kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

少し更新・・・

2021-02-20 | 陸上競技

更新が滞っています。色々なことがありすぎて自分の中で処理できません。思考が付いてこない。現実の中で何をするべきなのかを理解はしているのですがコントロールできなというか。様々なことがあります。その中で「解」を見つける。これは困難。自分自身冷静さを保ちながらやっていかなければいけないなと思っています。

 

火曜日の練習のことを。今更感がありますが。

 

火曜日。翌日から天気が一気に崩れる予報になっていました。とはいえ、この日に急に走練習を入れるには負荷が高いかなというのもありました。全体的にかなり疲労しています。紙一重のところもある。ぎりぎりまで研がないと力が発揮できないというのもあります。しかし、研ぎすぎると折れてしまう。ここのバランスは難しい。以前と比べると私の中で見極めることができるようになってきたかなとは思いますが。

 

練習が連続している。かなり気になっていました。が、どうも様子がおかしい。無理をしている感じがあります。何度も話しかけて「大丈夫なのか?」と聞きますが「大丈夫」という返事しか返ってきません。かなり話をしました。やはり「痛み」があるようです。本人的には「順調に練習ができているので休むのが怖い」という言い方をしていました。休むことも練習です。その中で少しずつ力をつけていけばいい。間違いなくレベルアップしているのだから焦る必要はありません。

 

とにかく話をして練習をやめさせました。別の形で負荷をかければいい。「強くなりたい」という気持ちが強く出すぎるとこういう形に出てしまいます。「練習をしなければ強くならない」のは確かです。が、「過ぎたるは及ばざるが如し」です。我慢する部分も必要。こちらが止めるというのも重要なことだと思います。

 

練習はバランス系をやってからサーキット。DM∞をやってからセラバンド補強、ハードル股関節の流れでした。限られた時間をどのように使うのか。ここも考えなければいけません。だからといって「身体づくり」は疎かにできない。ここは重要なスタンスです。地味ですが続けていきたいと思いますね。

 

ハードルドリルをやってからいつも通りDM投げ。腰押し、二次加速、前半マークの流れ。かなり走れるようになってきたなと感じていました。そういう時なのでこちらから何度も何度も声掛けはしません。自分で進んでいる感じがあるでしょうから私があれこれ言う必要はないと。動きが微妙な感じの選手には「どうなのか?」という確認作業はします。色々と自分の中で変化があります。

 

この日はバトン走を。10バトン、25並走。そこから60mT×3-60m×2。ここ最近の基本パターンになっています。道具を使いながら走るというのが多くなっています。DM走やB走がなくなってきているのが自分の中で気になるところですが。時々は入れるほうがいいのかなという気はしています。バランス。

 

60mバトンを2本やってからシャフト補強へ。本当に記憶があいまいになっていますが最近は元気よく前向きに取り組んでいる姿が見受けられます。こうなると本当に見守り隊です。気になる部分だけを話す感じですね。そういう雰囲気がいつもできるようになると違ってくるのかなという気はします。

 

内容があいまいです。これだけの記事を3日間かけて書いています・・・。なんとなく余裕がなくて。もう少し時間に余裕があればタイムリーに書けるのですが。かなり前過ぎて、さらには記憶が飛び飛びになっているので詳細が思い出せません。その都度記録するようにしておくといいと思うのですが。サボっているというわけではないのですが・・・。

 

記録だけしておきます・・・。

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走りが安定してくる

2021-02-17 | 陸上競技
月曜日。この日も色々とありました。気持ち的に乗ってきません。

7時間授業の日でした。授業その他対応で余裕はなく。考えさせられます。前日までの疲労感も影響してか。自分の中で何か微妙な感覚がある。時代の移り変わりもあるのでしょうか。


月曜日は2時間練習ができるかどうかの状態。前日練習に参加していたハードル選手は練習は休みにしていました。が、普通通り着替えて準備をしています。「大丈夫です。動けます。」と言いますが休ませないといけません。本人がやる気なのは良いのですがここで詰め込んでも意味がなくなります。上半身下半身だけはやりましたが...。

これまで「やらない」選手に対して「しっかりやろう」というアプローチが大半でした。目標意識の差もあるのだと思います。なんとなくやるというのが一般的になっている中で私のように「目標を持ってやっていこう」というスタンスは浮くのかもしれません。とはいえ、こうやって「やりたい」と強く願う選手もいる。前任校で選手が「必死にやる」という部分がありました。が、悲壮感の中で「やらなければいけない」という感じがありました。この時は私もその中にいたので客観的に見ることができませんでした。そのため「やり過ぎている」という部分が判断できませんでした。今回はそんなことがないようにしたいなと思っています。

先日からかなり良い練習ができるようになっています。数人がとにかく前向きに練習に取り組む。数人どころほとんどの選手がそういう状態になっています。中でも1年生女子は笑顔で前向きに練習に取り組みます。それに伴い全体の雰囲気が明るくなる。こちらが何かをしなくてもそういう雰囲気になる。陸上競技が楽しくて仕方ないという感じがあります。見ていて救われますね。

そういう中だから「もっとやりたい」という気持ちになるのかなと。順調に練習ができているからこそ楽しくなる。良いことだと思いますが、やはり「過ぎたるは及ばざるが如し」という部分です。休むのも練習。しつこく言い続けて休ませました。帰っても良いと言ったのですがマネージャー業を積極的にやってくれていました。休んで欲しいのですが(笑)

限られた時間の中でしたがバランス系をやってから上半身下半身。すぐにハードルドリル。時間がありません。この中でどうするか。何を残して何を減らすのか。判断しなければいけません。天候的に水曜日ができないかもしれないというのがありました。月曜日と火曜日は動いておきたい。焦るつもりはないですがその後考査期間に入ることもあり、選手自身も走っておきたいというのがありました。お互いの考えが一致しているのもありスムーズに練習が進みました。

スパイクを履いてBOXを使った膝引き出し、DM投げ、腰押し、スティック5歩、二次加速スティック、前半マーク。この辺りで数人がかなり動くようになっているなと感じました。2年生男子もかなり走れるようになっています。基礎筋力も上がってきて膝が引き出せるようになっています。この辺りを見ると男子のスピード感は女子と比べて面白いですね。男子と女子では根本的なスピードが違う。女子もかなり動けるようになっています。もたもたした部分がなくなっています。練習は偉大だなと改めて感じました。こうなるとやっている選手も楽しいのだろうなと。

