闇にまぎれて tyojin cine-archives vol.1229、1230、1231
○キャメロン・クロウ監督の「あの頃ペニー・レインと」
つまんないハリウッド映画かと馬鹿にしてみていたら、ぐんぐん面白くなって引きずり込まれてしまった。それにしても十五歳で「ローリングストーン」のライターになったとはキャメロン・クロウも凄いやつだ。ペニー・レイン役のケイト・ハドソンがいいなあ。ラストも見事なり。
○クリント・イーストウッド監督の「ジャージー・ボーイズ」
シェリーは我が国ではたしか伊東ゆかりが歌っていたはずだが、これはその原曲を歌っていたアメリカのポップグループ「」のメンバーとその音楽活動の全貌を描いたイーストウッドの力作。
4人のメンバーの中にはいろんな奴がいるのだが、その善人ぶり、悪人ブリを含めて愛情を注ぎながら見つめている監督の温かいまなざしに感動する。
○ポール・フェイグ監督の「ブライズメイズ」
どうせつまらんハリウッド3流作だろうと思って3倍速で流しみしていたら、これは喜劇の快作であった。
それほどの美人でもないヒロイン(クリステイン・ウイグ)の格好をつけない等身大の生き方や男性とのセックス、親友との付き合いの変容ぶりなどがかなりパンキッシュに描かれていて生理的な快感を誘う。花嫁介添え人制度なんてはじめて聞いたがこんなに大変だとはしらなんだ。
私が好きだったドラマ「ダメージ」に出演していたローズ・バーンがでている。「ダメージ」はシリーズ5まであるそうなので、ぜひNHKで放送してほしいものだ。
モーレツに宣伝しているが私にはさっぱり効かないサントリーのセサミン 蝶人