kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

スピード練習

2012-02-17 | 陸上競技
水曜日、この日は雨が降るかどうか常に微妙な感じでした。朝から降ったり止んだりを繰り返していました。この中で練習ができるかどうかとう大きな不安を抱えたまま1日を過ごしました。どれだけ大きな話かって感じですが(笑)。

何故か分かりませんが2年生の商業系生徒対象に「進路」についての話をすることになりました。担当が出張でいないということなので残念ながら私に白羽の矢が立ちました。これから先の流れと今からやっていかないといけないことを話しました。最初はどうなることかと思っていましたが話し始めると止まりません。結局45分間話し続けました(笑)。ある意味天才だと思いますね。話の内容は覚えていませんが(笑)。ある程度のテーマを持って話をすると生徒も聞いてくれます。話だけで45分持たせるというのは非常に難しいことです。飽きないようにパワーポイントや資料を使って話をしないと今どきの高校生は寝てしまいます。本当に進路意識が明確であれば起きているのですが、やはり「温度差」がありますから全員をこちらに向けておくことは難しい。それでもほぼ100%の生徒が聞いていました。声が大きいから眠れないのではないかという噂もありますが・・・。

練習開始の前から雨がやみました。これなら練習ができるかもという感じがあったのでグランドを見に行ってみると微妙(笑)。できるかどうか怪しいところでしたがなんとか直線60m程度は確保できたので走ることにしました。日曜日を含めて3日間まともに走っていません。バネは貯まるかもしれませんが感覚が鈍ってしまう危険性があります。うちの選手は最初からガンガン走れるわけではなく時間をかけて走りを作ってきたタイプばかりです。継続した練習ができなければあっという間に動きが戻ってしまいます。「速い者は速い」というのが陸上の世界です。どれだけ地道にやっていっても最初から速い者は圧倒的に速い。逆転するためには毎日継続して練習をしていく以外にはないのです。時間がかかります。

走る練習ができそうだったのでサーキット終了後すぐに取り掛かりました。いつも通りの1歩ハードルから始めたのですが、月曜日・火曜日とスイッチングの練習を入れていたのでその動きも取り入れてやっていきました。地面が緩いのもあって接地時間が室内と比べて多少長くなってしまいます。これがタータンの上だったらどうだったのかなという気持ちはありますが「ないものねだり」をしても仕方ありません。できる環境で最大限のことをやっていくことが大事ですから。ある程度繰り返していくとかなり動きが良くなりました。スピード感が出ています。特定の選手だけではなく全体的にここ最近で一番スピードが出ているのではないかという感じを受けました。そのため「行けるところまでやっておこう」と重い、トゥトレとマーク走を組み合わせていくことにしました。冬期練習でトゥトレはあまりやらないのかもしれません。そこまでスピードを上げていこうという考えは少ないでしょうから。しかし、動きを見ていてて「チャンス」と感じたのであればしっかりとスピードを上げても良いと思っています。「寒いから怪我をする」という考え方もあると思いますが「だったら身体を温めればいい」だけの話です。

かなりの本数トゥトレを実施しました。もちろんそれだけではなくオーバースピードを経験した後に自分の力でしっかりと走るということもやっています。筋肉へのダメージは大きいと思いますがこういう練習も大事だと思っています。冬期練習でゆっくり走って「脚を作る」という考え方もあります。しかし、これでは「遅筋」に刺激が入るだけで本来狙いとするスプリントの練習とはかけ離れてしまいます(と私は考えています)。スプリントを意識するのであればやはり「速筋」に刺激を入れ続けないといけないと思いますね。ダメージがあるのは当然です。しかし、狙いとする動きのためにはある程度のことはやっておかないといけません。走りの「タイミング」は非常に大事です。適当に走って適当に強くなる選手も大勢います。しかし、「意図した練習」をやっていくことで力をつけさせたいと考えています。

かなりのスピードが出ました。この時期にしてはいい感じだと思います。疲れはピークに近いはずですがそれでも今は「貯金」する時期です。寒いからやらなくていいということはありません。超回復をさせるためには大きな波を作る必要があります。今は振れ幅を大きくするために体力的な低下をさせる時期。休みません。狙いとする部分に向けてしっかりと練習をしていきたいですね。かなりいい感じでした。
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室内練習

