kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

競技場練習

2022-03-31 | 陸上競技

火曜日。この日は競技場での練習。防府で実施。この日も動けるのが私だけだったのでついに一般道路でのマイクロバスの運転となりました。早朝に長距離が合宿しているセミナーパークへマイクロバスを借りに行ってそこから学校へ。練習道具と選手を乗せて防府へ。45分くらいかかります。できるだけ広い道をと思いながらも最短距離で。移動だけでかなりのエネルギーを使いました(笑)。ダメですね。

 

競技場にはかなりの選手が来ていたので接触がないようにという指示だけ出しました。競技場の「回数券」があるのですが、防府に住んでいる選手に購入を頼んでいました。入場するための券は競技場では購入できません。少し離れたところにある体育館で販売しています。そちらによってから競技場に来ると時間のロスなので選手に購入を依頼。が、「券」だけを持っていました。実際は券売機で券を買ってそれを受付で「回数券」に変えなければいけません。中学時代にやっているはずなのでわかるだろうと安心していましたが忘れていたとのこと。結局私が購入しにいくこととに。場所が変わればこの手の対応が増えます。まー仕方ないのかなという部分もあります。

 

人数が多いのとアウェイなのが重なって女子の一部がトラックの横断などができなくなっていました。タイミングを見計らってという感じだったのだと思いますが遠慮してできません。声をかけて渡らせましたが。あとで全体に話をしましたが「自分たちのやるべきこと」を優先してできないといけません。遠慮していたらそれができない。「〇レーン行きます」などと大きな声を出して自分たちの練習ができるようにしなければいけません。大きな大会に進んだ時にこんなに遠慮してやっていたら勝負をする前に負けてしまいます。とにかく指導していくことが多い気がします。一つずつ一つずつでしょうか。

 

フリーでアップしてからバトンへ。バトンが始める時間を確認して。その時間に合わせてバトン。バトンが終わる時間まである程度決めておけばよかったかなと思います。跳躍系の専門練習があるのだからそれに合わせてある程度の時間制限は必要だと思います。限られた時間の中でやっていくという感覚が必要です。

 

衝撃的な部分が。あるペアが「バトンが渡らない」といっていました。確認をすると「前日と同じ距離でやった」とのこと。前日は「追い風」でやっていました。この日は「向かい風」です。その状況で「前日と同じ距離でやった」のであれば渡るはずがありません。ここが「陸上偏差値」といっている部分です。追い風であれば前走者がスピードに乗ってきます。向かい風であれば前走者はスピードが落ちます。当然の話です。そうであれば「マーク」を置く場所が近くなるはず。移動する距離が短くなるのだからその部分も踏まえて調整しなければいけません。実際の試合の時には「自分たちで判断」することも必要になります。そのための「知識」は身に付けておく。「渡ればいい」というのではなく「最大スピードで」というテーマの中でやっています。「どうすればいいのか」「何が目的なのか」を明確にしながら、理解しながらやっていく。「考える」ことの必要性を改めて感じています。

 

男子はある程度の修正ができています。1本目で上手くいかなかった部分を修正しながら。それぞれが加速に乗った状態でバトンの受け渡しをする。特に2-3走は絶対にやってもらわないといけません。勝負がかかるのはここですから。

 

ショートスプリントはスタート。ここは自分たちで。私はヨンパのほうに。同時展開でロングスプリントの選手に前半の入りの練習をしました。競技場でしかできないことをここでやっておきたいというのがありました。ショートスプリントと違って加速の部分にポイントがあります。がむしゃらにスピードを上げていくのではなく力みなくスムーズに加速していく。そのためにはある程度の距離が必要です。「感覚」でできればそれでもいいですが、今の選手の感じからすればある程度「練習」をして習得する必要があると考えています。

 

ヨンパも風を想定しながらやっていきます。予定した歩数でいけないかなという感じもあるので女子に関しては歩数を増やして初戦を迎えることにします。2か月近くまともに走れていない状況からの今です。3月当初と比べるとある程度動くようにはなっていますがまだまだ、昨年末の感じからすると物足りません。何とか県総体までにという感じでしょうか。「中国大会で」といいたいところですが今は「県総体を抜ける」というのが必要になります。次年度は3年生が強い。そこに対応できる力は今はありません。それでも残りの2か月間で間に合わせたい。そのための準備はしています。焦らずでしょうか。男子も歩数を増やして対応する予定ですが、17歩で4台目以降がしんどくなります。17歩で勝負することを考えると最後まで17歩で押していくというのが必須です。走力の部分も影響してきますが「完走する」ことが目的ではなく「勝負する」というのが目標であればやはり「17歩で押し切る」というのは必要不可欠です。

 

