kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

基本的な練習

2011-04-05 | 陸上競技
月曜日、軽めにしようと計画していました。動きの確認をしてスピード刺激で終わりにしようと。前の記事にも書きましたが基本的な部分に時間を割こうと考えていたにも関わらずスティックを持ってくるのを忘れていたため予定が大幅に狂いました。丁寧に確認するためにはどうしてもスティックが必要になります。

仕方ないので道具を使わないでペアで動きの確認をさせました。二人一組で脚の動きと重心の移動を繰り返させました。なかなか接地ポイントがはまりません。どうしても前側にずれてしまいます。スティックの代わりにレーンの線を使いながらやりました。連続で動くことが出来ませんから効率がかなり悪い…。短い階段を使ったりしましたがなかなか…ですね。予定よりも時間をロスしました。

その後ウインドスプリントをやってトゥトレ。土曜日動きがいまいちだったので重心移動を無理矢理作り出しました。多少動きが崩れても構わないのでもう少し強引に引っ張っても良いなと感じました。まだまだ不足しているなという感じでした。そのままの流れでショート。見ていると3週間近く練習出来ていなかった者が全く走れていません。あろうことか新入生に負けています…。がっかりです。せっかく走れるようになってきていたにも関わらずまた元に戻る。うちの選手は最初から速かったわけではなく地道に練習を積んで時間をかけて走れるようになっていきます。そのため一度崩れると立て直すのにかなりの時間を要します。難しい。

後はハードルとスタート練習に分かれました。110mHの選手、抜き足が明らかに遅くなっています…。「高く跳んでも構わない」と言われたようです。身長が低くハードルインターバルが届かないならまだしも、どちらかというと身長が高くストライドが広いタイプです。動きが緩慢になってしまいます。意識的に抜き足にポイントを置いて走らせるとインターバルも上手く走れるようになりました。私自身ももうちょっと気をつけて見ていかなければいけませんね。そのままの流れで400mHの練習をさせました。ハードリングは上手いですからあとはインターバルの調整です。1台目まで22歩、インターバル15歩で余裕で走ります。先日の250mでも他校の選手より走れている感じがありました。やはりこちらのほうが全国を狙うには近い気がします。相変わらずピッチが上がりませんから前半遅れてしまうかもしれませんが、最後まで15歩で走りきれるポテンシャルを持っています。これからは短長でもいいかなと感じています。面白いですね。

最後に120mを1本走って終わり。3年生、やはりなんとか新入生に勝てるというレベルでした。致命的です。あまりにも走れていないので午後から別メニューでドリルをすることにしました。感覚が本当に鈍く、自分が走れているのかいないのかも把握できていません。身体の感覚も同様。全く動けなくなるまで痛みを訴えません。痛みに強いのではなく分かっていないからです。脊柱起立筋が硬くなっていたことにも全く気づきませんでしたから…。ドリルをやって少しずつ前に移動し始めても「朝と同じ」と言うだけ…。スピードが出てきても「変わらない」と答えるだけ。かなり難しいですね。それでも2年生に手伝わせながらなんとか走れる状態にまで持ってきました。我ながらしつこい(笑)。諦めてしまえばそこまでですが、面白くないので…。当人はほとんど分かっていませんでしたが。

ちょっと疲れました。
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かぞえうた

2011-04-05 | 陸上競技
昨日Mr.Childrenの新曲が配信限定で発売されました。この曲の収益は全て東北大震災の復興支援のために寄付されるそうです。この震災後に作られた新曲です。暗闇の中で何も見いだせない。でも辛いことばかりを数えるのではなく、明るい希望を見つけてそれを数えていこう、というものです。アーティストは自分の想いをメロディーに乗せて贈ることができる。これは本当に素晴らしい事だと思います。自分にできることを精一杯やる。多くの人がこの歌に力をもらって次に向けて進める事を祈ります。


