ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

うなぎや (2) @愛知県一宮市 

2020年01月01日 | 愛知県(尾張)

あけましておめでとうございます。


 

以前にも訪れた愛知県一宮市の「うなぎや」。実はその後も何度か寄ったのだが「しばらくの間休みます」と貼紙が出ていた。ご高齢の方がやっている店だとこのまま…なんてことが今までに何度もあったので心配していた。この日は電車で尾張一宮駅を降り、あれからどうなったかと歩いて店まで来てみると、無事暖簾が掛かっていたのでそのまま入ることに。入口すぐのテーブル席に座らせてもらう。せっかく電車だし、ここの酒肴で酒を呑むのが念願だったので、「酒」と「うなぎキモ焼き」「鯉のアライ(一人前)」をお願いした。給仕のおばちゃんが調理場に「アライ出来る?」と確認していたが、OKとのこと。消費税の増税に伴って「うなぎ丼」だけ値段が少し上がったようだ(それでもまだ破格に安いが)。焼きは女将がやるようで、串に肝を刺して焼いているのが見える。

しばらくして酒と「うなぎキモ焼き」と「鯉のアライ」が揃った。徳利に入った酒が持てないくらい”チンチン”(苦笑)。肝は7切れ程入っている。大きさはまちまちだけれど、総じて大きめでしっかりと苦味があり、旨い。濃いたれを酒で洗い流す(アチッ)。洗いは10切れ以上も切ってあった。こちらは酢味噌(もちろん赤味噌)と練りわさびでいただく。少し小骨が当たるがコリコリとした食感で、これも旨い。酒の追加は「ぬるめで。」と強調してお願いした。おばちゃんは「さっき熱かった?ごめんね。」と(笑)。さあ、そして「うなぎ丼」を注文。こちら並とか上ではなく「1000円」「1500円」「2000円」と分かれている。注文したのは「2000円」のもの。こちらも焼き入れは女将さんが担当。「これだけ食べてもらったらうちのメニュー全部やわ。」とおばちゃん。そして蓋付きの丼ぶりで「うなぎ丼」が運ばれた。ちゃんと肝吸いと守口漬が付いているのも変わらず。蓋を開けると照りの強いたれをくぐった鰻は5切れ。前よりも少し甘めに感じるが、先にいろいろつまんだからかもしれない。旨いなァ。ご飯の中からも鰻が出てきた。相変わらずたれの量は多く、下に溜まってしまう程。これは先に言っておけばよかったかな。でも、満足。(勘定は¥3,800)

以前の記事はこちら

 

うなぎや

愛知県一宮市本町4-8-17

※令和4年9月末を以って閉店されましたが、令和5年2月に別資本で再開されたとのことです

 

( 一宮 いちのみや うなぎや うなぎ屋 鰻屋 鰻丼 うな丼 鯉の洗い 地焼き 肝焼き きも焼き 閉店 廃業 再開 さかい J・ART)


コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« とん八 (2) @名古屋市東... | トップ | Original Album Classics / J... »

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ゲンゴロウ)
2020-01-01 15:13:20
ハリーさん 
あけましておめでとうございます。
元旦からソソラレル食レポで妄想が広がっています。

>これだけ食べてもらったらうちのメニュー全部やわ。

素敵なうれしいお言葉を頂戴しましたね。
僕も熱燗2本飲んで全メニューを味わってみたくなりました。
ハリーさんは、今年も健康で精力的に食べて飲んで歩かれるのでしょう。微力ながら追っかけさせていただきます。
返信する
Unknown (ハリー)
2020-01-01 22:35:46
ゲンゴロウさん、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

>今年も健康で精力的に食べて飲んで

今年も何とか自分の興味のある店や土地には行ってみたいと思っているのですが、遠い
土地への遠征時以外は無理の効かない年齢になってきました(涙)。でも行けるだけ
行って感じてみたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
返信する
Unknown (南田神田)
2023-03-07 21:27:27
こんばんは。お世話になっております。
本日ランチで行ってきました。
2月16日に再開したとのこと。
危惧していたとおりの料金展開とメニュー内容です。
洗いが無くなってきっと常連客各位は落胆かと。
返信する
Unknown (ハリー)
2023-03-07 21:57:15
南田神田さん、こんにちは。

ツイッター拝見いたしました。

うーん、J・ARTですか…。あの店の後継としては意外ですね。どうしてあそこを
事業継承しようと思ったのかな、場所的にも規模的にも。そこまでネームバリューが
あった訳でもないし。あの値段まで引き継ぐなら話題性はあったかもしれませんが。

にしてもおぢさんの「名古屋の超有名店」こき下ろしはいけませんねー。半可通の人
がやりがちですが、そういうおぢさんの食履歴なんて大抵たかが知れていますし。
気分悪いんですよね。聞こえてしまう立場からすると。

いやぁ、復活してめでたいことかと思いきや、これは同じ屋号と同じ場所を使った
全く別の店と考えた方がいいのかもしれません。貴重な情報(人身御供?・笑)を
ありがとうございました。私も伺った時には先入観無しで頂きたいと思います。
返信する
Unknown (南田神田)
2024-07-01 15:19:33
ハリーさんこんにちは。お世話になっています。

6月29日で廃業した「びっくり麺亭」では、ついに鰻丼を食べることが出来なかったので、
久しぶりにウナさんでも…とGマップの「鰻」で検索したら「閉業」マーク?! 
居抜き&店名そのままで再開して1年半。
やはり中途半端な価格ではやっていけなかったのかなぁ。
で、岐阜卸売市場外側の「ひゃくわ亭」でも行くかと再度調べたら 驚愕しました!!
「うなぎや」の場所に「ひゃくわ亭」が持ち帰り店舗を1週間ほど前にオープンしてます。
「旧・うなぎや」は「今清」から鰻を仕入れてたみたいなので、その縁でしょうか。
偵察してみようかな。
返信する
Unknown (ハリー)
2024-07-01 16:21:30
南田神田さん、こんにちは。

>「閉業」マーク

あらら、そうですか。ま、名前だけ継いで前とは全然違う店でしたし、そもそも知る人ぞ知るみたいな
店だった訳ですから、あの立地であの値段では(私は食べていませんが)難しかったでしょうね。せめて
同じ値段だったら別だったでしょうが。資本が入って作り込むとどうして途端に魅力が薄れてしまうん
ですかねー。なぜ改装してまであの店の後に入ろうと思ったのか今でも不思議です。

>「ひゃくわ亭」

持ち帰り店ですか。なるほど、新しい展開ですね。みんな鰻好きだなァ(笑)。
返信する

コメントを投稿

愛知県(尾張)」カテゴリの最新記事