でチャレンジする選手は力みまくり。ここも慣れていかないと最後まで走り切れない。ここも改善していかなといけません。まだまだ。
で、土曜日。この日は1日練習となっていました。国体の強化事業として高跳びは競技場で1日練習。それに合わせてskyの練習も1日練習としました。男子は競技場で女子は学校のグランドでという感じで分かれて実施することに。女子は十分な練習が詰めていません。この状態で競技場で走るというのはリスクが大きい。走練習自体をしていないのだからタータンで走るという感じにはなりません。kbt先生と別れて練習。
「補強部」という感じの活動しかできていませんでした。それに対して基本的なこともやりながら「走る」ということをしたい。明らかに遅れています。その部分を理解させながら「今何をするべきか」というのを徹底する。人数がそれほど多くないのでこちらも指摘しやすい。複数でやっている部分のメリットだと思います。この日は駅伝部の女子と一緒にアップサーキットから。説明を加えながらやっていきました。時間をかけることで短距離にもプラスになる部分が出てきます。考えようですね。
そこから基礎的なことをかなり。普段やっていることを補完する形で。スイッチングの部分ができないのでそこに特化した練習を。歩行から切り替えを意識した練習。バーを使っての練習です。前任校ではかなりやっていましたが。種目を絞っての感覚づくり。ハードルを事前にやっているのでそれに合わせての練習です。本数は増やせません。走っていない選手に一気に量を増やすというのは難しい。そうであれば「質」を上げる。これまでやっていた部分に加えて「理解」を求めます。確認すると「分かっていない」中でメニューの消化をしている部分もあります。「戦えない」と感じる部分はここにもあります。「やっているだけ」になると効果はあがらない。最大限の効果を上げるためには「理解」して「やるべきことをやる」というところを大切にする。
スイッチングをやってからスパイクをはいて走る。バー走とDM走、さらにはスプリント。これを何本かセットにして走りました。スイングすす足で進んでいく。その部分を考えています。バーを持って走ることで「スイング」で走ることに集中できます。ごまかしがきかない。それ以外に進む手段がないからです。前に引き出すときに体が進む。さらにはDMを持つことで重心の位置が少し前になる。進みやすくなる。それを繰り返していきながら最後にスプリントで感覚をまとめていく。個人的には「感覚の変化」が好きです。あまり「理解」できない状況では「感覚が違う」というのを身体で感じるほうが良いなと思っています。本数を増やせないのでこの手の形で負荷をかけていく。
人数がそれほどいないのもあり、1つ1つ丁寧に話をしながらやっていきました。理解を促す。さらには「歩いて戻る」時間になにをするのかというのも話しながら。自分自身の走りの課題を考え、それを克服するためにはどうすればよいか。走る本数が少なくても「課題意識」を明確にすることで「質」が上がります。本数を「理解」で補う。「分からない」という状況で走り続けるよりも間違いなく効果は高い。
2セット目のスプリントの最後に動画を撮影。それをそれぞれが見て「今の自分の走り」について視覚的に判断させました。やりたいと思っている動きができるかどうか。自分の走りがどのようになっているか。それを言葉ではなくて「自分で見る」ことで「イメージ」と「動き」のギャップを埋めていく。それを踏まえて3セット目に「課題意識」をもって取り組み、最後のスプリントで動画撮影をする。そこで「改善」できているかどうかを判断する。時間があるときにしかできないことです。「量」を追えない部分があるのでそれに対応したいと思っています。
昼の休み時間に動きを確認して午後からどうするかを考えるように指示をしておきました。校内使用禁止なので寮に戻ってになりますが。「時間を有効に使う」とひたすら言い続けています。それが本当にできるかどうか。自分の取り組み方で結果は大きく変わってきます。
ちょっと真面目に競技について書いています。午後のこともまた別に書きたいと思います。ぼちぼち。