球技などでは「できないことができるようになった」というのが目に見えて分かります。陸上競技はどうしても分かりにくくなる。それでも明らかにスピード感が増してくると本人達も感じられるようになります。それが楽しい。練習をせずに遊んでいて楽しい、チームメイトと話をするのが楽しいという楽しみ方ではない。ここも時代錯誤と言われるのかもしれませんね。一生懸命に取り組んでいくから見えてくるものがある。勉強を一生懸命やったらその中から見えてくるものもある。全ては繋がっていると考えています。何か一つでも一生懸命になれるものを見つけて欲しいなと。

この日はT走と40↑30→の組み合わせ。最近はここが多くなっています。これもキャプテンが「この練習をやると感覚が良くなるのでやりたい」と言ったので頻度が増えました。こちらが与えるだけではなく選手がやりたいと思っている練習というのも必要だと思っています。他のパターンの練習もやりますが、感覚的に合うなと思った練習をやることも必要。

普段はT走1本と40↑30→を1本組み合わせる形にしています。が、この日は何となく2本1本の組み合わせにしようかなと。これを3サイクル2セットやろうと。T走で加速段階や中間での感じを掴んでそれをそのままスプリントに活かそうと。が1サイクルやった時に気づいたのですがこの時点で3本走っています。これを3サイクルやると9本走ることになる。

別に走っても良いのですがどう考えても時間的な間に合わない。選手は疑問を持たずにやっていましたが。明らかに多いので2サイクルの2セットに切り替えました。

見ていると中間マークでの動きも遅れがなくなってきています。まだまだ加速段階にも中間にも課題はあります。その辺りを少しずつ修正していく必要はあると思いますが。それでもこれだけスピードが出るようになると自然と笑顔も増えます。

良い練習が積めるようになってきています。これは本当に大きい。練習での波がなくなってくると自然と力も上がります。こちらも元気をもらえます。

記録しておきます。記録。
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ハードル練習をする2

2021-02-17 | 陸上競技
前の記事の続きになるでしょうか。やったことを記録として。気持ち的に微妙なので記録として。

午前中の最後に1台目までの入りの練習をしました。国体候補選手が1台目までを24歩で入りたいという話をしていたのでその辺りのことを踏まえてどうやってアプローチしていくか。かなり疲労していたのでそこまでスピードが出ない感じもありました。

この辺りも戦術的なことがあります。どのようにして1台目までの流れを作るか。ここに時間をかけたいなと。が、前日と午前中の疲労もあります。できて1時間半くらいかなと。判断が難しい部分です。うちのハードル選手は意欲的に取り組んでくれています。しかし、休まずやるというのはリスクがある。故障してしまってシーズンを棒に振るのは避けなければいけません。この辺りのバランスは難しい。

国体候補選手が「1台目まで24歩で行きたい」という話をしていました。そのためにどのようにするか。疲労感がある中でそれが実現できるか。考えていかなければいけません。

一般的にヨンパは「歩数が少ない方が良い」と考えられる部分があります。ここには大きな疑問があります。走りにあっていないストライドを確保することでレースが作れなくなるからです。無理やりストライドを伸ばして走ることは意味がなくなる。高校生の男子が13歩で走ることはレアケースだと考えています。以前「タイムを出すために13歩で」というのでやって結局故障してしまった選手もいます。400mのスピードがあるから13歩というのも違うと思っています。krk君は13歩でした。しかし、シーズンにはいる前の段階で「14歩では詰まる」と恐ろしい発言をしていました。実際に詰まる。元々ストライドが広く伸びやかな走りをする選手なので本人に合った走りをする方が良いだろうと。

こういう場合も走りを見て「本人に合っている」と判断をしてからの導入になります。歩数が少なければ速いというのは違うのではないかなと思っています。以前も国体で指導していた女子選手が1台目までを22歩にしたいと申し出がありました。スプリントから考えるとちょっと厳しい。1台目早く入らないと勝負できないという話もあって。その時も「え?」と思いました。ヨンパのことばかり考えていたわけではないので、女子選手が22歩で走るというイメージが全くありませんでした。

歩数が少なければ速い。本当にそうなのか。男子選手が22歩で走る。それと同じだけの走力があれば問題ないかもしれませんが。どこかで「歩数が少ない方が速い」という説が一人歩きしているのではないか。考えたら分かることですが「足が速い」選手は進むスピードが速い。結果としてストライドも大きくなる。結果歩数が少なくなる。が、「歩数が少ない方が速い」というのは結果的にそうなっているだけ。自分に合ったストライドで走らなければ意味がない。そこで無理やり歩数を減らして後半に持たなくなることは本末転倒だと思います。100mで最初の30mだけ速くて後半落ちていくのと何ら変わりない。

まー話が大きく逸れましたが。国体候補選手は24歩が合っているのではないかなと思います。25歩だと詰まると言っていました。ある程度スプリントがあるので当然詰まる。が、この日は疲労感もありストライドも伸びません。上述のような話もしてから24歩のための練習方法を紹介しました。元気な時にどうするかという話です。

マークを置いて実施。1台目まで24歩で走る。ここだけにとらわれるとうまく走らないと思います。その前段階が大切。しつこくやりました。疲労感もあり身体が進みません。マークを置いて最初の6歩の安定をはかりました。更には25m、35mにもマーク。35mマークの所で無理やりストライドを広げようとしているのがあったので「やめよう」と投げかけ。本来やりたい動きではなくなっているので。25歩練習に切り替えました。本人にもやめさせた理由を説明して。今後の合宿などで24歩の練習をしていこうという話にしました。疲労感がある中ではできないという判断です。

うちの選手は「とりあえず跳んで」という段階。この日が「はじめてのヨンパ」でした。1台目までの距離も1-2台目までのインターバルもはじめて。そんな選手にストライドが云々と話しても走れません。まずは跳んでみる。そこが最優先。この子もかなり疲労感があると思います。ハードル跳びたいというのが前面に出ています。こちらが抑えながらやらなければいけない。

25歩、24歩のどちらもやってみました。本人的には24歩の方が良いということ。パワータイプな走りなのでこれがどのようになるか。無理やり持っていっているのかどうかの確認をしましたが100mHの1台目に比べると全然楽だと話していました。分かりませんが。そのまま2台目まで走ってみましたがここの区間だけを見ると17歩で問題なく走れます。これが400mHになるとどうなるか。この辺りも考えなければいけないなと思います。疲れが抜けた時にどれだけ余裕を持つか。

