kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

苦痛

2011-09-26 | 陸上競技
本当に面白くない内容になってしまいます。すみません。うちのチームにとってマイナスなイメージを持たれてしまうかもしれません。それでも「教育」という側面から見ています。問題点は何かを考えていかないといけません。

この日の出来事により、何だかもういいやという気持ちになりました。疲れはてたという気持ちが強く自分の中に残りました。それでも国体がある。国体に出るレベルに達している?という気持ちはありましたがとにかく治療はしないといけないので北九州と小野田に連れていくことにしました。この状態でどこまでやれるのかというのは自分自身の中で大きな葛藤でした。本人は前日の事を悔いていました。しかし、少しの油断と自分勝手な行動で本当に取り返しのつかない大きな失敗につながってしまうという事がわかっていません。脚を痛めてからこの日までにどれだけ周りの人が心配をして労力と時間を使って治療をしているのかをもっと考えなければいけません。この事に関してはかなり話をしました。表情が変わってきたので可能性があるかもしれないという想いはありました。しかし、やりきれない…。人としてどこまで我慢しないといけないのかという感じです。

1人だけ治療に連れていくというのは「ひいき」だと思う選手がいるかもしれません。国体に出場するというのは本当に大きな事です。自分だけの責任だけでは済まなくなります。2度脚を痛めるというのは致命的です。今年度国体に関わる指導者は自分のチームの練習を二の次にしてやっていかないといけません。これを理解してもらいたいと思いますが、「自分は見てもらえない」と感じるものもいるかもしれません。不平等だと言われたらそうなります。が、国体コーチは自分の感情や想いを押し殺さないといけないのです。責任だと思います。

とにかく治療に連れていって走れる状態に持っていく。それしか私に出来ることはありません。

月曜日に色々私に言った選手がいました。どうしても許せません。繰り返しになりますがそれでも最後は指導者が我慢して関わるしかないのは分かっています。一人の人間として耐えるには大きすぎる精神的な負荷です。言われたことはやらない、が自己主張はする。「悪いのは指導者」と言われてどこまで我慢すれば良いのかは分かりません。

それでも土曜日に治療に行かせることにしました。県新人まで1週間となっていましたから。私は国体の練習会があるので保護者にお願いして、広島の治療院に連れていってもらうことに。何とかして治してやりたいという気持ちがありました。今回の県新人はリレーだけ出場という者がいました。うちのチームはリレーを中心にやっていくと言い続けていました。ここ数年間、リレーでの中国出場と県レベルでの入賞を逃したことはありません。伝統を途切れさせたくはないという気持ちがありました。そのためこの日の練習は午後からにしました。


私は国体練習会のために山口に向かうことに。防府まで行ったところで電話がかかってきました。投擲が部室に入ろうと思ったら鍵がない。部室の中に練習道具を置いているので入れないと困るという事でした。どうにもならないので私は防府から学校まで帰ることにしました。私が負担をするというのが「当たり前」になっている感じがあります。選手がきちんとやれば誰も嫌な想いをしなくて済む。簡単な事だと思いますが…。

学校に戻ると部室の鍵がある場所に隠してありました。前日に帰るときにきちんと鍵BOXに片付けていなかったのです。本当に簡単な事なのですがそれをやらずに手を抜いたために他人に大きな迷惑をかける。「少しの事に手を抜かない」というのをいってきましたがこれがこういう形で現れます。見てみると女子部室は開けっぱなしでした。練習開始まで6時間あります。治療に行くときに開けたのだと思いますが何故鍵を閉めないのか?私にとっては当たり前の事ですが…。

これにより私は多大な時間のロスをしました。先日から引き続きでこういう出来事が起きると頭に来ます。当然だと思います。午後からまた話をしなければいけなくなりました…。
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まだまだ続く苦悩

2011-09-26 | 陸上競技
そして月曜日、以前書いた出来事が起きます。土曜日に練習をした時に参加した1年生がしっかりと声を出すようになっていました。が、月曜日の朝は2年生が前に立つと周りの声が小さくなりました。土曜日に出来ていた事ができないというのは大きな問題です。上級生が率先して声出しをしなければ下級生は遠慮してなかなか声は出せません。本当はそれでも出さないといけないのですが…。上級生が練習を引っ張っていかないと良い雰囲気で練習することはできません。これに関してはかなり注意をしました。注意を受けた者が反抗的な態度に出ました。考えられないことです。明らかに嫌々やっていますという態度を出しています。こんな馬鹿なことがあるのか!?自分達がやらなければいけないことをやらないで注意を受けた。それなのにこの態度は何か?さすがの私も我慢の限界でした。それでも我慢して自分を抑えていました。

