kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

女子マイルの戦い~準決勝~

2009-06-22 | 陸上競技
準決勝に来るまでのトラックレース、4つのうち3つが8レーンに飛ばされていました。すごい確率です。準決勝はプラスで拾われたので初めて3レーンに入りました。

1走のakaneが前半からかなり積極的に入りました。昨日かなりやられていたチームに前半きちんとついていきました。ラストで動きが鈍り、離され始める。ここをもう少し粘らなければいけません。1・2走の流れが全てを決めると思っています。ラップ的には400mで61秒7。県レベルでは戦えますが中国レベルでは置いていかれてしまいます。それでもよく粘ってくれたと思います。

2走のmisato、予選でかなり動いていました。準決勝では更に動きました。ここに3年生としての「想い」の強さを感じました。言葉では表現できないものがあります。前半から積極的に走りラスト150mくらいから最大の武器であるスピード持続が発揮されかなり前に追い付きました。3番手のチームに15m差位まで追い付き4位まで順位を上げました。ラップは58秒0。これまでのベストラップです。流れが出来ました。

3走のmiki、良いポジションでもらいました。しかし、後ろの2チームの3走は前半からかなり速い。置いていかれてしまいました。聞こえないのはわかっていますが「離れるな!」と叫んでいました。ラスト120m位から前を詰め始め最後に5番手に5m差位でアンカーへ。61秒5のベストラップで走りました。前日の走りから比べるとよく粘ってくれたと思います。

アンカーのrinaは前述の通り全く走れない状態でしたが、2日間のケア+テーピングによりなんとか走れるようになりました。どこまで走れるかは誰もわかりません。それでもバトンをもらったらひたすら前を追いました。バックストレートでは4番手に上がりましたがカーブ辺りから少しずつ離れていく。アンカーですから仕方ない部分があります。相手はフラットで57~58の選手です。前日の状態から考えたら十分な走りだったと思います。59秒7ラップでフィニッシュ。

4分01秒04の大幅チームベストでしたが、目標である中国の決勝で戦ってインターハイという部分には届きませんでした。これが現実です。4分01秒というのは恥じる記録ではありません。全体の11番目の記録でした。受け止めなければいけないと思います。総体で「何がなんでもやってやる」という気迫が出せていればもうワンランク上がったかもしれません。しかし、3週間で6秒上がったというのはすごいことだと思います。結果的には届かなかった。これから目を背けてはいけない。それが全てです。

結局インターハイ出場レベルは3分54秒0。今のうちにはどうあがいても届く記録ではありませんでした。58秒0が2人、59秒0が2人必要です。フラットレースで4人が60秒を切る力がなければ戦えない状態。スーパーエースがいれば別ですがうちのようなチームが戦おうと思ったら61秒かかる選手がいたら無理です。そこをしっかりとわかっておかなければいけません。

3年生の「想い」をきちんと引き継いでいかなければいけない。3年生もまだ終わりではありません。自分との戦いを続けていく事ができます。目指す場所はそんなに甘くない。それだけは確かです。それでも下を向かずにやりたいと思います。まだ何も終わっていない。3年生は国体最終と中国選手権、県体で個人の記録を狙って欲しいと思います。中国選手権ではもう一度4分切りにチャレンジしたいと思っています。必ず出来ると信じています。

また書きます。思うことはかなりあるので。ひとまずマイル準決勝についてでした。
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女子マイルでの戦い~戦う前のトラブル~

2009-06-22 | 陸上競技
中国大会最終日の女子マイル、ここで戦うことを目指して1年間やって来ました。多くの事を犠牲にして様々なトラブルを乗り越え、マイルでインターハイ。ここが私も選手も目標でした。