休みを挟みながら1時間半程度確認作業をしていきました。かなりの疲労感だったと思います。予定していたことはやり終えました。私もかなり動いていたのでこの日の総歩数は2万歩を越えていました。よく歩いたなという感じです。

まとまりません。ヨンパのことについて色々と書きたいのですが。また気持ちが乗ってきたら書くことにします。多分。
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ハードル練習をする

2021-02-16 | 陸上競技

日曜日。この日は防府の競技場で国体合宿2日目。久々に競技場に来ました。同じ市内ですが場所的に離れているのでほとんど来ません。夏以来でしょうか。学校で練習ができればそれで十分だと考えています。タータンのほうが走りやすかったりするのでしょうが。今はそこまで必要性を感じていません。それはうちの話なのでどうでもいいのですが。

 

前日に引き続きハードル練習をすることに。前日のダメージもありかなり疲労感がある中での練習でした。うちのハードル選手も参加させてもらいました。この子は本当に疲労困憊ではないかなという感じがあります。水曜日からのぶっ続けでの練習。本人が休みたがらないのでこちらが抑えないといけません。体力的にはかなりあるほうだと思いますが、それと疲労度は全くの別問題。見極めなければいけませんし、そのあたりのことを本人に理解させなければいけません。

 

午前中のアップは軽く。ハードルを使って股関節周辺の動きを。あとはハードルの基礎的なことを。細かいドリルというよりは「ハードルを越えるための準備」というレベルでしょうか。タンブリングやハードルもも上げなどをしてから一歩ハードル。これは無難に。ある程度やってから5歩ハードルを実施。これはハードルインターバルを12mにして実施しました。17歩でヨンパを走るための練習です。13m+12mで。13mのアプローチでは少し短いかなという感じを受けています。これは結構専門的というかマニアックな話になるというか。

 

100mHでは1台目まで13mです。これを8歩。100mと400mを比べると間違いなく100mのほうがトップスピードが速いと思います。当然です。しかし、100mHは13mを8歩という制約の中で1台目を迎えます。それによりスピードが上がりきる前にハードルを越えなければいけなくなる。ここは大きな話だと思います。実際、17歩のストライドで走ろうと思えば190cmくらいのストライドになります。自然に走って。ヨンパの1台目に入るスピードのほうが100mHよりも高くなるので17歩で走ることが可能になります。しかし、13mではそこまでスピードが上がらない。その中で12mで5歩になるときつくなります。ここは考え方次第だと思いますが。長い距離を走って17歩の練習をするのはしんどい。45m+35mですから2台目まで越えると80m走ることになります。それを何本も走るというのは難しい。その代替の練習を考えておく必要があると思っています。

 

前置きが長くなりましたが最初は13m+12mで作りましたが選手の状況を見て数メートル伸ばしました。もう少し工夫してアプローチの距離を伸ばしてもいいなと思いました。これは自分自身の中で勉強になります。「理論的数値」では12mが17歩のストライドでの5歩。本当はもう少し広いのですが。しかし、1台目までの入りのスピードを考えるともっと工夫する必要があるなと思いました。これは学校でやっても同じではないなと思います。久々に頭を使いながら400mH のことを考えました。krk君であればここまで考えなくても「できてしまう」というのがあります。そうではないときにどのように組み立てるか。面白いなと思います。

 

何本かその辺りの練習をしてから今度は逆足での5歩。うちの選手はほとんど逆足をやっていません。実際にスピードを上げて逆足を使うのは初めてだと思います。もっというと400mHのための練習をするのはこの日が初めて。対応能力も問われます。逆足の5歩の時は当然ながら「短くする」必要があります。17歩で逆足で走ることは皆無だからです。同じハードルインターバルで練習をすることに意味はありません。ここも「考え方」だと思っています。逆足を使うということは歩数の切り替えになるのです。つまりストライドが狭くなった状態での逆足。そこをどのように考えるか。

 

この日は詰めて実施。本当は「逆足連続」というのは無意味だと思っています。正確にいうと「無意味」ではないのですが、「レース展開」を考えると「無意味」というのが正しい表現でしょうか。実際のレースの中で「逆足の連続」は存在しません。レース展開を大きく失敗した時にはあり得る話かもしれませんが。「逆足を使う」というのは展開の中で「歩数が増えるとき」と「前半を偶数歩で走るとき」だけです。苦手意識がある選手にとっては「1回」で終わらせたい部分。レース前半を偶数歩で走る選手にとっては「苦手」という意識は持てない部分です。使用頻度が高い。練習の基礎としては「ゆっくり逆足で跳ぶ」というのがスタートラインだと思います。しかし、それで練習を続けていてもレースの中では使えません。

 

「実践的な練習」としてある程度のスピードの中で「逆足で跳ぶ」必要があるのです。今回実施した「逆足5歩」の練習は「スピードが高い中での逆足の練習」という位置づけです。レース展開を考えての練習ではありません。まーそんなことは選手には関係ないと思います。こちらが「準備」としてその部分を身に付けさせればいいだけの話です。本当は「理解」してやる必要があると思いますが跳ぶだけで精一杯の選手にこの手のことを話をしてもあまり意味はありません。情報過多となり悪い部分が大きくなります。指導するほうが「意図的にやる」ことが重要。そのためには「ハードルインターバル」をどのように設定するのかも重要だと思います。跳べばいいわけではない。

 

国体候補選手は普段から逆足の練習をしているのだと思います。比較的スムーズ。もともと柔らかいしなやかな走りをするのでこの辺りは得意なのかもしれません。ヨンパのための練習をこれまでもやってきています。うちの選手はこの日がほぼ初めての実戦。上手く跳べません。お構いなしにやる。上手く跳べないというよりは慣れていないだけという感じがあったのでスルーして走らせました。最後のほうはなんとか逆足5歩で走れていました。それなりに順応しているのだと思います。

 

最後に4歩ハードルで。交互に越えていく形にしました。歩数が増えたところの意識です。単純に「交互に跳ぶ」という話ではなくて「なぜやるのか」という話になります。練習しておかなければ対応できない。距離感の調整は今後の話。今は決められた距離(こちらが設定した適切なインターバル)で走る練習です。ヨンパの練習は様々なパターンがあると思います。それは「種目特性」を考慮したうえで行う必要があります。この辺りは工夫だと思っています。