2012-02-16 | 陸上競技
火曜日、先程の記事に書いたようにクラスの生徒からプレゼントをもらいました。本当にありがたいですね。気持ちを切り替えて練習はしっかりとやらないといけません。当然ですが(笑)。

最初雨が降らなければ坂道を使って自転車と坂道走をやろうかと考えていました。微妙な状況でしたが雨が降り続けていたので諦めて室内での練習としました。前日も走れていません。焦る必要はないと思うのですがこの時期にしっかりと走っておきたいという気持ちはあります。天候には勝てません。武道場では剣道部が練習をしていましたが、話をするとこの日の練習は素振りで終わりだということだったので使わせてもらうことに。ラッキーです(笑)。

練習は外補強を武道場でやりました。この冬はかなりの頻度で室内でやっています。雨が確率が高いというのもあったと思います。また寒さをしのぐために室内というのもあります。室内の方がシャフト補強やプレート補強の距離が微妙に長いのではないかと思っています。しっかりと負荷がかかります。私はかなり寒いなと思っていましたが選手は汗をかいていました(笑)。休むことなく動き続けていますからね。汗をかくからいい練習だとは思いませんが、負荷をかけておきたい時にこれくらいの練習ができるというのは大事ですね。ジャンプ系もしっかりと実施できています。これはこれで良いなと思います。

少し早めに終わったので前日の続きをもう一度やりました。走れないのであればできることだけはやっておきたい。畳の上でやると比較的反発がもらえます。地面を蹴るということはできませんからね。走れなくても速い動きをいれておくというのは大切な事だと思います。裸足になってチューブを引っ張る動きともも上げも実施。速く動かしていくから思っている以上に負荷はかかっているでしょうね。接地の時の脚の動きなども意識しやすいと思います。短い距離での意図的な練習というのも効果がありますね。

終了後、前日と同じように数歩のダッシュを。本当に数歩しか走れませんがなかなか良い動きが出来るようになっていました。スパイクも履いていませんし畳の上ですから本当に走る時とは違うとは思いますが全体的にかなり良い動きをしていました。直線的な足運びと鋭い接地ができていたと思います。走れない分を補えたかどうかは分かりませんが、外が使えない中でできることは出来たと思います。動きの確認のために何本か撮影した動画を見せました。驚くくらい動き的には良くなっていました。タイミングが早く取れることと接地の角度が良くなっています。この日の練習の中ではフォロースイングについてはほとんど触れていません。タイミングを早くすると結果的にはフォロースイングは速くなります。意識するポイントを変えていって狙いとする動きをしていく。部分的な意識だけではなかなか動きが変わることはありません。狙いとする動きを身につけるためにどんなことをさせるかだと思いますね。指導しながら私自身も感じることか多くあります。日々勉強ですね。

良い練習ができました。
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泣きそうな出来事

2012-02-16 | 陸上競技
火曜日、天気は雨でした。ひたすら雨。練習が思い通りに進みません。こればっかりは仕方ないかなという感じがありますね。

この日、バレンタインデーでした。クラスの生徒や選手が手作りチョコ&ケーキをくれました。ありがたいことですね。こういう仕事をしているからこそ「義理チョコ」をもらえる。気持ちの問題ですがやはりうれしいですね。

終礼時にちょうど電話をしてました。この日は6時間目体育があるので着替えなどがあり、通常であれば終礼を行わないまま解散することが多い日です。特別な用事がない限りは終礼の時間が来たら解散としています。この日も同様の状態だったので「解散」とだけ伝えたのですがどうも「ダメ」だと言われてしまったので教室へ。なんだかソワソワしています。何かよくわかりませんが翌日の予定を確認して終わろうとしたら学級委員が小躍りをしながら前に出てきました。「何だ?」と驚いていたら「バレンタインデーのプレゼントです」とプレゼントを渡してくれました!!「全員からです!」とのこと。本当は携帯で「バレンタインデーキス」を流しながら登場する予定だったようですが若干かみ合わず(笑)。いやー嬉しいですね。開けてみるとネクタイとタイピンでした。担任をやっていて初めての出来事です。ちょっと泣きそうでした(笑)。



