kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

鹿児島合宿2

2022-03-24 | 陸上競技

鹿児島での合宿2日目。朝の時点で小雨。少し早起きして宿舎の周辺を散歩してみました。広大な敷地があちこちにあります。幹線道路だけを歩きましたがドラッグストアが閉店しているなどちょっと寂しい感じがありました。

 

練習は9時から。選手の上場に合わせてという感じです。股関節周辺やハムストリングに張りが出ると思うのでそこを重点的に弛めながら。動的柔軟のようなイメージでハードルやDMを使って体を動かしました。

 

ある程度やってからは選手がやりたいと思っていることに合わせての練習。スプリントは「切り替えが遅れる」というのがあったので午前中はその部分の確認を。前日にある程度やっているところがあります。今回は「タタタ」をやって前に進みながら早く切り替えるという感じでした。今回は11秒台の女子もいます。タフなタイプではないのでそれほど負荷を増やせません。普段は少ない本数でやっているということだったのでそれに合わせて少なめに。

 

速い動きをする中で素早く入れ替えるというのは簡単なことではありません。1本目は詰まっている感じがあったのでその部分を調整しながら。3本を3セットやったでしょうか。2セットだったかも(笑)。最後のセットは動画を撮りながら自分たちで動きを確認しながらやっていきました。1本ずつ本人たちと動きの確認をしてみる。どうだったか。どうしたいか。それに合わせてやっていく。感じ的にはかなり良かったと思っています。もちろんあくまで「個人的」な話ですが。最後にスプリントを2本やって午前中は終了。

 

同時展開でハードルも。こちらは13秒台ですから。こちらのやりたいこともできます。同じタイミングでスプリントとハードルをやっているので両方を細かく見れない部分もあります。軽く5歩ハードルをやってから1台目までのアプローチ。今回の練習の様子を動画に撮影して「解説動画」を作ろうと思っていました。本人には許可を得ていますので動画配信ができればと思っています。1台目までのアプローチの課題。目線と前傾。ここは「当たり前」という部分なのかもしれませんが、周囲からはあまり聞いたことがありません。

 

ハードル練習会などもやっていますが、細かい情報を提供することができていません。何度も見ることができればいいなと。さらには「指導したい」と思っている指導者に少しでも手助けができればいいなと思っています。もちろん、「導入段階」では使えない部分もあるかもしれません。一定水準以上の選手に対してのサポートになる。この部分を考えるともっと「初めてのハードル」くらいの内容を作っておくのもいいかなと思っています。時間があるのかどうかの問題もありますが。

 

ハードルに関しては何度も指導をしています。確認をしながら。こちらのやりたいことを伝えながらも。どちらかというと頭で動きを理解するというよりは「感覚」でやるという感じの選手です。「バン」とか「ビュン」とかのほうが分かりやすい。踏切位置を確認しながらやっていきました。タータンがかなり硬いので様子を見ながらという感じではあるのですが。1台目まできちんと加速して。そこから3台目まで走る練習を。最終的には踏切の位置も改善できました。「理論」的な話と感覚の部分を擦り合わせながらですね。この辺りはまた書きたいですね。

 

練習の合間に食事を。志布志にあるという「マルチョンラーメン」の本店へ。全く分かっていませんでしたがkd先生が調べてくれていました。レンタカーで移動。前日に宿舎の方や食事場所で聞いていましたが「意見が分かれる」という感じでした。

 

こんな感じの店構え。

博多ラーメンとは違う豚骨ラーメンです。久留米とも違う。少し薄めの豚骨ですが美味しかったですね。麺がもう少しよかったらとは思いますがそれぞれの好みもあるので。私的には美味しかったです。

 

志布志駅も見に行きました。JRの最南端駅だそうです。鉄道好きにはたまらないのでしょうね。私はよくわかりませんでしたが(笑)。

 

午後の練習はスプリントは「加速段階」の練習。翌日にSD練習をしたいなと思っていたのでその前に「加速段階の動き」を作ることに。午前中にスピードを上げているのでどれだけ体がもつかなというのもありました。細かい技術的な部分を変える気はありません。元々の本人の動きに合わせて「走りの基本」を教えるという部分です。一歩目の足運びが良くないのでその部分を確認しながら。壁を使っての引き出し、そこから1歩目を大きく動かす。重心移動を生み出すための練習を。段階を追って「大きく移動」しながらも「速く接地」する。接地の角度も含めてです。ここをやってから「5歩」のリズムを作る。さらには「二次加速」のところをしっかりとやる。これは「ホワイトボード」に練習の意味、角度、イメージなどを書き込みながらやっていきました。真面目です。

 

こちらも動画を撮りながら。本人たちが確認をすることで動きも変わってきます。悪いほうに変わらないようにしたい。「間違った動き」をさせない限り大きく崩れることはありません。それでも強制的な動きの変更はしない。当然ですね。

 

ハードルは午前中の復習をしてから5歩ハードル。課題となる部分の確認を。ハイスピードで走っていますから後半ピッチが保てなくなります。6台跳びましたが最後の1台の前でピッチが落ちます。ここに課題があります。見ていて気付いた部分を修正する。実際のレースではハードルインターバルを「1.10」前後で走れるかです。目標が13秒7くらいなのでここは重要。後半落ちていくと狙ったタイムは出ません。ピッチの落ち込みがタイムの低下につながります。15秒を切るくらいになると「1.20」くらいが目標になるでしょうか。たった「0.1秒」かもしれませんがこれが9回になるだけで0.9秒です。これも目安にはなると思いますね。

 

タイムが落ちる選手ほど後半のタッチダウンが悪くなります。最後にバウンディングになるようなかんじであれば当然のように落ちます。ここも確認をしながら。結構奥が深いと思います。トップを狙う選手と一般的な選手で求めることも違ってきます。「17秒台」の選手に多くのことを求めても意味がないと思います。それぞれの競技力に合わせた内容が必要です。

 

午前午後とやりたいことはできたかなと思っています。選手がどのように感じているのかは分かりませんが。一生懸命に取り組んでくれていたとは思います。もう少し細かくできたらよかったのかなとは思いますが、これくらいの距離間のほうが「自分で見直す」こともできるのでそれでよいかなというのもあります。

 

ぼちぼち。書いていきます。ぼちぼち。

 

 

 

 

コメント
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