 

男子のヨンパと女子のヨンパでは求める部分が違ってきます。「ハードル上で休む」という表現を使うことがあります。これは女子には当てはまらないのではないかなと思っています。ハードルが低いので。意図的に「遠くから遠く」に跳ぶ必要がなくなります。走りの中にハードルがあるという意識付け。男子はハードル上である程度移動してインターバルの距離を調整します。重要。しかし、女子でも「遠くから遠く」への練習はします。矛盾しているかもしれませんが。思い切って踏み切らなければいけないときも出てきます。1歩増やすというのではなく少しストライドを確保しながら大きく走って遠くから跳ぶことで対応する場面がある。そのためにも意識してやる必要がある。細かい話ですが。

 

ヨンパの話をし始めるとマニアックになりすぎます。何を書いているのかよくわからないという話になるかもしれません。こうやって書いていく中で自分の中で「こういう練習ができる」というのが浮かんできます。これも大きい。

 

長くなるのでいったん切っておきます。また書きます。

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高い負荷をかける

2021-02-15 | 陸上競技
土曜日。この日国体合宿が実施されることに。練習場所の関係で色々と予定が変更されていました。今回は下関の予定が県央部での実施に変更。総務担当の方々の苦労は大変なものだったと思います。

今回はセミナーパークでの練習となりました。ハードルはわがままを言ってうちのグランドで実施させてもらいました。参加者が1人だったこともあり、それならしっかりと走る中でハードル練習をしていこうと。うちの練習自体がこの日は負荷をかける予定にしていました。一緒にやってもらう方がいいなという判断。

練習開始時間を普段よりも遅めに設定。他の学校の選手と一緒にやる場合は調整をする様に心がけています。駅から近いというのはありますが移動時間もあるので。いつもよりも30分遅れでスタート。

練習はいつも通り。バランス系は少なめに設定してそこから上半身下半身。お客さんは初めてやる種目もあるので無理はさせず。普段からそれなりにやっているはずですから大丈夫だとは思いますが。できないならなりに一生懸命取り組んでくれていました。立派。

そこからセラバンド補強とハードル股関節。ハードルドリルの流れで。合宿でやるときは比較的丁寧にハードルドリルをやったりします。しかし、練習の流れの中にハードルを入れている時にはそこはほとんどやりません。ハードルドリルをやるだけで十分対応できると思っています。専門的な指導というのがどのようなものかよく分かりませんが、細かいことをやるだけではなくある程度の流れの中でやっていくことも必要だと考えています。

あとはいつも通りの流れの中で。DM投げ、腰押し、スティック5歩、前半マーク。走りを見ていると面白いなと思います。今回参加してくれた選手はヨンパ向きです。走りが柔らかい。力感なく進んでいきます。うちの選手はどちらかというとパワータイプの走りをする子が多い。練習の流れというよりは完全に「タイプの差」だと思います。以前は柔らかい動きをする選手もいました。今はほぼいない。もう少し力感を抑えて走れるようになると違ってくるのかもしれません。

そこから木曜日に実施した「T走+40↑30→」を。ハードル選手はここで60mH+40↑30→にしました。うちのハードル選手は100mHのために高さも正規のものにして11.5m。練習参加者はヨンパの高さで11.5m。狙いが違ってきます。うちの選手は今シーズンどちらもやらせたいなと思っています。その中で100mHを考えると正規の高さで跳んでおきたい。ハードルインターバルの走りも考えないといけない。ヨンパを専門にするのであれば高さを上げる必要はない。スムーズに走りができればいいので。ある程度この練習を繰り返しました。

走練習へ。ここは1週間か2回実施しているメニューで。ハードル選手も同様に150mHと60mH、120mHと60mHの折り返し走を実施。1セット目は150mH-120mH-120mH-120mH。これに全て折り返しの60mHを入れます。それなりの負荷だと思います。普段なかなかやらない練習だと思うので初めてやる選手はしんどかったかもしれません。必死に取り組んでくれていました。

うちの選手もしっかりと走る。先日から「えらい最後までまでスピードが鈍らないな」と感じながら見ていました。ハードルの折り返しも普通に走れます。本人は他の選手の走りを見て「もっと楽に速く走らないとヨンパはできない」と感じたようですが。私から見ればめちゃくちゃパワータイプなのですが本人的にはそうでもないようです。ここもなかなか面白い。「疲れない」と言っていました。まーこれも今後どうなるかわからないので様子を見ながらになりますが。

2セット目は150mH-120mH-120mH-90m。90mの時はスプリントのみ。3セット目は150mH-120mH-90m-60mで。よく走っていました。負荷的にはかなりのものだったと思います。ヘロヘロになりながらもスピードを維持する。うちはグランドの関係で300mや250mなどは走りません。走れません。それ以外の形でしっかり走る。うちの選手、前の学校でヨンパ指導をしていたときの状態よりも強い気はします。経験的なこともあると思うのでまだまだ未知数ですし、最後まで待つか分かりません。参加してくれた選手のライバルになってくれると良いのですが。

他の選手もいつも通り走っていました。さすがに疲れがあるようでしたが。150mTのラストは疲れている感じがありましたが、T走から普通のスプリントに移行した時にはこの条件下では評価できる走りを繰り返していました。男子も距離を短く設定していますが脱落することなく走り続けることができるようになっています。これは本当に大きい。時間はかかりますが継続していくことで走れるようになる。本人たちも自信が持てるようになるのではないかと思います。

最後に共通補強を3種目行ってからフリー補強の20分。マネージャーが日誌に書いていましたが「フリー補強はそれぞれが考えてやるので良い」とのこと。人によって違ってくると思いますが。それぞれが自分に必要なことをやる。きちんと考えている選手にとっては不足する部分を補うことができるので貴重な時間になると思います。よく取り組んでいたと思います。

この日の練習はかなり良かった。この1週間は評価できる練習になっていたと思います。前向きに笑顔で取り組める。私が何一つ強制することはありません。それでも少しずつ明るい雰囲気で取り組めるようになった。ここ数年では一番まともに練習が積めているのではないかなと思います。毎年毎年何かしらの問題が発生します。今年も少なからずその手のことはあります。しかし、練習に関してはきちんとできている。何人かは練習を欠かすことなくほぼできています。一時期調子を崩していた者も復調の兆しを見せています。これは大きい。

