kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

妥協しない

2016-08-09 | 陸上競技
月曜日、練習はトレーニングとしました。前の週にそこまでトレーニングができていないの手間こちらとしても計画的に補っておきたいなという感覚がありました。走る練習もしますが更にはトレーニングもしなければいけない。やりたいことはたくさんあるなという感じですね。

この日は機械科の数人が「代替授業」があるため練習を夕方からやることになっていました。他の者は午前。最初にミーティングをしたかったのでその子達も集合させました。ミーティングでしか「心」は作れないと思ってます。絶対にやらないといけないこと、伝えたいことはきちんと伝えたいと思っています。

資料を3つ準備していました。「補強一覧」「栄養」「練習メニュー」です。これまでよりも取り組みのレベルを上げたいと思っています。これまでもやっていましたがこちらが妥協している部分がありました。まーチーム自体の成熟度に合わせてやっていかなければいけない部分があります。いきなりこれからやろうとしている事をやるのは不可能だと思います。「心」が伴わないですから。ある程度の段階に来ているから出来るようになることがあると思います。私がここに書いている内容をそのまま他のチームに取り入れることは難しいと思います。段階を追っているからこそできる部分があると思っています。

最初に国体最終から学んだ反省の部分の話をしました。男子が力を付けている。女子も少しずつ走れるようになって来ている。が、まだ「差」があるのはなぜかというところから話しました。女子もそれなりにやっています。しかし、まだまだ甘い。補強への取り組みが足りません。私は「強くなりたい」という気持ちの指標は補強の強さだと思っています。補強はやれば必ず強くなります。強くなっていないというのはやはり「やるだけ」になってしまう部分があるのだと思います。手を抜いてるというのではなく足りない部分があるというだけです。

女子は筋肉が付きにくい。少しやったくらいではつきません。そのため「補強一覧」を作ってラミネートしました。最低目標を設定し、毎日必ず自宅でそのノルマをクリアさせることにしました。更にはやった内容を「補強ノート」を作ってそれを記録していくようにさせました。定期的に提出させます。「自主性」を大切にしたいなという気はしていますが最初の段階から「自分で頑張る」というのができるとは思えません。ある程度こちらが主導権を握って「やらせる」ことも必要だと考えています。

このメニューがきちんとできるようになるか。はっきりいって任せるしかありません。強くなりたいと口にしたとしてもそれに行動が伴わなければ結果は付いてきません。「やるべきこと」を示します。それをやらないのであればチームとしてのレベルの低さだと思います。こちらが与えたルールであっても絶対にやるという感覚を持てれば強くなります。やらなければ強くならない。それだけのことです。

前任校が強くなった時、チームの中で目標を決めました。中国地区で戦うのは簡単ではない。走力だけでは勝てない。自信を持てるものを作ろうということで「中国地区で一番補強をやるチームを作ろう」と決めました。そしてスタートラインに立った時には「この中で一番補強をしてきた」と自信が持てれば気持ち的に負けないからです。「補強ノート」を作ることで「自分はこれだけやった」というのを確認できます。それにより確実に走りも安定してきます。徹底することです。

そのためには「やればいい」わけではありません。栄養学の部分をきちんと把握しておかなければいけません。かなり前に「ゆで卵持参」の話をしていました。練習後にきちんとした栄養補給ができなければどれだけトレーニングをしても成果が出ないからです。こちらとしてもサプリメントを準備していますがそれはあくまで「補助的なもの」でしかありません。きちんとした栄養補給ができなければ練習をしても効果が出にくい。そこの知識を持てないといけません。練習後、素早く栄養補給をする。ここの感覚です。もちろん保護者の協力も必要になります。本人が強くなりたいと思うのであればその旨保護者に伝えてお弁当を作ってもらうなどの協力が不可欠です。

この手の話をしてから練習へ。トレーニングの徹底です。暑さもありなかなかスムーズに練習が進みません。例年とは異なる暑さがある気がします。それでも練習次第は「強化期間②」に入っています。合宿もありますからこの2週間は必死にやらなければいけません。合宿のために練習を調整した軽めにするという考え方はありません。目的を明確にしてやっていく必要があると思っています。

暑いのは分かります。が、元気がなくなる。男子が少人数ながら声を出して盛り上げようとしてくれます。それに女子が乗っかることができない。更には返事さえない。まーこれまでこちらが甘かった部分があるのですが。この状態で合宿に行くと恥をかきますね。かなりキツめに言いました。なかなか声が出ない選手を名指しして注意。何度も書いていますが「変わるチャンス」を生かしていくかどうかは自分次第なのです。ここの部分がわからなければいけない。

シャフト、プレートをやってからスナッチと腸腰筋補強。そこからダイナマックス投げ。これはネットを越えるようにしました。そこからはバランスディスクを使ってのスクワット、開脚スクワット、腕立て。女子は腕立てが弱すぎる。腕が使えなければレース後半の動きは保てません。厳しい目で見ていくとやはり弱い部分が目に付きます。ここからです。更にはバランスディスクを使った股関節と内転筋の補強。終了後、カニ歩きとトンパ。2年生女子が一人かなりキツそうでした。筋力がないというのもありますし、元々体力がない。こちらも声をかけながらやらせました。チーム自体が成熟してくればお互いに声かけをするようになります。まーあまりにもキツくてそこまでいかないのだと思います。自分のこと以外にも目が届くようになると良いのですが。

更にはロープ登り。そこから体幹補強。普段であればこちらも妥協してしまいます。暑さもありかなりキツかったはずです。1年生女子はほぼダウンしていました。気持ちが切れそうになりながらも少しずつやっていました。ここ最近の私であれば「まーこれくらいやったら良いからやめさせるかな」という気持ちがありました。キツそうにしているから妥協してしまう。が、これは本当に必要なことではない。こちらが甘えてしまっているのです。キツそうな姿を見て可哀想だと思ってしまうから。が、これからの事を考えたら心を鬼にしてでもやらないといけないと思います。