中国大会に入り初日にトラブルが発生。rinaがレース中に腰を痛めて全く走れない状態に。ジョグすら出来ない状態でした。調子が良かっただけ個人での戦いをさせてあげられなかった事が悔やまれます。それでも奇跡的な回復に賭けてマイルの準決勝で投入するために予選は走らせませんでした。エースを使わずに予選突破を目指す。あり得ない話です。それでも4分05秒1のチームベストを更新して準決勝へ。選手は本当によく走ってくれました。
夜にお世話になっているmatuzaki先生から電話があり、rinaの事を聞かれました。他の先生から腰の事を聞いて心配になってかけて下さいました。対処方法だけ聞いて高周波を当てていたのですが再び電話がかかり、「今から行く」と…。すごい話だと思います。ちょっと出かけるという距離ではありません。片道4時間です。申し訳ないという気持ちと頼れるモノは全て頼りたいという気持ちが半々。「行くから」という言葉には甘えさせていただきました。
朝の5時前から7時までひたすら手を置いていただきまいた。前日もkida先生にひたすら手を当てていただき当日にmatuzaki先生に当てていただく。こんなにしていただける事に心から感謝をすると同時に選手達の頑張りを見てくださっているから力を貸していただけるのだということが本当に嬉しかったですね。

そのかいあり、奇跡的に回復をしました。信じられない話です。うちのような普通のチームは個々の力を上げていくしか戦う方法はありません。誰もがインターハイに行くなんて無理だと思っていても私と選手は行けると信じてやっていく。それだけです。

予選の気迫溢れる走り。これに可能性を感じました。特に3年生のmisato、総体で全く走れませんでした。64秒5ラップで走っていたので決勝はメンバーから外しました。かなり悔しかったと思います。それから3週間、本当に出来ることを全てやりました。考えられないくらいの事を。予選に送り出す時に全く不安はありませんでした。やってくれるだろうと信じていました。2走の400mラップで59秒0。総体から5秒5の短縮。奇跡的な話だと思います。そのおかげでここ3年間ずっと乗り越えられなかった予選の壁を越えました。400mで中国準決勝に進む選手を外しての準決勝進出は選手の「想い」の強さの現れだと感じました。

長くなりました。最終日についてはまた書きます。
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中国大会

2009-06-21 | 陸上競技
全く更新する余裕なく(笑)。

1日目の400mで大トラブルが発生してその後はその対応に追われていました。絶好調で迎え400mでしたが、200m通過時点から動きが悪くなりました。最後に少し追い上げましたが目標の58秒台には届かず。59秒5でひとまず予選通過。その後腰に激痛が走りジョグすら出来ませんでした…。走っている途中は感じなかったようですが。すぐにお願いして手を充てていただきました。感謝ですね。

準決勝は最初からスピードに乗らず62秒7…。かなりやばい状態。ひたすらお願いをして手を当てていただいたり、整体をしていただいたりしてもなかなか痛みが引きません。2日目は手を当てていただいたり、他県のトレーナーに見ていただいたりして治療にいただきました。それで何とか回復の兆しを見せました。
しかし、まだ走れるようにはなりません。マイルの予選、エースを使わずに走ることに。それほど余裕があるチームではありませんがそれなりに選手層は厚い。エースを使わず4分4~5秒を目標に。あり得ない話です。一番速い者を使わずにチームベストを更新しようというのですから。
細かくはまた書きますが4分5秒1のチームベストで予選通過。残り時間を全て使って回復に充てます。

トラブルを乗り越え奇跡を起こしたい。そう思っています。様々な方の力を借りながらやっています。言葉では表せない部分があります。勝負に来ています。戦いたいですね。
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男子の想い

2009-06-18 | 陸上競技
木曜日出発ですから水曜日が全体で集まる最後になります。午後からは回復のために時間差で治療院に行かせる予定だったので、朝練の時に全体ミーティングをしました。最初に私から少し話をして、続けて3年生男子から中国大会組に自分達の口で想いを伝えさせました。

総体までは目が届かなくて男子に頼ってやってもらっていた部分があった。気がつかない所で依存していた。しかし、総体後は男子から見ていても気迫を感じさせる練習が出来ていたし、雰囲気が全く変わっていた。本当に速くなってきたと思う。きっと届く。

