Nocturnal Koreans / Wire (2016)
2016年に発売されたワイヤー(Wire)の15枚目のオリジナル・アルバム。若いギタリスト(Matthew Simms)が参加してからコンスタントにアルバムをリリースし続けるワイヤー。こちらは何でも2015年にリリースされたセルフ・タイトルのアルバム「Wire」の為に録音された楽曲が中心なのだとか。8曲収録で30分に満たないミニ・アルバムという位置づけ。「Wire」から漏れてしまったがお蔵入りさせるには惜しいといった感じだろうか。アルバム・タイトルの「夜行性の韓国人」っていうのは何を意味するんだろう?
もちろん楽曲の雰囲気も「Wire」と似ていて、コリン・ニューマン(Colin Newman)のヴォーカルは呟くようにクール。前半の曲は劇的な展開はあまりなく、深く静かに潜航していくといった感じ。これは近年のワイヤーの楽曲の傾向でもあるので特に驚きはない。でも後半はちょっとハードな感じの曲もあって、05なんかの少しアッパーな曲を聴くと”らしさ”満開なので、やっぱりちょっと嬉しくなってしまうのは古いファンの性(さが)か。
ネット・オークションにて購入(¥880)
- Label : Pinkflag
- ASIN : B01C789XKA
- Disc : 1
私はこのバンドがミュートレコードに籍があった時の中古CDを、好奇心から買ったことがあります。
(Eardrum Buzzって曲が入ったやつ)
それなりに面白くよく聴いていましたが、結局深入りするには至りませんでした。
こちらの記事を拝見して、その後どうなったのか興味が湧いてきて、ご紹介のアルバムをYouTubeで聴いてみました。なかなか良かったです。
>Eardrum Buzzって曲が入った
89年の「IBTABA」でしょうか。あのミュート時代のワイヤーもいいんですよねー。
あの時代のミュートには個性的なバンドが集まっていて、今聴いても古さを感じ
させない独特の雰囲気があります。
>守備範囲
この時代のワイヤーを持っているなんてblue-wing-oliveさんもなかなかですよ(笑)。