かぞえうた
作詞・作曲 桜井和寿


かぞえうた
さぁ なにをかぞえよう
なにもない くらいやみから
ひとつふたつ
もうひとつと かぞえて
こころがさがしあてたのは
あなたのうた
 
たとえるなら
ねぇ なんにたとえよう
こえもないかなしみなら
ひとつふたつ
もうひとつと わすれて
また ふりだしからはじめる
きぼうのうた
 
わらえるかい
きっと わらえるよ
べつにむりなんかしなくても
ひとりふたり
もうひとりと つられて
いつか いっしょにうたいたいな
えがおのうた

僕らは思っていた以上に
脆くて 小さくて 弱い
でも風に揺れる稲穂のように
柔らかく たくましく 強い
そう信じて
 
かぞえうた
さぁ なにをかぞえよう
こごえそうな くらいうみから
ひとつふたつ
もうひとつと かぞえて
あなたがさがしあてたのは
きぼうのうた
ひとつふたつ
もうひとつと ゆれてる
ともしびににた
きえない きぼうのうた
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何のためか

2011-04-04 | 陸上競技
月曜日、練習は競技場で実施しました。本当は火曜日にポイント練習にしようと思っていたのですが競技場が使えるということだったので軽めの内容にしようと思っていました。

そう思っていたら朝から1名発熱で練習を休むという連絡が入りました…。この時期にこの状態というのは良くないですね。ここ最近体重管理にかなりの時間を要しているのですが、いつの間にかそちらがメインのような感じになっています。それだけ時間をかけなければいけない状態というのは間違いありません。かなりの努力をしています。しかし、本当にやらなければいけないのは練習です。勘違いしてはいけません。
練習開始前に女子を集めて話をしました。体重管理に最大の注意を払う。これは当然のことです。今の部活の状態は「陸上をするために痩せる」のか「痩せるために陸上をする」のか分からないような状態になっています。冬期の間に大幅に増加した体重を落とすために練習をしている感じです。今、全体が体重を減らそうという気持ちになっているのかもしれません。しかし、本当であれば増やさなければもっと競技に集中して練習だけに取り組めたはずです。
この事は全員が考える必要があります。最初から増えないようにしていれば今苦労しなくてもよい。少しくらいだったら大丈夫だろうと深く考えないで増えた体重を減らすために、練習以外の時間を使う。増えて限界がきて初めて「ひょっとしたらヤバイのでは」と思う。これは他のことにも間違いなくつながっています。普段のケアを怠っていて好きなことだけをする。気がついたら怪我をして練習が出来ない。出来なくなってからもっとケアをしておけば良かったと悔やむ。怪我から回復するために多くの時間を要してしまう。「強くなる」という目標があるはずなのにそれが「怪我を治す」という目標に刷り変わってしまう。この時間、本来の目的とは違った使い方になっているのです。

この事をどれだけ真剣に考えることができるでしょうか。体重を減らそう、怪我を治そうというのは結局同じことなのです。増える前に、怪我をする前に自分が細心の注意を払っておけばこんなことにはならないのです。先を見越す力、自分の行動がどのような結果を招くかを予測する力が必要なのです。

考えるきっかけになればと思います。今みんなが体重を減らそうとしている努力は最高のパフォーマンスをするためには絶対に必要です。やらなければ戦えるレベルには到底届きません。毎日のようにこの事に触れなければいけないような状態である事に本当に危機感を感じます。自分のために痩せなければいけないんだとどれだけ強く感じてくれているのでしょうか。

私は「体重を減らすため」に部活の指導をしているわけではありません。自己管理がきちんとできていない状態ですからこちらをしっかりと指導しなければいけません。本当ならこのエネルギーを「どうすれば速くなるか」を考えることに注げれば全く違う結果につながっていくと思います。怪我を治すためでもありません。持っている力を最大限に出して戦っていくためなのです。本当に自分達が戦いたいのであれば真剣に考え、行動に移していかなければいけません。戦える状態に持っていくのは自分自身ですから。

話をしてからサーキット。ドリルをしようと思ったらスティックを持ってくるのを忘れていたようです。本気でがっかりしました。聞くと私が持ってくるものにスティックと指示していなかったからだということでした。今のうちの練習パターンでは最初にドリルをするときにはスティックを必ず使います。フリーアッブの時には使いませんが、それ以外は必ずといっていいほど使っています。休んだ者から私が送ったメールが転送されたということでしたが、スティックが要るかどうか分からないのであれば私に確認をすれば済むことです。なかなか成長してくれません。上述のように先を見越した考え方が出来れば自然に見えてくるはずです。これにより効率がかなり悪くなりました。本来やりたかった事ができません。別の形でやっていきましたが動きの意識がきちんとできたでしょうか…。疑問が残ります。