というような内容でした。先に話をさせたのですが、男子の日誌には特別何かを言った訳ではありませんでしたが、話をした事を書いていました。男子が話をするまえに私が話をした内容が日誌に書いてあったのです。全体がきちんとした評価をしているという事だと思います。朝練のミーティングのあとに「みんなにわたしたいものがあるがまだ完成していない」と代表の者が言いに来ました。午後練でキャプテンに渡すように指示をしました。

午後練が始まって代表がまず私の所に「渡したいもの」を持ってきました。これまでの数年間、千羽鶴を受け取ってきましたが今年は「色紙」でした。それもうちの選手だけが書いたのではなく、お世話になっている整骨院の先生、鍼の先生、一緒に練習をしてきた他校の選手、大学生、応援してくれている学内の先生方の寄せ書きでした。私が読む前に選手に見せたかったので詳しくは見ていませんが、3枚にわたる色紙に男子の「想い」を感じました。これだけのモノを完成させるのには様々な場所を回らなければいけません。日程も合わないだろうし色紙は1枚ずつし書けなかったはずなので手間もかかっています。最初は1枚の予定だったが気がついたら3枚になっていたと(笑)。

前の記事の壮行式ではありませんが、こういう「想い」が大切だと思います。単に形式的に何かをやるというのでは意味がないと思っています。だからshimaに全校生徒の前で話をさせました。「想い」がある人間の発言や行動は必ず「心」を動かします。「想い」がある者は何かをするのです。「はい、やりました」ではないのです。

この色紙、中国大会組に力を与えてくれると思います。多くの人達が見えない所で応援してくれている。そのためにやるのではありませんが、心の底に必ず残る大切なモノです。最後の最後に力を貸してくれます。そこのプラスアルファの部分に行くまでは自分達の「力」を出していくしかない。「力」が及ばなければ戦うことすら出来ません。最後の一押しがこのような多くの方々の応援だと。

「想い」を大切にしたいですね。良いチームに成長してくれたと思います。男子が「女子が頼らなくなった」「自分達で気づく部分が増えた」と朝練で言っていましたが、午後練で先に終わった者が男子が使ったサーキット用の道具を片付けていました。自分達で気づいて動く。大切な部分です。当たり前といえば当たり前なので直接褒めたりはしませんが(笑)

。「心」も「身体」も充実してきたと思います。戦いに行きたいと思います。気負わず普段通りのスタイルで臨みたいと思います。結果は後からついてくる!そう信じています。
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壮行式に思う

2009-06-17 | 陸上競技
今日は中国大会に向けての壮行式がありました。13人の出場選手が前に立ちましたがきちんとした姿勢で前を向いて動かない姿は頼もしかったですね。まー他の団体が落ち着きなく動いたり笑ったりしていたので更に際立ったというのもありますが。

別に壮行式をやってもらうために日頃から練習に取り組んできたわけではありません。自分達の目標に向けて進んでいるだけです。だから、別に壮行式をしてもらわなくてもいいと思っていました。生意気に思われるかもしれませんが。

それでもやるからにはきちんとした形でやるべきだと思っています。特別な指示は出していませんが、ステージ上で身動きをせずに校長と生徒会長の話を聞いていました。うちにとっては当たり前の事でも周りにとっては特別なことなのかもしれませんが…。きちんと部活動として指導していけばこれくらいのレベルは最低ラインだと思います。

それに応える選手代表、今日の朝少し担当と話をしました。誰がやるのかと聞いたら、「日頃ステージの上で話すことはないからお前やっとけと言っておきました」と、1週間に1・2回しか活動のない「ものづくり部」の者に頼んだということでした。この生徒、以前ステージの上で他者をバカにするような発言をした者です。一時的な笑いは取れるかもしれませんが、場にふさわしくない。それが分かっているのか?これも失礼かもしれませんが、勝負をしに行きますと宣言する場において中途半端な発言をして欲しくないと思っていました。軽々しく「全国大会を目指します」と口にして欲しくない。そう思いました。うちの選手に対して失礼だと強く感じました。