良い練習ができる。そうなると自然と表情も良くなります。こういう姿を見ると意味があるなと思います。今日がだけではなく物事に取り組む姿勢を身につけていく。失敗もありますが自分達の中で処理しながら進んでいける。大きいなと。

午後からは合宿参加者を連れてセミナーパークへ。走るメニューはやらない方が良いだろうと伝えていました。午前中あれだけ動いて午後からまた動くというのはほぼ不可能だと感じていたからです。怪我をさせても仕方ない。翌日にやらないといけないこともあったので。そういう部分も含めてやっていけたらなと。最後に少しだけ補強をしました。

参加してくれたおかげでうちにとっては大きな成果をあげることができました。他の選手がいることで普段よりも練習の質が上がる。感謝しかないですね。

良い練習ができました。
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スタート練習

2021-02-15 | 陸上競技
全く時間が確保できず。なかなか厳しいですね。遊んでいるわけではないのですが。微妙。

金曜日から既に書いていない。どうなんでしょうか。

金曜日。この日は軽めにということにしていました。水曜日、木曜日とかなり走っていました。休みにしても良いのかなというくらいの疲労度だったと思います。それでも翌週からは考査期間に入ります。ある程度しっかりとやっておきたいなと考えていました。

そのためのこの日はスタート練習のみにしました。もちろん補強は実施。バランス系をやってからサーキット。サーキットに関しては基本見守り隊です。見ているだけ。それぞれがきちんと取り組んでくれるかどうかです。この辺りは自分でやるしかないと考えています。私に強制されるものではない。どれだけきちんとやるかは選手次第です。

そこから多分連続倒立をしたのではないかなと。記憶あやふや。暖かいのでそれならなりに動けば走れるのではないかなと勝手に考えていました。DM投げをやってスタート練習。膝の引き出し、タイヤ押し、スタブロからの出を何度か繰り返しました。最初に壁で直線的に足を運ぶ話を。見ていると後ろ足が回る選手もいます。こうなると回転運動になり身体が起きます。やりたくない動き。そこはひたすら意識させる。

この日は私は疲労感満載でした。3年が登校日だったので1.2時間目はそちらの対応。そこから5時間目まで連続授業。体力的にも精神的にもかなり疲労していました。練習も極力椅子に座ってみておきたいという感じでした。ダメージが大きすぎて動けない。

それでも気になる動きがあったりするので結局、側で指導を。細かい部分を「やっておけ」ではできないことが多い。感覚の確認などをしながら一本ずつ調整をしていきました。真面目に。

上手く2.3歩目が出ない選手は別にスティックなどを置いて練習をしていました。こういう部分を見るとすごい成長を感じます。与えられたことだけをやるのではなくきちんと考えてやる。何故そこが上手くいかないのかを自分の中で考えて判断してメニューを加える。普通の選手ばかりですが、そうやって力が付いていく姿をみれるのは嬉しいですね。

実際に走ったりなんだりするのは1時間半で終わり。気持ち的なものですが落としました。とは言っても短い距離を最大スピードで走っていますから休みにはならないと思いますが。

終わった後に男子がグランドにローラをかけていました。グランド整備。こういう部分が自分達で考えて行動に移せるようになったのは成長だと思います。なかなか目に見えてレベルアップするというのは難しい。それでもうこうやって少しずつ変わって来ている。これは大きな意味を持つと思います。

とりあえず記録しておきます。記憶があやふやになっています。こんなことでいいのか。疑問。


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連続で走る

2021-02-11 | 陸上競技
木曜日。この日は祝日。あらかじめ示していましたが走練習中心で行うことにしていました。普段はそこまでまで負荷をかけてから走練習を迎えることはありません。時間の制約もあるので前の日は短い距離をある程度走ってから走練習となります。が、今回は意図的に連続して負荷をかけることにしました。火曜日休んでいますから。月曜日もかなり負荷をかけていますからここはしんどいと思います。

アップはいつも通り。バランス系をやってから上半身下半身。この辺りは選手に任せながら。私は身体を動かしていないのでかなり寒かった。日が当たるのでそれなりの温度ですが。歳を重ねるにつれ寒さに弱くなってきています。練習を見ながら少し歩く。うちの練習では心肺機能に負荷をかけることがほとんどありません。息が切れるというのが少ない。そのためこの上半身下半身は重要です。ひたすら動き続ける。ここも選手の取り組み次第だと思っています。自分達がどのように考えるか。間を歩くと負荷が低くなります。基礎筋力を上げるためにここは継続しなければいけません。

そこからセラバンド補強を少しやってハードル股関節。ぼちぼちですね。時間的に余裕があるので通常通りのドリルを。壁引き出し、チューブ腿上げ、スティックドリル。朝練で各自でやっている部分を全体で。そこからハードルドリルをやってスパイクへ。DM投げを。ここは毎日やっている感じですね。腰の移動を作る。頭の位置を遠くに持ってくるようにしつこく言う。この辺りはマネージャーが常にメモ書きをしています。極めて優秀。選手が練習中に言われたことをメモしてグループで共有しているようです。こういう支えがあるからこそ練習の質が上がっていくのだというのは理解しておかなければいけないと思います。

この辺りで来客があったので対応。ここは省略。練習は自分達で進めていきました。BOXでの膝引き出しから腰押し。スティック5歩。前日は全て腰引きにしましたが自然な動きになりにくいので1本腰引きにしてそこからは自分で。更にチューブ5歩、二次加速スティック、前半マークと進めていきました。多少動きが鈍いなというのはありました。当然だと思います。が、それでもこれまでと比べると動けるようになってきたかなと感じました。これまでなら金曜日に練習した時は土曜日の動きがかなり重くなっていました。この日は見れるレベルで保てる。

前半マークの時に安定させる区間とピッチアップをする区間を意識させるようにしました。どのようにしてピッチアップするか。足だけを動かすのではなく他にも方法があると思います。この辺りの意識をどうするか。膝の引き出しだけで速く引き出せる選手もいるし、動かない選手もいる。ここはそれぞれに合った声かけがあるかなと。見極めながら。