女子は力があります。が、それを磨くことが出来るかどうかです。私が妥協して仕舞えばやはり磨くことはできない。今の力で満足する話ではありまさせん。この子たちに嫌われようと恨まれようとやる以外にはないのです。最終的に笑顔になれるのであればこちらが「可哀想だからやめよう」と思ってしまうのではダメだと思います。キツそうでしたがひたすらやらせました。セット数も多めに設定していますからキツイと思います。それでもやる。

休憩を挟みながらですがかなり長時間の練習となりました。強化期間ですからこれくらいはやりたい。補強だけで約5時間です。実質は4時間くらいではないかと思っています。キツくて声も出なくなっていました。が、この事は必ず「力」になり最終的には「自信」になります。全員で力を合わせながら、気持ちを一つにしながらやっていくことが必要だと思います。

私が不在になります。この間にきちんと練習が積めるかどうか。できないようであればそこまでのチーム。結果を出すのは不可能です。この日かなり補強をしていますが、帰宅して夕方「ノルマ」をやるように話しました。キツイのは分かっています。が、ここできちんとできないような選手は強くなるはずがないのです。この日は「絶対にやらなければいけない日」だと思います。ヘトヘトの中で気持ちで身体を動かす。ここができるかどうかなのだと思っています。

選手を信じていきたいと思います。今は苦しくても必ず結果は出る。避けては通れない部分だと思います。しっかりと目標を掲げ、全力で取り組んでいこうと思います。見守ってください。保護者の方がこのblogを読んでおられたら、挫けそうな子供達を励ましてもらえたらと思います。多くの人の支えの中で練習ができます。家でやっていたら褒めてあげてください。それだけでモチベーションが上がると思います。認めてあげて欲しい。

やれる事は全てやります。心を鬼にしてでも。やります。
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徹底しようと思う2

2016-08-09 | 陸上競技
前の記事を書きながら力尽きる(笑)。なかなか思うように書けないですね。

少しだけ補足しておきたいなと思っています。

前任校では「補強をやるのは当たり前」という感覚がありました。が、指導の後半になればなるほどいつの間にか「やるの走れる当たり前」という感覚になっていました。実際に転勤する直前は徹底できていなかった気はします。自分たちでやるだろうという感覚があったのかもしれません。

私の性格を理解されている方なら分かってもらえると思うのですが私が「徹底的にやる」と言ったら本当に徹底します。が、いつの間にか私自身が「まーこれくらいで良いだろう」という感覚になっていました。ここに私の甘さがありました。情けない話ですが。指導する側が甘ければ選手はなかなか思うように練習できません。これでは勝負するという話にはなりません。

正直、私のやり方が合わない選手もいると思います。そこまでして強くなりたいとは思わない選手もいるでしょうから。親しい指導者と電話しで話をしていたのですが少し練習をしたら「足が痛いから休んでも良いか?」と別メニューを希望する選手もいるようです。本当に痛いのかもしれません。が、話を聞くと毎回毎回そんな感じだとか。そのような選手が本当に強くなるのか。やりたい練習はやるが、苦手な練習はやらないというのでは絶対に力はつかないと思います。

私が指導する中でここ最近は「目に見える部分」にこだわってしまっていました。動きが変わっていくのは見ていて本当に楽しい。陥りやすい罠だと思っています(笑)。自分が指導したら目に見えて動きの感じが変わったというのは私自身も嬉しくなります。だからいつの間にかそちらの練習が増えていく。補強などの地味な練習は効果が出にくいですからなかなか頑張れません。飽きずにやらせる事が多くなってきていました。本当に大切な「基礎的なもの」が不足していました。これでは勝負になりません。

やりたい動きがある。が、それをやり続けるためにはやはり筋力が必要です。ウエイトをやってムキムキにならないといけないというのではありません。地味な補強を継続してやっていかなければいけない。やりたい動きが出来ないのは「意識不足」だけではなく「筋力不足」があります。ここの徹底ですね。お恥ずかしい話ですがそれなりのタイムで走るうちの選手、驚くくらい筋力がありません。私が指導してきた中で1番ないかもしれない。それでもそれなりのタイムで走る。最大の武器である中間以降の伸びに到達する事が出来ません。加速段階から中間に入った時点で動きが保てなくなるのです。甘かった(笑)

中学時代は「軽いから走れる」というのがあります。何だか分かりませんが走れるのです。特に女子。軽いので接地ポイントに上手く入れる。が、少しずつ体型が変わっていき自然にそのポジションに入れなくなる。そのため思うような記録が出なくなります。うちに来ている選手も然り。少しずつ走れるようになって来ていますがそれはあくまで「少しずつ」でしかない。やっている練習に比例してはいません。明らかに「足りないもの」があるのです。

これはあくまで私の感覚でしかありません。うまく理解してもらえないかもしれない。レースを見て男女の動きを比較して感じたことです。もちろん男子でさえまだ弱いと思っています。男子は筋肉が付きやすいので目に見えて変化が分かります。ウエイトをするわけではありませんがそれなりに胸筋が発達してきますし、足も太くなって来ます。無駄に太くする気はありません。必要な筋群を強化するだけです。

ここの部分をなんとかしたいと土曜日の夜に感じました。そのため日曜日は朝の6時から職場へ行きあれこれ準備(笑)。支部新人の申し込みのための準備をしてから補強メニューの作成。さらには私が不在になるのでその期間中の練習メニューの作成。気がついたら12時を過ぎていました。おいおい(笑)。

練習をするための準備です。私も思いつきでその場でメニューを決めることが多いですが、そこに至るまでには色々と考えています。こうやって「練習をする」ためには自分の時間を使って計画を立てたり頭を整理していかなければいけません。これがあるからメニューの組み立てが出来る。徹底するためには「目に見えるもの」を準備しておかなければいけません。ルールを決めようと思いました。こちらから提示してそれをやるかどうかです。かなりの時間を要しましたがそれでも必要な時間だったと思います。

好きなことをやらしてもらっています。が、それは選手が居てくれるから。そのお陰です。だからこそ時には心を鬼にして(?)徹底しないといけない部分が出てきます。そこの部分は私自身心に刻んでおきたいなと思いますね。