家に帰ってクラスの生徒や部員からもらったものを食べようと袋を開けてみると今度はクッキーが。



これに関しては言葉にできないですね。感激しました。喜びがあります。これ以上は書けないですね~(笑)。幸せです。
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雨が降る

2012-02-15 | 陸上競技
月曜日、この日は朝から雨でした。前日までは非常にいい天気で私は実家から徳山に帰るまでの間に公園をはしごして息子と遊んで帰っていました。普段は上着をしっかり着ていないと過ごせない感じがありますが、日曜日は久々に「暖かいな」という感じがありました。1日で大きく天気が崩れてしまいました・・・。こればっかりは何を言っても仕方ないですが。

そのため練習は変則的に。通常であればしっかりと走りたいところですがそれどころではありません。この時期に風邪をひいてしまったら意味がありませんからね。これだけ配慮をしても風邪をひいてしまう選手も出てきます。どれだけ気を配っても体調を崩すことはあります。しかし、同じような状況を繰り返すというのは少し考えないといけないですね。集中ができていれば風邪は引きづらくなります。当然です。何か物事をやっていて集中が切れたときに怪我をするのと同じことです。一応配慮はしています。最後は自己管理ですね。

屋外の練習は不可能でした。割り切ってサーキットを実施。月曜日は武道場に外部団体が入ってきます。外部に貸し出しをしているのでできるだけ早く切り上げないといけません。ある程度身体を温めたら補強をしようかと思いましたが、全く走らないというのはどうかなと。「雨が降ったから補強」という発想は持ち合わせていません。走れないのなら走れない時にしかできない練習をしようと考えました。特別な練習をする気持ちはありません。これまでの練習の延長で少し意識を変えていくという部分が導入できたらと思います。

山口国体の前にうちの女子エースが故障をしました。足首の痛みがあり実際に動きながらの技術練習は限られていました。そのとき何となくですが仰向けに寝転がった状態での足の入れ替えをやらせました。本当はスプリントに結びつく形で実施するのが理想なのですがそれができな状態であれば何とか他の形で補わなければいけません。その時のことを思い出してスイッチングの練習をしました。それだけではなく「力を使うタイミング」を覚えさせたいと思い2人1組で負荷をかけながら実施していきました。その動き&意識を定着させるためにひたすら他の動きも組み合わせました。動ける距離は約25m程度。これ以上の距離は使えませんからここで何をするかですね。

普段は「速く」足を運ぶことを意識させます。この日は「速く」に加えて「早く」も意識させました。スピードを「速く」することはもちろんですが、動きのタイミングを「早く」することが大事だと思います。次の動きを先読みして何をするかを意識する。その場になってからいきなりやろうと思ってもできません。細かい話ですが「動け」と命令をしてからそれを実際に行動に移すまでには百分の何秒かかかります。日常生活をしているのであれば「動かなければ」と思ってから動きを意識することで十分対応できます。「手を挙げて」と言われて手を挙げるのは0.1秒かかっても問題はないのですから。しかし、実際に動きながらやろうと思った瞬間にそこを意識しても間違いなく遅れます。走るという動きの中で0.1秒ははっきり言って致命的です。動作を起こす前にその動きを意識しておかなければ絶対にできないのです。「力を出す」タイミングを思っているよりも「早く」する必要があるのです。

そこができれば「結果的に」良いポジションで接地ができるしフォローのタイミングが上手く取れる。狙いとしている局面だけを考えるのではなくその「前動作」をしっかりと考えていく必要がるのだと思います。バイオメカニクス的な分析がなかなか効果を出さない(優しい言い方(笑))のはこの部分の感覚が欠落しているからだと思います。一流選手の動きを分析しても本人の感覚は全く違うところにあるかもしれません。そこを見逃していたら本当に狙いとする部分とは違う話になります。「ジャマイカ式スタート」では前足を地面に擦るという部分だけがピックアップされました。そこに意識があるとは思えません。重心を特に運ぶ(前ブロックをしっかりと押す)ことで結果的に前足を擦るようになるのです(と、私は考えています)。そういえばあまり言われなくなりましたね。流行り廃りが激しい(笑)。

