ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Young Lions / Adrian Belew

2023年09月25日 | パンク・ニューウェーヴ

Young Lions / Adrian Belew (1990)

エイドリアン・ブリュー(Adrian Belew)が1990年に発表した5枚目のソロ・アルバム。当時ブリューはデビッド・ボウイ(David Bowie)の「Sound+Vision Tour」にギタリスト兼音楽監督として参加しており、このアルバムでもボウイが2曲(「Pretty Pink Rose」「Gunman」)ヴォーカルで参加、1曲は共作もしている。当時どのくらい話題になったか記憶にないが、ボウイの目覚ましいキャリアの中ではあまり評価が高くなかった時期。ツアーで来日もしたけれどベスト・ヒット的な内容で、一部からはキャリアの終焉的な捉え方もされていたんじゃなかったかな(でも先述の「Pretty Pink Rose」は演奏したそうだ)。自分自身もこの頃はボウイを全然聴いていなかったしライヴに行こうとも思わなかった。

それはさておき、アルバムは予想よりもストレートなロック・ポップ・アルバムに仕上がっている。随所に彼らしいニュー・ウェーヴっぽさと(90年代だが)、クリムゾン(King Crimson)でも好調だったヴォーカル、それに変態ギターが上手くミックスされているが、でも特にギターに関しては05「I Am What I AM」ぐらいで他はおとなしめ。あくまでバック演奏に徹している感じ。クリムゾンの「Heartbeat」、トラヴェリング・ウィルベリーズ(Traveling Wilburys)のカヴァー「Not Alone Anymore」も収録されている。こうして見ると充分話題性もあるけれど当時の評価はどうだったんだろう。

ネットショップにて購入(¥465)

  • Label ‏ : ‎ Atlantic
  • ASIN ‏ : ‎ B000002IPJ
  • Disc ‏ : ‎ 1

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 宇野酒造場 @福井県大野市 | トップ | 三條 @岐阜県岐阜市 »

コメントを投稿

パンク・ニューウェーヴ」カテゴリの最新記事