これに関しては、うちのshimaがやるからと私から言いました。当日の朝ですから常識的ではないかもしれません。これが女子バスケが言うというなら全く違いますが、適度にやって上の大会に進むわけではありませんから譲りたくありませんでした。本当に勝負をしようという気持ちを軽く見られたくないと。かなり失礼だったと思いますが、「思いが全く違う」と担当に言い切りました。

shimaが話始めるまでは少しざわつきがありましたが、話を始めると体育館内が静まりかえりました。紙に書いた言葉を読むのではなく「心」にあることを話しました。それが周りにも伝わったのだと思います。同じ高校生が本気で話をしている。他者の心を打ちます。壮行式、全員に応援してもらう必要があります。きちんとした形で伝えてそれを理解してもらう。形式的に「壮行式やりました」では終わりたくなかったのです。やらなければいけないからやるという式であって欲しくない。だから選手代表らきちんと選ぶべきです。

敵を増やしたかもしれません(笑)。私は生徒のために今の仕事をやっています。きちんとした形で生徒と向き合えば何が大切かはわかるはずです。生徒とは形式的な関わりはしたくない。そう思っています。

戦いに行くのです。中途半端にはやりたくありません。気負うのではなく当然の事だと思います。単なるワガママではないと思っています。見極める力が欲しいですね。

壮行式が終わってから親しい先生に「想いがきちんと伝わってきた」と言ってもらえました。嬉しい一言です。明日から中国に向けて出発します。気持ちが引き締まったはずです。気負わず自分達のスタンスでやっていきたいですね。
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やるべきこと

2009-06-16 | 陸上競技
昨日ポイント刺激を入れたので今日は回復に充てました。ここまできたら変に何かをするのではなく落ち着いて出来ることだけをする以外にはないと思います。

ということで身体のバランスを整えるために気功に。日曜日に2人が行って新しいポイントを発見してもらったらしく、足が前に進むということだったので急遽昨日予約を入れて行くことにしました。腰に張りがある者、大腿部に痛みがある者もいましたからバランス調整に加えてその部分も治療してもらいました。

走練習でやるべき事はやってきました。あとは身体を回復させてコンディションを整えるだけだと思っています。気功の合間に様々な話をしましたが、「これまでの経験上、大会の1週間前に調子が良いものは大会でも走れる」と言われていました。確かに総体1週間前、きちんと走れていたrinaは自己ベストを更新して過去最高の走りを示しました。逆に300mで47秒と49秒かかっていたmisatoは総体でかなり苦しみました。yukaも2本走って1本が合格レベルでしたが安定はしていませんでしたから総体ももう一歩届きませんでした。
1年生に至っては大腿部の痛みを訴えて2週間近く練習が出来ていませんでした。この辺りで総体の苦戦は予想されていたと言えます。バトン練習もほとんど出来ませんでしたから4継でのミスは起きるべくして起きたといえるかもしれません。

中国の1週間前と昨日、全体が過去最高の走りを見せました。トップも1秒以上上がっていますし、他の者も調子が上がっています。昨日も書きましたが300mの最低ラインが44秒5です。気持ちが充実してきたのに合わせて力も充実してきた感じがあります。過大評価ではないと思います。

この2週間は選手は自分自身が「やるべきこと」だけをやってきました。他の選手の走りについて一切考えないように話して自分の最大パフォーマンスを発揮することだけに集中させました。誰が戦うのかを理解できなければ戦えませんから。日誌の内容も「どうすれば自分が強くなるか」だけに集中していましたから、雰囲気も変わっていました。男子の日誌にも「女子の気迫を感じる」書いてありました。その辺りの変化が競技に現れてくるのだと思います。

その場面その場面で出来ることを全て全力でやっていく以外にはありません。今日は筋肉に刺激を与えてあとはバランス調整。明日は軽く動かしてから全身の疲労回復。あとは「心」の部分の安定です。特別な事をやろうとするのではなく練習でやってきた走りをするだけで十分だと思います。気負い過ぎる必要はない。当たり前の事を当たり前にやりたい。