この動きの意識にチューブともも上げを加えました。何度も書きますが今までの練習の延長線上にあることをやっているだけです。全く違うことをこの時期にやっても意味がないのですし、間違いなく動きは崩れます。接地ポジションとスイッチングのみをひたすらやりました。この練習をやってから最後に室内で数本ダッシュ。距離が取れないので実際は数歩しかできていません。この動きを携帯で撮りました。先ほど書いた部分と真反対のことをやっているように感じられるかもしれませんが、動作分析をするつもりはありません。他の部分を意識した練習をした結果動きに変化があるかどうかを確かめたかったので撮影しました。結果は「狙い通り」です。タイミングが早く取れるようになりました。加えて直線的に脚運びができる。特別加速段階の動きをやっているわけではありませんが、「狙い」をもって練習をすれば結果的に動きは変わるのです。動画を見てこの動きをしようというのではなく、変化を感じさせるというために動画を使いました。iphone、便利ですね。

この日は少し早く終わりました。時間を有効に使ってもらいたいですね。
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結婚式

2012-02-14 | 陸上競技
土曜日、tabe高校のsasaki先生の結婚式でした。縁あって出席させてもらえることになりました。ありがたいことですね。

午前中は練習、終了後その足で一番下の息子をミニバスの試合会場に迎えに行き門司へ直行。「練習があるので式は午後から」という配慮をしてもらえました。感謝。息子を実家に預けてあわ時間の確認が曖昧だったので大体の時間で式場へ。いつものことながら自分の適当さには呆れます(笑)。これも毎回のことながらかなり早く到着したので「誰もいない」ということに対しての不安が募る。30分くらいして他の方が集まってきたので一安心。本気でビビってました。

式はsasaki先生の人柄が表れる本当に良い式でした。クラスの生徒や陸上部の選手が作ったウエディングボードが受付に飾ってありました。教師冥利に尽きますね。多くの生徒から慕われているというのが感じ取れます。我々の席は新郎新婦の真ん前の「来賓席」でした(笑)。これはsasaki先生の恩師が挨拶と乾杯をされるのでこのような配置になったのかなと。新郎の紹介で「突っ走る性格」というのを10回くらい言われていました(笑)。同級生はめちゃくちゃウケていましたね。本人の人柄でしょう。我々の席はみんなテンションが上がってきて非常に危険水域に(笑)。キャンドルサービスの前には「このまままではまずい」ということがあったので地味に活躍してなんとかその場をやり過ごしました。本当に良い式でしたね。参加させていただいたことに感謝。

今回の式で驚くべきことが。なんとsasaki先生のお父さんは私の中学時代の先生でした。人前式の時にお父さんが振り返った時に「あっ!!」という感じでした。私が中学校に歩いていく通学路のそばに先生のお住まいがあっていつも自転車で先生が学校に行っているのとすれ違っていました。サッカー部の顧問をされていて非常に明るい先生でした。sasaki先生との付き合いはそれなりに長くなりますが、この事実を知りませんでした。直接授業を受けたことはありませんが非常に記憶に残っています。私が中学生の時ですから20年前、間違いなくsasaki先生は生まれています。ひょっとしたらすれ違ったことくらいはあるかも・・・、と思うと世の中っていうのは本当に「縁」で成り立っているのだなと感じました。これは単なる「偶然」ではなく何かしらの「縁」です。こういう「縁」がつながっていくことはドラマのようです。本当にこのようなことがあるんだなと。感激。

たくさん感じたことがありますが自分のことだけではないので公表しません(笑)。本当に良い式でした。
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追い込み練習

2012-02-12 | 陸上競技
土曜日、この日は先週に引き続き1日練習としていました。普段から練習量は比較的多いとは思いますが、今年は短短の練習が中心になっているような気がします。そんなことはないと自分では思うのですが「量」だけでいくと少なくなっているかもしれません。短い距離をしっかりと走るという部分がこれまで以上に増えてきたとは思います。その本数はかなりありますから負荷的には高いでしょうね。