そして月曜日を迎える。また書きます。
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徹底しようと思う

2016-08-08 | 陸上競技
今回の記事はあくまで私が感じていることなので正しいという話ではないと思っています。今までの指導の中で感じてきたことと今やっていることの兼ね合いの中で思うことを書いておきたいと思っています。

これまで指導をしてきました。様々な選手と関わってきました。男子も女子も結果を出すのは1年生ではないと思っています。長い目で見て少しずつやっていくことが重要だと思っています。短期的に結果を求めるのではなく少しずつやっていく中で力をつけていくスタイルです。

考えてみると1年生で結果を出した選手というのはそれほど多くありません。1年生で結果を残したのはMihoくらいでしょうか。それ以外の選手は2年生以降だと思っています。我慢しながら練習していかなければいけないので本人達はもどかしい日々を過ごしていたかもしれません。

Mihoは元々筋肉質でした。こちらが求めていることを早い段階で出来る選手でした。少しトレーニングをすればそれが早期に結果として現れるタイプ。そのため少しやった時点でいきなり12秒台で走りましたし、秋の県新人では2冠。私的には出来すぎだなと感じていました。やったことがすぐに結果につながるタイプというのはある意味特別だと思います。

kanaは小さなエースとしていつも書いています。この子は1年生のときにはほぼ結果を残せていません。県新人で決勝に残ったかどうか。100mは13秒1、200mはなんとか26秒台で走ったかなという感じでした。それが2年生の秋には12秒35まで伸びました。様々な理由がありますが。1年生のときには結果が出せなくて悔しい思いをしていたのではないかと思います。

男子に至っては3年生にってなんとか結果につながるかなという感じでした。本当に申し訳ないなという感じですが。とにかく結果を出すまでに時間かかっていました。

この要因の1番大きなことは「技術的な部分」も「筋力的な部分」も成果が出るまでに時間がかかるというところです。様々な部分。取り組む姿勢が身につくまでに1年くらいかかっていたのもあったと思います。練習の意味を理解したり、絶対に強くなりたいと思えるようになるまでにそれなりに時間を必要とするからです。

かなり前の記事にも書いているのですが今のチームでは「動きの変化」や「技術的な部分」に関してはこれまでの指導の中で「過去最高」だと思っています。この部分に関してはかなり納得できていました。実際に男子は大幅に自己記録を更新する選手が出てきました。女子は地味にシーズンベストを更新するレベル。ここの差は何か。私としても考えました。動きが改善されてきてもなぜ結果が伴わないのか。焦るつもりはありませんがもう少し走れても良いかなという感じはありました。

ここでMihoの話につながっていきます。女子が早期に結果を出すためには「基礎筋力」の向上が必要になるのだと思います。筋力アップがしやすいタイプとそうでないタイプがいる。そう考えると今の選手達は筋肉が付きにくいタイプかもしれません。まーMihoが特別だったのはあると思いますが(笑)。女子が筋力アップをするのは簡単なことではありません。強い意志と行動力が必要になります。

男子との差は明確にここだと思っています。前任校ではとにかく補強にこだわっていました。どこよりも補強をやる。が、今のチームにはそこまで求めていませんでした。それなりに補強をさせていましたが「徹底した取り組み」はできていなかったと思います。実際問題、女子はレース後半で身体がブレてしまい動きが保てないというパターンがほとんどです。これでは良くない。

なかなかわかってもらえないと思いますが「補強を徹底する」というのは簡単なことではありません。見ている側も途中で妥協してしまう部分があります。そう考えると前任校と比較して今の補強はレベルが低い。選手云々ではなく私自身が感じているだけです。選手の取り組みの姿勢以上に私自身が「何が何でも補強をやる」という感覚が鈍っていたのだと思います。ここは反省するべきだと思いますね。

実際問題、それなりのタイムで走る女子であってもこちらの求める体幹の強さはありません。情けない話ですが走りの方ばかりに目がいって最後までスピードを保つための体幹の強さを身につけることができていなかったなと思います。その中で女子は今のタイム。かなりのことだと思います。kanaと比べるとどう考えても筋力がなさ過ぎる。

やりたい動きがある。が、それを保つだけの筋力がないのです。男子でも不足していますが女子はもっとですね。このレベルではこれ以上上の記録を求めるのは不可能かなと。「筋力が無くても走れる」という意見もあると思います。が、私のやりたいことではそこの部分は不可欠なのです。

私が甘い。そう感じる部分がありました。このことに関してもう少し詳しく書きたいなと思っています。が、案外疲労しているみたいで寝てしまいそう(笑)

また書きます。中身がない?お許しを。ウトウトしながら書いていますから(笑)
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国体最終2

2016-08-07 | 陸上競技
続き。なんとなく個人の批評になっている気がしますが。こういう部分で「個人情報の漏えい」と言われる可能性がありますね。記事自体を削除しろと言われるようになるでしょうか。それでも書いておきます。

女子も参加できるだけ参加しました。

高跳び・・・。これはちょっと・・・。本人が一番ショックを受けていると思います。この子も真面目にやります。が、上手く試合で出せません。練習で余裕で150を越えるのですがこの日は145スタートで助走が合わなかったとのこと。記録なし。助走練習を中心にやっているのですがそれが全く出せませんでした。こちらも取り組みを考えないといけないと思います。私の力不足で本人には辛い思いをさせました。申し訳ない。

棒高跳び。これも記録的にはもう一歩。230の自己ベストですが最低でも250は行かなければいけなかった。少しずつできるようになっていますがまだまだです。とにかくやり続けるしかない。体操の要素が多く含まれていますが今の時点ではそれができません。腰よりも足が高く上がらないとそれ以上の高さは跳べないと思います。技術的な課題も大きくありますがそれ以上に「筋力的な課題」があると思っています。ここは本人が地道にやっていくしかない。まだまだやることがあります。力は確実にあります。潜在能力はかなり。あとはそれを引き出せるかどうかだなと。