こんな状態で気持ち良く指導出来るはずがありません。当然です。痛みを訴えてくる者がいたので、治療をしたのかと問うと整骨に行ってあとはマッサージをしてもらったとのこと。うーん。これくらいで回復するとは思えません。何もしないなら病院に行けばどうかと言うと結局返事が曖昧なので補強でもやるように指示。それでも我慢しかありません。
先日ハムを痛めた者には練習中にハムストリングのストレッチをするように指示を出しました。万が一の事があったら取り返しのつかないことになります。が、見ているとストレッチするための道具を忘れていました。それを報告しに来ません。「怒られる」というのが先に頭に浮かんだのでしょう。それは当然です。しかし、そこから逃げてどうなるのか?何も言いに来ないので私も少し離れた所で見ていました。何度も言いますが世の中には礼儀があります。なんでもかんでもやってもらって当たり前ではないと思います。自分で勝手に練習をするならやればいい。どんな大変なことをやっているのかを分からなければいけません。

痛い目に会わないと分からないことがある。私はできるだけ痛い目に会わないように事前に指導をしています。分からずにやってそれが取り返しのつかない事につながったらどうするのか?でも結局は過保護にしているだけで何も変わらない危険性があるのです。別の選手から「自分達は高校生だから先の事を言われても分からない」「注意されても意味が分からない」と言われました。ここまできたら指導の範疇を越えています。何を言っているんだという話です。

少し話がそれましたが、勝手に走っていました。声出しもしないので自分が今から走るレーンを確保出来ません。どんどん身体は冷えていきます。このままではマズイと思って感情を押し殺して止めようと思いました。が、時すでに遅し。またもハムストリングを痛めました。当然の結果です。
このように書くと「顧問が止めないから」と言われても仕方ない部分があります。が、私の性格をご存知の方々は「余程の事」だというのを分かってもらえると思います。基本的に私は甘いですから我慢して指導を続けてきました。夏休みまではインターハイがあって大きく成長してきたかなと感じていました。学校が始まり、明らかにマイナスの方に引っ張られていました。これで競技に集中することはできない。嫌々やるならやらなくていいと強く思いました。

それでも私も甘い。痛めた後、かなりの時間話をして自分の行動の問題点を理解させました。痛い目に会い、自分の行動がどれ程浅はかだったかを話しました。ここが分からないようであれば先はありません。いきなり全てが出来るとは思っていません。しかし、今自分がやらないといけないことは何か、本当に大切なのは何かを理解しないといけません。同じことを繰り返さないようにするためには理解が必要です。

この時に起きた出来事は先日書いた通りです。「現実4」というタイトルの記事に書いています。この日に言われた言葉ほど理不尽だと思うことはありません。最悪の気分でした。
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更なる苦悩

2011-09-26 | 陸上競技
支部新人終了後、痛みを取るための治療に連れていきました。完全に痛みは引きませんが気功が効くだろうというアドバイスを受けたので期間を置かず何度も連れていきました。チームの中心となる選手が抜けていますから練習の質が落ちます。だからこそ全員できちんと声を出して盛り上げていく事が必要になります。合宿前後からしつこく言い続けていきました。同時に練習に付きっきりで居ることができない事が増えていました。国体関係の合宿も頻繁に行われていましたから、チームを離れることがあります。特に今年は例年よりも増えます。自分達でやるんだという意識を持ってもらえないといけません。

治療に連れていく中で何度も「身体が硬い」と言われました。上半身、下半身、足関節全てが硬いと。今まで何度か話をしてきましたが自分でやらないとできない事がいくつもあります。柔軟性を高めるためには自宅できちんとストレッチをしたり、ケアをしたりしなければいつまでたっても成果は上がりません。インターハイを決めてある程度は意識レベルが上がってきていたのですがやはりまだまだ甘い部分がありました。ここに関してはこれを機にまた話をしていきました。強くなるためにはきっかけが必要になります。今回の故障が次につながればと思っていました。

