あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

主婦の友社版「誰もが泣いて喜ぶ愛と感動の冠婚葬祭その他諸々挨拶&スピーチ実例集No.80」

2021-09-08 16:37:13 | Weblog

蝶人狂言綺語&バガテル―そんな私のここだけの話第397回


○バイオリンコンクール入賞祝いの恩師のスピーチ

漆畑キリコさん、このたびの「パガニーニ国際バイオリンコンテスト」第2位入賞おめでとうございます。*1
キリコちゃんを手塩にかけて育て上げられましたお父様、お母様のお喜びもさぞやとお察し申し上げます。*2
今回漆畑さんが受賞された「パガニーニ国際バイオリンコンテスト」は、5年に1回イタリアで開催されるのですが、世界中でもっとも評価が高く、権威ある世界最高のバイオリンコンテストとされています。*3
キリコちゃんはとってもおとなしい女の子で、「私はまだ8歳だからとてもこんなコンテストなんか無理です」とおっしゃっていたのですが、私は「あなたの実力は先生だけが知っている。その先生が太鼓判を押しているのだから絶対だいじょうぶ」と何度も励ましました。その結果、1位なしの2位という素晴らしい賞を頂戴することができまして本当に良かったと思います。*4
キリコちゃん、どうか今回の成果におごることなく自分の力を信じて精進してください。そうすれば世界の桧舞台はあなたのものです。

○アドバイス

*1娘に一流の音楽教育を身に付けさせるためには両親の物質的・精神的支援が欠かせない。
*2あまり音楽に詳しくない一般客のために、コンテストにかんする説明を行っている。
*3当事者である恩師ならではのエピソードが披露された。
*4愛弟子に対する激励である。
  朝晩にぬらりタヌキが顔を出しもっともらしく総裁選を語る 蝶人
コメント
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