佐野洋子作・絵「わたしクリスマスツリー」を読んで
照る日曇る日 第2145回
Xmasだから人間たちの手に渡ってクリスマスツリーとして部屋に飾られたいと熱望するモミの木の物語だが、そんな気持ちになるもんだろうか?
あれはしばらくは華やかにデコレーションされた後、直ちに処分されて一生を終えてしまうのだが、モミの木よ、そんなことも分からないのか?
幸か不幸か今年のXmasには採用されなかったモミの木はなんとかかんとか元の野原まで引き返し、森の仲間たちからクリスマスツリーとして賞美されるのだが、よっぽどそっちのほうが良かったんじゃなかろうかね。
ブルガリアヨーグルトの容れ物はプラかカミかと判断できぬ 蝶人