やり投げ。これは大幅ベストでした。ここ最近はとにかく信頼できる指導者に教えてもらうようにしています。前回の記録会の時に「24m10」でした。この時に師匠から少しアドバイスを受けたのでそれを数日間徹底してやる。更には後日質問をして「クロス走」の部分を修正したほうがよいとのことでここも徹底。1投目で27mを越えました。そこからさらにアドバイスをもらって投げる。投げるごとに記録が伸びていき5投目で「28m75」までいきました。もちろん、まだまだですがこれまでのことを考えると大きな伸びです。やり専門の指導者から「もっといけますよ」と言ってもらったのでそれを信じて取り組みます。今シーズン中に30m越え。来年は個人種目で中国へ。大きな目標です。

ショートスプリントは4人出場。2年生のAは予選で13秒57。ベスト更新です。中学時代の記録は正確に把握できていません。昨年は14秒台。それなりに走れるようになってきたかなという感じですが。記録的には13秒2は出せるのではないかと思っています。この子の伸びがチームの伸びに直結します。チームリーダとしてどこまでやっていけるか。秋までになんとか13秒1に持っていきたい。そうすれば48秒前半も視野に入ります。逆にそこまでいかないと来年のインターハイ路線の勝負は厳しくなります。あと一押しができれば間違いなく「大化け」すると思っています。大きな期待をしています。

女子1年生。「最低でも決勝」という話でした。当然だと思います。それくらいの力はありますから。Mはスタートまずまずでしたが中盤から固くなりました。普段の練習からの課題です。この部分に関しては「女子の共通課題」だと思っています。この件に関してはまた別に記録しておきたいと思っています。話を戻して、それでもMは12秒91。一応高校ベストです。微妙ですが。最低ラインはクリアかなと。2組目にS。数日前から体調が微妙だった様子。それでもなんとか13秒12でトップ通過。合格レベルだと思います。最終組にN。ここ最近思うように走れなくてしんどい部分があったのではないかと思います。スタートはまずまず。中間から「それなり」に伸びて12秒64。こちらも高校ベストです。不満げでしたが。

これにて3人決勝へ。最低限のノルマはクリア。これまでの指導の中で1年生女子がこの時期に活躍することはほとんどありませんでした。例外とすればMihoがそれなりに結果を出したことくらいでしょうか。これにはそれなりの理由があります。これもまた別に。ある程度長期計画で考えていますからこの時期に大幅ベストを女子が出すことは考えにくい。その中で「ある程度合格点」と言える記録を出していますから十分かなという気はします。決勝は1位N、3位S、5位Mでした。目標は上位独占でしたからやはり不十分かもしれません。流れの中でもう少し対応できたのではないなと思いますね。記録的にも予選よりは落ちていました。唯一Sだけが記録を伸ばす。この子の「強さ」だと思います。勝負に関してはSが一番こだわりがある気がします。全体に派生してくれると面白いのですが。

男子に比べると女子の「記録の伸び」が微妙です。「強い選手が集まったのに結果が出ていない」と言われるのかもしれません。そこは甘んじて受け入れます。事実ですから。が、今は「志半ば」です。現時点の結果だけを求めてやっているわけではありません。その部分をどれだけ理解してもらえるか。選手を預けてくださった保護者や中学校の先生方にもうしばらく見守ってもらえたらと思っています。

女子と男子の差。これについてはまた別に書きたいなと思っています。興味ないかもしれませんが(笑)。私が思うその理由が正しいかどうかは分かりませんが。
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国体最終

2016-08-07 | 陸上競技
土曜日、国体最終が山口で行われました。暑くなるというのが予想されていたので私は6時前に学校に行きアイシング用の氷を確保することに。暑さ対策は本当に重要だと思っています。身体に熱がこもるとよくないと思っています。アイスパックを使ってとにかく体を冷やす必要があると思っています。これも考え方なのかもしれませんが。

とにかくこちらでできることは全てやっておきたいと思っていました。競技場につくとなんと審判の副主任となっていました・・・。さらに担当部署の人数が異常に少ない。この炎天下の中で休みなく働いたら本気で倒れます。準備の段階で2リットルのペットボトルを飲み干すレベル。バタバタしましたから。私が担当する部署ではないところで気になるところが多数。これも少しずつ対応しました。担当部署の仕事も「不要」なものは全て省略してもらいました。効率よく働かないといけません。

今回、男子がかなり走れるようになっていました。前日の「身体の重さ」とは随分違ったのではないかなと思います。特に1年生は中学時代のベスト記録を大幅に更新する状況でした。これまでのベストが11秒81だったSoは予選で11秒42、12秒3くらいがベストだったOは11秒72、中学時代に手動で12秒6位を出したことがあるNは12秒19。いや、立派です。少しずつですが走れるようになってきているなと感じていました。記録的には大きくベストを超えたかもしれませんが私的には「満足できない」ですね。Soは11秒3、Oは11秒5は出せると思っていましたから。もちろん条件的なものもあると思います。2年生のFが11秒78かかりました。もう少し何とかしてもらいたいですね。力みましたね。

私は「女子の指導がメイン」という感じでみられます。が、実際はそうでもありません。どちらもきちんと見ているつもりです。ある程度「本気でやりたい」と思ってくれてこちらの求めることをしっかりとやってくれれば「走れるようになる」のです。少し前の記事にも書きましたが今の最低限の目標は4人の平均タイムを「11秒65」のすることです。現時点では「11秒78」です。今年のうちになんとか「43秒台」に入りたいと思っています。これができれば来年の中国大会が見えてきます。十分可能性があるのではないかと思ってはいます。

ちなみにSoは決勝に残り4位となりました。200mが得意な選手ですからこのスピードを生かしてまずは22秒台を目標にします。本当は400mHを目指そうと思っていたのですがもうしばらくはショートスプリンターとして取り組んでいきたいと思います。Oはロングスプリンター。短い距離のスピードを上げていってこれを400mにつなげていきたいと思っています。200mのベストが24秒2くらいなのでこれを23秒前半に持って行ってそこからだと思います。短期的な結果というよりは長期的に考えています。