課題も明確になってきています。どうしても「専門練習」になると「ハードル」に目が向きやすくなります。が、やはり基本は「走力」です。走ることができなければハードル種目で戦うことはできません。小手先の技術でごまかすのではなく「力」が必要なのです。そこが忘れられてしまうのでとにかく走らせたい。まー「走らせすぎ」という人もいるのでしょうが、今の練習はそれほど走っていません。足りないかなという感じもある。ここは人それぞれの判断だと思いますが。

 

練習が終わってから必死になって学校に戻る。これが一番しんどいなという感じがあります(笑)。何とか無事に。その後は何かをしたような。次年度の打ち合わせなどもそれなりに。なかなか大変な感じがします。1年前に感じたこと、同じようなことを感じている部分があります。「意見の主張」がどれだけ認められるのか。去年感じた怒り。「働き方改革」ってなんですかね。本当に。どこの現場も同じだと思います。

 

ぼちぼち書いておきます。ぼちぼち。

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競技場練習に備えて

2022-03-31 | 陸上競技

遅れていますが。月曜日。翌日に競技場練習になっていました。そのため練習は次の日の準備という感じが大きくなっていました。とにかく「専門練習」の時間を確保したい。いつも競技場に行くときには跳躍系の選手の練習時間が不足してしまいます。できるだけ専門ができるようにしたいので、月曜日にバトン系の練習を増やしておいて翌日は最小限にしたいなと。前の土曜日にもバトンはやっています。積み重ねの部分があります。

 

アップをしてバトンメインで。今のメンバーで出場するのは最初の高体連記録会だけになるかもしれません。勝負することを考えると新入生をメンバーに入れて走ることも想定しています。「1年生の力を借りて」というのは指導者側からすれば面白くない部分はあります。それでも「戦う」ことを考えると「一番走れる選手」でやっていくことも必要になります。男子は中心になる選手が2名いますからその2人を軸にリレーを組むことができます。ここで稼がないといけない。そのことは話をしています。

 

女子に関しては正直どれくらい走れるのか不明な部分があります。一番順調に練習ができていた選手も故障のためしばらく走れないという状況。単純な走力だけで選べば今の状況では「対応できない」というのは確かです。バトンで稼ぎたいですがこれも微妙な感じがあります。だからこそ丁寧にやっていきたいなと思う部分があります。全体的にバタバタしていてグランドに常駐できるのが私だけという感じもあります。そうであれば私自身きちんと役割を果たしたいなと思う部分があります。しつこく丁寧にやっていく。

 

「陸上偏差値」を上げていきたいと思っています。競技が好きであれば自然に上がっていきます。私自身、高校時代一切の指導を受けることがなかったので自分で本を購入してひたすら勉強していました。トレーニングに関してもその当時からいろいろと調べてやっていました。今は当時の情報量と比べると何倍も競技に関するものがあります。当時は専門雑誌以外はほぼなかったですから。オリンピアンのkrk君は高校時代、マニアックなくらい選手について知っていました。超感覚派ですが他の人に教えるのも上手かった。そういう意味では本当に「天才」だと思いますね。

 

そこまでできないかもしれませんが、「練習の意味」をもっと理解してそれをどう身に付けるかを大切にしたいなと思っています。普段はkbt先生のフォローのような感じでやっています。それが一番選手にとってプラスになるだろうという感じで。不足する部分を私が補っていくことでより良い練習になると思っています。

 

土曜日の練習の補足という感じでしょうか。この日は「バトンを渡す位置」の確認までやりました。前任校では明確に「この区間で渡す」というのを決めていました。加速してバトンをもらうためにです。詰まってしまうと次走者が上手く走れないのでスピードピークをできるだけ高くする感じでやっていました。この日は「渡す位置」をある程度決めてそこまでにしっかりと加速してバトンをもらうという練習です。何本か繰り返しました。

 

とにかく「コミュニケーション」も大切にします。今のバトンがどうだったのか。出のタイミングはどうだったのか、渡るまでの距離はどうだったかなど確認することはたくさんあります。正直、「バトン練習だけの日」があってもいいくらいだと思っています。それくらいこだわって最大スピードを出す練習をしていくことでより精度は上がっていくと思います。

 

その間、ハードルは各自でやるという感じになります。より専門的にという感じで考えるとこちらにもついておきたい。優先順位としてこの日はバトンだと思ったのでそちらに付いていました。これも難しい部分ですね。ざっくりやっていくというのができないタイプの人間ですから人数が多くなったり種目が多くなると対応できないというのがあります。まー指導できる範囲が狭いというのもありますが(笑)。スプリントとハードルしかできないので、他の種目に関しては「見守り隊」になります。他の種目の勉強もしないといけないんだろうなと思いながらも。

 

そんな感じで過ごしました。何か午後からやって気がするのですが。その記憶はすでにありません。なかなかです。夜はちょっとだけ食事を。こういう機会が劇的に減っているのでさみしい部分があります。少人数で。感染予防に最大限の配慮をしながら。

 

また書きます。

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