誰かを非難するつもりはありません。しかし、これはすべて同じ部分に問題点の根っこがあるのではないかと感じています。だからいつまでたってもチームが成長していかない。私が顧問でなかったらもっと上手くいっていたのかもしれません。私の指導力がないからこのような状態を招いている可能性も十分考えられます。伝える力、相手に考えさせる力、が足りないのかもしれません。本当に情けない話ですが…。

繰り返しになりますが、この現実を受け止めてどうするかです。行動に移していかなければ何も変わりません。本当に考えてくれるか…。どちらにしても今やらなければ何も未来は変わらない。それが全てです。
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偽善とは

2011-04-03 | 陸上競技
東日本大震災から20日が過ぎました。次第に日本は通常の生活に戻りつつある。我々西日本で生活している人間には直接大きな影響を受けていませんから、実感がわかない部分があるのは確かです。何か行動をするのに胸が痛むという日々が続いていましたが、少しずつ自分の生活が中心になっている。

著名人が募金活動を行う。自ら募金をしたり、募金を集める行動をする。金額の大小ではなくこういう行為が積み重なって大きなことにつながっている。しかし、ネット上では「偽善者」「売名行為」だと誹謗中傷の対象となっている。なんだか悲しい気持ちになった。また、アスリートが自分の考えや信念をblogに書いたりするとそれに対してもバッシングが起きる。著名人やアスリートには自分の考えを示す権利はないのか。ネットというのは「不特定多数」が閲覧することができるが、そこで行われる虚構のやり取りの中で誰かを「偽善者」だと批判する者が多い。テレビで顔や行動が映されているアスリート達は行動の一つ一つ、発言の一つ一つがバッシングの対象になるのです。
本当に問題なのはそこではないはずです。著名人やアスリートが考え方を示した事で受け入れられないと感じる人もあるはずです。しかし、それを落とし入れるようにバッシングすることで何かを生み出すことはありません。そのエネルギーをもっと有効に使うことが出来るのではないかと思います。

我々、直接被害にあっていない人間は実際に起きているこの大震災ですらどこか現実の事として受け入れられない部分があるのは確かです。時間が経つにつれて我々は日常生活に戻っていく。でも被災地の人はこれから先、何年間も今の状態が続くでしょうし、心の傷は残っていく。これが現実なのです。誰かが誰かを批判しても何も変わらない。ネット上で他者を批判した所でこの現状が変わるわけではないのです。被災地の人の気持ちになって…と言われるかもしれませんが、今の私にはそれは出来ません。何故なら実際に被災していないからです。だから何を言ってもリアリティーがない。このblogに何かを書いても「冷たい」と言われて終わりかもしれません。

しかし、被災地に対する「想い」は持っておきたいと思います。「可哀想」という在り来たりの言葉ではない。これはきちんと考えておかないといけない。同じ日本で現在、自分のやりたいことも出来ず日々の生活を送っている人がいる。多くの夢や希望を持っていたのにそこに向けて努力をする時間と未来も奪われてしまった。その気持ちを背負っていく。だからこそ自分に与えられた時間と役割を全力で果たしていきたいと。

こんなことを書く事が偽善だと言われるのかもしれません。しかし、私に出来ることは目の前にいる子ども達に大切なものを伝えていく事だけです。私が悲観して毎日落ち込んで過ごした所で何も生み出さないのです。「被災地の人の分まで」という事を言うつもりはありません。自分が出来ることを最大限にやっていく。それが私達にできること。意思表明をする人間を批難することではありません。やりたいことだけをやる、というのではありません。自分に与えられた役割をきちんと果たすことしかない。これが偽善だと言われたらそれまで。

自分の中で「正しい」と感じたこと、誰かに迷惑をかけるわけではなく大切な「何か」を伝えていけるかどうか。これが今私にできること。そう信じて進んでいきたい。例え偽善と言われたとしても出来ることをやっていく。「心」を持った生徒を育てていきたいと思います。それだけです。
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トライアル

2011-04-02 | 陸上競技
土曜日、天候も良く練習しやすい日でした。先日から記録会に向けて事前にタイムトライアル形式で走らせておきたいと考えていました。自分達でアップをして一番身体が動く状態を作らせておくのも大切だと。ここ最近はこちらが主導権を握ってメニューを組んでいましたが、自分で組み立てて何をしないと考えていかないといけません。