棒高跳び、気が付いたら3m80を越えていました。不器用ですがまじめにやります。これが取り柄。でもそれができる選手というのはそれほど多くありません。こうやって地道に取り組んでいると少しずつですが結果が出ます。すべてG先生のおかげなのですが。4mもあと少しのところまで来ました。来年度の目標が4mだったのですが今シーズン中に4mが見えそうです。それでも勝負にはなりません。少しずつでも構わないので記録を伸ばしていきたい。3m90にチャレンジできていたらきっと跳べただろうなという感じの跳躍でした。

こっそり幅跳びにもでました。練習はほぼ0。跳躍練習というよりはまずは「スプリント向上」です。100mが最低でも12秒5まではいかないといけないと思っています。それでも5m10跳びました。記録的には低いと思われるかもしれませんが私としては「面白い」と感じました。この子もまじめに取り組みますから来年くらいにはなんとか5m後半跳べるようになればなと思っています。それくらいの感覚ではいます。

地道に練習をしていればそれが一気に開花する日が来る。そう思います。男子は良い感じですね。普段の雰囲気作りも男子がやってくれています。ここに女子との差があると思います。同じことをやっていますから全体的に競技力が上がってくれればなと思っています。不足することがまだまだあります。これからです。

長くなったので続きは別記事で。
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試合前日

2016-08-07 | 陸上競技
金曜日、国体最終の前日です。今回は完全に調整という感じではありません。練習量自体はそれなりに落としましたが2週間分の疲労が完全にとれたとは思っていません。それでもある程度走れるようにならないといけないなと感じていました。通常であれば炎天下の中で練習することは考えられませんがオープンスクールの関係で走っている部分もあります。タータンではなく土の上で走っている関係もある。この部分は普段ならないことですが。まー仕方ない部分もあります。

この日は前任校での教え子Makinoが帰省していたので一緒に練習をすることに。実家周辺では練習する場所がありませんから防府で一緒にということになりました。こうやって卒業生と一緒に時間を過ごせるというのは幸せだと思っています。一緒に練習するだけではなくいろいろな話を聞けるというだけで大きな刺激になります。この子たちと一緒にやってきたから今がある。常にそう思っています。

最初から一緒にやることにしました。スプリント系はいつもと同じ流れで。少しアップが長くなりますが今はきちんとやっていくことが重要かなと思っています。時間をかけてでも「やりたい動き」を身に付けさせていきたいと思っています。1年生女子はどうしても「筋力が足りない」という感じを受けます。まだもうしばらく時間がかかりそうです。

いつも通りの流れでやっていって並走。この辺りで「動きが鈍いな」と感じました。通常前日であればある程度動くのですが全体的に鈍い。狙ってはいないとはいえ国体選考にかかる可能性がある選手もいます。調整していなくてもそれなりの走りはできると思いますが・・・。

何度か全体に投げかけました。「動かない」のであればそれをどうするかです。動かない、仕方ないで終わるようでは次につながりません。良い動きができていないのであればそれをどうやって変えていくか。こういう部分をきちんと考えられるようにならないと強くはならないのです。その部分の理解。これができない間は先に進めません。

並走時にバトンが上手く渡りません。このレベルの練習をしていたら勝負にはならないのです。その感覚が許せません。「速く走れない」ということを怒るのではありません。「やるべきこと」ができないということが許せないのです。できないのであれば「どうすればうまくいくのか」をきちんと考えないといけません。「素人」のようなミスをします。このようなバトンでは「目標値」には届きません。「渡せばいい」という練習ではない。その部分がまだ「甘い」のです。

「厳しい」と言われるかもしれません。が、このレベルのことを繰り返している間は強くならないと思います。「なんとなくやる」練習では面白くありません。圧倒的に足りないのは「危機感」だと思います。練習をしているから大丈夫という感覚。試合前日なのに「出来て当たり前のことができない」というのはちょっと違うのではないかと思いますね。

スタート練習もしました。せっかくなのでMakinoと一緒に走らせました。全く勝負になりません(笑)。が、これから先勝負をしようと思えばMakinoと互角以上に戦えるようにならないといけない。そのためにこういう場で一緒に練習できるというのは大きなことだと思います。良い刺激になりますし。一緒に走っていて「勝てないのはなぜか」を考えられるようになると本物に近づけるのですが。工夫と努力が足りません。

最後に120mを各自で走って終わらせることにしました。その前に話をしました。「試合前にピリッとした雰囲気にならない」という状況でいいのかどうかです。「絶対にやってやる」という感覚を持てないとだめだと思います。そのために1本1本集中して取り組む。この日の練習は到底「試合前日」とは思えません。とりあえずやるという感じの練習では無駄に疲れてしまうだけですから。この手の話をしなければいけない。まだまだチームとして「幼い」と思います。「戦う集団」とはいえません。

「いつもより動かないな」と感じていたでしょうからそれも「雰囲気」に影響をしていたと思います。が、それをどうするかを考えて動いたか。動かないならどうすれば動くかを一生懸命に考えたか。そういう部分が重要だと思っています。それができていないのであれば「準備不足」です。自分のための準備ができていないから上手くいかない。考えなければいけないと思います。

誤解されないように補足しておきますが「随分成長している」のだけは確かです。が、それは「過去の自分たち」と比べてであり「本当に必要なところ」とは距離があります。そのままで戦えるほど甘くはないのです。今の現状に満足する話ではない。もっと先を見てもらいたいのです。


最後の120mはまずまずでした。こちらが「気持ちを引き締める」という状況を作らないといけないというのではちょっと困りますね。気持ちが入れば走る。そうでないときには質の低い練習をするというのでは・・・。この雰囲気のまま勝負をするという話にはなりません。気持ちを切り替えてどれだけ取り組めるか。その手の話をして終わりました。

不安が残る状況ですが次の日の国体最終を迎えました。続きはまた別に。」
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少しだけ