ここ最近は練習が学校でできません。毎週のようにサッカーがあります。諦めて学校の下のグランドで練習が中心。サーキットをやってからの練習はいつも通り。選手の一人がずっと足首や足底が痛いというのが続いています。話を聞くと中学時代からのようです。一時期は疲労骨折ではないかという疑いもありましたが中学時代からずっと痛いというのは考えられません。走るときに少し足首が下がるのでブレーキがかかる&ダメージが大きくなるのが足首周辺に痛みがくる原因だと思います。少し上に跳ねるような走りですから更にダメージが大きくなります。金曜日に病院に行かせました。前回行った時は「腱鞘炎」との診断でした。いわゆる「使い過ぎ」です。練習量を調整しながらやっていくしかありません、しかし、あまりにも続くので別の病院へ。すると今度は「凹足」との診断だったようです。いわゆる「ハイアーチ」です。「凹足」と聞いてイマイチ分りませんでしたが「ハイアーチ」と聞いてイメージができました。こればかりは先天的な足の形状の部分があります。インソールなどで対応していく必要があるでしょう。インソールの準備はできていませんからひとまず応急措置を。正しいかどうか分りませんが、原理としては同じだともうので処置を。アーチが下がるというのは良くありますがハイアーチは初めてです。しっかりとサポートできるようにしておきました。

練習はいつも通り。縄跳びをやってからそのまま一歩ハードルへ。二歩ハードルを実施した後にマーク走に入らずにタイヤ引きをすることに。どれだけしつこいのかって話です(笑)。この週は「ひたすらタイヤをやろう」と決めました。金曜日までの練習の中でかなりの時間この手の練習に使ってきました。どうせなら土曜日もやってしまおうという感じです。チューブ&タイヤとマーク走を組み合わせました。これを2セット。これだけで結構疲労はあるでしょうね。毎日のようにタイヤを引いたので臀部の筋肉痛があるということでした。「押さえたら痛い」と言っていましたが大体の個所は普通押さえたら痛いと思います・・・。これが本当に筋肉痛だったのかどうかは謎。まー関係ないのでしっかりとやることに。マーク走は難しい部分があります。合わないことが時にあります。それでも調整して走れるようにならないといけないと思います。比較的動きは良かったですね。

そのままの勢いでバトン走へ。いつもはスタートの確認をするのですがしっかり走るんだと言い聞かせて走らせました。女子エースは男子と組ませています。多分11秒中盤から後半では走れるのではないかという選手です。春の中国大会前は12秒前半だったので抜群の練習パートナーだったのでそのまま組んでいます。しかし、個人種目の400mで決勝に残れるレベルになってきたころからやはりスピードに差が出始めました。それでも組ませたまま(笑)。この日は1本目、バトンが渡りませんでした。女子エースに追いつけず。差をつけてやっていいますから全く同じスピードではないのは分り切っています。話を聞くと「いつもよりも少し差を広げた」とのこと。前回かなりぎりぎりでのバトンパスだったのに(笑)。注意をしてからあと3本やりましたからそれでも危うい(笑)。女子エースもそれなりに走れるようになってきたのかなという感じがあります。もちろんまだまだですが。本人も昨年と比べると別人のような意識で練習に取り組んでいますからなんとか力になりたいですね。

走り込みメニューはしつこくタイヤ(笑)。さすがに脚のバネが尽きているかんじがありました。当然ですね。からっぽにするくらいの 勢いで練習をしていこうと話しました。通常よりは疲労度は高い中でやっています。この時期にメチャクチャ調子がいいというのは私の中ではあり得ない事です。練習量を減らしていて調子が悪いというのは問題外ですが、練習量を減らして調子を上げる時期ではありません。身体をいじめて強くたくましくしていく時期です。スピードを落としての練習ではなく出来るだけ高いスピードを維持できるように意識してやっています。疲労度はかなりだと思いますがそれでもしっかりとやっていきたいですね。
メニューは木曜日と同じ内容。120mと60mのタイヤ引きをしてから更に60mのショートスプリント。書いたら簡単なメニューで大した事ないと思われるかもしれませんが、やってみるとかなりハードのようです。最近は選手は何も言わずに当たり前のように練習をやっていますが負荷としては高いでしょうね。さすがに120mの最後の部分では元気な時の勢いは無いですね。それでも疲れてからの膝の引き出し、接地ポジションの意識付けになります。パワーで押し切るほどの元気とバネはなくなっていますから普段よりは前に進みません。だからこそ疲れ切った中での練習は意味が出てくるのです。「疲れているから走れなくても仕方ない」と考えていたら走るだけの練習で終わってしまいます。走っただけの練習で強くなれるほど甘くはありません。身体を動かしたらそれだけで強くなるような前日にもいますがうちの選手は違います。泥臭い練習を目的意識を持って全力で取り組んで初めて強くなれるのです。ぐったりしていましたが最後まで手を抜かず走れていました。あとはその中身がどうだったかですね。