本人には「練習をしないといけない」という気持ちが強くありました。段階を追ってやっていかないといけない部分があったのですがやはり「結果を出さないと」という気持ちがあるのでしょう。抑えてやっていくという約束でしたが知らず知らずに焦っていた部分がありました。夏休み最後の練習時、あと1本で終わろうとした時に痛めていた足のハムストリングを痛めてしまいました。かなりスピードが出せる状態まで回復していたのですが…。またも逆戻りです。足首をかばっていたというのもあります。柔軟性の低下が大きな原因だと思います。この日の午後は気功の予約を入れていたのですぐに治療してもらいました。これによりまたも復帰が遅れてしまうということに…。

軽度の負傷だったのは間違いありません。柔軟性の低下は少しでしたし、筋力もそれほど低下していませんでした。数日間の休息により練習に復帰できる状態でした。本人は走りたいという気持ちがあるのですが、距離を伸ばすとハムストリングに違和感があると訴えます。柔軟性も回復しているのですが…。仕方ないのでまたも治療に回ることに。怖いというのもあったと思いますが、「何がなんでも」という部分を「走れるだろう」という部分が上回っている感じを受けました。ハムストリングを痛めてから1週間後の練習では走れませんでした。この時同時に他の者も「痛いから走れない」という感じになり「休み」を言い渡しました。この者には「何とか治そう」という気持ちが感じられませんでした。この期に及んで…です。数日前から痛かったようですが別に治療をするわけでもない。何といっていいか分かりません。

こちらの想いが全く伝わらないというのは想像を絶するくらいしんどいです。価値観が違いすぎると何を話しても伝わりません。陸上競技云々ではない辛さがあります。そして月曜日を迎えることになります…。

複数の選手の事を書いていますから分かりづらい内容かもしれません。すみません。
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苦悩の日々

2011-09-26 | 陸上競技
この1ヶ月、本当に色々な事がありました。大半は書けません…。大変なことがいくつも重なりました。競技面での大変さなら何とか出来ますがそれ以外は尋常ではないくらいのストレスになります。しつこく書いていますが常識を逸脱したレベルだったと思います。
競技面で大変だった事、これは書いても大丈夫だと思うので書いていきます。blogに書ける水準に戻ってきたので書けるのですが…。
インターハイ終了直後からうちの女子選手が走れなくなりました。インターハイのレースが終わってすぐに足首の痛みにより歩行困難になりました。その週には国体最終予選がありましたからなんとか練習をしておかなければいけませんでしたが、それどころではなく出場さえも危ぶまれる状況でした。元々関節が硬くいつ故障してもおかしくないような状態でした。口うるさく言い続けていましたがなかなか自覚が芽生えませんでした。それでも走れていたので本人はそれほど危機感を感じていなかったのだと思います。無理矢理レースに出て12秒60かかってしまいましたが何とか国体出場のチャンスを獲ることができました。

1日置いて国体合宿が始まりました。ほとんど休む暇がありません。今年は山口で国体が開催されますから仕方ない部分があります。もう少し休む時間があれば良かったのですが全く休めません。国体に選ばれたという責任は大きいですから。しかし、この合宿の途中で再び足首の痛みが悪化。全く走ることが出来なくなりました。この状態では練習どころではありません。合宿最終日に北九州の整形外科へ行き診察をしてもらいました。診断は「軟骨分離骨折」。足首の軟骨が磨り減っていて痛みが出るのだろうということでした。近辺の病院では「疲労でしょう」と言われて終わりでした。仕方ないと言えば仕方ないのですが医師の診察は大きな差があります。「練習しても大丈夫」だと言われたので痛みが我慢できるレベルであればやっても全く問題ないと言われました。これにより選手はひと安心です。
病院によっては「ひたすら安静」と言われる所もあります。休んだら治る。そんなことは言われなくても分かります。高校3年間しかないのですから1ヶ月休めば治るなんていうのは意味がありません。やりながら治す方法を探っていくしかありません。スポーツドクターと言ってもどこまで理解度があるかだと思います。

「我慢できるレベルならやっても大丈夫」という話でしたから、プライベート合宿には参加しました。途中気功に行ってかなり治療してもらいましたが、痛みはなかなか引きません。それでも「国体に選ばれたのだからやらないといけない」という気持ちが出てきていましたから2日目は本当に必死に練習に取り組んでいました。走りのバランスは崩れていましたが「走ることは出来る」という感じでした。この時点で支部新人への出場は断念しようと考えていました。支部新人で無理をして怪我を悪化させてしまったら意味がありません。本人は「出場したい」と強く言っていましたが、アップの段階で足首に痛みが出ていたので強制的に終了。試合に参加させず学校に戻らせてエアロバイクと補強をさせました。今やらないといけないことは応援ではないという判断です。チームとしてはサポートすることも必要ですが、この段階でやらないといけないことは違います。