そこから練習パターンを変える。いつもなら走練習の前にT走をしっかりと入れるのですがこの日は少し相談してT走と40↑30→を。追い込み練習の時によくやっていたのですが。T走で加速段階から中間への繋ぎの区間の動きを意識する。その後負荷をなくしてマークを使って走る。T走の往復の形でやっていましたがこの日は1本ずつ。T走を1本走ってから歩いて戻って40↑30→を1本。これを3サイクル2セット。かなり走ります。

T走はマークの横で行うようにしました。実際にマーク走を行なう時に意識する部分をT走でも同じように意識させたかったからです。ハードル選手はT走の代わりにハードル走をしてから40↑30→。前日に普通に40↑30→を繰り返しています。ある程度その時の感覚があります。どのように走るのか。マークを使いながら区間分けをする。うちのように普通の選手はひたすら走るだけでは強くならないと思います。こちらも色々な組み合わせをする事で走りが変わってくると考えています。工夫は必要。

この距離での男子の動きはかなり良かったですね。前日の疲労もあるでしょうがこれまでと比べると良い動きになっていました。女子も本数を重ねるごとに動きがスムーズになっていく。女子に関しては「1本目から良い動きをしてもらいたい」という欲もあります。実際のレースのことも考えて。この辺りからはかなり動きが良くなってきていました。

少し休んで。走練習を。メニュー的には水曜日メニューです。150mTからのシリーズです。ここまで来ると男子のスピード持続が落ちてきます。距離的なものもあるかもしれません。負荷的に持たないのかもしれないなとも。気持ちの部分もあると思います。女子はここでもしっかりできる。そのため男子は少し距離を短くしています。それぞれの状況にあったメニューにしなければいけない。

女子の150mTに関してはかなりきついと思います。筋力的な方もあると思います。軽いタイヤを利用しているとはいえやはり持たない。ここが持つようになれば本当に面白い。これまでは100m持たない感じがありましたが良い動きができる距離が少しずつ伸びてきました。面白い。前半からしっかりと走れる。基礎的な力が上がってきたかなと感じています。前向き。

ハードル選手。一応ヨンパも視野に入れています。ショートハードルでもかなりのところまで行きそうな感じはあります。が、身長もあるのでヨンパも挑戦しようかなと。150mHや120mHを走練習の時には繰り返してきました。かなり走れるようになってきたのでこの日からはプラスαで。150mHや120mHが終わってから60mでの折り返し。うちにはフレキハードルが15台しかないので150mHで12台使うと足りなくなります。私は走り終わってからセッティングし直す係。

150mHのハードルインターバルは11mで行っています。流石に折り返しの時は少し詰めて10.5m。この辺りは問題なく走ります。いや、強い。元々有酸素系の力があるのかもしれません。昨年はその辺りも踏まえて400mにチャレンジしましたが撃沈。一度もロングスプリントの練習をしていなかったのも影響していると思いますが。このグランドでヨンパの選手が育ったら面白いなと思います。本人がハードルを跳ぶことがすごく好きなので。すごいと思うのがキツそうな素振りを一切見せません。強くなるだろうなと思いながら様子を見ています。見守り隊(笑)

全体的に最後までよく我慢して走りました。足の疲労はかなりなもの。それでも走り切りました。ここ最近は途中で脱落する選手は皆無。テンポ走のようは走りは一切ないので負荷的には高いと思います。バランスを取りながらですが良く走るようになってきました。距離や量を重視するつもりはありませんが、昨シーズンの練習と比べると何倍もできています。選手の気持ちの部分も大きく影響しているかなと。

最後に20分間フリー補強。私は走練習の合間や補強の時にグランド整備。本当は選手がやる方が良いのですが。時間的なこともあるので。また、走っていて足を捻るのも避けたい。そう考えると待ち時間にやっておく方がいい。走練習のセット間は選手は補強をしています。唯一暇なのが私なので。

かなりやりました。よく飽きずにできるようになりました。成長があります。選手にも話しましたが「継続」が大切です。良い練習が一日できたというだけではダメ。これが明日も明後日もできなければいけない。この積み重ねが大切です。そのためには身体のケアも重要。やるべきことをしっかりと続けていかなければいけないと思います。

良い練習だったと思います。こういう日が増えてきたのは確かです。少しずつですが表情にも変化はあります。これがグランドでもそれ以外でもできるかどうか。大切ですね。
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ただひたすらショートスプリント

2021-02-11 | 陸上競技

火曜日は練習は休み。各自で体を動かしておくようにということに。これは自分でやるかどうかの話です。私がメニューを決めて実施するわけではないので。この辺りは選手がどう考えるかによって違ってくると思います。

 

水曜日。通常であれば走練習を中心に組むことにしています。しかし、日程的にそれができそうにない。そのためメニューを変更、水曜日にショートスプリントを行って木曜日の祝日にしっかりと走練習をしようということにしました。疲労度が心配ではありますが。

 

バランス系から始めてサーキット。選手は体を動かすので暖かいですが私は見ているだけなので寒い。歩きながら遠目に見るという感じにしていました。補強に関してはかなりやってきています。それなりに筋力が上がってきているのではないかと感じています。自分自身がやるしかない部分。それを自覚してどうやって練習をするのか。細かい部分にまで気を配るのか。ここは重要だと思います。

 

時間的な問題もありドリル系は基本省略。ハードルドリルのみとしました。時間がかからないようにしたい。その分、ショートスプリントに時間をかけたいなと思っていました。通常通り、DM投げをやってから加速段階T走を。これも月曜日に少しやったのもあり重心移動を生み出す感覚を作りたいなと思っていました。腰だけではなく同時に頭も遠くに運ぶイメージ。大きく動く感覚は欲しいなと。バウンディングとT走に重りを加えての練習。この後は軽くするのでよく動くようになります。

 

腰押し、スティック5歩。二次加速スティック。この日は最初から体が動いている感じがありました。悪くないなと。前半マークまでやってそこからメインでショートスプリント。40m↑ー30m→でを3本2セット。これはかなりしんどいと思います。加速段階から中間へのつなぎと中間でのピッチの維持を求めます。前段階で加速段階を作っているのでそれを中間に生かしていく感覚です。トップスピードで行わなければ意味がなくなるので負荷的にはかなりのものだと思います。

 