こうやってblogに書くと私が気負っているように感じられるかもしれません。昨日の走りを見るとやっぱり「いける」と思ってしまいます(笑)。それだけの走りでしたから(笑)。とにかく中国に向けて今日出来ることはやりましたし、明日はすでに予定を立てています。とにかくできることを全て全力でやっていきます。総体前のように上手くいかなかったからといって繰り返しやることは今は不要です。戦いにいくのですから。
慢心せず、油断せず。しっかりと向き合っていきたいですね。
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最後の刺激

2009-06-15 | 陸上競技
今日の練習、中国に向けての最後の刺激でした。土曜日にかなり良い感じで走れたので、それが本物なのかどうかも確認する意味合いもあります。練習でタイムはほとんど計りませんが、ある程度走れていることが自覚出来れば大きな自信になります。不安を持って大会に臨むよりも「自分は走れる」という自信を持っていた方が精神的に優位に立てます。ここがピークということはありませんから意欲も上がってくる。

ハードル陣は再び300mH。当初は200mHにしようかと思っていたのですがやはり脚の切り替え等も含めて300mHの方が実戦的だと判断しました。mikiは調子がかなり上がっていますがまたも1台目まで足が合わず。逆足で1台目まで入りました。かなりの減速です。ほとんどを逆足で跳びましたが、なんと自己ベスト…。どうなっているのでしょうか…。1台目が合えばという条件付きですが合えばとかなりのタイムが狙えます。
shimaはもう一歩。走力が戻ってきている部分がありますから上手くハードリングに結び付ければベスト更新も十分可能です。400mHの難しさはこの辺りにあります。上手く調整さえすればかなりのタイムが狙えます。

400m組みはオープンからの300。こちらはマイルを意識した練習です。最初の場所取り等がかなり難しくなるので単純にタイムが上がるとは言えません。実際にスタートで接触して最初の段階で上手くスピードに乗り切れない者もいました。マイルを意識した練習なので場所取りも重要な要素です。単純にタイムを狙うならセパレートの方がいいかもしれませんが、混戦の中でどれだけ力が出せるかもマイルで戦うには大切な要素です。様々な条件の中でどれだけタイムが出せるかです。
5人で走りましたが最高が43秒1、最低タイムが44秒4でした。これには400mHの2人が含まれていない状態ですから最低レベルが確実に上がってきています。マイルでは加速で入りますからラップでこれくらいでは入れると思います。

インターハイへの条件は「3人が60秒切り」「最低ラインが60~61秒」だと言い続けてきました。実際にレースで走ってみないと判断は出来ませんが、この条件に近い状態になっていると感じています。上手く走れば「3人が59秒切り」も見えてきます。怖がることは全くないと思っています。前半からある程度突っ込んでも最後は耐えれるだけの練習はやってきました。最後は意地だと思います。怖がって抑えるのではなく、自分達のやってきた事を信じて戦うだけだと。

その後に250mをセパレートで1本走りましたが、上位2名は変わらず。3番目にmikiが入りました。全体の差はありません。上位5人は1秒以内に収まりました。後の2人も36秒2までに入っていますからかなりのハイレベルの競り合いだったと思います。あまりにも僅差だったのでストップウォッチを押すのが間に合いませんでした。

練習で勝負をして力を使い果たしてしまい精神的に疲れてしまう可能性もあるのですが、今の選手達なら大丈夫だと思います。これ以上「力」を高める意識ではなく持っている「力」を出し切る事だけを考えるべきです。このblogにわざわざタイム等を書く意味はあまりないかもしれません。結局は実際のレースできちんと走れるかどうかだけですから。

rinaは飛躍的にタイムを短縮するのは難しい。300mで44秒から42秒9になるだけでもかなりのものです。misatoは本来走りに近付いてきた。48秒かかっていた部分が43秒台に戻ってきました。総体でこの走りをしてくれたらどれだけ楽だったか(笑)。過去の事ですから気にしません。最初から中国に向けてやってきました。2ヶ月のブランクを何とか取り戻す事が出来たと思います。