インターハイは自分の力で勝ち取った権利です。国体とは違います。今年の国体は例年とは違う大会です。こちらも想うことがあります。支部新人も大切なレースだとは思いますが、一時的な想いだけで走るわけには行きません。選手の「走りたい」という気持ちだけでは走らせる事はできないと思います。

実はここからが本当に辛い日々の始まりでした…。
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練習

2011-09-25 | 陸上競技
県新人が終わってから本当にバタバタしました。それにより練習は選手に任せています。成長を期待してキャプテンを決めていましたが県新人が始まる前にキャプテン交代をしました。通常ではあり得ないことですが、それが実際に起きるというのは余程の事があったということです。

キャプテンは大人しい選手にしました。ある意味良いきっかけになるのではないかと考えています。県新人の1週間前に良い雰囲気で練習が出来た時に全体を引っ張ることができていました。この辺りから少しずつ意識的に声を出せるようになってきたかなと思っていました。任せることができるかもしれないなと考えていた矢先に色々とあったのですぐにキャプテンを任せました。まだまだ不足している部分はありますがこれからの成長を見ていきたいと思います。少しずつ男子が良くなってきたかなと感じていた時に県新人でリレーで入賞することができました。「ダメだな」と思うときはやはりダメです。雰囲気が悪いときはどうにもなりません。

今は国体が近付いて来てきているので練習を見る機会が著しく少なくなっています。こういう時だからこそきちんとした取り組みが出来る意識レベルにならないと戦えないと思っています。基本的には来年に向けて練習をしています。練習の大半は基礎的なものです。ベースとなる部分をきちんとやっていく事だけが来年へとつながります。

まだまだ不十分な部分があります。チームとしての一体感がありません。難しいなと思う部分があるのである程度同じ方向を向けばと思います。完全に理想に向かうのは難しい。チームとしてやっていけばプラスアルファの力が発揮できます。戦えるレベルに到達するためにやっていきたいと思います。
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いろいろ

2011-09-24 | 陸上競技
やっとblogを書くくらいに元気になってきました。いやーなかなか復活までに時間がかかりました。肉体的なダメージではなく精神的なダメージが大きかったので。

今回の事できちんと競技をやっていくためには選手の「心」「考え方」が変わらなければいけないということと「保護者の協力・理解」が必要だと改めて感じました。どれだけ指導者が情熱を持ってやっていっても「勝手にやっている」と思われていたら選手の「心」は育ちません。「きついことはやらなくていい」と思われてしまえば、陸上競技のような種目での成績は望めないと思います。ストイックになることが求められているにも関わらず「きついならやらなくていい」と言われたら指導は不可能だと思います。考え方の問題です。それなりの結果は出せると思います。が、上のレベルでは絶対に戦えません。そう思っていない選手を「その気にさせる」事は大切です。が、競技に目が向いていない者、強くなりたいと思わない者を指導するのは部活動ではない。「陸上がやりたい」「強くなりたい」という「想い」があるかどうかです。それがなければ「集団に所属するだけ」であり、競技に打ち込むことはできません。まー価値観です。

価値観が違う人にどれだけ話しても伝わらないと思います。競技云々ではなくこれは生きていく中でかなり大きな事です。自分では常識だと思っている事でも相手はそれを当たり前だと思わない。だから会話は一方通行になる。「努力して結果を出すことは尊い」と私は思いますが、「それなりにやって試合に出れば良い」と思う者にとってはその意味や価値が分かりません。

言われたことだけをやる、というのでも困ります。言われたことをやらないというのは問題外ですが。補強をやるようにとしつこく言い続けています。女子に関してはウエイトコントロールも。が、指導者の目の届かないところでどう動けるかというのは大きなことです。結局陸上競技で戦うためには見えないところでどれだけ努力するかが大切です。これはどれだけ言っても本人の意識改革ができなければダメだと思います。言われたから仕方なくやるというレベルでは強くなるのは不可能です。