2016-08-05 | 陸上競技
木曜日、この日は少しだけ練習。軽く動いておくという感じですね。翌日にある程度動いておきたかったのでこの日は前日刺激のための刺激。分かりにくい表現ですね。あまりたくさんやっても意味がないので出来ることをやっておくという感じですね。

スプリント系はいつも通りの流れで。特筆する内容がありません(笑)。この日はショートまでとしていましたが動き的にはまずまずかなという感じでした。多くは望みません。というかそこを判断するまでの練習ではなかったので。

他の種目も1時間程度軽く確認して終わりました。ポール、やり、高とそれぞれが動きの確認。少しずつ声かけをしました。まーこの種目に関しては私にできることは限られていますが。本当に短時間でしたが。

可能な限り早めに終わることにしました。ということで練習に関して書けることはほぼなし(笑)。短時間ということもありますある程度集中が保てていたかなという感じですね。

午後から休みをもらいました。あまりにも疲れが蓄積しているので少し休むことに。まーなかなかハードな日々を過ごしています。来週からは国体合宿→投擲合宿→田部合宿→支部大会→中国選手権という想像を絶するレベルの日程で動きます。休める時に少しだけでも休んでおきたいなと。

とはいえ、全く休むのは無理なのて(笑)。車の中があまりにも汚いので少し片付けることにしました。練習道具がずっと積んであるのでそれを整理。ブルーシートはいつから積んであるのかわかりません(笑)。かなり沢山のモノが出てきました。私の私物はほとんどありませんでしたが、本などが散乱。基本的に片付けができないタイプなので人のせいにするつもりはありません。基本私が汚している感じがあるのですが。

さらには車の洗車。初めて洗車機に入りました。いや、怖かった。車は停まっているのに洗車機が動く。勝手に車が前に進んでいる錯覚に陥ります。おー大丈夫なのか?!という不安に襲われながら過ごしました。おかげで車は綺麗になりました。今回は車をぶつけることなくここまできました。まー小さな車ですから当たり前なのですが。少し傷が付いていました。練習道具の積み下ろしの時に付いたような引っ掻きキズです。これも仕方ないのかなと。すでに私の車は荷物運搬以外には使われていない感じがあります。諦めています。

一応やった事だけは記録しておきます。中身が全くないですが。
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自分の居場所を守る?

2016-08-04 | 陸上競技
競技とはほぼ関係ない話。ここ最近のマスコミ報道を見ていて感じたことを書いておきたいなと。

都知事選挙が行われ新しい都知事が誕生しました。このプロセスを見ているとなかなか興味深いなと感じることがたくさんありました。政治的なことを書くつもりは全くありません。が、「閉鎖的な社会」が存在することを改めて感じる選挙戦だったのではないかと思います。実際に「どこを見ているか」というのは本当に重要なことだと思います。選挙に選ばれることが大事なのかどうか。当初から3人の候補者以外はほとんどマスコミでは報道されません。これだけ「差」がつくと他の候補者はどれだけ「理念」があっても対抗するのは不可能だと思いますね。メディアの取り上げ方の差は大きかった。まーこれは仕方ないのかもしれませんが。

ある候補者の応援演説の中で女性に対して「厚化粧」という言葉が出ました。いや、これはすでに「悪口」でしかありません。政策やこれからの都政をどうするかではなく「相手を誹謗中傷する」ことで落としてやろうというだけの話。ましてや「化粧」で他者から批判をされる必要はありません。私は若干(?)髪の毛が薄くなってきています。「あいつ髪の毛少なくなっているのに競技指導するのはどうなのか」と言われているのと同じです。余計なお世話。その前後の文脈もあると思いますがマスコミは「一部分」を切り取ってそこを面白おかしく取り上げます。この時点で女性候補には完全に追い風。

これからどうしていくのか。ここで選んでもらう必要があります。知名度で選ばれるというのはおかしい。衆議院選挙で当選した芸能人、「これから勉強します」という返答をしていました。いや、理念も知識も何もなく「選挙に出ました」というのでいいのか?「どうしてもやりたいこと」があるから立候補してそれをやるために活動するのではないのか。ここは私には理解できません。他者を蹴落として選ばれる方法。うーん。違うんじゃないか。

更には「女性候補を応援したら親族ともに処罰の対象」という文書がでたとのこと。「集団」として「規律無視」に近い行動はあったのかもしれません。が、「既存の組織」の中のルールの中だけで行動する。が、その「集団」のやっていることが本当に正しいかどうかは分かりません。その組織の中にいれば「居心地がいい」という部分もあるでしょうし、「守ってもらえる」という感覚はあるでしょう。閉鎖的な社会の中で何かをやろうとすれば「あいつは邪魔だ」という部分になるのかもしれません。が、このような文書を出せば「閉鎖的な社会です」と宣言するようなもの。それで周囲が応援してくれとは思えません。結局、「自滅」することになります。

「これまでこうだった」という考え方。これが一番楽です。が、本当にそこに意味があるのか。練習にしても「この練習をやっていた」というのが「本当に正しいか」は分かりません。客観的に見てそれが何を意味するのか。ここが分からなければ「自分の居場所を守る」ことにしかなりません。

今回の女性候補、「戦略家」だと思います。あえてマスコミを利用していた部分もあるでしょう。自分を攻撃する「閉鎖的な組織」と戦う。そういうヒロインのような感じだったのではないかと思います。だからこそ「無党派層」を引き付ける。さらにはこれまで「閉鎖的な組織」に疑問を思っていた「内部の者」も引き付ける。そのやり方が正しいかどうかは分かりませんが大きな成果を生んだのだけは確かです。

更に初登庁した時に「反発」をあからさまに示す。こえがマスコミを通じて全国に流れます。多くの人の「支持」を得て選ばれた都知事ですがそのやり方が気に入らない。自分たちの組織を批判されたということで「協力しない」というような姿勢を示す。これにより「あの組織はおかしい」と更に思われるのです。そのことに気づかないというのはどうなのか。ありえません。自分たちの取っている行動が「大人げない」と気づかないのか。その部分をさらにマスコミが取り上げ大バッシングになる。