上級生がアップをしてしている間、新1年生の練習に付きっきりで見ることにしました。時間をかけて基本的な事を教えていく必要があります。技術的なものを身に付けるためには時間がかかります。正しい動きを最初の段階で身に付けさせていく事で将来的な伸びも決まってきます。
今の段階で動きの変化が見られています。まだまだ体重オーバーだったり、筋力不足だったりするのでこちらが求める動きには届いてはいません。この部分を克服するのは簡単ではありませんが本人達の自覚で大きく変わってきます。特に体重に関してはしつこく言い続けています。女子はこの部分が大きいですから。今まではそれほど言われなかったかも知れませんがうちではかなり言います。技術的な向上があってもウエイトオーバーでは絶対に走れません。今の上級生にも言えることですがこの部分をどう克服するかですね。
新入生、中学時代の実績はありませんがきちんと取り組めれば間違いなく強くなると思います。私の好きな脚運びをする選手が何人もいます。きちんと自己管理ができるようになることが今後の課題ですね。勝てなかった相手に勝たせたいと思います。それくらいの事はできる力があります。

上級生はトライアル。風の条件があまり良くなかったですがまずは短い距離をスタブロからしっかりと全力で走るという経験をさせておきたいなと。うちは前日に短い距離をかなりの本数走らせています。前日にこの手の練習を繰り返したときには翌日なかなか動きません。調整をしてきちんとして走っても意味はないですからね。動かない中でどれくらい走れるかだと思います。タイムはまずまずだと思います。本人達は不満げでしたが私としては悪くないと思います。これからきちんと動きを磨いてスピード刺激を入れていきたいですね。あくまで勝負は県総体、中国大会ですからね。

トライアルが終わった後は専門練習にしました。短短と短長に分かれてやりました。追い込みも意識して。男子は120mと60m。女子は250mと120m。これを組み合わせて走らせました。しっかりとスピードを上げて走らせたいと思っていましたが、女子は先ほどのトライアルの結果を引きずっている者がいました。思っていたほどタイムが出なかったのが影響しているのは間違いないですね。ここを割り切って次のメニューに集中できるかどうかが大切です。まだまだ甘いですね。

ある程度の負荷をかけてまた学校に戻って補強を。かなりの負荷ですから、ダメージは残ります。通常の選手であれば数日間はぐったりするくらいの内容ですから(笑)。疲れが抜けないのは分かっていますが今はしっかりとやっておきたいと考えています。新入生女子は新2年生に引っ張られて大きな声を出せます。これは今までになかったことです。先ほども書きましたがこういう部分でも本当に楽しみです。純粋に強くなろうという気持ちがあるのだと思います。前日に話した部分を上級生が少しずつ感じ取ってくれたのかもしれません。まだ1日だけですからこれをどうこう評価するには早すぎます。しかし、多少の変化があるのは確かです。

今からの取り組みで変わってくると思います。来週は練習量を気持ち抑えたいと考えています。それなりに走れる状態を作りたいと。調整をするというつもりはありませんがある程度は走らせたいと思います。これからです。全員が意識して取り組んでもらいたいですね。
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新年度スタート

2011-04-01 | 陸上競技
金曜日、4月1日新年度がスタートしました。気持ち新たに県総体、中国大会に向けて取り組んでいきたいと思いますね。それとは別に前日のことについて練習前に読んで話をしました。細かい事かもしれませんが、チームを作っていくためには大切なことだと思います。今やろうとしていることをきちんと理解させていく必要があります。

下級生は上級生の姿を見て育ちます。新1年生の指導は本来であれば2年生がやらなければいけません。3年生は自分の事をしっかりと取り組む事が大切です。上級生がきちんと出来ないのに下級生に指導は出来ません。自分が出来ていないことを下級生に話しても誰も付いてきません。競技に取り組む姿勢と日常生活での姿を示していくことで人が付いてくるのです。きちんとやっている人間は自然に周りの者からの信頼を獲ることができます。信頼を獲ようとして表面上の指導をしている間は逆に信頼を失います。自分が正しい行動をしていれば自然に人が付いてきます
相手に良く思われたくて優しく接する。それでは何も生まれません。ダメなモノに対してきちんとダメだと教えていける人にならなければいけません。それを素直に聞けないような人間ならそれまでです。今後何をやっても変わりません。中心となる人間がきちんとした取り組みが出来なければチームはできないのです。