それだけでは終わりません。タイヤ引きの距離を短くして折り返しをやりました。もちろん1セットだけでしたが、それまでのダメージは大きいでしょう。最後にもう一度チューブとタイヤ引きの組み合わせをやって終了。間違いなく脚のダメージは大きいですね。使い果たすという経験は間違いなく次につながっていきます。

練習は少し休憩を挟んで午後の部をやる事にしていました。勝負するためにはここでの頑張りは大切です。故障してしてしまったら元も子もないですがギリギリのラインまでやっていかなければ戦えはしません。渡しは午後から大切な用事があったので身体作りは選手に任せました。私がいないから集中して練習ができないようならそれまでの選手です。全ては自分のためにやっているわけですからやらなければいけない事は変わらないはずです。身体にダメージを与えてどれだけ疲労を抜いて回復させるか。また、故障しないように身体に目を向ける。これが全てですね。良い感じて練習できるようにはなって来ています。

午後からは本当に良い時間を過ごさせてもらいました。これはまた別に書きます。
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同じことを繰り返す

2012-02-12 | 陸上競技
金曜日、バタバタしていたのですが練習はきちんとやらないといけません。この週はかなり走っています。木曜日も通常メニューとは変えて走りました。足に来ているとは思いますがこうなったら金曜日もしっかりと走るメニューにしようと考えました。毎週金曜日はスタート練習としていましたが前日の流れのままで脚運びをひたすらやっていくことにしました。前に進むための動きを身につけていくためには「動きの練習」を集中的にやっていくことも重要なのではないかと。

普段通りの練習をやっていきました。前回の練習の時にハードル練習の足長を少し伸ばすことにしました。この日も足長を伸ばしたはずですが最初にやった女子の動きが明らかにおかしい。前日の足長とは違っていたのでしょう。動きのリズムが間違いなく間延びしていました。しかし、その姿を見たにもかかわらず次の者も普通に走り始めました。これまた動きがおかしい。更に次の者も・・・。ここで練習ストップ。激怒です。普段から言っていることですが「練習をやればいい」というわけではありません。「目的」があるからやっているのです。1つ1つの練習の意味を考えると次にやろうとしている練習の動きも見えてきます。前の者が動きが悪いにも関わらず何も考えずに次の者が進む。「やるだけ」の練習になっているのは間違いないですね。通常の練習をしていたら追いつけるわけがありません。こういう部分の練習が大事なのです。

最後に届かずに動きが大きくなりました。また膝から下の振り出しが顕著でした。実はこのハードル練習、少しずつハードルインターバルを伸ばしています。少しずつなので後半は気付かないうちに重心移動が大きくなっているという感じです。後半になって動きが大きくなりすぎるので届かなくなりますが、実はその前の段階で足長を間違えている可能性が高くなります。少しずつ伸びていくので足長が違うと後半だけが届かなくなって目につきます。少しずつ移動を増やしていくという考えでやっているのでその前が大事です。移動距離が短い時は速い動きをしていき伸びていってからはしっかりと移動をする。狙いが明確だと思ってやっていますがそれを選手自身がある程度理解してもらわないと意味がなくなってしまいます。

その後はチューブとタイヤの組み合わせ。これはここ最近のマイブーム。脚運びと前に進む感覚を身につけやすいと思っています。適当に組み合わせるのではなく意図があって組み合わせています。意識ができ始めるとしっかりと前に進めるようになってきます。組み合わせていき最後にマークまで。これを数セット組み合わせました。疲れているのは間違いないとは思いますがそれでも動きを身につけるためには同じことを繰り返していく時期が必要なのかなと。1つの動きを身につけるために「多面的」に取り組むことがあります。やろうとしていることは同じでも「方法論」が違うため全く違う練習をする。いろいろなアプローチをしていく中で1つの目標を達成するのです。逆に「同じ動きだけ」をやっていくことも意味があると思います。他のことは一切やらずにしっかりと狙いとする動きにのみ注目をする。