これまで自分たちがやってきたこと。ここを否定される気分になるのかもしれません。良い部分もたくさんあるのだと思います。しかし、改善する部分もある。そこを認めることができる「器の大きさ」があるかどうかです。人は誰でも「自分が否定される」のを嫌います。当然の話です。だからといってそこの部分を指摘する人間を「敵だ」とみなして対応する。閉鎖的な社会の特徴ですね。

協力して新しいものを作り出す。この方がいいに決まっている。自分たちの立場や居場所を守ることが大切なのか。それとも選んでくれた人たちのために一生懸命に働くことが必要なのか。本当に大切なことから離れてしまっているのではないか。そんな簡単なことに気づかないであれこれやっていたら絶対に「選んだ人たち」の心は離れていきます。本当にやるべきことはなにか。どこを向いて生きていくのか。ここはすごく重要なことだと思います。

言葉足らずの部分もあると思います。が、私は「選手のために」というスタンスを変えたくないなと思っています。幸い私が閉鎖的に居場所を守ろうとする人間だったら周囲の方が指摘してくれます。基本的にそういう考え方はしていないつもりですが「盲目的」になっていて「自分は正しい」と思い込んでいる部分もあるかもしれません。こうやって客観的に「閉鎖的な組織」を見ると自分はもっと考えていきたいかなければいけないなと思います。

何もありません。が、こうやって多くの報道を見ると考えさせられます。もちろん、これは一側面でしかない。分かっています。様々な立場から、様々な角度から物事を考えていけるようになりたいなと思います。上手くまとまりませんがこの辺りで。
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オープンスクール2日目&補強

2016-08-04 | 陸上競技
水曜日、オープンスクール2日目。前日は市外の生徒が多く参加してくれましたが、この日は市内の中学生。とりあえず来てくれるだけでも随分違うかなという気はしています。とにかく人が多い(笑)。「一応行ってみるか」という感じでも構わないので興味を持ってもらいたいですね。私はこの日も体験授業の手伝い。メインは生徒が教える形になっていますから問題なし。不足分が多少(!?)あるのでその手伝いをしました。

自分たちでやる。これは部活にも言えることです。が、「自主性」と「放任」は大きく異なると思っています。明確な境界線を引くことはできませんが。部活動において「選手が自分たちでやりますから」というのはやはり違うかなという言う感じがします。前日にG先生と話をしたのですが強豪校で部員が多いところは「ルーティン」のような練習になるようです。部員が50人とかいると一人一人を丁寧に見ることは不可能になります。こうなるとある程度自主的に選手が理解して行動しなければできなくなると思っています。

が、「自分たちでやる」といってもある程度の道筋を示しておかなければいけないと思っています。それがないと「放任」になります。練習メニューを与えておいてあとはやりなさいというのは違うかなと。これも感覚の問題ですが。やるからにはきちんやらないといけない。ある一定水準までは指導をしっかりしていって引き上げていくからこそその次が生まれてくるのだと思います。「やり方」が分からないのに「やれ」と言われてできるはずがありません。こういう部分は常に意識しておきたいなと思っています。

この日も数人部活動見学に来てくれました。しかし、それほど強めの負荷をかける日ではないので理由をきちんと説明して簡単な補強を見てもらうことにしました。中学生がこれから先強くなるためにある程度の「基礎筋力」が必要になると思っています。走っていて筋力が付く部分もありますがそれ以上の負荷をかけておかなければやりたい動きもできません。うちの練習のメインはこの部分にあります。細かいことをやりますがそれ以上にトレーニング系が多い。

以前は練習の最初に必ず補強を入れていました。サーキット系ですね。今でもダイナマックス投げなどは行います。数年前に比べると寝転がっての補強はずいぶん減ってきた気がします。絶対に必要になる部分ですからここはきちんと考えないといけません。しかし、「とりあえずやる」だけの補強であれば効果が低くなってしまいます。これも前日にG先生と話をしていたのですが「やっていることは変わらない」のです。多くの学校での練習に大きな差があるとは思えません。どこの学校も走ったり補強をするのですから。しかし、それの中身の問題は大きく影響すると思います。意識すべき点をきちんと考えてやれるかどうか。「とりあえずやる」という練習ではよくない。効果は半減以下だと思います。こういう部分を徹底できるかどうかは大きく影響するのかなと。

中学生が見ていましたがダイナマックスを投げたり、体幹補強をやりました。デモンストレーションとしてロープのぼりやバランスディスクを使ったスクワットなども見せました。普段はやらない練習だと思います。競技場では基礎的な練習と走る練習が中心になります。しかし、学校では徹底して補強。私の感覚からすれば体幹は明らかに弱い。普段からもっとやっていればかなり強くなっているはずですがそこまで到達していないということは努力が足りないのかもしれません。家でやれるかどうか。ここは大きいですね。

前の記事にも書いた気がしますが、うちは「これからのチーム」だと思っています。中国大会を通過点として全国で戦うことを目標に掲げています。そのためには「一生懸命にやれる選手」に集まってもらいたいなと思っています。やる気もなく不平不満を言いながら練習をするような選手がたくさん集まっても練習の雰囲気が作れません。競技力だけを重視するのではなく「一生懸命になれるか」を大切にしたいと思っています。そういう認識をもって「うちでやりたい」と思ってくれる選手が集まってくれると大きく成長できると思います。

ある程度見てもらって終了。暑いですし食事をしないといけませんし。ずっと見てもらうほどの練習はしていませんでしたから。それでも興味をもって質問をしてくれたりする生徒もいました。意欲があるのは大歓迎。うちの学校を選択肢の一つに入れてもらって「hoshoで競技をしたい」と思ってくれると幸いです。特別なことはしていません。が、当たり前のことを当たり前にやるという部分を繰り返していきたいと思っています。

選手は体幹中心に1時間程度やって終わり。軽めです。陰で補強ができたのでそれだけでもよかったなと思いますね。補強を毎日継続してできる選手になってくれれば勝手に強くなると思います。多くの誘惑に負けずに自分が強くなるための練習を継続してもらえればと思います。雰囲気的にも少しずつ変わってきているかなという感じですね。うちの選手、本当にまじめにやります。こういう姿勢が積極性につながっていくともっと変わるんですが。