私は朝から会議でした。練習はほとんど見ることが出来ませんでした。仕方ない部分ですが、もっと効率良くやれば絶対に時間が確保できるのではないかと感じました。会議が終わったのは11時半。それからできる限り練習を見ました。1年生はドリルともも上げをひたすら繰返し。上級生はスタート練習、スタンディングからの加速、ショートにしました。スピード的にはまずまずですね。30分間フリーにしました。明日の練習に備えて自分が足りないと思う部分を意識してやるように指示しました。これまではこのような組み立てはやっていませんが、自分でやるんだという意識を持たせないといけませんから意図的に時間を作りました。

動いていない者がいたので個別に動きを見ました。走り自体がかなり難しいタイプです?良いときは本当に進むのですが一旦崩れると全く走れません。別人のように走れません。これは膝の引き出しが弱くなり重心移動が小さくなるからです。タイミングが少しズレると全く進まなくなります。かなり手がかかります…。最終的には走れるようになりましたがなかなか大変です。すごい記録を出すかもしれませんが、県で6番くらいになってしまうかもしれません。自分で感覚を磨いてもらいたいですね。

最後に全体を集めて話をしました。新年度ですから、これからの取り組みをどうしていかないといけないかというのをしっかりと理解させないといけません。基本的には前述の話が中心です。自分自身のために最大限に努力できるようになるかどうかです。私が一番評価するのは補強の強さです。補強はやったら必ず強くなります。見えないところで努力していけば強くなるのです。本当に強くなりたいと思うなら一生懸命に補強をすることです。自分の目標のために全力で取り組めるかです。
この部分をきちんとやるためにはやはり日常生活を送る必要がある。全てはつながっています。陸上の練習以外の場面が適当だったら絶対に結果は出ません。周りに流されずきちんと正しい道を進んでいかないといけません。

もう少し話しましたがこれは割愛(笑)。県総体でどう戦うかの話ですから。どこまで伝わるでしょうか。上級生が下級生に示すものは何でしょうか。理解して全力で取り組んでもらいたいですね。
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考えさせられる日々

2011-04-01 | 陸上競技
木曜日、練習は少人数でした。新入生は離任式に出席しますから上級生のみ。前の記事のように1人は全く別で話をしましたから更に少なくなります。また1人離任式に出たいという事だったのでそちらに出席させました。お世話になった方に感謝の気持ちを伝えるというのは大切なことですから。前日の練習後に行くことも可能だったのではないかと思いますが、一応気持ちを汲みました。代わりに午後から練習をするように指示を出しました。私も付き合うと伝えました。

練習は身体作りメニュー。とにかく筋肥大は避けたい。今までかけていた負荷を様々な部分で軽減しました。これによりよりスピードを意識して動かす、動きにキレを生み出すというのが狙いです。シャフト補強もこれまでの重りから少しだけ減らし、別の形でかけていた負荷を外して動きやすくしました。これだけでずいぶん違ってくるはずです。一歩で大きく動けるようにしていけるはずです。これからは負荷をかけて強くなるという部分からより動きにスピード感を持たせるようにしたいと考えています。

練習終了後しばらくしてから離任式に行った選手から午後も休ませて欲しいという連絡が来ました。最初からそうなる可能性があったのは間違いないと思います。これに合わせて練習に来れる1年生にも声をかけるように指示を出していましたから、責任感の問題が生まれてきます。人情として分からなくはない。が、呼び寄せた者はどうするのか。結局誰も来なくなりましたが考えなければいけない部分です。当人にもきちんと話をします。怒りではなく理解させなければいけない。これを重視していきたいと思います。冷たく突き放すだけではなくやはり理解するまで話すことが大事だと。その場にいた他の者にも考えるように話しました。この部分の問題点をきちんと理解しないといけません。