やるだけの事はやったと思います。これからは身体の疲れを抜く事と「心」の部分をどれだ高められるかだと感じています。誰もインターハイに行けると思っていないかもしれません。何度も書いていますが私も選手も「絶対に行く」と思っています。自分達の信じる道を進みます。男子が日誌に「総体後に女子は変わった」と書いていました。1人ではなく上級生のほとんどが。2年生男子は今までこんなことを書いたことは1度もありませんチームに取ってもかなり大きいですね。戦えると思っています。

まだ書き足りませんがあまりにも長くなったので止めておきます(笑)。かなり走れるようになってきました。期待して下さい。戦いに行きます!
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つなぎの日曜日

2009-06-14 | 陸上競技
選手にとっていつもの日曜日とはかなり違う雰囲気の日曜日だったようです。昨日はかなり走ったので今日は回復に充てているはずです。単純に家でゴロゴロしていても疲労が抜けるわけではありません。やるべきことがあります。高校生ですから遊びたいという気持ちもあるでしょうが、今の女子にはやるべき事がありますからそれどころでは無いようです。

全身疲労を取るために治療院に行ったり、気功、整体、整骨とそれぞれが自分に必要なケアをしたようです。昨日の時点でケアに行く言っていましたし、気功に行ったものはいつも必ず状態を報告してきます。毎回ですがかなり良くなったという報告を受けます。いつもかなりの時間をかけて治療をしてもらっています。助かります。

最近は全身の回復力を高めるために選手は新しい治療院に足を運ぶようになっています。昨日は経営者の方に私が直接お会いして話をさせてもらいました。初めてお会いしたのですが、受付の女性の方が「礼儀正しい生徒さんばかりですね」と言っていただき経営者の方も高く評価して下さいました。それによりうちの選手が来たときには少し優遇してくださるという事になりました。治療器具を使用する値段を少し安くしてもらいました。今後ずっとだと言っていただきました。本当にありがたい事です。これにより更に治療や身体のケアに対して目が向くようになります。

先日から回復を見せている選手の身体の具合が気になったのでメールをしたのですが、「軽くジョグをしたが悪くなかった」と返事がありました。基本的に休みです。身体を動かさなくても何も言われません。先週火曜日に追い込んだ次の日に雨が降ったので、アクティブレストについて話をしました。休みだからといって身体を全く動かさないよりも軽く身体を動かして血液循環を良くしてあげるほうが確実に疲労が取れる。そんな話をしたのを覚えていたのでしょう。軽く話しただけなので覚えているとは思いませんでした。ペースは本当にゆっくりだったようですがらかなり違うと思います。本当に戦う気があるのだと感じました。

それぞれが何をするべきか考えて行動をしています。私の管理下にあるからやるわけではありません。純粋に競技と向き合っているからこそ、やるべき事が見えてくるのだと思います。明日のポイント練習に向けて出来ることを各自がやっている。大切な事だと思いますね。全ては自分のためです。本当に戦いにいくのならそれくらいの気持ちがあって当然。特別ではありません。

戦うための「心」の準備もできつつあります。昨日の練習で走力も上がってきていると感じていました。大切な要素がここにきて揃ってきつつあります。過剰にプレッシャーをかけるつもりもありませんし、関わる気もありません。最終的にやるのは自分自身だということを各自が自覚しておけば戦えると思います。

様々な力を借りながら進んでいきます。自分を見失うことのないようにやっていきたいですね。選手の様子をしっかり見ていきたいと思います。
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男子の練習

2009-06-14 | 陸上競技
総体以後、男子についてほとんど降れていません(笑)。男子が居なくなったわけではなく、中国に向けての取り組みが中心となっているのでどうしてもそちらが多くなってしまいます。3年生の男子が来てくれているので気を抜くことなく取り組めています。

メイン練習は短い距離での走りの確認と意識付け。スティックを使っての加速段階を繰り返す。意識する部分と無意識に走る部分を組み合わせてかなり走っています。今は秋に向けての準備段階です。目標をきちんと持ち続けなければ漠然と練習することになります。そこの部分は忘れてはいけない。目の前に試合が近づいてきた時に気付いたというのでは遅いのです。だからこそ地味な基礎練習をきちんと続けていく必要があります。