こんな感じです。書きたいことはあるのですがなかなか全てが書けませんね~。難しい(笑)。
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移動して練習

2016-08-03 | 陸上競技
前の記事の続き。

学校での練習が終わってから棒高跳び選手を連れて徳山へ。防府の競技場がインターハイのため使えないという話になっていたので早い段階で練習場所の確保をしていました。結局色々とあって使用できるようになったのですが棒高跳びのマットの準備を3人でやるのは不可能です。総合的に考えて無理だと判断して徳山大学のグランドを使わせてもらうことにしました。

このタイミングで県内唯一の棒高跳びの専門高校が来るということでした。便乗して練習を見てもらうことに。大会直前に全く跳ばないというのは絶対に避けたかったので。毎日毎日ポールを握るという習慣は意識したい。ここ最近はその辺りのことをかなり考えています。技術指導が出来ないのでその辺りだけでも徹底させたいなと。やはり専門家には勝てません。勝てないという前提の中で勝負をします。今できる最大限のことをやりたいなと思っています。

出来る事はきちんとした環境を与える事。かなりエネルギーを使いますがそれくらいはやらないといけないと思っています。この日は朝徳山から防府まで行ってオープンスクール、学校の練習、そこから徳山に移動、選手を連れてまたも防府へという強行日程(笑)。想像を超えるくらいの疲労がありました。

棒高跳びの練習を始めると学生が色々と教えてくれました。ありがたい。完全にお任せして見てもらう事にしました。様々な部分を教えてもらいました。話を聞くと自ら群馬の方の棒高跳合宿に参加して様々な事を勉強しているとの事。いや、私もそれくらいやらないといけないのかもしれませんが、私が進むべき道は今の所スプリントだと思っています。全てを勉強するのは無理だと思っています。それでもやり投げなども少しずつ勉強てもらっています。出来る範囲で最大限やるというスタンスを守っていきたいと思います。

このタイミングで教え子のMihoと少し話をしました。先週末の記録会で12秒20で走ったのだが加速段階が上手くいかないとのこと。ここが上手くいけばもっと記録が出そうなんだけど、という話でした。今シーズンはスタートが上手くいかずに試行錯しているようです。元々スタートタイプではないのですが下級生に同じくらいのタイムで走る選手がいるらしく過剰なまでに意識しているようでした。それにより先週スタートを変えたとのこと。分からなくはないですが。まーそこを上手くコントロールしなければいけません。

スタート練習をする時に少し動きを見ることにしました。棒高跳びの学生には「Mihoのスタート改善をするから交換条件でポールよろしく」と図々しいお願いをしました(笑)。なんでもあり(笑)。まーMは一応最上級生ですから下級生は何も言えない状況。こちらも出来る事は最大限にやりたいと思います。

何度もblogに書いていますが大学生のMihoは私のショートスプリントに対する指導の原点です。二人三脚と言ったら言い過ぎかもしれませんかまこの子がいてくれたお陰で今のスプリント指導があります。「この子」というレベルではなくすでに22歳なんですが(笑)。それでと私にとっては特別な存在ですし、年を重ねても可愛い教え子という感覚は変わりません。自立して練習をしていますが、こうやって上手く出来ない時にはこちらとしてもサポートしていきたいなという感覚はあります。この10月で一線を退いて引退。その前までになんとかできる事はしてあげたいなと思ってきました。

スタート練習、明らかに形が変わってきていました。スタブロが窮屈になって前後の幅が狭くなる。さらにはスタート位置に付いた時点で肩が前に入っています。これではどれだけ反応が早くても2歩目で潰れるなども感じました。本人と話をしながら少し修正。週末がレースですからあまり大きな修正はできませんが、先週スタートを変えたというのであまり大差ないかなと思って変更。これまでは10回に1回ハマれば走れるという感じでしたが、かなり改善され安定して出れるようになりました。いつの間にか「早く出たい」というのが大きくなりすぎていた感じでしょうか。スムーズになった感じなのでとりあえずこれで週末を迎えたいという話になりました。

その後の練習は私と本人の感覚が一致していたので本人がやりたいと思っていたトゥトレを実施して最後に加速走。本人も納得できるタイムが出たようです。何とか11秒台に入ってもらえたらなと思います。この子と比べるとやはりうちの選手の動きは見劣りします。決して遅いというのではない。が、12秒1台の選手と比べるとまだ大きな差があります。0.4秒くらいは負けていますね。まー実際にレースになればもう少しついていけるのかもしれませんが今の時点では「勝てない」という感じがあります。当たり前と言われたらそれまでですが何とか戦えるレベルに持って行きたいなとは常に思っています。

理想としたらMihoと兵庫の大学に進学しているMakinoが国体リレーメンバーに選ばれてうちから1人選ばれること。簡単なことではありませんせんし、そこだけにこだわって何とかしたいとも思いません。これから先の事を考えたらもっと大切なことがあります。ここがメインではないですからね。選ばれなかったらそのときのこと。一時的な事だけを目指すのではなく先の事を見据えてやっていきたい。とはいえ、Mihoは今シーズンが最後ですから一緒に走る姿を見たいという気持ちはあります。これは指導者としてというよりは個人の感情的なものが大きいですが。

棒高跳びは本当に丁寧に指導をしてもらいました。棒高跳に関わる人たちは本当に競技が好きだなーと感じました。いつまででも練習しそうな勢いです。本当にありがたいなと思いますね。貴重な時間でした。

そこから再び防府へ戻る。到着したのは8時過ぎ。さすがに徳山に戻る元気はなく実家に宿泊。ヘロヘロでした(笑)。一日中バタバタしているとさすがに体力が持ちません。うーん、年齢的なものなのか。まー個人的には陸上をしっかりとできる時間だったのでありがたいなとは思います。良い時間を過ごせました。感謝。
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