この日はひたすら同じことをやっていきました。競争するという部分は一切作らず自分でやっていく形にしました。追い込み練習ではなく「技術練習」としての位置づけですから。まーめちゃくちゃ走っていますけど(笑)。

練習終了後は懇親会?。まずまず楽しい時間が過ごせました。
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バタバタしてます

2012-02-11 | 陸上競技
金曜日、この日は思っていた以上にバタバタでした。

実は先日から県外の高校について調べています。理由は「学校訪問」のためです。色々あって県外に学校訪問に行くことになしました。詳しい経緯は割愛。ご想像にお任せします。で、行ってみたい学校が東京にあったのですが速攻で断られました(笑)。予算はついているが行きたい学校が見つからないという本末転倒な状況が生まれました。そこで数日間ひたすら調べていますが見つかりません。高校に限らず大学・短大・専門学校でも良いということなのですがそれも見つかりません。「商業高校」で探すと面白いことがみつかりません。今うちでやっている「総合実践」は秀逸ですね。自画自賛になりますが(笑)。これを考えるためにかなりの労力を要しました。これは多くの要素を含んだ授業ですから一生懸命に取り組めれば効果は高いと思います。二番煎じ的な「企業とコラボ」「チャレンジショップ」が多いですね。興味がわきません。困った・・・。

さらに中学校訪問もありました。授業での取り組みを中学校で発表させてもらうというものです。これは教員が行うのではなく生徒がプレゼンをします。数日前からこの指導に当たってきました。プレゼン指導には自信があります。かなりのレベルの発表ができました。発表自体は非常によかったのですが、生徒以外の部分で「何だこれは!?(怒)」と思うことが多々ありました。これもとても書ける内容ではないので割愛。しかし、感覚が違いすぎます。

これによりほぼ1日がつぶれました。他に何かできる余裕はなく・・・。

練習はもちろんやります。これは大事ですから(笑)。練習について書こうと思っていましたが時間的なものが・・・。土曜日の練習に行ってきます。また書きます。
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変則的に練習をする

2012-02-11 | 陸上競技
木曜日、前日のことがかなり気になっていました。普段それほど動画を撮るわけではありませんが、iphoneになってから面白くて動画機能を使っていました。数日前に撮った動画と前日の練習で撮った動画を見比べてみることに。木曜日と書いていますがこれを水曜日の夜にひたすら見ていました。バイオメカニクス的な分析は現場にフィードバックしにくいと思っています。「現象」だけをとらえてそこに理由づけをするというのでは何も生み出しませんから。しかし、この日は「全く違う意識」で練習をした結果の動きの変化です。興味があってじっくり見てみました。

iphoneには動画のスロー再生機能がありません。で、アプリを探してみるとこれが一発で発見されました。アプリを使うと幅広い再生ができます。拡大も可能。うーん、すごいことです。ということでひたすら見ていると最初から予想していた通りの動きの変化が。私は以前から「スイッチング」を重視した練習をしています。特別な練習ではなく「速く前に持っていく」という部分を繰り返しやっているだけですが。このときに膝を締めるというこれまた基本的なことをやっていきます。これを徹底して実施しているというのがうちの練習の特徴かなと考えています。前日の練習では少し違う形の練習がありました。これが女子エースにはハマりませんでした。動きが大幅に変わってしまいました。これって本当に難しい話です。万人に当てはまるような練習はない。で、見ているとタイミング自体が狂っていました。当然の結果です。ここに関してははこのくらいにしておきますが、「動き」と「意識」を考えるというのは本当に楽しいですね。

そこを踏まえて練習をしました。通常であれば木曜日は身体づくりの日としています。この部分もうちの練習としては外せない部分です。しかし、今は「走るとき」だと思いました。長期的な視点で見たときに「技術的な練習」をひたすらやる時期があってもいいのではないかと。技術的な練習と言ってもかなり走りますが(笑)。ここ最近男子のハードル選手の動きが見違えるようによくなっています。もともとバネのある走りをするタイプの選手ですが最近の練習の中で動きが良くなってきました。他の者も変化が見られます。月曜・水曜とそれなりに走っていますが木曜日も動きを身に付けるための練習をひたすらやってみることにしました。
師事している方から「強制的に動きを作る」ことの大切さを何度も聞いています。「意識」してやることはもちろん大事ですが無理やりにでも目指す動きを身に付けさせるためには工夫が必要です。この日もチューブとタイヤを使って「狙いとする動き」を意識させました。同じ動き・同じ練習をやっても「狙い」が違えば練習の位置づけが違ってきます。ここをしつこくしつこく言い続けて「狙いとする動き」を意識させます。「しつこい」というのは本当に得意です(笑)。