いろいろと蓄積したものがあります。全てを発散することはできませんが時間が経過していく中で次第に薄れていきます。

少しは練習のことも書いていこうと思います。また別に書きます。
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若干の復活

2011-09-23 | 陸上競技
この数週間続いていた精神的なダメージから少しずつ復活してきています。学内でクラスの子から「痩せた」と言われ心配されていました。まーそれ以上に私もクラスの生徒を心配して色々とやっていますが(笑)。

本当に2週間前は酷かった。県新人の前なのにどこまで乱されるのか。「自分のやりたいことはやる」と断言されたので「無理」と判断。部活動として成立しなくなります。リレーを中心にチーム作りをしてきましたが、ここまでチーム状態が落ちているとは…。組織はブランドで出来ているわけではなくそれを構成するメンバーの存在で出来ています。もう一度立て直すという気持ちになるまでの「心」の状態になるにはかなりのエネルギーが必要でした。言い方は悪いかもしれませんが裏切られる事を常に覚悟してやってきました。実際にその状況になると…。今回の事、詳しくは書きませんが今まででは考えられない出来事だと思います。「自己中心的」な考え方を脱する事が出来ない限りは表面的な変化で終わってしまいますから。

「怒られるからやる」というレベルから脱出できない。やらされる練習では何も生み出しません。これを何度も何度も繰り返し話してきたにも関わらず、「悪いのは指導者」という結論に達するのでは先には進みません。遅かれ早かれこういう事態になるのは間違いなかったと思います。伝えたいことを全員に理解させることは不可能だと思います。時間をかければある程度の水準までは変化が生まれます。が、費用対効果で考えると明らかに効果が少ない。まーもう言っても仕方ないのですが、今までの時間と労力は何だったのかを考えると虚しさがあります。

まだ気を病む事が残っています。こちらは個人のレベルを越えていますから何とかしないといけません。焦りもありますがやるしかないという状態です。出来ることを全力でやるだけです。今からが本当の戦いになります。周りを納得させるためではなく、自分のためにやってもらいたいと思います。
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男子の変化

2011-09-21 | 陸上競技
試合について全く振り返ることができませんでした。情けないことですが全く余裕がない状況だったと思います。この状態で何かを書いても意味はないだろうと思っていました。

この試合を迎えるまでに男子にはかなり厳しく言ってきました。なかなか声が出ない、全体を引っ張っていく事が出来ない日々が続きました。これではダメだと思い繰り返し繰り返しやってきました。ずば抜けた力がある選手はいませんから総合力で戦っていかないといけません。個人種目で決勝に残れるのは1人だけの状態ですから、通常通りの戦い方では間違いなく勝負できません。

激怒した2週間くらい前から数人に変化が生まれました。自主的に声を出せるようになってきました。走力は一番低いですが1年生でしっかりと声出しを意識してやっている者がいます。これだけでも全く違う雰囲気になります。取り組む姿勢が変わってくれば全てが変わってくると思います。考え方が変われば行動が変わる。行動が変われば結果が変わる繰り返し言い続けてきた事です。

今まで何度もチャレンジしてきたリレーでの決勝進出。今よりはメンバーがそろっていた時でさえ9番目で残れないという事の繰り返しでした。が、今回は4継で念願の決勝進出。加えてマイルも。男子は5人しかいません。快挙だと思います。4継は他チームのミスもあり4位に。マイルは準決勝でエースが疲れで動かない中、他の3人が本当に良く走りました。エースは3秒位タイムが悪かったのですが、それを補って余りあるくらいの走りを他の者がしてくれました。マイルも他チームの失格があり5位となりました。

今までのうちのチームの戦い方です。個々の力はそれほどずば抜けたものはありませんが、力を合わせると戦える。これを言い続けてきたのです。だから声を出して雰囲気を作る。支え合いながら協力しながらやっていく事で持っている力以上のものが出せる。大きな事です。

まだまだ個々の力が足りません。でも「自分達は戦える」と感じるには十分な結果だと思います。今からどれだけ本気になれるか。見ていきたいと思います。
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感謝

2011-09-20 | 陸上競技
この数週間、この数日間かなりしんどい日が続いています。実際は私の力ではどうにもならない事なのは分かっています。だからといって何もしないと言うわけにはいきません。

色々な人と話をしました。また様々な形で協力をしてもらいました。本当にありがたいことです。通常であれば間違いなくここまで関わってもらえることはないと思います。周りの人の愛情に包まれてなんとか保てていると思います。これが本当に1人だったらどうなっているか分かりません。