走っていくか中で「感覚の変化」を求めるようにしました。特に中間でどのように動くのか。ここは重要。走る中で「足運び」をどのようにするか。1本ずつ工夫しながらやっていく。そのあたりのことは何度も何度も指摘しました。接地ポジションも含めて。「膝を上げる」という言葉一つをとってもどの方向にするのかです。「上げる」という言葉が独り歩きするとやりたい動きではなくなっていきます。斜め上方向に。さらに遠くにという感じです。中間で「前へ前へ」という言葉かけをすると「移動する前に落ちてしまう」感じになります。これは面白くない。空中で移動するための言葉かけを探っています。それぞれ感覚が違うので調整しながら。

 

少しだけ休憩して60mバトンを4本。これも全力です。よく我慢して走っていました。最後までスピードを維持できます。前も書きましたが女子は1年生がかなり走れるようになっています。それに引っ張られるように2年生が走るという感じでしょうか。60mまでしっかりと競争できると最大スピードが上がる感覚があります。バトンがほぼ渡りませんでした(笑)。しかし、距離が詰まったりしてのこと。明らかに離れて渡らないという感じは数本。故障明けの選手が付いていけないという感じがありますが、それ以外はまずまずの走りをしています。見ていて楽しいですね。

 

この日は男子の動きがかなり良い。こういう練習を続けてくれると全く違う結果になると思います。最後までスピードが維持できるようになっている。少し前までは短い距離でもかなりピッチが落ちていました。今は何とか維持。少しずつ出るか確実に力が付いている感じがあります。

 

最期にシャフト補強。これスムーズになってきました。女子は1人1本のシャフトでやるようになりました。これにより回転が早くなる。休む時間が減りますがそれでも動き続けます。随分基礎筋力も上がってきた感じがあります。予定よりも少し早く終わりました。十分。

 

これだけショートスプリントを繰り返すと疲れてしまいます。それでもこうやって練習を積み重ねることができるようになってきたのは本当に成長だと思います。こういう部分をどこまで引き出せるか。選手の意欲にも比例します。

 

良い感じの練習ができました。こういう練習が毎日継続できると良いのですが。「良くない」と感じる練習は減ってきました。継続です。

 

ひとまず記録しておきます。記録。

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変化

2021-02-10 | 陸上競技

感じたことを。

 

前の記事の続きというか補足というか。

 

20分フリー補強をしました。こちらからは種目の指示は出しません。時間を有効に使うのは自分自身です。のんびりやる選手もいれば普段やらないことをやっている選手も。

 

この時に「スイング歩行」をしている選手がいました。何を思ったのかわかりませんが。比較的軽い重りでやっていたので全く問題なくできます。手だけで回すのではなく体幹を使って保つためのスイング歩行です。ランジの姿勢を保ちながらやります。かなり前に補強の中に入れていました。気が付けばなくなっていたのですが。

 

この動きを見ていて前任校のkanaのことを思い出しました。とにかくこの手の動きが強かった。たぶん4㎏のスイングハンマーを使っていたと思います。ひょっとしたら5㎏かも。それでも体幹がぶれずに前に進みます。膝と腰の移動のタイミングがずれるとスイングの勢いに負けてまっすぐ進みません。そのことを思い出したので当時の動画を選手に見せました。「この動画がほしい」とのこと。よくわかりませんが(笑)

 

実際に見比べてみると本当に強い。股関節が広がって膝が出るタイミングで腰が進みます。タイミングがずれないのでしっかりと前に進みます。これは重要だなと感じました。腰の移動が苦手な選手。この動きをすることで改善できるのではないか。そう感じました。もちろん、そこに至るまでにいろいろなことができなければいけません。それでも体幹の強さはそれなりになってきているので「進む感覚」や「動きのタイミング」を身に付けるためには必要かもしれないなと感じました。

 

こうやって選手が自主的にやることで見えてくることがあります。私自身が視野が狭くなっている部分を選手が工夫して練習をすることで「これはいいな」と感じることが出てきます。もちろん、きちんと「動きにつなげていく」という感覚をもって取り組めなければそういう発想は出てきません。何を思ってスイング歩行をやろうと思ったのかは聞きませんでした。が、重要。

 

そのタイミングで「懸垂逆上がりができるようになった」「バック懸垂が連続でできるようになった」と報告が。私はそこは見に行っていないのでどうなのかわかりませんが。基礎筋力のアップがこういう部分に表れているのだと思います。走れるようになってきている理由の一つにこの辺りもあるのかもしれません。

 

練習終了時に「火曜日は自分で補強をすること」という話をしました。正直、私が見ていない場所でのことです。「やらない」者も出てくると思います。しかし、これはもう強制する話ではない。「やったほうがいい」という話はしますがそれをやるかどうかは本人次第。いちいち連絡をして「やったのか?」と確認するのは違うと思います。やりくないならやらなければいい。それは前から書いています。結局、それは競技に出る。が、競技で結果を残したいと思わない選手にどれだけのことを話しても効果はないと思います。ここは様子を見るしかないのかなと。

 

するとある選手が「セラバンドを持って帰っていいか」と質問に来ました。家で補強するのに必要だと。これくらいなら持って帰ることは一向にかまいません。持って帰ってやるかどうかはそれぞれの目標意識に合わせてだと思います。

が、さらに「MDを持って帰りたい」という者も。いやいや(笑)。それに加えて「DMを持って帰っていいか」という者も。たった1日のことです。自重でできる補強でいいと思いますが。それでも「やりたい」と望んでいる部分に対して否定する必要はないかと思います。「安全に持って帰れるなら構わない」と伝えました。スイングハンマーも方に背負って持って帰るというのでそれは止めました。危ない。

 

こういう部分を見ていると本当に「変化」を感じます。こういう選手は競技面だけではなく生活面でも大きく変わっています。そうなると勝手に強くなる。走れるようになってきたなと思う選手は実はこういう部分の変化があるのです。相関関係は高い。逆に「グランドだけ」という選手になると一時的に何かが変わってもまた元に戻ります。変化ではない。ここの差は正直大きいなと感じます。

 

たかが「補強」と思うかもしれません。しかし、補強の取り組みは競技の取り組みと間違いなくつながっています。工夫して補強しようとしたり継続してやったりする。見えないところでもしっかりと補強をする選手というのはやはり強くなります。不足分を補うからです。

 