チューブとタイヤを組み合わせて練習をしていきました。後半はひたすらタイヤ引き。短い距離を延々と繰り返しました。月曜日にも同じような練習をしていますがこの日も本当に地味に繰り返していきました。これだけが練習ではないのですが意図的に「同じ動きを繰り返す」という作業をやっていきました。これでどうなるか?実験とは言いませんが「狙い」は明確です。動きの崩れの原因は「タイミングが狂っている」ことです。これにより当然接地ポイントもずれます。接地がずれるからまたタイミングが狂う。そして無理やりパワーで運ぼうとする。結果的に脚にダメージが残る。努力度(疲労度)の割には身体が進まないというのが顕著に出てきます。一生懸命動かしているのに前に進まない。しんどいですね。それをきちんとした方向に持っていきたいと思っています。

最後はタイヤ引きを使っての追い込み。どれだけやるのかって話です。120m+60m+60m。最初の120mをタイヤで引っ張ってすぐに60mタイヤ引きで折り返す。60m歩いて最後にタイヤなしで60m。2つのグループに分けて実施しました。片一方のグループが走っている間がレストです。感じとしてはかなりきついと思いますね。「追い込む」ことに関して徹底しようと思ったらもう少し負荷はかけられるのですがこれだけでも十分かなと。いつの間にか短短中心になってます(笑)。間違いなく通常の短短練習よりはハードですが(笑)。

感じ的には良く走れていたと思います。今週はしっかりと走っておきたいですね。
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考える

2012-02-10 | 陸上競技
水曜日、この日は推薦入試でした。そのため生徒は学校に入れず。練習は午後からやることになりました。どうせ入れないのならということで知り合いの成年選手に連絡をしてみると「休みなので午前中走る」ということでした。タイミング的に丁度いいので一緒に走らせてもらうことにしました。保護者にお願いして女子だけを山口まで連れて行ってもらいました。前回、一緒に走らせてもらったとき良い刺激をもらったのでそれをもう一度と思っていました。

成年選手はかなり指導をしてくれました。ありがたいことです。今度はしっかりと走るときに一緒にお願いしてトップ選手のスピード感を感じてもらいたいですね。

午後は男女ともに走ろうと思っていました。普段通りの練習の流れでやっていくと女子エースの動きがおかしい。どうしたのかと思って確認すると普段と走りの感覚が違うということでした。良いことではありません。接地ポジションがずれています。接地時間が長くなり返ってこない走りになってます。午前中の「加速段階の練習」のイメージが強く残っているのでしょう。この子本来の走りとは違う走りです。これは良いことではありませんから、修正するための練習に変えていきました。これを機に全員に動きの意識をしっかり持たせるということが大事だと感じました。

この日の練習はひたすらタイヤ引き。これえ接地ポジションを修正しようというものです。自分の一番良いポジションへと接地を持って行くことで前に進む。これをこの冬ひたすらやってきました。前に進むための練習です。女子エース以外の女子は午前中の練習である程度うまく走れていましたが、女子エースだけはびっくりするほど崩れていました。こういうことがあるのだなと考えさせられました。自分とは違う感覚の走りのイメージではやはり走れないのだと思います。他の者はそこまでイメージが出来ていないというのがあるのだと思います。

大学などへ進学して今までのイメージと違う走りをし始めてその選手の「良さ」がなくなってしまうということは多々あります。今回のこともそれに近ものがあるのかもしれません。感覚的に上手くかみ合わなかったですね。このままでは終われないので別枠でしっかりと走らせました。動きの修正をしておかなければいけません。最後はある程度のところまで戻ってきましたがもう少しかかりそうです。

走りについて本人も私もしっかりと考えることができました。良い経験になりました。
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