また個別に練習を見て欲しいと申し出ていた者がいました。明らかに動きが崩れていました。力任せに無理矢理身体を運ぼうとする走りでは絶対に走れません。指摘してきましたがなかなか感覚が鈍く理解できません。別メニューで修正しなければダメだろうなと感じていたときに自ら申し出てきたので受け入れました。
パワーで動かしていましたからきちんと膝が引き出されず、重心の移動が生まれません。股関節が広がる前に足が落ちる。だから回転が後ろになる。それを無理矢理運ぶ。悪循環です。時間をかけて1からやり直しました。感覚的にはあまり鋭くありませんから地道にやる以外にはありません。技術的なもの以外の問題点もありますが、今は動きが崩れているのが明らかです。それを修正するだけでかなりスムーズに動き始めました。順序を追ってやっていけばある程度は動きが戻ります。これは大事なことだと思います。これで本人が更に意欲的に取り組んでくれれば良いのですが…。

色々な事に考えさせられます。こうやってblogに書くことで頭をまとめる、これを見る選手に考えるヒントを与える。その役割を果たしているかどうかは分かりません。何か少しでも伝えられたら…と。考えさせられます。
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逃げてはいけない

2011-04-01 | 陸上競技
ここ最近、ちょっと浮かれている感じが強くあります。中国合宿を経験して自分が本当に何をやらないといけないのかを感じ取らなければいけないにもかかわらず、甘い部分が出ていると感じていました。本当にやる気になれば様々なことが変わってきますがほとんど変化が見られません。このままではまずいと感じていました。その部分を指摘して考えさせました。すると「色々考えるので明日は休む」というメールが・・・。これは完全な逃げです。本当に強くなりたいのであれば今の自分の現状と向き合わなければいけないのです。「休むのは勝手。次の日は会議だから話は聞かない。翌日は専門練習だからそちらが優先。次週以降は自分でやりなさい。」と返信をしました。逃げている間は本当の成長はありません。

翌日本人が来て話をすることになりました。何を考えているのかをきちんと聞くことにしました。これまでチームを作ってきた「エース」と言われてきた上級生と比べて自分がそれと同じようなことができる自信がない、という話でした。それと練習を休むのは別問題だと思います。本当に自分がやらないといけないことを見失ってもらうと困ります。また、前日に「先生をインターハイに連れて行きたい」と言っていました。これも私としては納得できません。私のために競技をやるのであればやってもらう必要はないと考えています。自分自身が自分の意志でインターハイを目指すのであれば意味がありますが、人のためにやるのであればそこに本来の目的はありません。きれい事です。

「エース」という言葉、自分から口にするものではありません。自分自身がインターハイに行きたい、チームとしてインターハイに行きたいという気持ちが強くある。そのために様々なことを一生懸命にやる。自分が強くなるために手を抜かず全力で取り組む。それができて自然と周りが認めてくれるのです。周りから認められるために練習に取り組むのであればそこに意味はありません。自分自身のためにやっていくことが自分を強くする唯一の方法なのです。
誰かと比較することに意味はありません。過去の自分から少しずつ強くなっていくこと。これが全てです。本人がその気になれば無限の可能性が広がっています。できると思ってやっていかなければ何もできない。これは間違いない事実です。チームが強くなるためには個人が強くならなければいけません。弱い者が集まっても勝負できるレベルまでは届かないのです。「チーム」で戦うためには「個人」がどれだけ強くなるかです。リレーで戦うことを考えると各自が意識して物事に取り組む必要があります。また、「個人」が強くなるためには「チーム」が強くならなければいけない。ライバルがいるから負けないように意識する。自分なりの一生懸命ではなく誰から見ても一生懸命に取り組めるようにならなければ力は付かないのです。

強くなるために近道はありません。地道な努力だけです。体重を減らすためにも自分で地道に取り組んでいく以外にはないのです。薬を飲んで痩せるというのは結局身体にダメージがきます。この冬季ずっとずっと言い続けてきたことです。これがなかなか伝わらないから結局今のような状態になる。痛い目に合わないと分からないのかもしれませんが、その時には間違いなく手遅れです。もうその寸前まで来ています。間に合わない可能性も十分あります。それでも諦めるわけにはいきません。やるしかないのです。時間はない。逃げている場合ではない。口だけでいうのは誰でもできる。そのことを各自が認識できるでしょうか。

普通の選手が全日中に出場した選手達に勝というのは簡単なことではない。誰もができるわけでもない。諦めたら面白くないですからね。やるからには全力でしっかりとやる。どこまで伝わるでしょうか。これをしっかりと考えてもらいたいですね。
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