「自分は頑張っている」と言葉にしてあぴーする選手は「認めてもらいたい」というだけかもしれません。本当に努力する選手は「足りない」と思って行動するので「自分は頑張っている」とは思わないからです。それが当たり前だから。こういう部分の変化を見ていきたいなと思っています。

 

まとまりませんが。変化を感じる部分はあります。必ず結果につながると思っています。取り組みの姿勢の変化。重要です。

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がっつり練習をする

2021-02-09 | 陸上競技

日曜日に3週連続の検定が終了。この時期は本当に大変だと思います。私自身も試験監督をする必要があるので基本休みにはなりません。仕方ない。その中でも今年はしっかりと練習が積めたほうではないかなと思います。勉強もしっかりとやってもらう必要があります。当然の話です。

 

月曜日。火曜日が県立高校の推薦入試が実施されることになっていました。コロナの関係で72時間以上経過すればウイルスが死滅するという話になっているので月曜日に教室などを使わずに時間を確保するということになっていましした。うちは募集人員の40%が推薦です。今年は倍率が上がっているという現状もあり受験者が多い。それに対応するためにいろいろやります。アルコールなどを使って消毒作業をしました。万が一が起きないようにということですね。

 

その関係で生徒は家庭学習となっていました。そのため練習は午後から。時間がかなり確保できます。火曜日に関しては家庭学習日で学内に入ることができないので「各自で補強」という指示を出すことにしていました。そうであれば時間が確保できるときにしっかりと走っておきたいなと考えていました。

 

バランス系から初めて上半身下半身。これはいつも通り。ドリル系もしっかりとやりました。走練習がメインの時はこういう部分ができません。時間が確保できるときにはドリルから走練習の流れでやりたい。短い距離を中心に行うようにしていました。かなりの本数走ることにしていたのでどれだけ保てるかなという感じはありましたが。

 

DM投げから腰押し。これはいつもの流れ。スティック5歩の時に「腰引き」をしまいした。チューブ5歩をやらない代わりにという感じです。構えた時にしっかりと前足側に力が入っているか。その流れの中で骨盤を後ろから引いておく。「よーい、はい」で手を放して跳びだしていく。久々にやったので最初は崩れていました。慣れてくると進み始める。こういう部分も繰り返しが重要だと思います。バランスを考えながら取り入れていきたいと思いますね。

 

二次加速スティックをやってからトーイング。比較的暖かいのもあってオーバースピードトレーニングを入れました。実際は風が冷たくて思っていた以上に体感気温は低かったような気もしますが。それでも走れるときに走っておきたいなと思っています。そのまま前半マーク。

 

そこからバトン走を。男子は少人数なのである程度固定されています。渡るときと渡らないときに差が出ます。それでもある程度はできるようになってきているかなと思います。走力がない部分をどうやってバトンで補うか。まだまだ粗さはありますが少しずつ精度は上がってきているかなと感じています。

 

女子はこの冬に入って1年生がかなり走れるようになってきました。秋口とは別人といってもいいくらいの走りができるようになっています。力が付いています12月末や1月初めには2年生が全くついていけませんでした。バトン練習にならないくらい離されている。かなりへこんでいましたが。最近少しずつ走れるようになってきていると感じていましたが。この日、バトン走をやると1・2年生ペアでバトンをやっていました。2組あって1組はある程度バトンパスになっていました。まだ距離感が微妙なところもあります。それでも「離れて全く渡らない」というのがなくなっています。同じくらいのスピードになりつつある。もう1ペアは故障明けなので様子を見ながら。ついていくだけで精一杯。本数を重ねるごとに離されてしまいます。仕方ないかなと。走る練習を積んでいくことでしかできないこともあります。まだまだ。

 

ある程度のスピードが出るようになってきたかなと感じながら。もちろんまだまだ今のスピードでは勝負になりません。大化けする選手も出てくると思っています。それでも目指すところはそこだけではない。もっともっとできることがあると思っています。

 

10バトン、25並走が終わってから土曜日に引き続き60mT×3-60m×2を2セット。通常はバトン走をやるときにはT走はなしにしています。時間の関係もあるので。短い距離を最大スピードで走る練習を繰り返しています。疲労も出てくるのでバテてきます。いつもはそこを考えて別々にしているのですがこの日は「しっかりやる」と考えていたのでT走を実施。同様にハードル選手は60mH を。

 

この時だったか土曜日だったかハードル選手がシーズンのことを話していました。何かと思えば練習でハードルを跳ぶときには「一番下の高さ」で跳んでいたのです。それで試合に行くと「いつもより高いな」と感じていたと。周りの人に「高くない?」と聞いていたといっていました。走力アップのことを最優先にしていたので細かいことはやっていません。とはいえ「高さ」が違っているとは思いませんでした(笑)。それでもある程度の結果は出ているので良いのかなと。無責任ですかね。

 

さらにそこから60mバトンを4本。最大スピードでのバトン走です。男子はある程度渡る。手の出し方が悪い者もいるので距離感がよくても渡らないことが多い。同じ指摘を何度もされているというのはよくないなと思います。改善するために何をするかを考えてもらいたい。もったいない。女子は上述のようにどれだけ我慢できるかという感じで考えていました。1年生に対して2年生が置いて行かれないという部分。が、思ったよりも善戦していました。1本は「狭くて渡らない」という場面も。まだまだ足りないのですがそれでも着実に変化している。面白いなと思いますね。

 

通常であればこれで終わるのですが火曜日に走練習をしないのでもう少し走ることに。最後に女子は150mT-120m-90m-60mを1セット。男子は120mT-90m-90m-60mを。さすがにばてていましたが何とか動こうとする部分がありました。実際のレースでこれだけ短い距離を繰り返した後に120mなどを走ることはあり得ません。しかし、今だからこそやっておく必要がある。体力的なものというよりも「きちんと走練習ができている」という自信にもつながります。最後まで動きを保てるかどうかも含めて。よく走っていました。

 

これで終わらずに「股関節周辺の補強」を。プレート補強を2サイクル入れておきました。これもしんどいだろうなと思いながら。カニ歩きとハードルピラミッドも入れて。さらに20分間フリー補強をやって終了。これはかなりだと思います。長い時間やればいいとは思いません。しかし、こういう機会も必要だと思っています。合宿などができない中で単独でもこうやって負荷をかけていく。それによりいろいろなことが変わってくると思います。よくやりました。

 

もう少し書きたいことがあるので。また別に。

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