加えて女子が中国に向けてどんな姿勢で取り組んでいくことが必要になるか。それを見続けるら感じることが男子の更なるレベルアップには必要になります。女子に負けず劣らず男子は純粋に競技と向き合います。1年生も少しずつですがうちの雰囲気に馴染んで来ています。ここがきちんとできるようになれば走力も上がっていくと思います。

もうしばらくは身体作りと感覚作りを続けていきたいと思います。地味ですが必ず次につながっていくはずです。しっかりと目標を持たせて取り組ませたいですね。
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2年生チームではない!!

2009-06-14 | 陸上競技
練習の途中、選手に何度か話をしました。中国に向けての意識付けであったり走練習のポイントであったりと心に訴えかける部分です。最近ここまでの投げ掛けはしていませんでした。ここまでの話をしなくてもチームとしての意識はある程度の水準まで来ていますから自分達で取り組めます。私自身がその状態に安心していた部分があります。

しかし、それでは自己満足に終わってしまう。これでは目標に近づく事さえもできません。練習中に少しでも下を向いているなら間違いなく戦えない。そこを意識させるために投げ掛けをしました。細かい事をずっと話をするのはコーチングとして相応しくないと思います。トップ選手が意識しているといわれるような動きを指導しても絶対に理解できませんし。1本走ってすぐに評価を加えるというのも実はあまり良くないと考えています。ポイントのみを意識させる事が大切だと。

400m選手にはレース展開のポイントを伝えました。またスタート練習をしているrinaが動きが大きかったのでここを指摘しました。本人が気付かない技術的なズレと感覚を結びつけていく事が大事です。選手同士ではほとんど指摘をしていませんからここが私の役目だと思っています。総体前は私が指摘しない部分を選手同士で補う感じがありましたが、必要以上の情報は混乱を招きます。ここにも気を配っていきたいと考えています。

選手にはチームの中心に3年生がいることを自覚させました。これまで何度もマイルの予選で嫌われてきました。今の3年生はそれを感じています。勝負の舞台に3年生が立つ事で支えになります。総体は1・2年生だけでマイルを組みました。ここに不足していたのは精神的な柱です。どんなに力が付いてきても2年生は中国を経験したことがない者もいます。2年生チームだと見られている部分があるかもしれませんが、3年生がいるからチームとして戦えるのだと思っています。3年生が「想い」を「力」に変えていかない限り本当の戦いには参加する事はできません。

3年生が「力」を示さなければ戦えません。それを見て下級生は更に力を出します。そうやってチームが作られる。セット走終わった瞬間に数人が倒れ込みました。その瞬間、shimaが競技場に響き渡る声で「まだ終わってない。歩け!」と叫びました。頑張っている自分に酔うのではなくすぐに次に向けての行動をする。この部分が最近はできていませんでした。そこがきちんと分かってきたというのはチームにとってかなり大きい。

同様に少し前まで下級生に全く勝てなかったmisatoが冬期後半のような驚異的な追い上げをし始めました。下級生で互角に戦えるのはrinaだけ。耐乳酸的な動きの中で最大限の力を発揮するタイプです。その部分が出てきたというのはかなり大きい。3年生が3年生の意地を示す事でチームがもうワンランク上がると思います。

2年生は確かに強い。それでも2年生チームではない!それだけは確かです。rinaが日誌に「先輩が戻ってこないとインターハイはない。私は信じて待つ。」と書いていました。頼るわけではなく、1人だけ強くても勝負にはならないのです。それが分かっているから「待つ」 といっているのでしょう。戦うためには3年生の力が不可欠です。

練習中に感じた気迫は本物だと思います。まだ1週間もあります。練習量ではなく「心」の部分で確実に力が出せる。そう信じています。甘さを全て捨てて全力で取り組みたいですね。出来ると信じています。
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