むちゃくちゃしんどいのは間違いありません。これは私だけではないはず。だからこそ強くないといけない。分かってはいます。自分にできることをしっかりとやっていきます。

多くの人の支えに心から感謝します。本当にありがとうございます。
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現実4

2011-09-16 | 陸上競技
どうしてここまで伝わらないのか?もどかしくて…。かなり怒りました。これで「なぜ怒るのか」と問われたら私は答えることが出来ません。逆に指導者はこんな状態でも諭すというレベルの関わり方が出来るのか疑問に感じます。

脚を痛めた者にはアイシングをさせました。もう1人を呼んで話をしました。こんな状態で指導ができるのかと。「何故、忘れ物をして勝手に練習をするのか?お前だったらどうするか?」と質問すると「自分が忘れたら、怒られるのが嫌だから行かないと思う」との返答。間違いない事実だと思います。自分が何かをしてそれを注意されるのが嫌だから逃げる。それが今の状況を作り出しているというのが分かってもらえません。自分が間違った行動をして、その部分を指摘されるのを嫌がる。本当に大切な事をやらずに他の事をやる。これでチーム作りをしようというのは不可能に近いと感じました。

明らかに反抗的な態度だと感じでした。これでも普通の人なら我慢をするのでしょうか。私には出来ませんでした。「どれだけ私の事が嫌いなのか?指導を受けたくないからこれだけの行動になるのでは?」と問いました。客観的に見るとそう感じてもおかしくないと思います。

話していると「練習の雰囲気が悪いと言うが、雰囲気が悪いのは先生の機嫌が悪いからだ。自分達は一生懸命やっている。」と言い返されました。また、「自分達は高校生だから先の事を言われても分からない。」「反抗的な態度を取るのはもっと練習を見てもらいたいから。」と。この状態でこのような言い方をされるのか…。怒りは一気に冷めました。落胆です。あれだけ話をしてきてこんなことを言われるのか。

私の指導スタイルはほとんど変わっていないと思います。万人に好かれる指導ではないかもしれませんが、選手と向き合いながらやってきたと思います。それでこれですから…。「全員がそう思っている。」「今まで思っていた事を言えてスッキリした。」とまで言われて「ハイ、そうですね」とはいきません。かなり厳しいなと思いました。話をしても「悪いのは全て指導者」という感じがあります。自分達の行動を見直そうという雰囲気ではありません。根本的な部分が違っているので話しはどこまでいっても平行線のままです。指導を始めて数日であればこちらの話を理解してもらえないというのもあるかもしれませんがここまで来て…ですね。

さすがに失礼ではないかと思います。これも私が思うだけであり、客観的に見てみると私がおかしいのかもしれません。私の行動、指導が100%正しいとは思いません。が、選手には最低限やってもらわないと困ることがたくさんあります。これをやらずに自分の意見だけを主張するのは「まだ高校生」だから許されるのか?やりたいことだけをやるのは部活動ではないと思っています。集団の中で何かをやるためにはルールがあります。指導者の指導に従いたくないのであれば部活動は出来ないと思います。

かなり無力感がありました。言いたいことを言われて、こちらの話は全否定。もう無理だという気持ちが私の中で大きくなりました。それでもこのままでは良くないと思い話をしましたが、意味があるかどうかは分かりません。

現実です。さすがに指導をしていこうと意欲的になれませんでした。翌日他の者の日誌を見ると「意識すれば出来ることをやらなかった」「改めていかないと何も変わらない」と書いてありました。その日だけ書くのでは意味がありません。今後を見ていくつもりです。ただし、1人だけは「言いたいことを言ってスッキリした」と書いてありました。

これ以上はblogには書きません。一方的な書き方だと非難されるのは覚悟の上です。ここには書くべきではないと思って感情を押し殺して書いています。誰かに擁護してもらおうという気持ちは全くありません。我々の仕事は我慢を強いられます。いつの間にか「お客様主義」のようなスタンスになっていて、周りのご機嫌伺いをして過ごすようになってきている。本来の教育とは何か。それを見失っている気がします。「それほど熱くならなくても」と言われるかもしれませんが情熱を失うくらいならこの仕事はできません。かなり失意を抱いていました。そのためblogを書く気になりませんでした。

長くなりました。すみません。
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